GLAY

登録日:2010/04/02 (金) 23:01:50
更新日:2024/01/12 Fri 21:48:00
所要時間:約 20 分で読めます




GLAYは、ヴォーカルのTERU、ギターのTAKUROとHISASHI、ベースのJIROからなる4人組ロックバンド。
1994年に「RAIN」でメジャーデビュー。以降、瞬く間に日本を代表するロックバンドとなる。

代表曲に「HOWEVER」や「誘惑」、「Winter,again」などがあり、シングルミリオンセラー獲得数は日本歴代4位。ベストアルバム「REVIEW」は当時の日本新記録の487万枚を記録した(現在は歴代3位)。
また21年連続シングルトップ10入り(日本歴代1位タイ)の記録を持つ。

99年の単発ライブにおいては客数20万人を導入した(2016年現在日本最多。有料ライブだけに限れば2014年現在も世界記録となっている)。
ライブの評価は非常に高い。

メンバーの仲が非常に良く、「音楽性の違いによる解散だけはない」とTAKUROが言い切っている。
「音楽性が正反対」と認めているHISASHIと30年以上に渡ってバンドを組み続けている男が言うと説得力が違う。
曰く「やりたい音楽があるならそれをGLAYでやろうぜ!」という意向だとか。「でもTERUがジャズやりたいとか言ってもアイツ絶対すぐ飽きるよ」と続けたりもしている

ちなみに同郷出身の元ジュディマリのYUKIとは学生時代からの友達で何度か曲に参加している。

絶頂期はライブの予約電話で電話線がパンクし、そのことが一般紙の一面に掲載されるほどだった。(1998年春のpure soul'98 tourが代表例)

年に1回財政破綻した夕張市に励ましライブをしに行っている。会場全員に握手をしたりしてる。東日本大震災後は「GLAYのこれからは東北と共にある」として東北地方での活動も積極的に行った。

一時期レコード会社の移籍を繰り返していたが、2010年、自主レーベル『loversoul music & associates』を設立する。
ちなみに自社レーベルの名前通り、代表取締役はメンバーのTAKUROが務めている。


○メンバー


てっこ

元はドラムだが、その歌声に「神がかった声」と衝撃を受けたTAKUROによりボーカルに抜擢された。
彼が作詞作曲を担当したLittle Lovebirdsのドラムも彼自身が叩いていたり、
SOUL LOVEのPVでドラムを演奏している場面が存在する。

天然を思わせる発言が多く、TERU語録としてまとめられている。

他にも色々あるので個別項目を参照。

ちなみにデビュー当時はハイキングウォーキングのQちゃんばりのロンゲ(タモリ曰わく小雪にも似ているらしい)。全盛期は結構シャープなイケメンである。
小さい頃雀に襲われて鳥が苦手。ただし鳥のから揚げは大好物。
ライブではギターやブルースハープも弾いたりしてる。
尊敬してる人は氷室京介で、マイクの持ち方や歌い方にもかなり影響を受けている。*1
全盛期は全国のホストがTERUの髪型を真似していたり、EXILEのTAKAHIRO、ジャニーズの山下智久、俳優の平岡祐太はTERUのファンを公言するほど超絶イケメンだった。女優の石原さとみは今でもTERUは憧れと言ってくれるが。
ツアーがあるときは身体は締まっている(脱ぐとガチムチ)が、オフになると太る。


  • TAKURO(ギター&リーダー)
GLAYのリーダー

ほとんどの楽曲の作詞作曲を担当している。

15周年記念ベストアルバムの曲【おまえと供にある】で初めてメインボーカルを担当した。
顔がでかい。
著書「胸懐」にWinter,againなどの裏話がある。

「永遠」という言葉を否定している発言もしており、GLAYの曲に「永遠」が出てくると大抵「安物」だの「終わりを知る」だの「誰も見たくない」だのと否定する言葉が付く。
(HOWEVERの様に肯定的に扱っていたり、Eternallyの様にタイトルからしてテーマとして扱っている作品もある)
なお、GLAYの曲で失恋の曲が多いのはTAKUROが失恋しまくっているから…らしい。


