蘭花・フランボワーズ

登録日:2010/02/13 (土) 05:57:31
更新日:2022/03/30 Wed 23:26:44
所要時間:約 10 分で読めます






超・必・殺!一文字流星キィーック!!




年齢:18歳
身長:161cm
趣味:占い、おまじない
好物:激辛な食べ物
声優:田村ゆかり
(以上のデータは初登場時のもの)



●ゲーム版
白き月の聖母を守る為に組織された、女性のみの戦闘部隊ムーンエンジェル隊のメンバー。
名前は漢字だが、会話の際には「ランファ」とカタカナで表記される。
エンジェル隊の中ではフォルテに次ぐスタイルと独特な頭飾りが特徴。この頭飾りは武器にもなる。
当初の階級は少尉。

メンバーの中でもっとも押しが強く、基本的にタカビーで我儘。
しかし内面は超乙女チックで、占いやおまじないに目がない。そして何より「ドラマのような恋愛」を夢見る少女でもある。
だが、恋愛には奥手で経験もないなど、ミルフィーユとはまた別の意味でヒロインらしい。
また、情に脆く仲間思いであり、エンジェル隊のメンバーで問題が発生した時もいち早く反応している。
ミルフィーユとは士官学校時代からの腐れ縁だが、割と疎まれがちだった彼女と友人になったのは蘭花の度量による部分も大きい。

見た目はお嬢様っぽいが実はトランスバールの中でも辺境の貧しい家に生まれ、家はまさしく「貧乏人の子沢山」状態で多くの妹や弟を持つ。
家族を大事に思っており、家族を大事にしない人間は最低だと言い切るほど家族思いである。
「出世して家を支える」のを目標として士官学校に奨学制度で入学。メキメキと実力を発揮していった。
当初はどれだけ努力しても「運」でその先を行ってしまうミルフィーユを疎んじていたが、彼女が「運」に負けないよう努力する人間だと知った後は仲良くなり、卒業時には親友と呼べる間柄になっていた。

平民、しかも貧乏惑星の出身でありながら他の生徒をぶっちぎって次席を取ってしまった為に貴族達に疎まれ、ミルフィーユ共々白き月の護衛艦隊に配属される。
その後紋章機への適性がある事が分かり、GA-002カンフーファイターのパイロットとなった。
尚、最初は高出力タイプのラッキースターに乗ろうと考えていたらしい。

よくミルフィーユの料理を楽しみにしている描写があるが、彼女自身も料理は得意。
しかし「料理は辛くあるべし」という信念の元にスパイスを入れすぎるきらいがあり、結果的に余人が食べる事が出来ない超激辛料理になってしまう。
エルシオールの食堂には、彼女専用に辛さを1000倍にした蘭花スペシャルなる料理が存在する。
もはや人の食べ物じゃないが、味はしっかりして食べることができるようになっており、GA2の食堂でもアニスの要望で蘭花スペシャルがメニューに並んでいる。

エンジェル隊のメンバーだけあって非常にノリが良く、ボケもツッコミもこなし、実質フォルテと共にお笑いパートを背負っていると言っても過言ではない。
運動神経も非常に優れており、暇な時はよくトレーニングルームでトレーニングをしている。

彼女の乗機は先述のGA-002カンフーファイター。
カンフーファイターは最高速度と旋回性能、近距離攻撃に優れるが逆に防御性能に難を持つ。
戦闘の際には同じ紋章機と比較しても倍近い速度を発揮し、斬り込み役になる事が多い。
必殺技は「アンカークロー」。アンカーを飛ばし、一帯の敵機を吹き飛ばす力を持っている。
敵機の撹乱に向いており、救出作戦の際には非常に頼れる存在。蘭花の調子が良ければ斬り込んだ先から敵機を落としていく事もある。
ただやはり耐久性に不安があるので、隊を分散する際はヴァニラをお供につけよう。
蘭花は最初、この機体に「カンフーマスター」と名付けようとしていたとか。

典型的なツンデレで、もうひとりのメインヒロインとも言えるような扱い。
また、そのツンとデレの落差が非常に激しく、変化した際は別人のようになる。




以下、各作品中の活躍。
ネタバレを含むので注意。




  • GALAXY ANGEL
廃太子エオニアの起こしたクーデターにより白き月を追われ、臨時でエルシオールを指揮していたルフト准将からの命でタクトを頼って登場する。
以降はタクトを指揮官に据え、戦闘で活躍する。

