シャイニート・マジシャン(遊戯王OCG)

登録日:2014/05/07 (水曜日) 20:14:08
更新日:2024/01/12 Fri 12:52:42
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もしかして→双葉杏




エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/魔法使い族/攻 200/守2100
レベル1モンスター×2
(1):このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
(2):フィールドのこのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。



レベル1モンスターにはワン・フォー・ワンや金華猫といったフィールドに並べるためのサポートカードが豊富に存在するためか、
このカードが登場するまでランク1エクシーズは素材がレベル1×3のものしか無かった。

しかしながらKONMAIがあまりに慎重になりすぎていたのか、
ランク1は、耐性のある巨星のミラやババ……銀河姉さんはともかく、
明らかに素材の量と効果が釣り合っていないトラゴンやエクシーズ産廃四天王の名を意のままにした金鼠などの微妙と言わざるをえないカードばかりであった。

そんな中、エクシーズ登場から1年半もたったCOSMO BLAZERで初の素材×2のランク1として登場したのがこのカードである。
性能もそうだが、その存在がCMバレした時はイラストの大変なあざとさにみんな注目していた。テキストや素材のところ完全に解読できなかったしね。
ちなみに、つるぺたと思いきや意外と盛ってる

所有する効果は1ターンに1度の戦闘破壊耐性(永続効果)
そしてオーバーレイユニットを消費して自身を対象とするカードの効果の発動を無効にして破壊する効果。
この二つのおかげで場持ちが良く壁として優秀。

戦闘破壊耐性はもちろんこのカード自身の守備力がフォトスラ&サイドラライン(2100)であり、
下級モンスター程度の攻撃は耐性を使うまでもなく耐えうることができる。

後半の効果はガチガチさんとは違い、
対象とする効果ならばバウンスや除外といった破壊以外の効果に対しても無効にすることができる。
まあランクが違うため比べること自体無意味だが。

そのためこれまで壁に対して行われていた「はいはい強脱」やエネコンで表示形式を変えられてサンドバッグにされるといった心配もない。
エクシーズキラーである銀河眼の光子竜に対抗できる数少ないエクシーズモンスターでもある。超銀河? 知ら管

更にこの効果なぜかターン制限が無いので、オーバーレイユニットがある限り1ターンに何度でも使用する事ができる。
相手はもちろん使う側も勘違いすることがあるので注意しよう。


これら2つの効果により、開闢やプレアデスといったパワーカードでも単体ではこのニートを突破することはできず、
コーン号カステルNo.101に至っては戦闘破壊耐性を使わずとも攻撃に耐えることができる。

なおNo.101に関しては、このカードは基本守備表示で召喚されるため効果を使われることはないだろうが、
前述のガチガチとは違いランクアップ後に対しても強い。

召喚するための場に並べやすい星1候補には
レベル・スティーラー、金華猫、黄泉ガエル、イービル・ソーン、ジェスター・コンフィ、悪魔族ゴーストリックなど様々だが、
中でもバトルフェーダーと虹クリボーのコンボは強力である。

虹クリの自己再生効果にフェーダーの効果を後からチェーンして発動する事ができる裁定がでているため、
攻撃を防いた後に2体のレベル1が並び、次の自分ターンにニートをエクシーズ召喚することが可能となる。

そしてニートで時間稼ぎをしているうちにフェーダーを引く、もしくは墓地に落ちたフェーダーをサルベージすることができれば、
相手にダイレクトアタックされそうになった時に再びにランク1を繰り出すことできるのだ。

ニートは完全なる防御用のカードであるため、こちらから攻め入る時にはゴーストリック・デュラハンを使うといいだろう。


弱点はトリシュやモラルタやビュートなどの対象を取らない効果。
しかし星1モンスター2体でこれらのカードを使わせたと考えれば十分な働きと言えるだろう。

イラストに自身の姿も描かれているエクシーズ・トライバルや魔法使い族という面を活かして、
ガガガシールドやトーラの魔導書などで耐性を補えば全体除去も効きにくなる。

また、エクシーズ素材を能動的に取り除けないため、
スティーラーや黄泉ガエルなどの墓地にいたほうがいいモンスターを素材とした場合は気をつけよう。


カード名は「シャイ」と「ニート」の掛詞。光属性な事も考えると「シャイニー」も掛かっていると思われる。
一応、全く働いていないというわけでは無く、マスターガイドによると内向的な性格から人付き合いを避けて家の中で研究しているらしい。
しかし《エクシーズ・トライバル》のイラストを見るに積極的に研究しているとは言えない模様。


???「俺に見合う仕事がない以上、仕方あるまい!!」
???「今はまだ私が動く時ではない」

ちなみになんの因果かこいつらのエースと切り札であるレモンとカオス・ダイソンの効果ならばこのニートを簡単に除去することができる。(基本守備表示で召喚されるためレモンの破壊効果を発動しやすく、カオス・ダイソンの戦闘を行う相手をエクシーズ素材にする効果は対象を取らないため。)