GLAY以外の活動では、GLAYがインディーズ時代からの親友であるC4のTOKI(元Kill=slaydのボーカル)のソロプロジェクトSTEALTHに参加している。
また、2016年12月よりソロで弾き語り活動を開始した。


トノ君

ツートンカラーだったり色々格好は派手である。一時期魔女帽子を被っていた。
アニメとか漫画とか自動車とかバイクとかいろいろ多趣味なオタク
ライブでハルヒピック使用したりラノベ読んだりメイド喫茶でテンション上がったり。
おかげで一時期はハルヒとGLAYの曲のMADが結構あった。
ライブでTERUに残酷な天使のテーゼを歌わせた男だが、下手するとエアーマンが倒せないを歌わせる可能性もあったとか。

彼の作る曲は独特で人気が高い。
ちなみに彼が作ったGIANT STRONG FAUST SUPER STARという曲では、なんと緑川光山寺宏一が参加している。
近年は日笠陽子や藍井エイル、三森すずこに楽曲を提供している。藍井エイルに提供した「シューゲイザー」は後に配信ライブにおいてセルフカバーしており、シングルへの収録も決定している。
また、彼が大きく関わった曲にPVが入るとカオスなことになる。


  • JIRO(ベース)

老 け な い
本当にほとんど老けてない。
石仮面でもつけたんですか?
全盛期はCDTV恋人にしたいアーティストで2回1位を獲っている。
今でも女優の武井咲など、若いファンが多い。
TAKUROも「もし自分の娘がJIROを婿だと連れてきたら『でかした!』って喜ぶ」とか。なお、この発言の際に他の2人については「他の2人はアレだけど」とか言っている。TERUとHISASHIェ…

一人だけ年下だからなのか、てっこ君、TAKURO君、トノ君と他のメンバーを君付けで呼ぶ。

メンバーの中では一番モテてるらしい。
ファッションセンスもよくスカウトされたらしい(スカウトした人はJIROと知らなかった)。

彼の作ったSHUTTER SPEEDSのテーマはライブの定番曲でボーカルも担当している。
人気投票でも上位に食い込み、15周年記念のベストアルバムでも再録された。

GLAY以外の活動では、the pillowsの山中さわおと結成したTHE PREDATORSに参加している。



  • 省略しまくった経歴

1988年に結成。

1990年。イカすバンド天国に出場。
イカすバンド天国とはアマチュアバンドの発掘と、連続放映権の権利ないしメジャーデビューを賭けた勝ち抜き音楽番組である。当時の音楽の流行もあり、評価としては「これは売れない」「パッとしない」「そもそもバンド名が″灰色″って何?」と散々なものだった。審査員は錚々たるメンバーなのだが、のちのヒットまでは誰にも読めなかった。

1993年。X JAPANYOSHIKIにスカウトされる。(実はGLAYを先に見つけたのはHIDE

1994年にYOSHIKIプロデュース、「RAIN」でジャーデビュー。

1996年。「グロリアス」が初のトップ10入り。アルバム「BELOVED」がミリオンヒットし大ブレイク。

1997年。ベストアルバム「REVIEW」が馬鹿売れで日本記録を樹立し、人気を不動のものとする。

1998年。「誘惑」「SOUL LOVE」の2枚同時発売が大きな話題となる。誘惑は162万枚の大ヒットで1998年の年間ランキング1位を獲得した。

1999年。GLAY EXPO開催。有料で20万人を集めたライブというこの記録を破る者は未だにいない。「Winter,again」が日本レコード大賞、有線大賞の大賞を受賞。

2002年。「Way of Difference」が、あいのりの主題歌となり大ヒット。

2005年。EXILEとのコラボシングル「SCREAM」が大ヒット。

2009年。デビュー15周年を記念して、日産スタジアムにて2日間で14万人を動員。

2014年。デビュー20周年を記念して、宮城県で6万人動員のGLAY EXPOを開催。アニオタ的なイベントとしてはダイヤのAOPテーマを担当、15年ぶりにアニメとタイアップした。

2015年。10年ぶりの東京ドーム公演を開催。2日間で11万人を動員。また前年に引き続きダイヤのA新シリーズのOPテーマを担当。

2016年。ダイヤのAのOPテーマ収録「G4・IV」がオリコン1位を獲得(通算24作目の1位)。またクロムクロのOPテーマも担当(22年ぶりにロボットアニメとのタイアップとなる)。

