ライン・ヴァイスリッター

登録日:2014/06/21(土) 14:36:09
更新日:2023/01/01 Sun 20:54:22
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ライン・ヴァイスリッターとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するロボット
初出はスーパーロボット大戦COMPACT2。

スペック

分類:変異型パーソナルトルーパー
形式番号:PTX-007-03UN
全高:21.9m
重量:65.5t
動力:解析不能(一種の永久機関と思われる)
所属:アインスト⇒地球連邦軍ATXチーム
武装:スプリットミサイル、3連ビームキャノン、ハウリング・ランチャー


概要

アインストの力で強化されたヴァイスリッター
「ライン」はドイツ語で『純粋』を意味し、機体名である「ライン・ヴァイスリッター」を和訳すると『純白の騎士』または『純粋なる白騎士』という意味になる。

エクセレン・ブロウニング専用のパーソナルトルーパーであり、彼女以外の人間が乗ることはできない。
ヴァイスリッターより禍々しく変化しており、背中に付いている4基のテスラ・ドライブ・スラスターが蝙蝠の羽のようになって残像を残すほどの機動力を獲得。
機体の装甲やフレームも強化・変質してアインストグリートを思わせる緑の触手を束ねた形になり、至るところにミルトカイル石と思しき赤い水晶体が埋め込まれている。また、自己修復機能も追加されているほか、動力源であるプラズマ・ジェネレーターも永久機関に変質している。

主力武装であるオクスタン・ランチャーも強化されて「ハウリング・ランチャー」に変化しており、Xモードの使用時に銃口を3門にすることで威力をさらに高めている。
さらに上記の通り機動力が大幅に強化されており、高機動戦闘で残像を残すという芸当を見せているものの、搭載されているGキャンセラーも強化されたのか加速度によるGの描写は今のところない。

アインストに支配されたエクセレンがこの機体に乗ってキョウスケ・ナンブの前に立ちはだかるが、アルトアイゼン・リーゼのリボルビング・バンカーで額の洗脳装置を壊されたため、アインストの支配から逃れたエクセレンとともにATXチームの戦力として復帰した。
その後は機体の分析作業が行われていたが、完全に解析することはできなかったため、現在でも謎に包まれた部分が多く存在している。

変質そのものはアインストによるものだが、これはアインスト特有の自己再生機能が付与された以外は元々あった機能が強化されただけで、アインストが融合したわけではない*1

アインストが消滅してもそのままの状態でエンディングをむかえる作品がほとんどだが、唯一GBA版「スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2」のみ、ノイ・レジセイア(ルートによってはシュテルン・レジセイア)の消滅によってヴァイスリッターに戻る場面が存在しており、続編であるOVA「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」にヴァイスリッターが登場している。ただし、OGシリーズの正史ではラインのままになっている。

昨今のOGシリーズでは新顔がどんどん現れている中、リーゼ共々置いていかれ気味。特に第2次OGでは合体攻撃の相棒であるリーゼ側にフリッケライ・ガイストというライバルが現れ、ストーリー上で存在感を発揮するエクセレンとは逆にどうも影が薄くなりがち。
ロングレンジの射撃機という性能ながら、エクセレンがデフォルトで覚えているのが援護防御というミスマッチぶりも使い勝手の悪さに拍車をかけていた。スタッフもさすがにまずいと思ったのか、第2次OGでは援護攻撃に差し替えられたため、序盤戦で活躍が見込めるようになった。

弾数武器がメインだったヴァイスと異なり、こっちはEN武器が主力なのでエクセレンの養成には頭を使う。OG2ではカスタムボーナスが弾数強化なのでいささかミスマッチだが、第2次OGではENと運動性が1割増えて性能とマッチするようになった。


武装・必殺技

  • スプリットミサイル
背部に装備。これはアインスト化の影響は見られず、元のまま。

  • 3連ビームキャノン
元々あった武装。
左腕のプラズマ・ステーク部分を改造した牽制用の武装。P属性で有射程なので割りと世話になる。

  • ハウリング・ランチャー
オクスタン・ランチャーが変貌したメイン武器。
実弾とビームの使い分けが可能なのは同じだが、元々のランチャーやファルケンのライフルと比べ射程・威力共に跳ね上がっている。
実弾の「B」、ビームの「E」に加えて、最大出力の「X」が存在。元々のWモードは使用できない上、Xモードはビーム属性なので、OG2ではインスペクター四天王、第2次OGではヴォルクルスに泣かされることに。
GBA版OG2では取り出した後やたらグルグルグルグルと振り回すのが特徴。また、Xモード時には明らかに形状や質量を無視した変形が起きているが、エクセレン自身もどんなメカニズムになっているのかは知らないらしい。

  • テイルアーム
ランチャーの柄尻にあるのようなパーツ。R-2パワードのチャクラムをこれで防いだこともある。

  • ネオ・プラズマカッター
ゲシュペンストシリーズの接近戦武装。Mk-Iの装備していたプラズマカッターの正式量産型。

  • ランページ・ゴースト
キョウスケ駆るアルトアイゼン・リーゼとの合体攻撃。プログラムではなく二人の連携によるマニュアルコンビネーションで、登場するたびに演出が違うのが特徴。実は初登場のIMPACTでは使えず、OGシリーズで追加された。

●GBA版→チェーンガンとビームキャノンで牽制→リーゼが突っ込んでホーンでカチ上げたところにEモードで狙撃→バンカー6連でもう一回カチ上げたところに突っ込んでBモードゼロ距離射撃→後ろに回りこんでクレイモアとXモードを同時撃ち
OGS外伝→Eモードで牽制しつつリーゼが突っ込む→ホーンで投げ飛ばしたところにバンカー6連で吹き飛ばし、回り込んできたラインがBモード連射→クレイモアで追撃→ラインがXモードを下に向けて放った中をリーゼが敵機を盾に急上昇
●第2次OG→チェーンガンとEモードで牽制しつつリーゼが突撃→ラインをフェイントにリーゼが背後からバンカーで吹き飛ばす→回り込んできたラインがBモード三連射で空中へ投げ飛ばす→リーゼが背後に回りこんでバンカーで打ち返す→ラインがXモードで跳ね返す→もう一回バンカーで跳ね返す→ビームで跳ね返す→バンカー→ランチャーでホームラン→クレイモアで追撃した後バンカーで捕獲→ラインが突っ込んできてバンカーで打ち上げた相手をXモードで粉砕






追記・修正はアインスト化してからお願いします。

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最終更新:2023年01月01日 20:54

*1 これは、変化を行ったアルフィミィが、自身の境遇に準えてヴァイスリッターを「外殻」と認識していたため。エクセレンをより「純粋なる存在」として引っ張り込んだ際に、変貌した彼女に合わせて再チューンしたということになる