登録日:2014/03/24 Mon 17:48:08
更新日:2024/04/04 Thu 20:25:59
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OCGにおけるテキスト
速攻魔法
(1):モンスターの攻撃が無効になった時、そのモンスター1体を対象として発動できる。
このバトルフェイズ中、そのモンスターはもう1度攻撃できる。
この効果でそのモンスターが攻撃するダメージステップの間、そのモンスターの攻撃力は倍になる。
効果はOCG、アニメ、漫画で全く同じである。
アニメや漫画だと「タイミングを逃す」を気にしなくてもいいという点で優位ではある。
遊戯王ZEXALにて
初めて使用されたデュエルは初陣である「遊馬vs凌牙」(1戦目)。
No.39 希望皇ホープの攻撃を自身の効果で無効にして発動した。
それによりホープの攻撃力を5000に上昇させ、
No.17 リバイス・ドラゴンを戦闘破壊して勝負を決め、遊馬とアストラルが2人で初めての勝利を手にした。
ちなみに漫画版でもデュエルの結末はこれと同様だが、
漫画版の遊馬は手札にこのカードがあるのにコンボに気付かず、アストラルに示唆されて初めて気が付いたのに対して、
アニメではジョーズマンの攻撃に対しての
アストラルからの「ホープの効果を使え」という忠告を無視し、
今はまだ手札にないこのカードに希望を見出しコンボのためにホープの効果を使わなかった。このことはアストラルからも賞賛を得ている。
その後は無印ZEXALでは時々手札などにあったが、使用される機会がなかった。
だが、アニメ版ではVSゴーシュ&ドロワ戦で再登場。
アストラルが一時、No.96によって拘束され、危機に陥っていたが、
遊馬とアストラルの絆の力によって解放され、アストラルはデュエル中の遊馬の下へ帰る。
そして、2人はこのカードと「バイテンション」を合わせて、ホープの攻撃力を4倍にして攻撃し、決着をつけた。
続いて登場したのはWDC、VSゴーシュ戦。
ゴーシュの「エクシーズ熱戦!!」でホープと
H-C エクスカリバーがぶつかり合う中、
遊馬はホープで一度戦闘を無効にして、その上でこのカードを発動して再び攻撃、エクスカリバーを打ち破って決着をつけた。
Dr.フェイカーとのデュエルでも登場。無印ZEXALでの登場はこれが最後である、
ホープの
No.53 偽骸神 Heart-eartHへの攻撃の際、ホープでホープの攻撃を無効化したことをトリガーに発動し、攻撃力を倍にして再攻撃。
しかし、Heart-eartHの効果により遊馬たちもダメージを受け、せっかく与えたダメージもライフ回復であまり意味が無くなっていた。
無印ZEXALではこのようにほとんどを視聴者が忘れかけた頃に登場し華麗に勝利をかっさらっていくナイスなカードとして活躍している。
ZEXALⅡにて
序盤は姿をひそめていた。
No.96とのデュエルの影響でアストラルが遊馬の前から姿を消してしまったあと、蝉丸相手のⅢとのタッグデュエルで久々に登場。
遊馬の1ターン目にドローされた。
このドローの際に遊馬はかつてアストラルと出会ったばかりのときのことを思い出し、ホープとのコンボを行おうとする。
永続魔法「
速攻予約特典」で一度このカードをセットし、ホープの攻撃を無効化してこのカードを発動しようとしたが、
その前のホープの効果自体を
No.3 地獄蝉王ローカスト・キングによって無効化されてしまったために攻撃は無効とならず、このカードは発動できないままセットされていた。
その後しばらくセットされたままであったが、Ⅲの
No.6 先史遺産アトランタルがエクシーズ召喚され、ホープを装備したアトランタルが攻撃した際、遊馬は「オーバーレイ・ブレーキ」でアトランタルの攻撃を無効化。
さらにそれをトリガーにこのカードを発動してアトランタルの攻撃力を2倍に、「速攻予約特典」でさらに2倍に。
攻撃力23600となったアトランタルが蝉丸のローカスト・キングへ攻撃し、蝉丸を打ち破った。
エリファス戦でも登場。
ランクアップを至上とするエリファスに対して、遊馬はランク1の
No.39 希望皇ホープ・ルーツで対抗。
ホープ・ルーツが自身の効果で攻撃を無効にした際に発動し、ホープ・ルーツ自身の効果で39600となった攻撃力を倍に。
攻撃力79200となったホープ・ルーツでNO13 エーテリック・アメンへ攻撃、勝利した。
続く
Mr.ハートランドにはこのカードとホープのコンボを対策されていたが、別のカードで攻撃を無効にしてこのカードを発動した。
そして「遊馬&ナッシュvs
ドン・サウザンド」戦では、初めて相手に攻撃を無効にされて発動し、このカードでフィニッシュ。
更には
歴代最高攻撃力更新という快挙を成し遂げた。
さらに上記二つのデュエルではシングルデュエル&タッグデュエルでの相手に与えた最高ダメージをたたき出している。
その後も、ナッシュ、アストラルと続くラストバトルラッシュも遊馬が使用した最後のカードはこのカード。
遊戯王ZEXALは《ダブル・アップ・チャンス》始まり《ダブル・アップ・チャンス》で締めくくられた。
ちなみに当初は自分で攻撃を止めてのコンボが多かったが、
ドン・サウザンド戦以降のデュエルでは全て相手による攻撃無効をトリガーにして発動している。
アニメでは父一馬から譲り受け、自分自身でコンボを見つけ、アストラルと初めてのデュエルで、かつ初勝利と
なかなか遊馬の中でかなりの重要度を誇るカードとなった。
OCG
上記の通り、アニメと全く同じ効果だが、OCG環境ではぶっちゃけ趣味カードでしかなかった。
