ゴーストリック(遊戯王OCG)

登録日:2014/05/12 Mon 11:36:00
更新日:2023/12/16 Sat 18:42:24
所要時間:約 21 分で読めます





見え隠れする怪奇でおもてなし!





ゴーストリック(Ghostrick)とは遊戯王OCGに登場するカテゴリーの一つ。
闇属性で統一されている。


【概要】

SHADOW SPECTERSで登場した「ゴーストリック」と名のついたカード群。
闇属性で統一されており、レベル1とランク1の悪魔、レベル2とランク2魔法使い、レベル3とランク3のアンデットの三種類で構成されている。
後にランク4の天使族も加わった。


闇属性の悪魔や魔法使いやアンデットとなると


等、おどろおどろしいモノを想像しそうだが、実際は些細なイタズラを楽しむ子供っぽい妖怪達。
基本的にはマドルチェとかの方向性であり、イラストは毒がないかわいらしい連中。

遊戯王マスターデュエルソロモードで明かされた設定によると、人のいなくなった洋館にアルカードが住み着き、その下へ集まって居候し始めた連中との事。ゴーストリック達は人間を驚かして騒いでいるが、静かに寝ていたいアルカードはウンザリしながらも追い出す様な真似はしない模様。
基本はアルカードの洋館にいるが、一部のゴーストリックは博物館に展示物に化けて忍び込み、夜になったら警備員を驚かしているらしい。
また、人間を驚かすために人間のお祭りに紛れ込んだらしいが、どうやらハロウィンだったらしくあまり驚かれなった事もあったそうな。

OCG発のテーマのため原作での使用者はいないが、遊戯王デュエルリンクスゴースト骨塚が言及している。
どうやら「気の弱いオバケというのが自分と似ている」ということでシンパシーを覚えたらしく最近のお気に入りとの事。


【戦術】

ごり押し・パワー押しな昨今のテーマの中では非常に珍しい「サイクルリバース」デッキ。
裏守備と反転召喚の繰り返しでチマチマアドを取るのが基本戦術となる。
大量展開しようにも、メインデッキに入るゴーストリックには

自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついた モンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。

と言う共通の誓約効果があり、今一つ展開が苦手。
ゴーストリックの効果で相手モンスターを裏守備にするなどして時間を稼ぎつつ、
各種フィールド魔法や罠カードを手札に加えて戦線を維持していくのが普通。


また、3種のフィールド魔法には

このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いのフィールド上のモンスターは、
裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、
相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、
相手プレイヤーに直接攻撃できる。

と言う共通効果があり、ゴーストリックの低い打点を直接攻撃によってカバーしていくのだ。

その他、レベル1ゴーストリックは手札誘発効果を持ち、壁をなかなか途切れさせず相手の攻撃を食い止め続けられる。
そのため高火力で殴り抜けることで速攻決着を狙うデッキ相手にも結構粘る事が可能。


総じてカード一枚一枚のパワーは非常に低いが、その分テクニカルなカードが多い玄人向けテーマ。
低い戦闘力を、嫌らしい表示形式変更や攻撃無効でカバーして戦う独特な戦術に魅せられる人は多い。
闇属性らしい拡張性からオリジナリティ溢れる戦術を思い付く人も多く、わりと個性が出やすいテーマである。

「場にモンスターが溜まりやすいことからのリリース要員にする」
「自軍のモンスターが裏でいる為、砂塵の悪霊や吊り天井で一方的に除去を行う」
「ゴーストリック以外にもレベル1モンスターを大量に採用したフルモンスター構築にする」
「可愛く防御力が高いことからマドルチェと組み合わせる」など、色んな派生系が存在している。

弱点はセット封じ、要するにダムルグで下手すると機能が停止する。
スキルドレイン等効果完全無効とかも地味にキツい。除去カードは沢山積んでおこう。
防御に限って言えば、メンタルドレインや特殊召喚封じ等もきびしい面もある。
ただしプレイング次第では虚無空間等は採用可能なのでこの辺は構築次第。

