ヴァニラ・H

登録日:2010/02/18 Thu 08:57:47
更新日:2023/03/29 Wed 19:06:47
所要時間:約 11 分で読めます






……問題ありません。




年齢:13歳
身長:132cm
趣味:礼拝、奉仕活動
好物:特になし
声優かないみか
(以上のデータは初登場時のもの)



●ゲーム版

白き月の聖母シャトヤーンを守る為に組織された、女性のみの戦闘部隊ムーンエンジェル隊のメンバーのひとり。
美しく整った顔立ちと、ボリュームのある緑色の髪が特徴。名字はHと書いてアッシュと読む。当初の階級は少尉。
ミントと違って非合法ロリ。アグネス様が見てる。
※GAⅡでは17歳(^p^)

メンバー中最年少だが、非常に落ち着きのある性格。
基本的に無口・無表情で、感情を表に出す事は滅多にない。笑顔ともなれば激レアである。
ちなみに、年下だがミントより胸も身長もある。

トランスバールでも数少ないナノマシン使い。ヘッドギアはナノマシンを操作する為のアンテナである。
ナノマシン使いはその制御の為、自らの感情をコントロールする訓練を積む。一見聖職者にも見えるのは、訓練過程が聖職者のそれに似ているからである。
ケーラによると、ナノマシン使いも様々であり、かつてはマラカスを持って陽気な男性がナノマシン使いだったこともあると話している。
ヴァニラの場合はまだ幼い為、自分の感情を強制的に抑えつけたような状態。無感情に見えるが、本来は精神的に成熟していない少女である。

「白き月」での検査によって紋章機の適性が認められ、GA-005ハーベスターのパイロットを務める。
しかし、自分の過去を話さないため、エンジェル隊のメンバーも彼女の過去は知らない。

日常を修練に費やす為、日頃から奉仕活動に勤しむ。
暇さえあれば、医務室や格納庫、倉庫などあらゆる場所で働いている姿が目撃される。
その自己犠牲的な様は明らかに彼女に負担を強いる物であり、周囲から心配されている。

基本的にお笑い担当ではないが、ややずれた感性によるボケを時々披露する。
しかし彼女の真骨頂はその鋭い一言である。冷たい視線も相まって効果抜群。ああ、罵られたい……

エルシオールでは船医のケーラと仲がよく、基本的に医務室にいる事が多い。ケーラは彼女の数少ない理解者でもあり、ヴァニラも懐いている。
また男性乗員の間では彼女の親衛隊が組織されていて、彼女を泣かせると50を越える隊員を敵に回すことになる。

彼女の乗機は先述のGA-005ハーベスター。
ナノマシン散布装置を搭載しており、GA紋章機で唯一修復機能を持っている。
その分他の紋章機に比べて機能は平均的だが、大型シールドの高い防御力とレーザーファランクスの性能が非常に高い為、十分前線を支える事が可能。
必殺技の「リペアウェーブ」は味方の紋章機を一気に全部修理するため性能も高く、ヴァニラを制する者はGAを制すと言っても過言ではない。
その分、敵に回せばミント同様に恐ろしいが。

最初の頃は自身の感情を抑えているが、成長していく事で様々な表情を見せてくれる。
普段無表情な分、笑顔の破壊力は抜群である。

その外見、性格、中の人から、GA中屈指の人気を誇る。
大きなお友達であれば彼女かミントに心奪われるだろう、多分。



以下、各作品中の活躍。
ネタバレを含むので注意。


  • GALAXY ANGEL

ミルフィーユ達に案内され、タクトがエルシオールに来た所で登場する。
他のメンバーが口々にタクトを評する中、ヴァニラは誰が上官になろうと関係ないと興味を示していなかった。

後に、仕事をしすぎによる過労で倒れるが、みんなに心配されるなどタクトやエンジェル隊の思いを感じ、考えを改めるようになる。
その際、相手を好きになるという感情を初めて理解しており、エンジェル隊を仲間であり友達だと思うようになった。
また、動物好きであることがわかったため、タクトに勧められ、クジラルームの宇宙ウサギを一匹飼うようになり、名前を「ウギウギ」と名付け可愛がるようになる。
そこから、徐々にヴァニラの心境の変化が出てくることになる。
ダンスパーティーでは、自分に自信がないからとダンスを辞退しようとするが、タクトがリードする形でヴァニラとダンスをすることになる。

ヴァニラの過去についても触れられており、ヴァニラの育て親でありナノマシンの師匠であるシスターバレルのことについて明かされる。
シスターバレルの死因は老衰であり、ヴァニラがどう頑張っても救うことができなかったが、当時のヴァニラは老衰による死を認められず「治せないのは自分が未熟なせい」と思い詰めていた。