2019年。デビュー25周年を記念して、「GLAY DEMOCRACY」として7つの公約を発表。そのタイミングでTERUは顔面を火傷して療養するというオチをつけた

2020年。コロナ禍の中、北海道函館の恵山で無観客コンサートを実施したらまさかの地元メディアに「無許可でコンサートをやった」と背後から撃たれ、その報道に函館市が「ちゃんとGLAYは許可取ってる」と誤報だとブチギレる事態になった


主なシングル

◆RAIN
夢だけを心に抱きしめて、どしゃぶりの雨の中汚れたままで彷徨う
デビュー曲。劇場版アニメ版両方のヤマトタケルとタイアップ。YOSHIKI作詞だが、TAKURO作詞のJuliaという原曲が存在する。
◇彼女の"Modern…"
WOW バイブル×彼女の過激 WOW モダンな×彼女の刺激
GLAYの中で一番売れてない曲。この結果には流石にメンバーで会議したらしい。
◆ずっと2人で…
2人抱きしめた恋を、離せずに永遠の祈りを
TERUの姉の結婚式の為にTAKUROが作った曲。
◇グロリアス
恋に恋焦がれ恋に泣く
グロテスクに似た類と思った人もいるだろうが違う。
◆BELOVED
迷いの中立ち止まるけど、それでも人はまた歩き出す
この曲を収録した同名アルバムはミリオン達成。LIVEでは合唱曲。
◇口唇
口唇に奪われたあの愛の蜃気楼の中で
SMAPのセロリに勝って自身初の一位。
◆HOWEVER
絶え間なく注ぐ愛の名を、永遠と呼ぶ事ができたなら
一番有名であろう曲。カップヌードルのCMでも使われた。実は当初TAKURO以外の3人からは大不評だった。
JIROは最初に聴いた時「古いよ」とTAKUROに言ったとされる。*2さらにHISASHIは「自分に酔ってるとしか思えない」と感じたとか。TAKUROェ…
◇誘惑
時に愛は2人を試してる Because I love you
1998年の年間1位。ライブでHYDEとコラボした。
◆SOUL LOVE
ふいに心を奪った瞬間の、あのトキメキよりも眩しい程に
誘惑と同時発売。誘惑と二枚同時発売する曲を作れと言われたTAKUROが10分で描いた。
◇Winter,again
いつか二人で行きたいね、雪が積もる頃に
164万枚を売り上げ、シングルでは1番の売り上げ。PVが2つあるが、片方のPVでは殆どTERUしか映らなかったので喧嘩になった。
また、この曲がレコード大賞を取った事で危うく解散しかけた(が、新年の飲み会で「なんで解散しないといけないんだっけ?」と解散は立ち消えになった)。
◆サバイバル
どこまでも広がる空に光がさして
ビデオシングルとしてビデオ・DVD売り上げで日本一売れた作品(2016年現在)。KAIKANフレーズのOPテーマでもあった。
◇MERMAID
今は安らげる場所に背を向けて、スリルを動脈に打て
タイトルと歌詞関係無し。ノンタイアップで一位獲得。
◆とまどい/SPECIAL THANKS
恋は真夏のように愛され眠る
最後のミリオン。どちらも未来日記(漫画ではない)主題歌。
◇GLOBAL COMMUNICATION
ONE LOVE COMMUNICATION MISEDUCATION
→ライブでの定番曲。21世紀初のオリコン1位および、9作連続1位を達成。
◆Way of Difference
誰ひとり 優しさと強さがなければ生きては行けないと 教えてくれたのは 去り行くあなたでした
別れの歌なのにあいのり主題歌。TAKUROが私生活で大変だったため、この時期のシングルは曲の頭が「逢いたい」から始まっている。
◇BEAUTIFUL DREAMER
目覚めた朝に誓いをたてろ、自分らしくあるがままにそう
美夢と略されてる。
◆SCREAM
時代を超えて人は争いを繰り返す
まだ六人だったEXILEとコラボ。GLAY×EXILE名義。当時のミーハーGLAYファンからは酷評だったが、最近の若者(EXILEファン)にはウケがいい。
◇ANSWER
これだけは信じている "LOVE IS BEAUTIFUL"
メンバーの尊敬する氷室京介とコラボ。
◆I LOVE YOUをさがしてる
見つかるその日まで、いや見つからなかったとしても
HOWEVERの続編。
◇SAY YOUR DREAM
世界の片隅で私を看取って
13分もある組曲形式の壮大な楽曲。
◆I am xxx
Yes, I am Oh Yes, I am
野菜屋にも聞こえるロック。
◇Apologize
ずっと、ずっと、言えず I'm Sorry
デジタルシングル。期間限定で無料配信していた。
◆Precious
あの子が生まれた時の重さをまだ覚えてる?
歌詞はTAKUROが感銘を受けた書籍とコラボ。
◇Thank you for your love
君の優しい声が聞こえる様な気がして、時々祈るように夜空を見上げる