10期に入ってから登場したリンクモンスターは裏側表示にならないため、天敵と言ってもいい。
ただ、いずれにしてもこのテーマの基本である「メタを張って動く」パターンは変わらないので、リンクモンスターに対しては素材の時点で裏守備にしてリンク召喚自体を封じるか、サキュバスの効果で除去することになるだろう。耐性をもつデコード・トーカーヴァレルロード・ドラゴンを出されると流石に厳しいが…。


【ゴーストリックのモンスター】


■悪魔族のゴーストリック


ゴーストリック・スペクター
星1/闇属性/悪魔族/攻 600/守 0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、「ゴーストリック」と名のついたモンスターが、
相手のカードの効果または相手モンスターの攻撃によって破壊され自分の墓地へ送られた時に発動できる。
このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚し、 デッキからカードを1枚ドローする。

オバQっぽい白いシーツみたいなの。よくゴーストリックの魔法・罠に登場する。
効果はゴーストリックの破壊に反応して出てくる戦線維持。
手札を減らさずに壁を補充できるが、他のレベル1が優秀で枠を奪われがち。


ゴーストリック・マリー
星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守1600
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、戦闘またはカードの効果によって自分がダメージを受けた時、 このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
「ゴーストリック・マリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

女の子が写る鏡。ブラッディマリーという幽霊の都市伝説が元ネタ。
ダメージを受けた時ゴーストリックをリクルートする効果を持つ。
展開手段の少ないゴーストリックの起点となるカードであり、非常に有用。
ダークバーストに対応しており手札に回収しやすいのも魅力的。


ゴーストリック・ランタン
星1/闇属性/悪魔族/攻 800/守 0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、相手モンスターの直接攻撃宣言時、 または自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついた
モンスターが攻撃対象に選択された時に発動できる。
その攻撃を無効にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。

ジャック・オ・ランタン。よくスペクター達と一緒にいるランプ持ってるヤツ。
ゴーストリックかプレイヤーへの攻撃を一度だけ防ぐ効果を持つ。
貧弱なゴーストリックを手札から守れるのはありがたい。次のターン、デュラハンになって殴り返しも。
単体で機能するので、下記のフロストと共に帝やシルミルデッキで単独で出張する事もある。


ゴーストリック・フロスト
星1/闇属性/悪魔族/攻 800/守100
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
その相手モンスターを裏側守備表示にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。

「お前確かメガテンかペルソナにいたよな」という感じの雪ダルマ。
直接攻撃時に手札から特殊召喚+月の書効果を使える。
【ゴーストリック】ではフィールド魔法によって直接攻撃を受けやすいので、発動機会は多い。
そうでなくても奇襲性が高いカードなので別デッキにも出張可能である。
ちなみに敵への表示形式変更は対象に取らない。


ゴーストリック・デュラハン
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/闇属性/悪魔族/攻1000/守 0
レベル1モンスター×2
このカードの攻撃力は、自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたカードの数×200ポイントアップする。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、 フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで半分にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
また、このカードが墓地へ送られた場合、 自分の墓地からこのカード以外の 「ゴーストリック」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える事ができる。

どうみてもタナトスです本当にありがとうございました。
効果はゴーストリックの数×200の自己強化+収縮。
実質攻撃力2400以上として扱える、ランク1デッキの貴重なアタッカー。
墓地回収も優秀で、【ゴーストリック】以外でもゴーストリックを出張させるデッキでたまに見る。


■魔法使い族のゴーストリック


ゴーストリックの人形
星2/闇属性/魔法使い族/攻 300/守1200
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードがリバースした時に発動する。
そのターンのエンドフェイズ時に フィールド上に表側表示で存在するモンスターは全て裏側守備表示になる。
その後、この効果で裏側守備表示になったモンスターの数以下のレベルを持つ、
「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚できる。

