霧嶋薫香(東京喰種)

登録日:2014/04/24 (木) 17:27:49
更新日:2022/10/26 Wed 14:25:43
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すべてが最悪?

だったら私は生まれた時から最悪ってわけ!?


東京喰種』に登場する登場人物。
物語のヒロイン。清巳高等学校普通科の女子高生。
アニメでのCVは雨宮天、実写映画版の俳優は清水富美加(第1作)→山本舞香(第2作)。
昼は学校に通い、放課後はあんていくの看板娘としてアルバイトをしている。

特徴的な髪型で片目を隠した少し影を帯びた美少女。
作中では「あんていく」の店員として初登場。
接客時は愛想が良く丁寧な口調で応対するが、素は乱暴的な口調で直情的な性格。
人間を喰らう種族、喰種の一人。
主人公である金木研とは当初は人間であったが為に冷たく接するも彼の優しさを知る内に態度を軟化させており、次第に想いを寄せているかのような言動が取っている。
ぶっきらぼうとも取れる性格だが、友人と認識とした人物には友達想いで優しい。
人間ではある依子とは喰種である事を黙っているが共に親友だと思っており、人間である彼女の料理は喰種である自分に取って非常に不味い上に体調不良の原因になると分かった上で無理して食べている。
その身内想いな性格な為に両親を駆逐された妹分であるヒナミの為に仲間の制止を振り切って復讐の代行者として捜査官を殺すなど凶暴な一面を持っている。

赫子は羽赫であり、鮮やかな赤色。度々、ヨモの手ほどきを受けている。
高い実力と相性が悪い甲嚇である月山を相手にカネキの協力があったとはいえ勝利を納めるなど、戦闘力も決して低くはない。
しかし、喰種にとっては害である依子の手料理を無理して食べているので常に本調子になれず、更に実力的に格上の相手が多い為に苦戦が多い。

四年前までは弟のアヤトと共に『霧嶋姉弟』として名を上げており月山習と互角に戦えていた(アヤトと二人掛かりであったとも取れる描写になっている)。
母は喰種捜査官である有間に駆逐され、父であるアラタも篠原によって捕らわれ、両親と離れ離れになった過去を持つ。
すれた環境であったが芳村の援助でトーカは渋々学校に進学し友達を得、「あんていく」の一員として満足げに過ごしていたが、人間を嫌うアヤトはそんな姉の行動を快く思わず離別。

芳村の頼みで半喰種と化したカネキの面倒を受け、先輩として接して次第に彼への信頼を寄せていくようになる。
しかし、ある日アオギリの樹の幹部となった弟とその同僚であるヤモリと対峙、圧倒的な実力差で敗れてしまい、カネキを奪われてしまう。

この頃には既にカネキを身内と捉えていたようで、彼が連れ攫われた事に責任を感じており、二度と会えないかもしれないと言われた際には顔を青くして手を震わせて動揺しながらも例え一人でもカネキを助けに行くと彼を想う一面を見せている。

カネキを救出するべく敵のアジトへ乗り込みアヤトと再戦。
力の差から手も足もでず敗北するもカネキに救助され、アオギリの樹を脱出。
トーカはいつも通りの日常を望んでいたが、カネキは反アオギリ活動を行う為に「あんていく」から去る事を宣言。
彼女はカネキに付いて行く事を望むも彼の突き放すような言動の前に結局言い出せずに別れる事になる。
その際に母親を失ったヒナミと同居していたのが、ヒナミもカネキと同行する為に家を飛び出してしまったので一人暮らしになる。

カネキへの想いは好意へと変わりつつあり、彼との繋がりを求めてカネキが通っていた大学の進学を希望し、日夜勉学に励んでいる。
キャンパスを見学した際に貼られていたポスターを見てときめく様子を見せており、カネキに渡されたキーホルダーを大切にしている。
因みに錦に「プレゼントにキーホルダーってどう思う?」と聞いて「キーホルダーなんてどうでもいい奴に渡すもんだろ」と言われた際には「………………殺すぞ」とキレている。

そして、橋上でカネキと久しぶりに再開を果たす。
「あんていく」に戻るべきか悩む彼の言葉を聞き、皆を守りたいという自己犠牲的な言動に苛立ちを隠せず、「他人の事を考えているようで自分の事しか考えていない」「自分を守れない奴に他人を守れる筈がない」と彼の行動を自己満足にすぎないと否定。
それでも本音を隠す彼の発言に激昂、「お前なんかあんていくに帰って来るな!」と殴り飛ばし、かつてと変わってしまった彼の姿に嘆く。

なんで なんで
なんで そんなんなっちゃったのよ…


彼女はこれではカネキが余計に「あんていく」に帰って来づらくなってしまったと後悔していたが、結果として彼の「あんていく」復帰の考えを後押しする事になる。
しかし、「あんていく」はCCGによる「隻眼の梟討伐作戦」によって狙われてしまう。
店長達の窮地を知った彼女は助けにいく事を望むも四方に諭され、参戦することは叶わずに「あんていく」は壊滅。
そして、その戦いの中でカネキも行方知らずになってしまう。

廃墟と化した「あんていく」の跡地の前で彼女は決意する。
カネキは「あんていく」に戻るかどうか迷っていた。
ならば自分が彼の居場所を作ろうと。
彼女は彼の生存を信じ、彼の帰還を待ち続ける事を自分に誓う。




私は、信じる
アイツは「あんていく(私たちのところ)」へ帰ってくるって―――




○東京喰種:re
無印から2年後。
喫茶店「:re」の従業員として登場。
四方の妹という立場になっている(実際は姪である可能性が仄めかされている。)
四方が店長と誤解されがちだが、錦によるとトーカが店長らしい。

記憶を失ったカネキ=佐々木琲世と対面。
数瞬の驚きを見せるも何故か干渉はせずに静かに彼を見守っている。

彼女を見たハイセは「少し哀しそうに、困ったように微笑んでいた。」と感じている。
トーカを仲間として大切に思う事は有れど恋愛感情を思わせる言動を取らなかったカネキと違い、
ハイセは「こんなに綺麗な人がいるんだ」と一目ぼれとも取れる発言している。
以降は度々「:re」を訪れており、トーカを意識している。

クインクスのメンバーである六月と不知からは凄い可愛い人と言われており、
後日誰かの見舞いに来ていたのか、病院で不知とバッタリ出くわしたりした。

営業時の態度に変わりなく物腰柔らかで丁寧な口調であり、ハイセに対しても変わらない。
ただ中身は変わっていないと思われる。
案の定、錦や月山には相変わらず口が悪かった。

そして、ウタにまだ金木の帰りを待ち続けるのかと問われた際には

ウタさん、私は、
自分で決めた事をただ続けるだけ

迷いを全く感じさせない顔で自身の想いに変わりがない事を宣言していた。

そして月山にカネキの記憶を取り戻そうしない事を責められた際にはカネキの記憶を取り戻す事だけに執着する月山を二年間の間記憶もなく必死に生きたアイツに対する失礼な行いと批難。
カネキが喰種として生きるような苦しむ道を選ぶ必要はないとして、過剰な接触は避け、あくまでカネキ自身の意思を尊重する考えを見せている。
ハイセと再会した際に必要以上に接触を行わなかったのもこれが理由の模様。
一方でカネキに自身の事を思い出して欲しいという気持ちはあるようで、月山の行動にも共感している。

追記、修正は誰かの帰りを待ち続けている人に宜しくお願いします。

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最終更新:2022年10月26日 14:25