デジタルシングル。東日本大震災の影響を受け、TERUが書き下ろした。
初めてTAKURO以外のメンバーが作ったシングル曲。
◆G4・II -THE RED MOON-
イカれた眼に、GEEKに魅惑のGAME tonight
メンバーそれぞれが一曲ずつ書き下ろした四曲全てがA面作品。
しかし、先頭にあるのがHISASHI作詞作曲の「everKrack」で唯一PVも作られている。
そしてPVがブッ飛んでいる。TERUの実家を自主的に守ってる人
◇JUSTICE [from] GUILTY
誰もが嘘つきなまま、最後に愛に捕まる
単独A面では初のHISASHI作曲シングル。
HISASHI作曲なせいか、今回もPVがブッ飛んでいる。全GLAYが泣いた
◆運命論
愛しながら、愛されながら私は生きている
単独A面では初のJIRO作曲シングル。
◇DIAMOND SKIN
この愛は傷つくことのないダイヤの様に
故・佐久間正英氏が関わった最後のシングル。PVがヤバすぎて放送禁止になった国がある。
◆CRAZY DANCE
CRAZY DANCE! CRAZY DANCE! CRAZY DANCE! CRAZY DANCE!
CRAZY DANCE!×nとひたすら連呼する楽曲。DIAMOND SKINとはトリプルA面という関係。
結成最初期の頃の曲であり、ライブのMCでTERUが言った「この曲を次のシングルにします!」発言から、本当にシングルとなった。
◇BLEEZE -G4・III-
真夏の愛を抱きしめて、溢れるトキメキは恋の始まり
GLAYデビュー20周年記念シングルかつ、GLAY50枚目のシングルかつ、G4第3弾のメンバー全員書き下ろしかつ、TERU作詞作曲の曲がメインという色々盛りまくった記念すべき作品。
チャリティエディションとしてBLEEZEのみを収録したバージョンがあるので事実上、単独A面で初のTERU作詞作曲のデジタルでないシングルでもある。
なお、歌詞を見ればわかるが、タイトルのBLEEZEはBREEZEの誤字である。TERUェ…
◆疾走れ!ミライ
そう夢だけは、もう夢だけは失いたくない
前作BLEEZEに引き続きTERU作詞作曲のダイヤのAOPテーマで、上記の通りGLAYはこの曲で15年ぶりにTVアニメとタイアップする事になった。
なお、TERUがダイヤのAファンで、このタイアップのために元々作っていた歌詞を青春モノに書き直している。
TERUの熱意に押された他の3人の提案でGLAY初の曲名を決めるタイトル会議が開かれたが、TERUは曲名を「走れ☆未来」にしようとして「本気なのか?」「その☆はない」と突っ込まれたとか。TERUェ…
◇HEROS
笑顔になれる その日までは孤独を恐れずに また明日も諦めず戦おう
前作疾走れ!ミライに引き続きTERU作詞作曲のダイヤのAOPテーマ。まさかのアニメタイアップ2連発かつ、TERU作詞作曲シングル3連発である。
ダイヤのA側から「今回もGLAYさんの曲でお願いします!」と頼まれたとか。
◆G4・IV
空が青空であるために、闇を抜けてまた陽は昇る
前作、前々作に引き続きTERU作詞作曲のダイヤのAOPテーマ「空が青空であるために」やTAKURO作詞作曲の北海道新幹線イメージソング「Supernova Express 2016」を収録したメンバー4人の書き下ろしG4シリーズ第4作。7年ぶりのシングル1位を獲得。これによりシングル・アルバム共に90年代、00年代、10年代と3つの年代で1位獲得を達成。
ダイヤのA側から「今回もTERUさんの曲でお願いします!」と言われてTERUが大喜びしたとか。
今回は4曲全てにPVが制作されており、HISASHI作曲の「彼女はゾンビ」はサバイバル以来の全編アニメというぶっ飛んだ内容になっている。HISASHI曲だから仕方ないね
◇[DEATHTOPIA]
愛は時を超え夢は遥か彼方へ声は届くどこまでも
TVアニメクロムクロの第一期OPテーマ「デストピア」と第二期OPテーマ「超音速デスティニー」の2曲を収録。ちなみにどちらもHISASHI作詞作曲である。
「デストピア」では作者HISASHIの「TERUがギターをかき鳴らしながら歌う」というリクエストに応え、TERUはライブで弾くだけでなくCDでも自らレコーディングを行いギタリストデビューを果たした。
◆WINTERDELICS.EP~あなたといきてゆく~
(あなた)の背中を決して忘れない 冬の厳しさ 貴方のよう
◇愁いのPrisoner/YOUR SONG
それは愛が辿り着いた幻
◆元号
今日で終わるとニュースが告げた
◇G4・V-Democracy 2019-
愛する人の、愛し方を ずっとそばで、見てきた
◆G4・2020
四半世紀に亘り記録した ROCK ACADEMIA 4eva