女の子の人形。「にんぎょう」ではなく「ひとがた」と読む。
リバースすると全モンスター強制セット+ゴーストリックをリクルートする。
かわいらしい見た目に反しゴーストリック最大級の地雷カード。
起動のタイミングがエンドフェイズと遅いが、その時点で場にいなくても効果は適用される。


ゴーストリックの猫娘
星2/闇属性/魔法使い族/攻 400/守 900
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、フィールド上にこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する限り、
レベル4以上のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスターを裏側守備表示にする。

なんか獣族みたいな猫耳和風娘。設定ではしっかり者らしい。
他のゴーストリックがいる限り敵を展開を邪魔する効果がある。
反転召喚を封じるゴーストリック・ナイトと組み合わせれば、レベル4以上のモンスターを封殺できる。
このモンスター自体は貧弱なので、なにかしらの防御手段がほしい。


ゴーストリックの魔女
星2/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 200
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを裏側守備表示にする。

金髪ツンデレ魔女、大好物です。怒ると家主アルカードも頭が上がらないらしい。
効果はまさしく生きる月の書。
ゴーストリックとしては可もなく不可もなくといったところ。種族等でフロストと差別化しよう。


ゴーストリックの雪女
星2/闇属性/魔法使い族/攻1000/守 800
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
このカードを破壊したモンスターは裏側守備表示になり、 表示形式を変更できない。

シュタインのことが好きらしい雪女。可愛い。
戦闘破壊されると相手を裏守備でロックする効果がある。
ゴーストリックは人形の優先度が高く、フィールド魔法でモンスターが攻撃を受けにくいためイマイチ使い勝手が良くない。
どちらかと言うと魔法使い軸のデッキ向けである。


ゴーストリックの妖精
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 900/守1000
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。
(2):このカードがリバースした時、
自分の墓地の「ゴーストリック」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
そのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
その後、自分フィールドにセットされているカードの数まで
相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にできる。

10期に入ってひっそり登場した新顔。
墓地のゴーストリックを除外デメリット付きでセットし、相手のモンスターもセットさせる妨害役。自前の効果でセットカードを用意できるので1体は裏側にできる。なお参照するセットカードの数は魔法・罠も含むことに注意。
ナイトを発動しておけば反転召喚を妨害できるので壁としてはなかなか。


エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/魔法使い族/攻1400/守1200
レベル2モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの攻撃力の合計以下の攻撃力を持つ、
フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する限り、
そのモンスターカードゾーンは使用できない。
また、自分フィールド上にこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合、
相手はこのカードを攻撃対象にできない。

ゴーストリックの痒い所をフォローした結果、何故か別デッキ強化に繋がると言う不思議な事態を巻き起こしたカード。
詳しくは項目参照。
なお10期では「リンク封じ」という新しい役目が出来たため、ゴーストリックでの採用も十分検討できる。


ゴーストリック・フェスティバル
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/魔法使い族/攻 0
【リンクマーカー:下】
リンクモンスター以外の「ゴーストリック」モンスター1体
このカードをリンク召喚する場合、自分フィールドの裏側表示の「ゴーストリック」モンスターもリンク素材にできる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「ゴーストリック」カードが存在する限り、
自分の「ゴーストリック」モンスターは直接攻撃できる。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に、このカードをリリースして発動できる。
デッキから「ゴーストリック」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。

11期になって登場したリンクモンスター。フィールド魔法にしか見えないってのは禁句。
最大の特徴は裏側表示のゴーストリックもリンク素材に出来る効果外テキスト
これにより裏側表示で場に出る事の多いゴーストリックを無理に起こす事なく“表側表示のゴーストリック”を用意出来るため手札のゴーストリックをスムーズに召喚出来る様になる。X素材を使い切ったデュラハンやアルカードを素材にしてサルベージの誘発も出来る。
更にゴーストリックフィールド魔法がある限り味方ゴーストリックへの直接攻撃を付与する効果で、これまでリンクモンスターがいると直接攻撃出来ず機能不全に陥っていたゴーストリック達がリンク登場前の様に動ける様になる。
自身は攻撃力0な上に裏側表示で逃げる事も出来ないが、相手モンスターの攻撃宣言時に自身をリリースしてゴーストリックを裏側表示でリクルートする効果で防御と同時に展開もできる。


