小湊るう子

登録日:2014/05/02 Fri 20:08:49
更新日:2024/03/14 Thu 23:24:57
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小湊るう子(こみなとるうこ)は、TVアニメ「selector infected WIXOSS/selector spread WIXOSS」「Lostorage conflated WIXOSS」の登場人物である。
声優:加隈亜衣

概要

本作の主人公で中学2年生。
祖母のハツと二人暮らしであり、また一緒に住んでいないが兄の歩がいる。
見た目が可愛い女の子である(といっても作中で美少女という扱いを受けてはいない。アニメ特有の補正であろう)点を除けば、ぼっち。つまりお前ら
しかも友人について「別にどうでもいい」と思っている節があった。

上記のような人格になったのは、幼少時に母親を気遣って我侭を言わないようにしていたら、逆に母親から「何を考えているのかわからなくて怖い」と捨てられてしまい、
「もう誰かを怖がらせたくない」と何かを求めること自体を止めてしまったため。
彼女もまた他のセレクターと同じく、大きな歪みを抱えているのである。

だが歩から、「ばあちゃんが心配している」と聞かされ、同時に歩から
女子中高生の間で流行の」WIXOSSのデッキを手に入れる。
そのデッキを開いた時、カードであるはずのルリグの少女が動いているのを目撃。

翌日、WIXOSSのデッキを携えつつ学校へ行くと、同期生である紅林遊月からいきなり「セレクターバトル」を挑まれる。その中でルリグカードには意思が宿っている事、その声を聞くことが出来るのがセレクターである事を教えられ、「タマ」と名づけたそのルリグと共に、セレクターバトルへと身を投じていく。

デッキはタマをルリグに据えた白の単色を使用している…が、それはセレクターとしての勝負の場合で、既に混色デッキを思案していたりするなど
WIXOSSにどっぷりハマり込んでいる。というか伊緒奈戦では混色使ってた。1期でのセレクター戦は無敗だった。
が、カジュアル戦では強いもののハツには負けている。ばあちゃんすげえ。

後にTCG「デュエル・マスターズ」のジョークエキスパンションにて、タマが《DNA・スパーク》のイラストに採用されるとフレーバーで登場。
シールド・トリガーとライフバーストを間違えつつも、割と楽しそうにデュエマしている様子がうかがえる。
タマと一緒に楽しく戦うという願いが叶って何より。

だが宣伝イラストによると、その使用デッキは【白単天門(ミルザムエメラルーダ)】。
…WIXOSSだけでなくDMの世界でもガチデッキやないかい…
その結果(?)、宣伝イラストの公開1か月足らずでミルザムが繭の部屋行き(さらに約1年後に温泉行き)になった。


【selecter infected WIXOSS】



当初こそ引っ込み思案な性格が目立っていたが、第3話になると引っ込み思案枠は一衣に移行し、
どちらかと言うと女子中学生らしい元気な面も多少出てくる(とはいえ、それでもおとなしい性格の範疇からは抜け出ていない)。

だが、心のなかでは「WIXOSSをしたい」という感情が生まれつつある。…というか、したいという感情に留まっておらず、タマ同様に痛みや衝撃すら感じるセレクターバトルを心から楽しみ求めるようになり、
遊月から止められても晶との闘いを所望したり(対戦相手の心まで抉る晶のやり方を間近で見ても、である)、手を抜いていた時に相手にそれを咎められると、
急に笑顔になって相手を追い詰めはじめるなどのような行動が目立つようになる。
一方で、夢限少女になって叶えたい夢が存在せず、バトルをすること自体が他のセレクターと違い「手段」ではなく「目的」と化しているなど、
危なげな兆候も見えている。伊緒奈からは「願いを持たずにセレクターバトルに臨むのは冒涜」とまで言われてしまった。

とはいえ自分が戦えればそれでいいバトルジャンキーになるには感性も人格もまともなため、バトルを重ねる度に強くなるセレクターバトルを求める感情と、
願いのない自分がセレクターバトルをすれば真剣に願いを懸けて戦っている他のセレクターを踏み躙ってしまうことへの板挟みで苦悩することになる。