攻撃の無力化や速攻のかかしなどの攻撃を無効にするカードには「バトルフェイズを終了させる」効果が付属しているので無力であり、
遊星が使った
くず鉄のかかしは無効化後セットの処理が入るため、タイミングを逃し発動できない。
ということで、効果が発動できる攻撃無効効果はクレボンス、ネクロ・ガードナー、魔法の筒といったところに限られる。
とてもじゃないが、相手がこれらをピンポイントで使ってくることなど期待できようもない。
となると原作通りホープとのコンボで使うことになるが、そうなるとただ特定のモンスターの攻撃力を倍にできるだけのカード。
それなら他のモンスターでも使える巨大化や団結の力の方がマシであるし、当時は既にこれらのカードですらまともに活躍する環境ではない。
一応上記のカードと異なり、
リミッター解除と同じくそのままの攻撃力を倍にするため、さらに他のカードとコンボすれば爆発力が上がる。
攻撃無効化カードの一部に対する対抗策になりうる点で差別化は狙えないこともない。
コンボパーツとなるホープが出しやすい素材2体のランク4であるため、「このカードを引いたらホープを出す」まではかなり簡単なので、
良くも悪くも、ランク4デッキに潜ませておけばエンタメ的には盛り上がるかもという程度の扱いとなった。
あと、ホープシリーズとは無関係なところでは、サイバー・オーガも相性がよい。
攻撃を1回無効にして攻撃力を2000上げるため、このカードを使うと攻撃力7800にまで上がるのである。
上級モンスターなのだが、E・HEROプリズマーで代用が可能。
永続魔法「
熱き決闘者たち」もトリガーとして使用可能であり、相手の場の魔法・罠カードも破壊できる。
ちなみに条件を満たしていれば相手のモンスターも選択することができる。
バトルマニアでアマゾネスの剣士に攻撃を強制する等のコンボが考えられる。
このとき相手の攻撃を魔法の筒で無効にしてこのカードを発動させれば、非常に大きいダメージを与えることが出来る。
OCG化された
No.39 希望皇ホープ・ルーツは、大幅改変してシンプルにこのカードとのコンボを重視したデザインとして登場。
高ランクエクシーズモンスターと並べてこのカードを使うことで、超攻撃力モンスター2体による攻撃ができる。
なお、後にOCG化した運命の扉に対してダブル・アップ・チャンスは発動できない。
そして時は流れ2018年末。このカードの価値を大きく変化させるカードが登場。
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻 0/守2500
レベル4モンスター×2
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「ダブル・アップ・チャンス」1枚を手札に加える。
その後、「No.39 希望皇ホープ・ダブル」以外の「希望皇ホープ」Xモンスター1体を、
自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は倍になり、直接攻撃できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
詳細はあちらのページを参照してもらいたいが、簡単に言えばデッキ内にこのカードがあれば攻撃力2倍の希望皇ホープを出せるカードという事である。
前述した「上がった攻撃力をさらに倍にできる」コンボを単体で完結させることができるうえに汎用性も高く、
「効果を使うために必須なので入れざるを得ない」「でもこのカードを使った動きも十分強力」という絶妙な立場を獲得。
ホープデッキでもファンデッキ専用程度のカードだったところが、一転して素引き事故を考慮した複数投入すらあり得るカードへと変貌した。
アニメさながらのNo.39 希望皇ホープの攻撃!⇒無効!⇒2倍だぁああ!の流れで1ターンキルを決める動きが狙いやすくなった。攻撃力2000以下のモンスターを棒立ちさせるとたちまちLPを0にさせられてしまう為、初見殺し性能はかなり高い。
遊戯王マスターデュエルではサービス開始当初からホープデッキがストラクチャーデッキとして発売され、本カードも収録された。
該当のデッキはZWを軸としたタイプのホープデッキで、ホープダブルも不採用である為一旦はこのカードを抜く事になるだろうが、同じホープデッキなだけに動きはほとんど競合しない上、ホープダブルもSRで比較的作りやすい為、ある程度ゲームになれて資産が溜まったらデッキをチューニングし直す際に最も再採用が検討されるカードとなる。
その為マスターデュエル初心者、特にサービス開始初期から遊んでるプレイヤーはこのカードにはかなりお世話になった事だろう。
現在では転生炎獣やBFといったよりデッキパワーの高いデッキをストラクチャーデッキからお手軽に組める為、以前程はゲーム開始から使われるカードではなくなってきたものの、それらのデッキと比べるとホープデッキは癖が小さく回しやすい(何せ、極論レベル4モンスター2体並べれば勝つ)事から、遊戯王カード自体にもノウハウが無い初心者プレイヤーには変わらず頼りになるカードとなるだろう。
【余談】
漫画版のイラストはアニメやOCGと大きく異なり、ロケットのようなものが描かれている。
ちなみに「ダブル・アップ」とは、ポーカー等のギャンブルにおいて、
「勝ち金をそのまま賭けて勝負し、勝った場合は勝ち金が倍になる」ルールのことである。
そのため、一度攻撃を無効にされるという「負け」を受けて発動するこのカードとは、ミスマッチだったりする。
あくまでダブル・アップのチャンスを得るためのカードと見るべきであろうか?