アルバム

◆灰とダイヤモンド
すべて受け入れ燃え尽きて、灰になるまで抱き合おうよ
RAINと同時発売したインディーズ作品。今でもライブでやる曲が多い。
◇SPEED POP
"愛している"と嘘の言葉の繰り返し
歌詞カードでまだ五人だったGLAYが確認出来る。
◆BEAT out!
孤独に震えて流す涙を、拭い去る力は持てなくて
初の一位獲得作品。週末のBaby Talkには元ジュディマリのYUKIが参加。
◇BELOVED
"生きてく事は、愛する事、愛される事"と
初のミリオンヒットアルバム。SHUTTER SPEEDSのテーマや春を愛する人など今でも人気の高いアルバム曲を収録。
余談だが、インディーズアルバムの「灰とダイヤモンド」やベストアルバム等を除くと本アルバムから「LOVE IS BEAUTIFUL」まではGLAYのアルバム作品は3作品ごとにタイトルに「LOVE」が入り、タイトルの英単語が1単語ずつ増えるという法則があった。
◆pure soul
愛は愛のままじゃいられず、いつか形を変えるだろう
REVIEWが大ヒットした後に発売した為、オリジナルアルバムで一番売れた。
◇HEAVY GAUGE
疲れる事を知らない子供の瞳で愛を説く
シングル曲が五曲も入っているが、TAKUROはこのアルバムにWinter,againを入れたくなかったらしい。
◆ONE LOVE
ココロが、声が枯れても、明日の向こうへ歌うよ
ロック色の強いアルバムで次回作とは兄妹関係となっている。
◇UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY
あの停車場の裏の、もう動かないバスで、僕をあやしてくれたのは夢だったかな…?
前作とは真逆にライブでの演奏を度外視して製作したTAKUROの私小説的アルバム。
なお、他の3人はTAKUROに「今回のアルバムは自分の思い通りにやりたい」と言われた際に「いいよ。やればいいじゃん、手伝うよ」と即答した。
◆THE FRUSTRATED
ヒビ割れた女神(かのじょ)の腕に抱かれ
ライブで先に演奏してアレンジを固めた為、完成度の高い曲が多い。
◇LOVE IS BEAUTIFUL
今日という日が、明日という日が、絶望ばかりの毎日でも
タイトル通りメッセージ性の強い歌詞の曲が多い。
◆GLAY
風に一人揺れているのさ、名も無き丘の上で
TAKURO曰く、GLAYらしい曲を詰め込んだ発表当時の時点での最高傑作。
ちなみに、過去にTAKUROは先輩バンドのLUNA SEAが「LUNACY(結成当時の改名前のバンド名)」というアルバムを発表した際に「バンドがアルバムのタイトルにバンド名を使う時は、そのバンドの最高傑作だ」と発言している。
ジャケットは「GLAYの象徴」として両手を広げたTERUの写真となっている。
◇Hope and The Silver Sunrise
今日はあなたとChristmas Night そして記念日
GLAY初のミニアルバム。Time for ChristmasにてJUJUが参加。
◆JUSTICE
決して目には映らない放射性物質(じゅうこう)が狙う
GLAY初のセルフプロデュース作品。今までのGLAYのアルバムと明らかに作風が違う為、リスナーからは賛否両論。
◇GUILTY
失ってみてからの方が、貴方の顔の翳りに気付くなんて
故・佐久間正英氏が関わった最後のアルバム。JUSTICEと同時発売だったが、こちらの作風は今までの王道作品となっている。
◆MUSIC LIFE
JOY 音楽は決して鳴り止まない HEY C'MON,JOEY RAMOEN
GLAYデビュー20周年の最後を飾るメジャー13枚目のフルアルバム。
佐久間正英氏に代わり亀田誠治氏を新たなプロデューサーに迎えて制作された意欲作。
ちなみにアルバムラストを飾ったタイトルチューンは、北海道のTV番組『ハナタレナックス』のテーマ曲となっている。
◇SUMMERDELICS
前の歌詞がなんてお前の血は何色だ?(鈍色だドン)
◆NO DEMOCRACY
冗談は顔だけにして 平成がせせら笑ってらぁ
デビュー25周年記念オリジナルアルバム。