最初はパッとしないタクトを認めておらず、むしろ優秀な雰囲気のレスターを狙っていた。
だが、よく当たると言われているマダム・ギャプレーの占いの結果、運命の相手がタクトと同じ条件であったことに憤慨する出来事があった。
その直後に、プローブが侵入した事件をきっかけに、タクトと親しくなっていき、意識をするようになっていった。
後に様々な名シーンを作る一文字流星キックが初登場。偵察用とはいえ、最新鋭兵器であるプロープを一撃で破壊するという荒技を披露した。
また、バスタオル一枚の姿を見せたり、タクトと事故とはいえキスをしてしまったりなど、色々とラブコメ要素が高いイベントが多かったりする。

ダンスパーティーの時には、自分が好きだったドラマ「君の名のシンデレラ」のヒロインが履いていた靴と同じものを履いてきた。
だが、その靴が実は合わない事を知り、それでも尚「買って貰った靴だから」と履き続けるいじらしさを見せる。胸キュンである。
靴擦れのせいで足を痛め、ラストダンスをホールで踊ることはできなかったが、二人っきりでタクトとゆっくり踊っていた。

終盤、蘭花はタクトを相手に、本当にドラマの様な恋を実行しようとするが、タイミングが悪く失敗してしまい、タクトは自分のことが好きではないと誤解してしまう。
だが、蘭花の誤解を解くためにタクトは交換日記の返事を言葉に出すという行動を披露。バカップル誕生の瞬間であった。

「黒き月」との最終決戦において、エルシオールが撃墜したのではないかという悲しみから八面六臂の大活躍。
敵をほとんど撃墜して、泣き崩れる蘭花に、タクトから通信を受けて笑顔を見せる場面もあった。
最後は内装を勝手に変えた自称「愛の巣」であるラブシオールでタクトと共に旅立った。


  • GALAXY ANGEL Moonlit Lovers
前作から半年後、タクトと共にロストテクノロジーの調査をしている状態からスタート。ちなみにレスターによってラブシオールはご破算となった。

相変わらずラブラブっぷりを見せ付けるが、新メンバーであるちとせの事を勝手に誤解して、タクトにいきなり別れを告げる。
当初はタクトも「ドラマの影響」と考えていたが、誤解が解けた後も「自分がタクトに負担をかけているのが許せない」と、胸に秘めていた思いを打ち明けた。
関係破綻の危機に、タクトはあまりのアレさに封印していたペアルックとのぼりを装備し、更に戦闘指揮を一時的に放棄してまで蘭花の前に立ち、
「俺の胸の中は、君への愛で燃え上がっている!そう、ラヴ・ファイヤーだ!」
と告白(しかも衆目の中)を敢行。タクトに「蘭花がマッハのスピードで走っていくなら、俺は光の速さで追い掛ける」と言われ感極まった蘭花は、
「ダーリーーーーーン!」
「ハニィィィィィ!」
とタクトと熱い抱擁を交わす。このシーンは多くのプレイヤーの腹筋を崩壊させた。
ちなみにこの章のタイトルは「愛のビッグバン」。

最終決戦では決戦兵器である7号紋章機に乗り込むパイロットに蘭花が選ばれ、さらに蘭花のテンションが一番上がるサブパイロットを選ばされることになる。
だが、その場で蘭花はサブパイロットはタクトだと即答しており、二人で決戦兵器に乗り込むことを決めている。
最初は意気揚々としていた蘭花だったが、フォルテの一言で段々と死の恐怖に感じてしまい、さらにはミルフィーの一言でタクトの命まで背負っていたことに気付き不安に思ってしまう。
急に恐怖に感じた蘭花だったが、タクトはそんな状況で蘭花とキスをして蘭花を安心させ、勝って二人で必ず生きて帰ろうと約束を交わした。

最終決戦では決戦兵器である7号紋章機にタクトと共に乗り込み、ネフューリアを撃破する事に成功した。
EDではペアルックのふたりの姿が確認できる。


  • GALAXY ANGEL Eternal Lovers
前作から更に半年、ヴァル・ファスクの脅威を知った皇国の命でヴァル・ファスクの調査隊に任命されたエルシオールに乗り込む。