後に続くセレクターバトルの現実を知ってからは、「全ルリグの解放」を願い、またタマが人間の少女になって一緒に学校に通うことを想像するようになった。
だが当然、タマからは受け入れてもらえず、ふたりの心はすれ違っていく。

そして最終戦、伊緖奈とのバトルに勝利するもタマが途中で契約を拒絶、そしてその時伊緖奈の条件が成立してしまう。

突然タマはいなくなり、るう子が泣き叫びながらルリグカードを覗くも、そこにいたのはルリグ化した「イオナ」だった…


【selecter spread WIXOSS】


ルリグがイオナになって以来、自己犠牲をしないことを誓い、戦いを避けつつタマを見つけ出し、セレクターバトルのさらなる真実に迫ろうと行動を開始。

だが、すっかり笑顔を取り戻した一衣やユヅキ(遊月)とともにお出かけを楽しむも、WIXOSSの大会を見かけイオナに煽られるなど、なかなか厳しい状況が第1話の時点から既に横たわっていた。

イオナを破棄していないのは「タマに再び会う手がかり」としてなのだが、イオナがそこまで協力的であるとも思えず、そもそもルリグとしてのイオナは今期では呼び捨て(ウリスが伊緖奈化したほうは「伊緖奈さん」って呼んでるのに)であり、おまけに(るう子は全く悪くはないのだが)イオナがバッグに入っている中るう子と他の友人の楽しそうな場面を聞かされるなど、二人の溝は深まりつつあった。

やがて、4話にてウリスとちよりがセレクターバトルを行おうとしていたのを見たるう子達は、その戦いを観戦することになるが、そこでウリスのルリグとなったタマを目撃。
戦闘後、タマを返すようにウリスに頼むが、当然のごとく断られた上、「返してほしければ自分と勝負しろ」と迫られる。しかし、タマから「バトルしちゃダメだ」と止められた為、結局ウリスと戦うことは出来ず、タマと再び離れ離れになってしまった。

しかし、文緒との戦いの中、自らをスランプに追い込んだ原因の一つであるイオナが自身を「このままじゃタマも助けられない」と叱咤してきたことで復活、「みんなを救う」と決意を固めて実力を取り戻した。

以降はイオナの事を認め、るう子が自ら彼女に接近する事で、彼女からセレクターバトルの全てと自らの正体を聞くまでにイオナと強い絆で結ばれていく。

その後のウリスとの戦いで完全敗北を喫し、三度タマと離れ離れとなり、本物の浦添伊緒奈との出会いを経て、イオナを「ユキ」に改名。そして一衣とのバトルを経て、夢限少女の誓いを果たし、るう子はユキと共に白窓の部屋へと足を踏み入れる。

ウリスをルリグとした繭とのセレクターバトルを繰り広げるも、ユキの力が失われた事により絶体絶命の危機に陥る。しかし、タマがその場に駆けつけ、るう子と再会を果たすと同時に、タマとユキが融合したルリグ・マユが誕生。見事に逆転し勝利を収め、繭の心を救う。そして、「(元々ルリグであるタマ達を含め)ルリグになった者達を全て人間にする」という願いを叶えた事で、遂にセレクターバトルを終わらせるのだった。

エピローグにおいて、人間に戻れた遊月や、一衣と共に楽しく語り合ったり、WIXOSSで遊んだりする様子が描かれた他、ラストではタマと思しき少女と出会う姿が描かれている。



セレクターバトルの世界は終わった。
カードに閉じ込められていたルリグとなった少女たちは、元の姿へ戻ることが出来た。

『セレクターバトル』
それは、どんなゲームだったんだろう?
一人の女の子の憎しみと悲しみから生まれたゲーム。
選択肢のどれを選んでも悲しみしか待っていない、壊れたルールのゲーム。

だけど、そのゲームの中で私たちは見つけた。
ルールにはない、自分だけの選択肢を見つけた。
ゲームに参加しなければ、知ることもなかった大切なものを見つけた。
そして自分で選んだ。