ベストアルバム

◆REVIEW
ギリギリのBungeejump! いつだってKISSまであと少し
当時のアルバム歴代売上げ日本記録を樹立したアルバム。通称青盤
◇DRIVE
生きてく強さを重ね合わせ 愛に生きる
ファン投票で収録曲が決められた2枚組のアルバム。通称赤盤
◆rare collectives vol.1
降り注ぐ悲しみを その腕の中に抱きしめて
カップリング曲とライブバージョン、カバー曲を収録。
◇rare collectives vol.2
きっといつか この先また何処かでオマエに逢える
vol.1と同時発売。やはりカップリング曲が中心だが、GLAY唯一のDVDシングルの「いつか」が収録されている。そしてDisc2がHASASHIの楽曲を集めたものになっている。
◆WHITE ROAD
降り積もる想い出より貴方を愛してる
バラッドベスト。本アルバムに収録された「つづれ織り~so far and yet so close~」は後述の「BALLADE BEST☆MELODIES」収録曲のファン投票1位となった。
◇The Great Vacation Vol.1
「どれだけ生きたかに価値はなくどう生きたか」なんだと
3枚組のベストアルバムだが、新曲ばかりが収められたDISCが1枚入っている。Vol.2と併せてGLAYの15年の歩みを掌握できる事になっている。
◆The Great Vacation Vol.2
俺はいつでも、お前と共にある
Vol.1の4か月後に発売。やはり3枚組のベストアルバムで新曲ばかりが収められたDISCが1枚入っている。初のTAKUROメインボーカル曲「お前と共にある」が収録。
◇rare collectives vol.3
まだ俺はやれるのさ かつてのように器用には WOW うまく振る舞えないかもしれないけれど
同Vol.1&2の続編。今回もカップリング曲とライブバージョンを収録。
◆rare collectives vol.4
Oh Starless Starless Starless Tonight
vol.3と同時発売。やはりカップリング曲とカバー曲を収録。
◇BALLADE BEST☆MELODIES&BALLADE BEST☆MEMORIES
いつか見つけ出して さくらびと
MELODIESはMUSIC LIFE初回限定盤特典のファン投票で収録曲が決まったバラードベストであり、MEMORIESはMUSIC LIFEのG-DIRECT限定盤特典のメンバーの思い入れのある曲が収められたバラードベスト。
どちらも新曲「さくらびと」が収録されている。
◆REVIEW II
空を見てる、ずっと2人で見てる
My name is DATURA 忌み嫌われた通り名
Into the wild ここに Into the way 誓いを
あなたのすべてが愛だった
GLAY25周年記念ベストアルバムにして初ベストアルバムであるREVIEWの続編。今回はメンバーごとにコンセプト*3に沿って選曲した4枚組アルバムとなっている。
なお、HISASHI盤のみコンセプトがコンセプトのため、ほぼ全曲録り直している
◇REVIEW 2.5
よくある話のように 優等生な恋愛なんか無い
REVIEW II発売1週間前に急遽発表されたまさかの延長戦となる配信限定のベストアルバム。
こちらは「REVIEW IIに選ばれなかったが追加で入れるのであればこの曲」というコンセプトに沿って選曲が行われている。