■アンデット族のゴーストリック


ゴーストリック・キョンシー
星3/闇属性/アンデット族/攻 400/守1800
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードがリバースした時、 自分フィールド上の
「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数以下のレベルを持つ、
「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。
「ゴーストリック・キョンシー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

キョンシーらしいキョンシーであり、ゴーストリックでは珍しい中華系。
効果はゴーストリックモンスターのサーチ。
シュタインと並び、恒久的なアド取り要員となる必須カードである。
サーチ範囲は場のゴーストリックの数に依存するが、このカード一枚でもレベル1をサーチできる。


ゴーストリック・シュタイン
星3/闇属性/アンデット族/攻1600/守 0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
デッキから「ゴーストリック」と名のついた 魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
「ゴーストリック・シュタイン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

気は優しくて力持ちで何故かモテるフランケンシュタイン。
戦闘ダメージを与えるとゴーストリックの魔法・罠をサーチする。
各種魔法・罠で補助し、効率良く手札にカードを呼び込もう。
エクシーズモンスターを除けばゴーストリック最高打点。


ゴーストリック・ワーウルフ
星3/闇属性/アンデット族/攻1400/守1500
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードがリバースした時、 フィールド上にセットされたカードの数×100ポイントダメージを
相手ライフに与える。 「ゴーストリック・ワーウルフ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

月に一度変身するらしい人狼。セイレーンにメロメロの様だ。
効果はセットカード×100バーン、地味
ロックカードとは相性が良いのでそこまで噛み合わない訳でもないが、採用枠はないに等しい。


ゴーストリック・スケルトン
星3/闇属性/アンデット族/攻1200/守1100
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、 このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードがリバースした時、 自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数まで、
相手のデッキの上からカードを裏側表示で除外する。
「ゴーストリック・スケルトン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

美術館の骨。周囲からは人体標本と間違われてるらしい……まぁ骨だし。
除外によるデッキデス効果を持つ。
ゴーストリックとしては若干微妙だがデッキデスカードとしてはそこそこ。
アンデットデッキデス気味に組む方が良いかも知れない。


ゴーストリック・マミー
星3/闇属性/アンデット族/攻1500/守 0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分は通常召喚に加えて1度だけ「ゴーストリック」と名のついた モンスター1体を召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 自分は闇属性以外のモンスターを特殊召喚できない。

ミイラ。アルカード達と会うのが一番の楽しみらしい。
効果はゴーストリック専用の二重召喚。
展開が苦手なゴーストリックでは能動的にアルカード達を出す手段として使える。
ただし若干腐りやすいので採用枚数はよく考えよう。


ゴーストリック・イエティ
星3/闇属性/アンデット族/攻 300/守2000
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。
(2):このカードがリバースした時、
フィールドの「ゴーストリック」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはこのターン戦闘・効果では破壊されない。

いわゆる雪男。雪女に惚れているが、その思いは届きそうにない…
ゴーストリックに破壊耐性を付与する効果を持つ。
一見有用そうだがセット状態のモンスターは選択できず、選択したモンスターが裏守備表示になると効果が切れる。
しかも効果破壊耐性だけならゴーストリック・アウトの方が優秀という残念っぷり。


ゴーストリック・グール
星3/闇属性/アンデット族/攻1100/守1200
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
(1):自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。
(2):自分メインフェイズ1に1度、自分フィールドの「ゴーストリック」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は次の相手ターンの終了時まで、
フィールドの「ゴーストリック」モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になり、
このターン対象のモンスター以外のモンスターは攻撃できない。

