サイレント・マジシャン(遊戯王OCG)

登録日:2010/11/29 (月) 20:47:21
更新日:2024/04/19 Fri 13:02:29
所要時間:約 4 分で読めます




サイレント・マジシャンとは、NDS用ソフト『遊戯王デュエルモンスターズ ナイトメア トラバドール』の付属カードとして登場したモンスター。

LV4とLV8が存在し、光属性魔法使い族
そして、元祖レベルモンスター*1である。


サイレント・マジシャンLV4

ATK1000/DEF1000
魔法使い族・効果
相手がカードをドローする度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大5つまで)。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
このカードに乗っている魔力カウンターが5つになった次の自分のターンのスタンバイフェイズ時、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、自分の手札またはデッキから「サイレント・マジシャンLV8」1体を特殊召喚する。


サイレント・マジシャンLV8

ATK3500/DEF1000
魔法使い族・効果
このカードは通常召喚できない。「サイレント・マジシャンLV4」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードは相手の魔法カードの効果を受けない。



いつか闇遊戯(以下ATM)と戦う事を想定して遊戯(以下AIBO)が一人で組み上げたデッキに投入されていたカードの一枚。

技名は「サイレント・バーニング」。


初登場はAIBO VS 闇獏良。
原作での効果は、相手がカードを引いた枚数×500攻撃力が上がり、その都度レベルが上昇するという物。
OCGでハンパない弱体化をした《天よりの宝札》とのコンボも出来た。


ちなみに、

OCGでは白と青を基調にしたカラーだが、アニメでは黒と赤であり違和感がある。
まあ可愛いから問題ないよね!



LV4時に相手がドローする度に魔力カウンターが乗り攻撃力がアップ、LV8は相手の魔法カードの効果を受け付けない効果が付く。

この『相手の魔法カードの効果を受けない』は地味に強力で、《ライトニング・ボルテックス》等で破壊されることもなければ《収縮》等で能力を下げられることもなく、《強制転移》等でコントロールを奪取されることもない。
光の護封剣》《平和の使者》等のロックを意に介さずに攻撃することもできる。
悪名高き《甲虫装機 ホーネット》による除去も魔法効果扱いなので受け付けない(的にすること自体はできるのでダンセルによる展開は止められないが)。

また、『効果を受けない』のであって『無効化する』のではないので《天罰》も怖くない。
ただし、《奈落の落とし穴》等の罠にはしっかり引っ掛かるので、予め《王宮のお触れ》を伏せて置くと安全。
サイクロン》対策に《魔法族の里》があるとさらに安心。
効果を受けないのは相手の魔法のみなので自分の魔法で強化することは可能。
《拡散する波動》を使えばモンスター効果すらも封じつつ高攻撃力で全体攻撃できる。

魔力カウンターの数によって攻撃力が上昇し、5つ乗ればLV8にレベルアップできるので、魔力カウンターを軸にしたデッキではフィニッシャーにできるほど活躍する。

また、LV4の次がいきなりLV8なため、《レベルアップ!》等があれば一気に召喚出来る。
その速攻性でレベルカードを軸にしたデッキにも採用できる。その場合、自身の『魔法を受け付けない効果』で《レベルダウン!》を無視でき、LV4に戻されることがないLV8は非常に頼りになる。

LV4は中性的な容姿だが、LV8になるとかなり女性的な容姿になる。ふつくしい・・・



以下ネタバレ










【活躍】

AIBOの長い間の沈黙が放たれると言う意味合いもあって、サイレント・マジシャンとサイレント・ソードマンがデッキの主軸になっていたために活躍は多かった。

●闇獏良戦

獏良のドローフェイズのドローで地道に攻撃力を上げていたが、最後に破壊竜ガンドラの召喚にリリースされた。


●ATM戦

ATMが召喚したブラック・マジシャンの攻撃時にAIBOが発動した《マジシャンズ・サークル》で召喚される。

《天よりの宝札》(原作効果)とのコンボで一気に攻撃力を3500にアップさせ、ATMがマジシャンズ・サークルで召喚したブラック・マジシャン・ガールとブラックマジシャン師弟の、《マジシャンズクロス》の効果による攻撃力3000の連携攻撃を返り討ちにする等の大活躍を果たした。*2

そして遊☆戯☆王における最後の決闘は、このカードのダイレクトアタックにより幕を閉じた。



そして時は流れ2016年6月、デュエリストパック-王の記憶編-でLVモンスターとは違う形で原作再現した
沈黙の魔術師-サイレント・マジシャンとそのサポートカードであるサイレント・バーニングが登場した。

沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン
特殊召喚・効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1000/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は、自分の手札の数×500アップする。
(2):1ターンに1度、魔法カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にする。
(3):フィールドのこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン」以外の「サイレント・マジシャン」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

ピッチリした服と露出した腰が非常にエロいリメイクモンスター。
特殊召喚モンスターだが召喚条件が魔法使い族を1体リリースとかなりゆるい。
コストにするのは場に出しやすいEmトリック・クラウンなどを使おう。