Anthology版
基本的にオリジナルアルバム発売の20年後に発売している。

◇GLAY Anthology
渇いたその心暖めて
当時発売されて一年も経っていなかった10thアルバム「GLAY」と「GLAY」のデモ音源や未発表曲などを収録したGLAY初のAnthology盤。
オフィシャルサイトの通販限定販売なのでファン以外からの知名度は低いが、これがAnthologyシリーズ最初の作品である事に注意されたし。
「GLAY」発売20年後の2030年はどうするのかは不明
◆灰とダイヤモンド Anthology
錆びついたナイフを握りしめ
デビュー二十周年を記念した「灰とダイヤモンド」のリマスター版。
Disc2にはこれまでCDでの音源が限られていた曲やデモテープのみだった曲、デビュー当時出演したラジオ番組の音源が収録されている。
なお、デモテープの音源はTERUの実家に大事に取ってあったものを使ったとか。また本作と次作ではHIASHIがネットオークションで競り落としたと明言しているデモテープの収録曲が入っているため、HISASHIも音源提供していたと思われる。
◇SPEED POP Anthology
最後の恋と泣き笑い唇そっと触れた
「SPEED POP」の発売二十周年を記念して発売されたリマスター版。…というより、Disc1は全曲「SPEED POP」収録曲+α*4の別Verになっている。
Disc2は前作同様デモテープの音源を中心に収録されており、「ずっと2人で…」の旧歌詞Verが収録されている。
◆BEAT out! Anthology
More than Love トゲのある街角の天使達
GLAY初の武道館公演から丁度二十周年を記念して発売された「BEAT out!」のリマスター版。
Disc1は「BEAT out!」の収録曲+αのリミックス版で、Disc2はこれまで同様デモテープの音源を中心に収録されているが、
更に今回のDisc3はAnthologyシリーズ初のBlu-rayでGLAY初の武道館公演を丸ごと収録しており初の武道館公演二十周年記念の名前に恥じない豪華な内容となっている。
また、Disc2のデモ版も殆どが現行版と歌詞が違うものになっており、サビで千ノナイフガ胸ヲ刺ス「Yes,Summerdays」全英歌詞になった「グロリアス」
サビ以外に現行版の面影がない「Together」など初めて聴いた際は驚くこと請け合いである。
◇BELOVED Anthology
◆pure soul Anthology
◇HEAVY GAUGE Anthology
◆ONE LOVE Anthology


余談

別にスペルミスではない。

「究極のラブソングは、世界中でCDが何百万枚も売れた曲でもなければ、グラミー賞を獲った曲でもない。
だって母親が赤ん坊に唄う子守唄にかなう歌なんて、どこにもありはしないのだから」


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最終更新:2024年01月12日 21:48

*1 ボーカル転向にあたり、TAKUROが氷室京介の映像を見せまくったらしい。

*2 JIRO本人は「ネットでそのエピソード挙げられるけど、そんなこと言ってないよ」と後年発言している。

*3 TERU:「函館を散歩しながら聴きたいGLAY」 TAKURO:「ザ・ベスト・オブ・GLAY」 HISASHI:「STUDIO LIVE inspired by HOTEL GLAY ギター爆盛ミックス!」 JIRO:「この選曲でツアーを行いたい」 一人だけなんかコンセプトがブッ飛んでる気がするのがいるが気にしない。

*4 「SPEED POP」未収録の「GONE WITH THE WIND」と「ACID HEAD」が収録されているため