シャイニート・マジシャンの姿が見られるカード

いずれも一連のストーリーに沿っている。

  • エクシーズ・トライバル
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
X素材を2つ以上持っているXモンスターは効果では破壊されない。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在し、自分のXモンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動する。
その相手モンスターを破壊する。
この効果はその自分のモンスターがX素材を2つ以上持っている場合に発動と処理ができる。

アルケミック・マジシャン「いい加減働けよ! 働けッ!!」
シャイニート「よーけーいーなーおーせーわー!」

同窓生のアルケミックが外に引っ張り出しに来た模様。
カードとしては素材2つ以上のエクシーズに効果破壊耐性と除去効果を付与するもので、シャイニートの場合効果を使っていなければ強固な壁となる。
ちなみにアルケミックは要求する素材が3体なので、効果を使ってもこのカードの恩恵を受けられるが、シャイニートの方は働く=モンスター効果を使うと素材が1つになって影響を外れてしまう。イラストでの争いはこの辺も参考にしたのだろうか。

  • ライバル・アライバル
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のバトルフェイズに発動できる。
モンスター1体を召喚する。

アルケミック「アンタのために言ってんのよ、ちゃんと話聞けー!」
シャイニート「痛い痛い痛い~! ひゃめろ~!」
アカシック・マジシャン「こんちはーっ! 遊びに来たよー」

サーキット・ブレイクで登場した速攻魔法。「エクシーズ・トライバル」の続きで、意地でも外に出ようとしないシャイニートにアルケミックが手を焼いていたところ、同じく同窓生のアカシック・マジシャンが遊びに来た模様。

ちなみに上のやり取りではほっぺたを引っ張られているが、海外版ではほっぺたの代わりに腕を掴まれている。
構図はそのままで手の位置だけ変わっているので、見ようによってはけしからん絵面に見えるという声も…。

アルケミック「アンタ最近まともに運動してないわね、そのぷにぷにの二の腕見れば一目瞭然よ!」
アカシック・マジシャン「こんちはーっ! …って、二人共何してんの!?」
シャイニート「ああっアカシック良いところに!た、助けて~!」

バトル中にモンスターを召喚する*1効果を持つ。
アニメGXで時々出てきた「速攻召喚」の調整型みたいな効果を持っているが、効果としては「血の代償」の使い捨てバージョンと考えればよいだろう。ただ、帝やインヴェルズは相手ターンに呼びたいなら「連撃の帝王」がある。
変わったところではラーの翼神竜-球体形を使って相手モンスターを一気に除去してしまう手もある。

  • にらみ合い
永続魔法
(1):自分がEXモンスターゾーンにモンスターを特殊召喚した時、
相手のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを、その自分のEXモンスターゾーンのモンスターと同じ縦列の相手のメインモンスターゾーンに移動する。
(2):相手がEXモンスターゾーンにモンスターを特殊召喚した時、
自分のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターを、その相手のEXモンスターゾーンのモンスターと同じ縦列の自分のメインモンスターゾーンに移動する。

アカシック「何であんたがここにいるのよ!?」
アルケミック「アンタこそ何しに来たのよ!?」
シャイニート「外でやってよ~……」

今度は乱入してきたアカシックとアルケミックが喧嘩になり、本来の当事者だったシャイニートが蚊帳の外に。

EXモンスターゾーンへの特殊召喚をトリガーとして、そのプレイヤーから見た相手側のモンスターをその縦列に持ってくる。
「導爆線」などとのコンボが前提となるが、相手のリンク状態を崩す、あるいは強引にリンク状態に持ち込むなど、デッキを組む段階である程度戦略の考慮が必要。

  • ゲット・アウト
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):EXデッキから特殊召喚された相手フィールドのモンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。

シャイニート「人の家でうるさい! 2人とも出ていけーっ!!」

「にらみ合い」の続き。自分の家での騒ぎにキレたシャイニートが二人をたたき出してしまった。
EXデッキから特殊召喚された相手モンスターが2体、と縛りがキツくなった代わりに対象が増えた「強制脱出装置」と言った感じ。
EXリンクを崩したい・阻止したい場合に役立つだろう。
ちなみにEXデッキのモンスターは当然ながらバウンスされるとEXデッキに戻るため、「デッキに戻す」というテキストが意味を持つのは、EXデッキから現れたペンデュラムモンスターに使った場合となる。


エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/魔法使い族/攻2100/守 200
魔法使い族レベル4モンスター×2
このカードは自分メインフェイズ2に、
自分フィールドのランク3以下のXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に発動する。
このカードのX素材を1つ取り除く。


シャイニート・マジシャン登場後、1年近く経って発売されたLEGACY OF THE VALIANTにて登場したカード。
詳細は項目参照。


追記・修正はシャイニートを働かせてからお願いします。

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最終更新:2024年01月12日 12:52

*1 通常召喚全般ではなく、攻撃表示での召喚のみ。なのでセットはできない。