だから、これからも私は探し続ける。
今は見えない、新しい選択肢を。
そう信じ続けることが私の…るうの選択――――


【Lostorage conflated WIXOSS】

1期『incited』には登場せず、2期『conflated』より満を持して登場。
『selecter』時代から年月が流れ、高校生となっている。
キャラデザもLostorageシリーズに合わせたものになっており、中学生時代に比べてどこか大人びた雰囲気である。
遊月や一衣と同じ高校へ進級し、人間になったタマと幸せに暮らしていたが、清衣から再開されたセレクターバトルを終わらせる為に協力するよう求められる……


人間関係

  • 紅林遊月
るう子に対して初心者狩りを仕掛けてきた彼女だが、その後はるう子と友人となり、共に夢限少女を目指している。
なお、るう子は彼女の想い人を晶のようにルリグの力を使うことなく、察している

  • 植村一衣
るう子とセレクター戦をした後、少しわだかまりがあったものの、なんとか友人になる。
ぼっち仲間だったこともあり、割と打ち解けているようである。

…はずだったのだが、一衣がセレクターバトルから脱落し、彼女の記憶からるう子と遊月が消えてしまった。
そのため、彼女に拒絶されてしまっている。

しかし、伊緖奈の仕組んだウィクロス大会で再戦した際、るう子とルリグ化したユヅキ(遊月)の必死の説得で記憶を取り戻し、復縁した。

  • 蒼井晶
遊月、一衣を倒した後のターゲットにされている。ただしるう子は晶との勝負を所望していた。
そして彼女の
「一衣を『友達ができなくなるくらいで何よ』というゲスい言葉で思いっきり侮辱」
という罠を踏んでセレクターバトルをしてしまうもののあっさり勝利。親友をかませにした相手をかませにして報復する結果となった。


戦績

途中で外的要因により中断。ただ、るう子が割と押していたのでアニメではるう子が勝っていた可能性がある。
ちなみに現実のイベントで両者の担当声優が中断箇所から再開した時は遊月が勝っているので、一応彼女にも勝機はあったといえる。

こちらも中断しているが作中の描写から一衣の負けにカウントされている。まあどう考えても主役を覚醒させたら勝てるはずがないが。
その後、伊緖奈主催のトーナメントでまさかの再戦。口では躊躇いつつも倒された。
spreadではある事情から3度目の対戦をし、るう子が勝利を収めた。

相手に願いがないことを抉られるが「願いがないから何も怖くない」という怖い理論によって逆に火がついて相手をボロ負けさせた。
公式コラムによると、デッキに
「正攻法で戦うと晶がレベル4のカードを捨てさせようとするから、わざとレベル4のカードを入れない」
という工夫を仕込んで計画的に「ピーピング・アナライズ」を完封していたという。(実はカードゲームにおいてはあまり良く思われない行為ではあるが…初心者なので知らなかったのだろう)
なおこの時、心のなかでは「晶さんとバトルするのは確かに苦しい」と言っているが、どう見てもノリノリである。
spread2話で再度バトルすることになるが、本気が出せず更にイオナに煽られる。外的要因で中断したが、るう子とイオナの不和はより激しいものになる(もっとも、自分の友達を差し置いてルリグ化して押しかけた挙句、勝手な期待をしたくせになじる時点でイオナのほうが悪い)。

相手に「自分と同じだ」と言われ、相手にエロく迫られながら渋々勝負を受諾するが勝負の間は満面の笑顔。おかしい。
しかも相手の戦略を読みきっている。互いに一進一退を続けていたが外的要因で中断。
一応相手とは「願いに昇華しているか」という点では違うのだが、それを違うと認識しているのはるう子の側だけであり、しかも今後の展開的に同じになりかねない。

  • vsふたせ文緒
セレクターに関する更なる真実を知る為に、既に2敗していたちよりの代わりに挑むも、そこでもやはり本気を出せなかった。しかし、イオナの喝でスランプから脱出し、本来存在しない「レベル5」へグロウしたイオナの力で勝利。

「レベル5」にグロウさせたタマの力の前に圧倒され、るう子はセレクターバトルで初めての黒星を付けられた。


だから、これからも私は追記・修正し続ける。今は見えない、新しい項目を。
そう信じ続けることが私の…るうの選択――――

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最終更新:2024年03月14日 23:24