アシュセイヴァー

登録日:2014/03/26 Wed 12:33:52
更新日:2023/09/18 Mon 07:14:44
所要時間:約 7 分で読めます





スーパーロボット大戦AおよびOGシリーズに登場する機動兵器。


分類:アサルト・ドラグーン
頭高:21.2m
重量:53.4t
動力:不明
主なパイロット/ラミア・ラヴレス/アクセル・アルマー(AおよびAP、第2次OG


シャドウミラーが開発したアサルト・ドラグーン。MSやPTなどに類似したコンセプトを持つリアル系の機体である。後の量産化を考慮に入れた先行試作型機であるため、誘爆を防ぐためのブロック分割構造など実験的な要素がいくつか盛り込まれた高性能機である。両肩に計6機の遠隔操作兵器(所謂ファンネルの類)を搭載しており、指揮官機としての機能も持っている。
搭乗者の脳波パターンを解析・記録し、モーションパターンや操縦系に反映する簡易入力システムを搭載している。

◇武装
射撃兵装を中心とした構成となっており、HP、装甲、武装攻撃力などは他の4機に比べて低い…のだが、その代わりに異常と言っても良いほどの高い運動性を誇っており、ちょっと改造しただけで大半の敵の攻撃を精神コマンド無しでかわしまくるようになる。また射撃中心故に武器の最大射程も長く、移動後攻撃も余裕なので敵の射程範囲外からの奇襲もお手の物。A主人公機最強論争では筆頭格。
ちなみに武装名全てに「西洋の近接武器」の名前がつけられている。

  • レーザーブレード(格闘)
某宇宙刑事共通装備の剣ではない。
緑色のレーザーで構築された非実体剣。射撃メインでP武器も揃っているため切り払い位にしか出番がない。OGシリーズでは他の機体にも搭載可能な換装武器になるが、特に長所はない。
でもGBA版だと地味に専用エフェクトだったりする。

  • ファイアダガー
胸部ミサイルポッドに搭載されたホーミングミサイル。P武器枠だが後述のソードブレイカーが強すぎるため、未解禁時期や気力不足の時にのみ使われる。
OGシリーズ登場にあたって移動後攻撃不可になったが、射程は僅かに伸びている。
GBA版ではアシュセイヴァーの武装で唯一他の武器とアニメーションが同じである。

  • ガンレイピア
所謂ビームライフルなのだがビーム兵器扱いではなく、レイピアの刀身のような白く長い線を描く弾を連発する独特なエフェクトの謎武器。気力不足の時やEN節約用に撃つ、まあ普通のビームライフル枠である。
OGシリーズでは他の機体にも搭載可能な換装武器になり、しかも長射程かつダブルアタック可能な全体攻撃武器(しかも移動後攻撃可能)と良いことずくめ。
A-Portableでは大技を差し置いてバリア貫通が付き、数の多いディストーションフィールド持ちに対抗できる、と後になるほど出世していった唯一の武装。
OG以降は普通のビームマシンガンといった感じの演出になり、普通にビーム兵器になった。

  • ハルバード・ランチャー(OGシリーズではハルバー・ランチャー)
二又に分かれる特徴的な構造の射撃武器。最強武器の使用にレベル制限があったAでは序盤~中盤に掛けての最強武器である。こちらも光線を撃っているように見えるが、ビーム兵器ではない。
ガンレイピアと違ってEN消費武器なので多少連発してもフォローしやすく、後述のソードブレイカーとも使い分けが効く。
リアル系の武器としては高威力なのも魅力的。
A-Portableでは、OGsで収録したボイスが流用されている都合上、台詞欄とボイスが齟齬を起こしている。

  • ソードブレイカー
左右の肩に各3基ずつ、計6基搭載された遠隔操作兵器。本機を象徴する最強の武装である。ファンネルよろしく本体から射出された後レーザーでオールレンジ攻撃を仕掛け、その後ビット自身が敵機に激突して攻撃する。
レベル20になるまで使用できないが、射程が2~6で移動後攻撃可能、オマケにリアル系らしからぬ大火力とまさに最終兵器と呼ぶに相応しいチートクラスの性能を誇っており、この機体の凶悪さに拍車を掛けている。
6発の弾数制であり、気軽に撃ちまくるにはちょっと少ないが性能を考えたら多すぎるとも言え、弾数制ゆえにENはハルバード・ランチャーにつぎ込めるためこの点も強みですらある。
あまりに強力すぎたためか、OGシリーズでは移動後攻撃不可で普通のファンネルのような長射程武装(射程2~8)になってしまった。
A-Portableでも特徴は原作そのままだが射程3~6にほんのり弱体化されている。