手札の枚数によって攻撃力を上げる効果は手札が3枚もあれば帝ラインは超えるためアタッカーとして十分な値。
(2)の効果は魔法だけでなくペンデュラムカードのセッティングも無効にできるので、相手のデッキによってはかなり厄介なモンスターとなるだろう。

このカードがやられてしまっても(3)の効果でサイレント・マジシャンをよぶことができる。
呼び出すモンスターはLV8一択。魔法耐性を持つ攻撃力3500のモンスターがいきなり出てくるのは相手にとって悪夢でしか無い。
今の環境だとエクストラデッキのモンスターであっさり除去されることが多いだろうけど。


サイレント・バーニング
速攻魔法
(1):自分フィールドに「サイレント・マジシャン」モンスターが存在し、自分の手札が相手より多い場合、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。
お互いは手札が6枚になるようにデッキからドローする。このカードの発動と効果は無効化されない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「サイレント・マジシャン」モンスター1体を手札に加える。

お互いは手札が6枚になるようにドローする原作版天よりの宝札再現した必殺技カード
しかしリメイク版の方は手札が6枚だと攻撃力は4000になるので微妙に再現しきれてない。
発動条件に場にサイレント・マジシャンがいることと相手よりも手札が多いことを必要としているが、
手札誘発や速攻魔法をチェーンすればドローする枚数を増やすことができる。

(2)の効果はサイレント・マジシャンをサーチするもの。
手札コストなどで墓地に送り、新サイレント・マジシャンをサーチしよう。


更に2024年1月発売の『LEGACY OF DESTRUCTION』では記憶編の表遊戯をイメージしたカード群が登場し、その中でサイレント・マジシャンは原作のレベル0形態を中心としてリメイクされる事となった。既存のサイレント・マジシャンのサポートも受けられなくもないが、《光の黄金櫃》で括られているためあまり噛み合わせは良くない。

サイレント・マジシャン・ゼロ
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1000/守1000
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がドローした場合に発動する。
ドローした枚数分だけ、このカードのレベルを上げる。
(2):このカードのレベルが元々のレベルより高い場合、その差分×500だけこのカードの攻撃力はアップする。
(3):自分フィールドに「光の黄金櫃」が存在し、相手が魔法カードの効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、このカードのレベルを1つ上げる。

原作のレベル0形態モチーフのカード。「レベル0形態なのにレベル4なの?」って突っ込んでは行けない。
原作と同様に相手がドローした枚数だけレベルが上がり、レベルが上がるとその分だけ攻撃力が上がる仕様となっている。

魔法を受けない耐性は《光の黄金櫃》がある時に相手の魔法を無効、と沈黙の魔術師に近いものになっており、発動後にレベルが上がるため無効化に成功するたびに攻撃力が上がると言う仕組みになっている。
《光の黄金櫃》にこのカードをサーチ出来る効果があるため、《光の黄金櫃》さえ引ければ場に揃えられる。

地味に「攻守の同じ光属性・魔法使い族」なので《赫聖の妖騎士》の効果でリクルート可能であるため、《天底の使徒》を利用したドラグマの出張ギミックが使えるのも強み。


未来の沈黙
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「光の黄金櫃」のカード名が記されたモンスター1体を手札に加える。
自分フィールドに「光の黄金櫃」及びそのカード名が記されたモンスターが存在する状態で、
このカードを自分・相手のバトルフェイズに発動した場合、
さらにお互いはそれぞれ手札が6枚になるようにドローする。

《光の黄金櫃》の名前が記されたモンスターをサーチする速攻魔法。
《光の黄金櫃》とその名前が記されたモンスターが場にある状態でバトルフェイズ中に発動すると原作版《天よりの宝札》と同様に互いに手札が6枚になる様にドロー出来る。
《サイレント・マジシャン・ゼロ》を大幅に強化出来るが、相手にも大量ドローさせてしまうため返り討ちに遭いかねない。
どちらかと言えば基本は癖のないサーチカードとして扱い、バトルフェイズに使うのは勝負を決められる時のみ、と言う使い分けがしたい。


追記・修正は《レベルアップ!》や《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》を使わずにLV8を召喚してからお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王
  • 遊戯王OCG
  • 光属性
  • 魔法使い族
  • サイレント・マジシャン
  • LVモンスター
  • 特殊召喚モンスター
  • 巨乳
  • 沈黙の決闘者
  • 魔力カウンター
  • レベルアップ
  • アイドルカード
  • 武藤遊戯
  • AIBOの嫁
  • 遊戯王OCGデッキテーマ項目
  • みんなの嫁
  • 性の目覚め
  • みんなの女神

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月19日 13:02

*1 OCGではアームド・ドラゴンの方が先に出た

*2 ブラック・マジシャンの攻撃中に発動した『天よりの宝札』でサイレント・マジシャンを3500に引き上げ、そのままバトル続行させ、1000もの反射ダメージでライフを削り切る算段だったが、アテムが『マジシャンズクロス』でブラマジガールと併せて攻撃力3000の一体のモンスターとして扱い、ダメージを500と最小限に抑えた。