イラストではスロットマシーンから大量のコインが放出されているため、ダブル・アップに成功したことが窺える。
「攻撃力が倍になる」効果は「勝ち金が倍になる」ことに掛けたものであろう。
英語名はまさかの『Double or Nothing!』と「!」マークがついている珍しいカードである。
アニメ5D'sでは「バトル・リターン」という、攻撃を無効化されたモンスターに再度攻撃を可能にする罠カードが登場していた。
こちらとは異なり、攻撃モンスターの攻撃力は半分になってしまうが、このカードと違ってタイミングを逃す心配がないという点が異なる。
もっともアニメではタイミングを逃すの存在はないに等しいため、このテキストの違いは特に影響していないと思われるが。
追記・修正をお願いします。
- 魔法の筒とのコンボは出来るの?ダメージ入るからタイミング逃しそうなんだけど? -- 名無しさん (2014-03-24 18:05:12)
- ↑ダメージは同時扱い。回復のドレイン・シールドも同様 -- 名無しさん (2014-03-24 18:14:20)
- 魔法カードだけど5D'sのジャンクウォリアーやGXのフレイムウイングマンのようなポジにいるような感じがする -- 名無しさん (2014-03-25 09:05:55)
- 失敗しても諦めずに再度向かっていく遊馬を象徴したようなカードだよな -- 名無しさん (2014-03-25 09:57:07)
- まさに遊馬を象徴とするカード(ハーフアンブレイク含めて) -- 名無しさん (2014-03-25 11:55:39)
- ホープデッキでどれだけスペースが無くてもこのカードだけは絶対に抜けない。何かコレ抜いたらホープデッキじゃなくなる気がする -- 名無しさん (2014-03-25 14:19:55)
- こ…攻撃力にじゅうむぁんだと⁉︎ -- 名無しさん (2014-04-29 22:41:42)
- 何?《運命の扉》に対して《ダブル・アップ・チャンス》を発動できないのか!?だとしたら絶対に許さねぇぞ、ドン・サウザンドォォォォ!! -- 名無しさん (2015-03-13 08:30:28)
- ブレちゃん・クラちゃん「······」 -- 名無しさん (2015-04-10 22:38:58)
- ホープじゃなくオッドアイズ・アブソリュートに使ってる -- 名無しさん (2015-07-07 13:31:43)
- 連撃付与はクロノスやエドも使ってるけど基本攻撃力下がるよな -- 名無しさん (2016-04-04 20:05:34)
- このカードはどっちかってとキャンセルコンボだから連撃付与ではない。というか一回目の攻撃が無効になっている以上連続攻撃ではない -- 名無しさん (2016-04-04 20:23:21)
- ホープ以外でも使うためにストップ・ハンマーがほしいな -- 名無しさん (2017-07-04 05:54:53)
- ちなみにオッドアイズアブソリュートに使うときはオッドアイズを蘇生しちゃうとタイミングを逃すから注意するんだぞ -- 名無しさん (2017-10-19 09:26:53)
- サポートカード欲しいなぁと思っていたらホープ・ダブルなんて凄まじいカードが来た -- 名無しさん (2018-12-12 21:56:24)
- 正直、初登場時はよくあるアニメの辻褄を合わせる為の使いにくい魔法の1枚に過ぎないと思ってた……こんなゼアルを象徴するような魔法にまで育つとはなぁ…… -- 名無しさん (2018-12-25 13:59:12)
- ホープのスキルを併用すると発揮する切り札でゼアルと言ったらホープ、ホープと言ったら合わせるのは速攻魔法ダブル・アップ・チャンス -- 名無しさん (2019-03-31 06:54:54)
- デッキに手軽に戻せるようになったので完全な入れ得カードに……というか明確な勝ち筋なのでほぼ必須カードに。まさかこんなに強くなるとはなぁ -- 名無しさん (2021-01-25 20:59:05)
最終更新:2024年04月04日 20:25