グール。厳密にはゾンビと違うらしい。
効果は場のゴーストリック1体に攻撃力を集約するというもの。
ゴーストリックの攻撃力では、掻き集めたところで大した数値にならないのが悲しい…
それでもシュタインやデュラハンの効果をサポートする分には悪くない。


ゴーストリック・アルカード
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/アンデット族/攻1800/守1600
レベル3モンスター×2 相手はこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたモンスター
及び裏側守備表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
「ゴーストリック・アルカード」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、このカードが墓地へ送られた場合、 自分の墓地からこのカード以外の
「ゴーストリック」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える事ができる。

ドラキュラ。館に住まうゴーストリック達の王……と言うかおとん役。
ゴーストリックの館は本来彼一人のもので、他の連中は知らぬ間に館に集まってきた居候たちなんだそう。
効果はゴーストリックを守る攻撃強制とセット破壊、死んだ時のゴーストリックのサルベージ。
アルカード自体はわりと貧弱ではあるが、二枚でロックが決まったりと使い勝手は良い。
汎用枠として他のデッキでも良く見かける一枚である。


■天使族のゴーストリック

ゴーストリック・セイレーン
効果モンスター
星4/闇属性/天使族/攻 800/守1500
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
(1):このカードが召喚・リバースした場合に発動する。
自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
その中に「ゴーストリック」カードがあった場合、さらに以下の効果から1つを選んで適用できる。
●デッキから「ゴーストリック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
●相手フィールドの効果モンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。

11期になってしれっと登場したメインデッキに入る初の天使族ゴーストリック。
セイレーン。その歌声はワーウルフをメロメロにする様だ。
召喚・リバース時にデッキトップから2枚墓地に送り、その中にゴーストリックがあったらゴーストリック魔法・罠をサーチするか相手の効果モンスター1体を裏守備に出来る。
不安定だがサーチか月の書か状況に応じて選べるのはありがたい。落としたゴーストリックはショットやブレイクでの蘇生や妖精でのセット、デュラハンやアルカードのサルベージを利用して再利用したい。
唯一のレベル4のためエクシーズ召喚に繋げる事は難しいのでフェスティバルの素材にするのが無難。


ゴーストリックの駄天使
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/天使族/攻2000/守2500
レベル4モンスター×2
このカードは「ゴーストリックの駄天使」以外の自分フィールドの
「ゴーストリック」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
また、このカードが持っているX素材の数が10になった時、自分はデュエルに勝利する
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「ゴーストリック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札の「ゴーストリック」カード1枚をこのカードの下に重ねてX素材にする。

ゴーストリックの天使族エクシーズ。
セイクリッド・トレミスM7同様、他のゴーストリックエクシーズの上に重ねてエクシーズ・チェンジできる。
というかゴーストリックにレベル4のモンスターはいないため、【ゴーストリック】では基本的にこちらで出すしかない。

一つ目の効果は、X素材を使用してデッキから「ゴーストリック」魔法・罠カードをサーチ。
後述のカード群をサーチできる。更にエクシーズ素材にしたデュラハンかアルカードをコストにすれば、
同時にゴーストリックのサルベージも行えるため、大きなアドバンテージを得られる。

二つ目の効果は、一ターンに一度、手札のゴーストリックをこのカードのX素材とする効果。
上述の効果と合わせて擬似的にデッキをくるくる回転させることもできる。

そしてなにより重要な効果外テキストがこれ。

「このカードが持っているX素材の数が10になった時、自分はデュエルに勝利する。」

安定性を度外視するならCX 冀望皇バリアンNo.69 紋章神コート・オブ・アームズを使ったコンボがあるが、
はっきり言ってかなり難しい。
狙うのであれば「駄天使の『1ターンに1度』の効果はセット→リバースすればもう一度使えるようになる」点を利用しよう。

…………あれ? なにか満足したがってそうな人がこちらを見てるぞ?