後に戦いが激化する中、ウギウギが突然体調を崩してしまう。
必死でナノマシン治療を行うが、ウギウギは回復することなく、ヴァニラは無茶をし始めてしまう。
だが、ウギウギの種族は寿命が短い種族であり、ウギウギの体調不良の理由も寿命だったことが判明した。
それでも、ウギウギを必死で治そうとするヴァニラだったが、最後には老衰のためにこの世を去ってしまう。
ナノマシンでも癒せない現実と、生物の寿命に対して学び、ヴァニラは初めて感情を吐露して涙した。プレイしているこちらの目頭が熱くなる思いである。

「黒き月」との最終決戦において、集中砲火を受けたエルシオールを卓越したナノマシン捌きで修復するという活躍を見せた。
EDではロストテクノロジーの調査のために、タクトはヴァニラと共にエルシオールで出発した。
ヴァニラはウギウギの死を乗り越えて、新たに数匹の宇宙ウサギと色々な生物を育てている姿が見せていた。


  • GALAXY ANGEL Moonlit Lovers

前作から半年後、タクトと共にエルシオールでロストテクノロジーの調査からの帰り道から物語が始まる。
ヴァニラはその後もクジラルームにいる動物の世話を積極的に行っており、一匹一匹名前を付けて可愛がっていた。

タクトとは互いに良く理解し合い、兄妹のような関係を築いている。
しかし合流したメンバーにそれを指摘され、それをきっかけに意識し出し様子が一変。タクトと居ると胸がドキドキする自分を病気だと考える。
だが、ケーラはヴァニラの症状を聞いて、ヴァニラがタクトに「恋」したのだとわかり、蘭花なら勉強しているからと勧められ、ヴァニラは蘭花を相談しに行くことになる。
蘭花に相談して、ヴァニラはタクトに様々な行動を起こすが、問題の解決には至らずある行動に出る。


メイド服を着た状態で、宇宙チーズケーキを「あーん」

メイド服を着た状態で、宇宙チーズケーキを「あーん」


大事な事だから二回言いました。

ヴァニラファン…否、GAファンならば泣いて喜ぶシーンである。
もう蘭花グッジョブ…否、ゴッドジョブと言いたくなる瞬間である。
この時食べさせられたのはケーキでなく宇宙トウフだったりするが、そんな事はこのシチュエーションの前ではミジンコばりに些細な事である。

結局ヴァニラは自分が失敗した事に気付き、またも愕然。
しかしタクトに「恋」というものについて教わり、「人を好きになる」ことと「人に恋をする」ことが別の物だとわかり、自身の気持ちに気付き心の整理を付ける。
そして、タクトの妹ではなく「特別」になりたいと告げ、無事恋人となった。
その後も、ケーラに教えられながら編み物をするようになり、タクトのために手編みのセーターを編んでいた。

最終決戦では決戦兵器である7号紋章機に乗り込むパイロットにヴァニラが選ばれ、さらにヴァニラのテンションが一番上がるサブパイロットを選ばされることになる。
同席したタクトは危険すぎると反対したが、ヴァニラは了承して、任務を遂行するためにヴァニラは候補を選ぶことになる。
タクトもサブパイロット候補を探すことになるが、サブパイロットはパイロットでなくてもいいという条件もあり、一番テンションを上げることができるのは自分だと判断。
タクトがサブパイロットになるという提案にヴァニラは最初は拒否したが、タクトにどんな時でも一緒だと説得されて、タクトと共に決戦兵器に乗り込むことを決意する。

そして、ヴァニラとタクトは、共に決戦兵器に乗り、ネフューリアを撃破する事に成功した。
なお、戦闘MAPは回復ができるヴァニラが不在のため、エルシオールの補給が肝となっている。

EDではタクトと共に宇宙動物園にデートをする姿が見せていた。
その時のタクトの格好は、ヴァニラが編んでくれたセーターを着ていた。


  • GALAXY ANGEL Eternal Lovers

前作から更に半年、皇国の命で辺境調査隊に任命されエルシオールに乗り込む。
そして、前作の敵であるヴァル・ファスクの侵略と、崩壊したはずのEDEN文明の人物との邂逅という大きな出来事が発生する。

急にタクトの仕事量が増えたことですれ違いが増え、その控えめな性格や人生経験の乏しさから寂しさを処理できず調子を落としてしまう。
更にはヴァインの紋章機の細工によって意識不明の重体となり、回復後は自身のナノマシンが制御できなくなってしまい、タクトが近づくとナノマシンペットが襲うようになってしまう。
タクトへの別れとエンジェル隊からの除隊を言い出すヴァニラだったが、互いに会いたいという思いを抑えることはできず、タクトの「ヴァニラがオレを傷つけるはずがない。自分の気持ちを信じろ。」という言葉を受け止め再びナノマシンの制御能力を取り戻した。

