ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ

登録日:2010/05/13(木) 17:05:33
更新日:2024/03/07 Thu 12:32:59
所要時間:約 3 分で読めます




Sola-Ui Nuada-Re Sophia-Ri


Fate/Zero』の登場人物。

声:豊口めぐみ
身長:165cm
体重:52kg
サイズ:B88/W56/H84
血液型:O型
誕生日:8月19日
イメージカラー:菫色
好きなもの:ショッピング
特技:料理へのダメ出し、店員へのクレーム
苦手なもの:整理整頓、炊事洗濯
天敵:久宇舞弥

第四次聖杯戦争でのランサーのマスター、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの婚約者。ランサーへの魔力供給を担当している。
燃え上がるような赤毛と対照的に冷たい印象を与える美女。ケイネスよりやや年下で、少女期を終えたばかり。

父にルフレウス・ヌァザレ・ユリフィス、兄にブラム・ヌァザレ・ソフィアリが居る。
ソフィアリ家はユリフィス家の分家だが、代々養子縁組を通して本家を乗っ取っている。父と子でラストネームが違うのはその為。
ユリフィス家は時計塔の降霊科学部長を歴任しており、降霊科自体の別名もユリフィスである。
名門の宿痾か、彼女が生まれた時、ソフィアリ家は不穏な権力闘争の真っ最中にあり、兄共々暗殺されるのではと懸念されていた。
そこでどちらかが死んでも問題ない様、一子相伝の筈の魔術を基礎だけとはいえ兄妹の両方に教える方針が取られた。
結局は何事もなく二人とも生き残ったため、ブラムが魔術刻印を継承してソフィアリ家の後継者となり、
一方のソラウは、魔術回路と知識は魔術師の助手としては一級品であることを売りに、政略結婚の道具となった。

貴族としての品位と気高さを備える反面、我侭な所もある。
だが、それは「貴人としての商品価値」を高める為にと幼少から刷り込まれた処世術。
本来の彼女は心の底から何かを望んだことも、希望を懐いたこともない。そもそも好悪というものが理解できていない。
後継者になれなかったコンプレックスこそあれ、政略結婚の道具という立場にも何ら不満はなく、
婚約者となったケイネスにも、彼との結婚についても何の感情も抱かず、普通に受け入れていた。

そんな冷めた女性だったのだが、聖杯戦争に参加するべくケイネスが召喚したランサーと出会ったことで、その凍えた心に変化が起こる。

さりげなくZeroキャラ中で一番の巨乳

余談だが、そのキャラ背景やお嬢様キャラなことから奈須きのこのお気に入りらしい。
『Fate/Zero material』の対談での最後のセリフが
「ソ」と「ラ」と「ウ」であることから、その愛がうかがえる。 


作中での活躍
※ネタバレ含む











ソラウは、ランサーの持つ「異性を魅了する呪いの黒子」により、彼に恋をしてしまった。
本来、ソラウほどの魔術への抵抗力があれば、この呪いによる魅了など簡単に無効にできる。
しかし、彼女にとっては生まれて初めて感じた「心の底から沸き上がる激情」だった為、抗うことなく受け入れたのだ。
恋い焦がれる胸の熱さこそが彼女にとって至宝で価値あるものであり、その感情が「正しい」かどうかなど問題ではなかった。

が、このソラウの変化によって、ケイネスとランサーの関係は(元々ケイネスが彼にあまり良い印象を持っていなかったこともあって)悪化の一途をたどる。
彼女の変化に生前のグラーニアと、彼女を巡る主との確執を想起したランサーは、ソラウを主の婚約者として扱い、その想いを受け容れることはなかったが、
彼の内心を他所に、ソラウは生まれて初めて得た感情のままに行動し続け、そしてそれは、ランサーにとって二度目となる最悪の結末を引き寄せることとなった。

ケイネスが五体満足で活動しているうちは、まだ自らの感情をなるべく表に出さないようにしていたが、
彼が衛宮切嗣との戦いで魔術回路と神経をズタズタにされ、全身不随になったことを受け、
ソラウはケイネスが「身体を治すには最早聖杯に頼るしかない」という切羽詰まった状況に置かれたことを理由に、
自分に令呪を移植し、完全にランサーのマスター権を移すように彼に迫る。
ケイネスは彼女がランサーに執着していることを察していることもあって、そうする他ないと思いながらも躊躇うが、
ソラウはそんな彼の、動かすどころか痛覚すらなくなった彼の指を一本折り、抵抗どころか身動きすら取れない彼の置かれた立場を実感させると共に、
「自身の霊媒技術では、ケイネスの同意がなければ右腕を斬り落とさなければならない」と告げて事実上の恫喝を行い、彼から令呪を奪った。

こうして名実ともにランサーのマスターになったと喜ぶソラウだったが、ランサーはあくまでケイネスに忠誠を誓ったとしてマスターの鞍替えを拒否。
なんとしても彼と共にいたいソラウは、ランサーの「あくまで自分はケイネスの妻として、彼に聖杯を渡すために戦うと誓ってほしい」という条件を呑みつつ、
本心では自分との共闘をもってランサーの関心を自らに向けられるように努力すると共に、いざとなれば令呪で「自分を愛せ」と命じようとしていた。

また、令呪が移植された時点で一画使われていたことに不満も覚えており、キャスター及び彼の召喚した大海魔をセイバー・ライダー陣営と協力して討伐したことで、
監督役である言峰神父から、その報酬として令呪の一画が補填され、令呪が完全な形となることを喜んでいたが、
そんな矢先、切嗣が差し向けた久宇舞弥の襲撃を受け、令呪の宿った右手を断ち切られてしまう。
ソラウは、右手を失ったことよりもランサーとの繋がりの証であり、自らを愛してもらうための最終手段である令呪がなくなったことに涙した後、
失血や襲撃のショックで気絶し、彼女に切嗣のケイネスへの人質として身柄を抑えられてしまった。
舞弥がソラウの天敵になるのも宜なるかな。

その後は切嗣の過酷な尋問によってケイネスの潜伏先を吐かされた挙句、気絶した状態で切嗣にケイネスへの人質として利用され、
ついに心が折れたケイネスにより、愛するランサーは自分の命を救うために自害させられたた上、
元々ケイネスたちを生かして帰すつもりがなかった切嗣の差し金で、ケイネスに身柄を渡された直後に彼諸共舞弥に銃撃され、即死した。

結局ランサーに愛されるという望みは果たされないまま、逆に彼を自害させる餌とされた挙句自らも殺されたソラウであるが、
射殺されるまでずっと意識を失ったままで、ランサーの壮絶な死に様を見ることなく、断末魔の苦しみもなく死ねたのはある意味幸福だったかもしれない。
ただしドラマCD版では意識を回復しているため、ランサーの最期を眼前で見届けることになってしまった。こちらでも即死できたのがせめてもの救いか。

なお、彼女の死はもちろん本家のユリフィス家にも伝わったが、父親は娘の死に特に何の感慨も抱かず、
「ケイネスの死は残念だったが、ソラウが死んでくれたことでアーチボルト家に貸しが出来た」程度にしか思われなかった。
そもそも親子の情などがあったとは思えず、ソラウも自分の死を父親等が嘆くとは思っていなかった可能性が高いが、なんとも報われない話である。


アニメの初登場時には、同作で幾度となく使われた「ぐるぐる」を披露した。


同人・アンソロなどの二次創作では恋する乙女だったり鬼嫁だったりと忙しい。
まあケイネスに冷たいのはデフォだけどね!





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最終更新:2024年03月07日 12:32