ミリアム・オライオン

登録日:2014/04/16 (水) 00:15:46
更新日:2022/06/04 Sat 23:11:53
所要時間:約 4 分で読めます





英雄伝説 閃の軌跡』の登場人物。

Millium Oraion

CV.小岩井ことり


謎の傀儡、《アガートラム》を連れた謎の少女。
年齢は13歳。


人形兵器を連れているため発売前から新たな執行者とか色々正体が予想されていた彼女の所属は、《帝国軍情報局》。
レクター特務大尉クレア憲兵大尉らと同じく《鉄血の子供たち(アイアンブリード)》の一員。
コードネーム《白兎(ホワイトラビット)》、もしくは《銀色の傀儡使い》として名が知られている。

アガートラムことガーちゃんの正体は不明。
ミリアムと会話していたり(機械言語で話しているのでプレイヤーには何を言ってるのかはわからない)、空を飛んだり、変形したりと中々にハイスペック。ついでにノリもいい。
何故ミリアムに彼(?)の意思が伝わっているのかはわからないが、レンパテル=マテルの様なものなのかも知れない。
普段は姿を消しているが、ミリアムが呼び出すとどこからともなく瞬間移動してくる。普段どこにいるのかは不明。

ちなみにミリアムはガーちゃんを隠しておこうという気が微塵もなく、度々ガーちゃんを呼び出しては情報局が隠蔽のために動いているらしい。それでいいのかおい。


本編では情報局の任務で特科クラス《Ⅶ組》の前に何度か姿を現すことになり、オーロックス砦への侵入がバレてガーちゃんに乗って颯爽と逃げていくのを目撃されたのが最初になる。ちなみにこの時マキアスが領邦軍に彼女の罪を着せられてとっつかまった。

その後、ノルド高原に《帝国解放戦線》の策略によって起きた帝国と共和国の緊張状態を解決するために派遣される。
そして犯人確保のための手数が足りなかったためにリィン達に協力を要請し、共に事件解決のために動くことになる。



【戦闘】

武器はガーちゃんことアガートラム。属性は剛特化のSランク。
フィールドアクションは正面から相手を気絶させることができるが、空振るとガーちゃんが出たまんまになり邪魔くさい。

STRが高いがその他の能力が軒並み低い重火力型。
DEFとADFがともにⅦ組トップ、対照的にHP、AGLはワーストと非常に極端。
そのため前衛運用の際はHPを補強しておきたい。

クラフトに気絶効果が多く、とにかく敵を気絶させまくりタコ殴りにする戦い方が効果的。

通常攻撃もクラフトもほとんどがガーちゃん頼りなので、ぶっちゃけミリアムよりガーちゃんが仲間に入ったほうがよくね?という意見もある。


【クラフト】


  • バスターアーム

ガーちゃんパンチ。
ガーちゃんが全力で相手を殴る範囲攻撃クラフト。駆動解除ありで気絶付与、しかも低燃費という高性能。


  • アルティウムバリア

ガーちゃんバリア。
ガーちゃんがミリアムにバリアを張る補助クラフト。物理無効化効果を付与するが効果はミリアムのみ。ただ、ミリアムはHPが低いのでピンチの時には割と役に立つ。


  • ライアットビーム→ヴァリアントビーム

ガーちゃんビーム。
ガーちゃんがビームを放つ直線攻撃クラフト。どっから出てるかは知らん。強烈そうだが崩し効果はないため注意。


  • メガトンプレス

ガーちゃんプレス。
球体に変形したガーちゃんが相手を押し潰す広範囲クラフト。気絶付与70%かつ高威力。


  • スレッジインパクト
ガーちゃんハンマー。
閃の軌跡Ⅱからの新技。範囲攻撃+バランスダウン+移動力低下。かなり広範囲にバランスダウンを撒けるので、後の布石に。


○Sクラフト


  • ギガントブレイク

ハンマーに変形したガーちゃんをミリアムが相手に叩きつけるSクラフト。唯一ミリアムが活躍する。
全体攻撃かつ威力はトップクラス。試しにボス戦で使ってみたらギデオンを瞬殺してしまったのは多分筆者だけではない。

  • ギャラクシィカノン
閃の軌跡Ⅱから。
変形したガーちゃんに搭乗し宇宙へ発進、レーザーをぶっ放し決めポーズ。サテライトビーム(ティータ)→メテオブレイカー(ロイド)と続く宇宙技の系譜。
威力4Sの全体攻撃と、ネタ性だけでなく性能の方も強力。





以下ネタバレ





後半いきなりⅦ組に編入してくる。

一応任務で来たはずだが、学院生活をエンジョイしまくり、過去の任務の事や軍事機密をペラペラ喋りまくるという情報局の人間としてどうなのよそれという感じの生活を送る。まあある意味違和感なく溶け込んでいると言えるのかもしれない。

Ⅶ組の面々も最初は警戒していたがあまりの無邪気さに毒気を抜かれ、即効で馴染んでしまった。
ただ、若干常識が欠如しているためトラブルを起こしまくり、毎度それに巻き込まれてユーシスが大変な目に遭う。
ユーシスが子供に好かれやすいということもあり、彼に懐いている。

部活は調理部。理由は美味しそうなものが食べられそうだったから。
部活動ではガーちゃんにボウルをかき混ぜてもらおうとして中身を炸裂させたり、つまみ食いをしまくっていたりする。ただこのつまみ食いに関してはマルガリータが料理に怪しい薬を仕込む前にそれを食べてしまうため、ある意味学院のイケメン達の命の恩人と言える。