◇各作品ごとの活躍
序盤から高い運動性をいかんなく発揮し敵の攻撃をどんどん避けていく。最序盤から使えるハルバードランチャーが高威力・長射程で極めて強力なので、運動性を改造してやれば最前線に放り込んでも抜群の生存率を誇る。
ちなみにラスボス(笑)の1ターンキルが一番簡単なのはアシュセイヴァーである。増えるワカメの明日はどっちだ。
とはいえ終盤で出てくるNT兵相手には分が悪いので油断はできない。リアル系故の打たれ弱さも痛く、予期せぬ被弾であっさり落ちてしまうこともある。
A-portableでは今作から採用された連続ターゲット補正により、実質的に回避能力が下がった。

  • スパロボOG2、OGs
OG2ではレモン機、アーチボルド機、予備機の3機が試作されたことになっており、条件を満たすと3機目の予備機が乗り換え可能な汎用機として参戦する。性能に下方修正が入り、A時代のような凶悪な性能はなりを潜めた。
OGsでも概ね似たような経緯で参戦するが、レモンがヴァイスセイヴァー(後述)、アーチボルドがジガンスパーダに乗り換えるため、アクセルがイベントで乗り込む程度しか出番がなくなり、だいぶ扱いが悪くなってしまった。
なおOGシリーズでは終盤に量産化に成功し、機体カラーをライムグリーンに変更してソードブレイカーをオミットした量産型が登場する。
その強さと正統派イケメンデザインからA主人公機の中でも人気は高かったため、原作主人公組がほとんど使わないことを嘆く声も目立った。

特に説明も無く、最初からクロガネの格納庫に置かれていた。OGsで同様に隠し機体だったヴァイサーガも参戦しているので、おそらくシャドウミラーの基地から接収した物だろうと思われる。

  • ジ・インスペクター
大破して動けなくなったソウルゲインに代わり、中盤までアクセルの搭乗機として活躍。ソードブレイカーでアルトアイゼンの四肢を切り落として大破させる大金星を上げる。
OG系列では最も恵まれた作品と言えるかも。

  • 第2次OG
やはりクロガネの格納庫に置かれている。本作からアクセルが機体を乗り換えられるようになった。
性能的にはやや苦しいものの、ヒュッケバイン公開処刑の影響で機体不足の今作ではまだ出番がある方。

  • OGMD
アクセルの自軍入りと同時に参入。今回はハーケンも搭乗可。
エクスバイン2機やプファイルⅢの参入もあり、戦力的にも下から数えた方が早いレベルになってしまった。
もうかつての栄光は取り戻せないのだろうか……?


◇関連機体
アシュセイヴァーの2号機をレモン専用のカスタム機にした機体。ソードブレイカーが「ソリッド・ソードブレイカー」に改修されて強化されたほか、ガンレイピアの代わりにO.O.ライフルを装備。
個別項目も参照。

OGシリーズにおけるオウカ・ナギサの乗機。レモンが「こちら側」で収集した複数の機体データを加え、アシュセイヴァーをベースに改設計して作られた機体。
個別項目も参照。

  • 量産型アシュセイヴァー
先述の量産化プランを元に量産化されたアシュセイヴァー。初登場のOG2では単なる色違いで、カラーが緑になった程度しか見た目の違いはなかった。
そのため外見上は原型機のソードブレイカーがそのまま付いているが、設定上ではソードブレイカーをオミットしたことになっているため武装には存在せず、用途不明の謎パーツと化している。
リメイクにあたるOGsで登場するにあたり設定のすり合わせが行われ、それに伴いグラフィックも専用の物が用意された。
頭部がジムを彷彿とさせるゴーグル状の形式に簡易化され、設定通りソードブレイカーが無くなったほか、カラーリングが試作機のスカイブルーからライムグリーンに変更されていかにも量産機らしいデザインになった。

スパロボ64のリアル系主人公機のうち、アシュセイヴァーと類似性のある機体。
「スプラッシュブレイカー」というファンネル系の武装が最強武器なところが特に特徴的。



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最終更新:2023年09月18日 07:14