更に時が流れた11期にて強化されたLLにて鳥獣族エクシーズモンスターを既に持ってるX素材ごと別の鳥獣族エクシーズのX素材にする」LL-バード・サンクチュアリが登場。
消費手札が多いため未だに安定性には欠けるが、デュラハンの種族を変更するカードと併用して先攻ワンキルを狙うルートまで開拓された。



【ゴーストリックのサポートカード】


■ゴーストリックの魔法

ゴーストリック・パレード
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、 お互いのフィールド上のモンスターは、
裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、 相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、 相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、相手モンスターの直接攻撃宣言時、 自分のデッキから「ゴーストリック」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手プレイヤーが受ける全てのダメージは0になる。

ゴーストリック達の百鬼夜行。
ダメージ0のデメリットが辛いが、直接攻撃の度にアドバンテージを稼げる。
このカードで場や手札を整え、攻めに転じる際に貼り替えを行うのがベター。
いっそ開き直ってデッキデスや特殊勝利を狙うのもアリ。


ゴーストリック・ミュージアム
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
「ゴーストリック」と名のついたモンスター以外の自分フィールド上のモンスターは攻撃できず、
お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、
相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、 相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、プレイヤーに戦闘ダメージを与えたモンスターは、ダメージステップ終了時に裏側守備表示になる。

マミー達の根城の美術館。
裏守備強制が優秀で制圧力が高いフィールド魔法、事実上ゴーストリックではデメリットは無い。
ハウスとは選択式となるカード。こちらは防御力が低く制圧力が高い。


ゴーストリック・ハウス
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、
相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、 相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのプレイヤーが受ける効果ダメージ及び、「ゴーストリック」と名のついたモンスター以外のモンスターが プレイヤーに与える戦闘ダメージは半分になる。

アルカードの屋敷。
ゴーストリック以外から発生したダメージを半減する。
三種のフィールド魔法の中では一番クセがない。
ゴーストリック登場当初はハウスとシュタインを引けるかどうかと言うゲームだった。


ゴーストリック・ショット
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・墓地から「ゴーストリック」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
その後、自分フィールドの裏側表示の「ゴーストリック」モンスター1体を選んで表側攻撃表示にできる。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「ゴーストリック」Xモンスター1体を対象として発動できる。
自分の墓地から「ゴーストリック」カード1枚を選び、対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。

11期になってしれっと登場した初のゴーストリック通常魔法。
魔女のトリック・ショット。上階かつ後方にいるマミーに見事包帯を届けてご満悦の魔女と感心するアルカード、そして拍手喝采のゴーストリック達。
手札・墓地からゴーストリックを特殊召喚しつつ、裏側表示のゴーストリックが居たら表側攻撃表示に出来る。
セイレーンとは非常に相性が良く、上手くいけばこのカードをサーチしつつ蘇生対象も用意出来る。
更に駄天使と組み合わせる事で、駄天使を2体並べてFNo.0 未来皇ホープを出してFNo.0 未来龍皇ホープを重ねる事も可能。
また、墓地除外でゴーストリックエクシーズに墓地から素材を補給出来る効果もある。


■ゴーストリックの罠

ゴーストリック・アウト
通常罠
手札の「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を相手に見せて発動できる。
このターン、自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたカード 及び裏側守備表示で存在するモンスターはカードの効果の対象にならず、カードの効果では破壊されない。

ゴーストリック専用の防御カード。
全体除去の苦手なゴーストリックに高い耐性を付けられる。
見落としがちだが「ゴーストリックと名のつくカード」なら魔法・罠でも耐性が付く。
フリーチェーンなのも嬉しいところ。
1~2枚は刺して損はない。


ゴーストリック・パニック
通常罠
自分フィールド上に裏側守備表示で存在する モンスターを任意の数だけ選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示にし、その中の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数まで、 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを選んで裏側守備表示にする。

ゴーストリックの必殺技。
展開・攻撃の妨害と、キョンシーをはじめとするリバース効果の発動を同時にこなせる。
シュタインや駄天使で優先的にサーチしたい。
イラストではむしろゴーストリックの方が驚いてるのはご愛敬。