ただ調理部に所属しているものの料理の腕は得意不得意の差が激しく、2作合わせて42品のうち3分の1にあたる実に14品が苦手であり、全キャラ最多である。
とにかく「カスタードプリン」「フルーツパフェ」など甘いものが得意。
独自に「チーズフォンデュ」を「我侭チョコフォンデュ」にしたり、「ホットミルクティー」を「濃厚バニラシェイク」にするなど甘くないものまで甘くしてしまう。

ちなみに学校に通ったことはなく、友達もいなかったらしい。
彼女にとって学院生活は任務を忘れてしまいそうになるほどに楽しいもので、立場的にどういう態度でいればいいのか自分でもよくわかっていないらしい。


彼女の任務は旧校舎の調査と《C》の正体を探ること。

情報局は《C》の行動からその正体をトールズ士官学院の学生というところまで調べており、その特定のために士官学院に入学してきたのだった。

しかし《C》が自分の死を偽装したことで結果的に裏をかかれ、ギリアス・オズボーンの狙撃を許してしまった。

ただ、それに関しても「まあしょうがないか」的な態度でほとんど動揺してはいなかった。
レクターもそんな感じの態度だったが、ある意味「この程度であのオジサン(オッサン)をどうにかできるわけがない」という信頼の表れと言えるのかもしれない。まあクレア大尉は滅茶苦茶動揺してたけどね!


トリスタを襲撃してきた貴族派連合軍と《帝国解放戦線》との戦いにも参加し、リィンを仲間と共に逃がした。

この時「こんな気持ちで戦うなんて初めて」という凄い死亡フラグを立ててしまったが、別に死んだりはしない。・・・誰がこの時の死亡フラグを回収しろと言った。



【閃の軌跡Ⅱ】
情報局の一員という立場はそのままだが、それ以上にⅦ組の一員という立場を優先し、第三勢力としてリィンらと共に行動する。

底抜けに明るい一方で、「悲しい」という感情を理解できず、これまでの人生で涙を流したこともなかったことが判明する。
しかし物語を通してそういった感情が芽生えるなど情緒面も徐々に成長。ラストではⅦ組が散り散りになってしまうことに涙を流し、Ⅶ組メンバーの涙腺を決壊させる引き金となった。


また、今作では黒い傀儡《クラウ=ソラス》を駆る黒衣の少女、《黒兎》ことアルティナ・オライオンが登場。
同じ「オライオン」で傀儡使いということから予想された通り、曰く「姉妹のような関係」らしい。アルティナの形式番号がOz74だと聞いて、1コ違いだと言っていたことからミリアムは73か75だと思われる。
正反対の性格で微妙に波長が合っていないものの姉妹仲は悪くないようで、エンディングでは共にいる様子が写っている。




以下ネタバレ





薄々そんな気配をさせていたように、どうやら普通のヒトのように母親から生まれたのではなく、傀儡とリンクできるよう調整された“造られた子供”であるらしい。
しかし“出荷”される際に記憶を消されており、鉄血宰相の下で目覚めた5年前よりも前のことは曖昧にしか覚えていないらしく、結局は閃の軌跡Ⅱでも《黒の工房》関係は大部分が謎のままであった。

ちなみにレクター曰く「クロスベルにも似たような子がいる」そうな。もしかしなくてもあの子のことだろう。



閃の軌跡Ⅲ
士官学院を卒業後、情報局のエージェントに復帰。
同じく情報局の所属となった「妹」であるところのアルティナとも任務を共にし、アーちゃんと呼んで可愛がっている。

そして《黒の工房》製の人造人間である事が本人の口から語られ、これ以上成長するかも寿命がどのくらい残っているかもわからないらしい。

オズボーンの元に“出荷”された後、クレアやレクターに良くしてもらっている事から二人の事を兄と姉のように慕っている。
クレアが男性と付き合っているという情報を得た時には心配になって尾行する程である。
アルティナへの態度も合わせてリィンからはシスコンと言われているが、お前が言うなとはこの事である。

しかし物語終盤、黒の聖獣を殺し、《巨イナル黄昏》を引き起こすためにアルティナをさらったオズボーン達の元に戻り、
《鉄血の子供達》の一員としてⅦ組の前に立ち塞がることになる。
何か考えがあるらしいが……?



以下ネタバレ





《黒の工房》によって作られた人造人間、《Oz》。
その形式番号は『Originator zero』の略称であり、
自らの命と引き換えに、黒の聖獣を屠るための《根源たる虚無の剣》を錬成する事を目的として作られた存在であった。

オズボーン達がアルティナを攫っていったのは彼女の命を使って剣を生み出すためであり、
アルティナもその役目を知ったうえでリィンを守るために黒の聖獣の前に立ちはだかる。
だがそこにミリアムが乱入し……


「えへ……よ……かった……」

「……ボク………守れた………よね……?」



ミリアムの魂は《根源たる虚無の剣》を錬成、
剣を手にしたリィンは激しい怒りによって《鬼の力》を暴走させる。
ユーシスはリィンに呼びかけることが出来ないほどに茫然自失し、アルティナはショックの余りか再び気を失っていた。
終末の剣は聖獣を討ち取り、そして…



閃の軌跡Ⅳでは終末の剣に意識が宿っており半透明の姿で登場する。アガートラムは前作で大破していて戦闘参加は不可能だが、Ⅶ組の一員として協力する。・・・てかパッケージとOPでは普通に出ていたので、登場することは分かっていた。

+ 光と翼を取り戻した果てに
全てに決着がついた後、オリビエの結婚式にてブーケトスが行われた。

投げられたブーケを手に取ったのは--

なぜそうなったのかの詳しい詳細はプレイして確かめてほしい。

だが一つだけ言えることがある。


公爵家に無邪気な少女が嫁入りするのも、そう遠くは無いだろう。



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最終更新:2022年06月04日 23:11