途中で旧文明EDENの民と名乗るルシャーティとヴァインの姉弟を保護するが、「触れ合うのは愛情に自信を持てないからではないか」というヴァインの言葉から迷いを持ち調子を落としてしまう。
更にはヴァインの紋章機の細工によって意識不明の重体となり、回復後は問題なさそうだったが、タクトに触れられると吹っ飛ばしてしまうという異常な状態になってしまう。
蘭花の異常を何とかするために蘭花の改善……ではなく、タクトを鍛えることで蘭花の攻撃に耐えられるようにするという根本的に間違った方法を取ることになる。
タクト曰く、自分が堪え切れれば蘭花の心の負担を軽くするためであり、エンジェル隊の協力のもとタクトは体を鍛え始めるのだった。
結局タクト改造計画は失敗するものの、こうやって触れ合うのも最大級の愛情表現であり蘭花は心配する必要はないとタクトの言葉に、蘭花は触れ合うことが愛を確認するためだと思い直し復調することになる。
そして、EDEN解放戦でも、蘭花は好調のまま活躍をして、ヴァインに触れ合うことに対して言い返している場面もあった。

後にダンスパーティーがあったが、テロに巻き込まれ足場が不安定のところに蘭花が残されることになる。
そのままタクトに飛びつけば助かるのだが、このまま触れてしまうとタクトを吹き飛ばしてしまいタクトの命の危機があると思いとどまる。
それでも、愛の力を信じ決死のダイブ、タクトの胸の中に飛び込んでも異常はなく、無事蘭花の異常は回復したのだった。

最終決戦ではクロノ・クェイク・ボムをカンフーファイターにより別宇宙を創るという手段で回避する事に成功。
タクトと共に帰還した後、彼と結ばれた。


  • GALAXY ANGEL Ⅱ 絶対領域の扉
前作から4年後、もうひとつの宇宙NEUEにある惑星マジークに駐留するEDENからの親善大使を務めている。
占いやおまじないが好きな彼女らしく、魔女であるカルーアに興味を示しており、年下であるにもかかわらず「マジョラムさん」と呼び慕っている。
未だに実力は一線級で、自らを「姐さん」と慕うアニスと撃墜数を競っている。
さらわれたミルフィーユを救う為再び戦場に舞い戻り、紋章機に乗った時も一番ノリノリだった。


  • GALAXY ANGEL Ⅱ 無限回廊の鍵
タクトの奥さんではない場合は、弟の結婚式のために故郷に戻っている。
しかし、タクトの奥さんの場合は、タクトの回想ではレスターにうざがられるレベルのラブラブっぷりを発揮している。レスターの気持ちは痛い程分かる。


  • GALAXY ANGEL Ⅱ 永劫回帰の刻
序盤から参戦してその力を見せ付けるが、ブラックホールを止める為に紋章機を犠牲にする為中盤は出番なし。
ちなみに、他のメンバーが過去の制服を着る際にスタイルの問題で四苦八苦する中、彼女だけは体を鍛え続けているため問題なく着られることを語っている。

終盤にて量産型エルシオール「リプシオール」を専用カラーに染めて参戦。
ウィルを撃破し、宇宙を救った。


●アニメ版
ゲーム版の彼女から羞恥心といじらしさを取り払って、男好きとカンフーを強化したような存在。いい男がいればフォイフォイついていく。
また、怪しげな師匠とカンフーの特訓をするシーンもあった。
原作ではミルフィーユと同期だが、アニメでは先輩。その為呼称が「ミルフィーユ」「ランファさん」になっている。
また、フォルテとは親友のような関係になっており、体を張ったギャグで関わることも多い。
ウォルコット中佐をいじめたり、みんなにワガママを言ったりするトラブルメーカーであるが、たまに面倒見のいい部分を見せることもある。
また、頭飾りがワイヤーになったり、空を飛んだこともある。
ある未来では外見が似てるからという理由でココモと結婚していたことが発覚した。おねショタ…。

服装の露出度が高すぎる為、2期で放送枠が朝にお引越しした際にはフォルテ共々谷間と臍が白塗りに変更されている。


●漫画版
キャラクターデザインのかなんが描く漫画では、タクトやミルフィーユとの三角関係が描かれる。
ある意味、彼女の魅力を最大に発揮した媒体ともいえ、この蘭花が一番可愛いという評価もあるほど。
さすがかなん先生だぜ!


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最終更新:2022年03月30日 23:26