なお、ヴァインは、ヴァニラがエルシオールに一度降りたところまでは知っていたが、再び戻ってきたことまでは知らなかった。
そのため、戻ってきたヴァニラの存在は想定外であり、彼女の尽力によりEDEN解放することに成功した。

しかし、日常生活では問題なかったものの、やや不安定な状態が続き、ちょっとしたヤキモチから無意識の内にナノマシンを暴走させていた。
このナノマシンの暴走の原因は、ヴァニラは無意識のうちにタクトを守るための力が必要だと考えて暴走していたことが判明する。
タクトはプロポーズという手段でヴァニラを安心させ、完全に復調。このロリコンめ。

最終決戦ではクロノ・クェイク・ボムを、ハーベスターを使い別宇宙を創るという手段で回避。
タクトと共に帰還した後、彼と結ばれた。
EDではウェディングドレス姿の写真とともに、美しく成長した彼女の左手を見ることができる。その薬指には、最愛の人と交わした契りの証が輝いていた・・・。


  • GALAXY ANGEL Ⅱ 絶対領域の扉

前作から四年後、NEUEの惑星ピコでナノマシン技術の普及に従事していた。
ミントと違って成長しており大きなっている。でも美しいから許す。
また、初登場時の不思議系だった雰囲気とは違い、カズヤからは神秘的な人だと思われていた。

ナノナノ・プディングの母親になっており、彼女にはママと慕われている(結婚している場合はタクトをパパと呼ぶ予定だったがタクト本人が止めたらしい…まぁ理由はわかるが)。
また、ナノナノの名前の名付け親にもなっており、ナノナノが「ウギウギ」と同じような名前になっているのもそのためである。
ナノナノが昏睡状態になった時に、仕事をいったん止めてナノナノのためにルクシオールに立ち寄って調査をする。

最終決戦時には、さらわれたミルフィーユを救う為再び戦場に舞い戻る。
また、スコアアタックではミント共々壁として立ちはだかることになる。


  • GALAXY ANGEL Ⅱ 無限回廊の鍵

休暇を取って、師匠であるシスターバレルの墓参りをするために故郷に戻っている。
墓参りするのは、故郷を離れてから初めてのようである。
また、ナノナノルートのみ、過去のナノナノの記憶の中に一瞬だけ登場している。

  • GALAXY ANGEL Ⅱ 永劫回帰の刻

序盤から参戦しその力を見せ付けるが、ブラックホールを止める為に紋章機を犠牲にする。
また、スタイルの変化に騒ぐ周囲のメンバーと違い、成長した関係で同じデザインであるが新調した制服で登場している。ヴァニラさん、流石です。

その後、惑星ピコの衛星フェムトから見つかったデータベースを解読すために、ノアに頼まれて手伝いを行っていた。
その結果、ヴァニラがナノナノを目を覚ました理由が血縁者だったからだとわかり、ナノナノと血縁があったことが判明した。
また、ナノナノルートでは、「クッキー」がカズヤとナノナノの遺伝子情報を吸われて二人の子供になってしまい、事実上のおばあちゃんになってしまったと言っている。

終盤にて量産型エルシオール「リプシオール」を専用カラーに染めて参戦。
ウィルを撃破し、宇宙を救った。


●アニメ版
ゲーム版の彼女から自己犠牲と奉仕行動を取り払って、電波と信仰を強化したような存在。良く分からない神様を信仰している。
アニメ版でも一応怪我の治療する場面もあるが、ほとんど確認することができない。
また、ナノマシンペットのかわりにロストテクノロジーのミサイルCPUを詰めたぬいぐるみ「ノーマッド」を連れている。
そのためか、ヴァニラの発言は極端に少なく、ほとんどはノーマッドのセリフになっている。ただし、声優が同じため他の隊員と同じくらいのセリフ量はある。
ちなみに、彼女のポニーテールドリルになったこともある。
とある回では明らかにヴァニラファンのスタッフが描いたと思しきサービスカットが1カットだけ紛れているので興味のある人は根気良く要チェックしよう。


●漫画版
キャラクターデザインのかなんが描く漫画では、イマイチ影が薄い。
まあ、メインがタクト、ミルフィーユ、蘭花なので仕方ない。

まあ、もっと下の方もいるし……おや、なんだこの手榴だn


●小説版
基本的にはゲーム版準拠だが、ヴァニラが過労で倒れた際のタクトとのやり取りで
喘 ぐ のである


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最終更新:2023年03月29日 19:06