ゴーストリック・ロールシフト
永続罠
1ターンに1度、バトルフェイズ中に以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を選択して
裏側守備表示にし、 相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選んで表側攻撃表示にする。
●自分フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、
それが「ゴーストリック」と名のついたモンスターだった場合、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選んで裏側守備表示にする。

ぐるぐる回る扉に振り回される愛すべきバカ達と、色々拾う猫娘。
表示形式に関する二種類の効果を持つ永続罠。
ゴーストリック的には第二の効果をメインにしたいか。


ゴーストリック・ナイト
永続罠
フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する限り、
相手フィールド上のモンスターは反転召喚できない。
また、このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時に発動する。
このターン相手は攻撃宣言できない。

ロールシフトで迷惑かけてお説教。怯えるスペクターとスケルトン、キレる猫娘と魔女。
ゴーストリックが居る限り反転召喚を封じる。パニックや猫娘と相性抜群。
破壊されても攻撃抑制と無駄がない。ブラフに置いとくのもアリ。


ゴーストリック・ブレイク
通常罠
(1):自分フィールドの「ゴーストリック」モンスター1体が
戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた時、
破壊されたそのモンスターとカード名が異なる、
自分の墓地の「ゴーストリック」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。

専用蘇生カード。
ゴーストリックが破壊された時、墓地のゴーストリック2体を蘇生する。
戦闘・効果破壊の両方に対応するが、必ず2体蘇生させなければならないため序盤は打ちにくく、
「1体が破壊されたとき」なので全体除去のフォローにはならない。
採用枚数はよく吟味しよう。
イラストではシュタインがブレイク(休憩)しつつ、イエティの恋心がブレイク(破壊)されている。


ゴーストリック・リフォーム
通常罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「ゴーストリック」フィールド魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
その後、手札・デッキからフィールド魔法カード1枚を発動できる。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの
「ゴーストリック」Xモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターとカード名が異なる「ゴーストリック」Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。

10期に入ってからシレっと登場した新規カード。
発動時の効果はフィールド魔法の入れ替え、墓地効果はゴーストリック専用のランクシフト・エクシーズ・チェンジ。
カード名縛りがついているので連発は不可能だが、うまく行けば駄天使の特殊勝利も狙える、というか明らかにそのための効果。一応アルカードなどの使用回数を増やすことも出来るほか、相手ターンにもフリーチェーンで撃てるので除去の回避にも役立つ。
名前の通り屋敷の模様替えをしている様だが、戸惑ったりサボったりしている者もいてあまり捗ってはいない様子。


ゴーストリック・オア・トリート
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに、「ゴーストリック」フィールド魔法カードまたは
「ゴーストリック」リンクモンスターが存在する場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
相手は2000LPを払う事ができる。
その場合、このカードの効果は「発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする」となる。
払わなかった場合、このターン、その表側表示モンスターは攻撃できず、
効果は無効化され、エンドフェイズに裏側守備表示になる。

11期になって登場した新規。
ゴーストリックフィールド魔法かゴーストリックリンクモンスターが場にいる時に相手モンスター1体を選び、相手に“2000ライフを払ってこのカードをそのまま再セットさせる”か“ライフを払わずそのモンスターの攻撃と効果を封じた上でエンドフェイズに裏守備にする”かを選ばせる。
ライフの余りがちな序盤では中々思うように妨害出来ないのでゴーストリック達の直接攻撃でライフを減らした終盤に上手く使いたい。
ゴーストリックによるトリック・オア・トリート。勧誘役のサキュバスと駄天使、おそらく用心棒兼悪戯役のワーウルフ。
効果から察するに訪問する度にライフ2000分のお菓子を要求し、その後何度も訪れて最終的には悪戯をして去っていくのだろう。中々えげつない手口である


追記・修正はイタズラしながらおねがいします。

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最終更新:2023年12月16日 18:42