動物戦隊ゴーバスターズ

登録日:2014/03/10 (月) 17:46:00
更新日:2023/04/18 Tue 16:17:38
所要時間:約 7 分で読めます





~♪(例のBGM)

新西暦2012年…

都市生活を支える巨大なエネルギー・エネトロン

それを狙ってるわけでもなく、しかし人類は脅かすし動物も脅かす存在・メカリアス

とは、生きとし生きるすべての命を守る使命を帯びて戦う、40のことである!!

動物戦隊!

ゴーバスターズ!!!

※こんなナレーションなんてありません


動物戦隊ゴーバスターズとは、スーパー戦隊シリーズにおいて登場した、36番目のスーパー戦隊だったかもしれない戦士たち、及びその活躍の物語、そしてその主題歌のことである。

登場作品はVシネマ『帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズVS動物戦隊ゴーバスターズ』。いろいろあって チダ・ニックがやって来た「13年前の事件の無かった世界」。そこで活躍するパラレルなゴーバスターズこそが動物戦隊なのである。彼らの活躍は、このVシネマの中においてダイジェスト的に描かれている。

革新を謳った特命戦隊ゴーバスターズとは対照的に、動物戦隊は原点回帰を目指している。昨今の作品で見られなかったタワー攻撃やボールによるコンビネーション攻撃など(これらは、部分的に『獣電戦隊キョウリュウジャー』に受け継がれている)を取り入れつつ、『星獣戦隊ギンガマン』や『百獣戦隊ガオレンジャー』のようにモチーフを意識したアクション、メンバー全員で持つバズーカやモーショントレースによるロボ操作など、これまでの作品の内「ゴーバスターズに無かったもの」を組み込んでいる。

結果、とんでもなくカオス且つシュールな出来(褒め言葉です)に仕上がってしまった。

…その後、本家に「動物戦隊」が付くスーパー戦隊が本当に登場した。
…それが縁で番外編で、2つの動物戦隊が絡むことに。


  • 物語としての『動物戦隊ゴーバスターズ』のあらすじ

13年前に転送研究センターでメサイアが暴走することも無く、よってヴァグラスが生まれることも無かった平和な世界。

桜田ヒロムは相棒であるニックとともに、教育実習生としての勤務先の高校に向かう。その途中、自転車で移動する女子校生とぶつかりそうになってしまう。お互い気をつけろと言いあい、険悪なままそれぞれの目的地に向かっていく。

やがて到着した、エネルギー管理大学付属城戸農業高等学校。そこで出会う、テンションの高い教頭、黒木。同じく実習生の森下、仲村。担当することとなったクラスの担任である体育教師、リュウジ。そして、今朝ぶつかりそうになった女子校生、ヨーコはそのクラスの生徒だった!

かくして、ヒロムの教育実習生としての生活は始まった。ヨーコにどつかれ、管理作業員の陣の加齢臭に襲われ、鶏の面倒を見て、授業では化学式を間違え、いろいろありながらも平和な日々。

しかし、それを脅かす影が差す!突如高校を、町の人々を襲う機械の怪物たち。黒木と陣は語る。10年前から暗躍していた彼らこそ、動物たちを奴隷にしようと企む悪の組織。キカイ帝国メカリアスであると!

そして同時にこうも言った。自分たちは、それに対抗する準備を進めてきたと。そして、ヒロム、リュウジ、ヨーコの三人は、すべての命を守るため戦う選ばれた戦士なのだと!

最初は渋る三人。しかしニックに発破をかけられたヒロムは決意する。実習生でも自分は教師、生徒たちは自分が守る!それに続いてリュウジも、対抗してヨーコも決心。陣と、正体不明のロボットJも含め、5人はメカリアスの前に立ちはだかる!

『アニマルチェンジ!』

かくして、動物戦隊ゴーバスターズの長い闘いが始まった!

  • 戦隊としての動物戦隊ゴーバスターズ
項目のあるキャラの詳細は各項目を参照。

キカイ帝国メカリアスの侵略に対抗するために、二人の40歳が10年前から準備を整えてきた、動物愛護の魂を胸に偉大なる自然を守るため戦う命の伝道者である(主題歌より)。

パラレルワールド上における「もう一つのゴーバスターズ」とでも呼ぶべき存在。そのため、特命戦隊のゴーバスターズとは実態にさまざまな差異はあれど、装備やスーツのデザインに関してはほとんど同一である。

どのメンバーも特命戦隊の方とのギャップが大きく、特にはそれが顕著。彼らが今作のカオスを牽引していると言っても過言ではない。戦隊全体としても、特命戦隊より熱血度合いが強い。

しかし、人々の命と平和を守る戦士であることはどちらも変わらない。今作の終盤、二組のゴーバスターズがそろった時も、迷いなく共闘できたのはある意味必然だったのかもしれない。

敵を倒した時のキメ台詞は「アニマルコンプリート!」。これは等身大戦、巨大戦どちらも変わらないと思われる(等身大戦で発言していないため)。了解した時は「ラジャー!」と言い、ポーズも異なる。

ちなみに動物戦隊は初期、追加、番外の戦士がそれぞれ増えて大人数になっている。
が、映像で見た限り全員揃ったことは無い模様。多くて6人で行動していた。

レッドチーター/桜田ヒロム
「アァァツシイイィィィィィィィィィィィィィ――――――――!!!」
動物戦隊のリーダー。教育実習生。

ブルーゴリラ/岩崎リュウジ
「ウホっ!」
体育教師。ヨーコのクラスの担任。

イエローラビット/宇佐見ヨーコ
「お礼なんて言わないから!/////」
女子高生。女子高生。女子高生。大事なry

ゴールドビートル/陣マサト
「膝に水が……」
40歳。

シルバースタッグ/ビート・J・スタッグ
「いえーす」
陣が拾ったロボット。特命戦隊の世界からやって来た。ちゃっかり動物戦隊に加入する。
彼と陣は、本編と違ってこちらでは初期メンバーである。

グリーンヒポポタマス/道明寺アツシ
「後は頼んだぜ……ヒロム……」
追加戦士。殉職する。

▼ピンクキャット
「甘いわね、レッドチーター」
謎の女戦士。正体はヒロムの姉。デカ尻。

ブラックピューマ/黒木タケシ
「シャキーン!(裏声)」
動物戦隊の上司である司令官。教頭。黒リン。

▼森下トオル、仲村ミホ
「実習生の森下です」 「同じく実習生の仲村です」
動物戦隊のオペレーター。教育実習生。もういっそ彼らも変身してしまえばよかったと思うんだ。

チダ・ニック
「っていうか、何でJまで普通に出来るんだよぉ~~!?」
ヒロムの相棒。彼とJのみ、特命戦隊の世界からやって来た。

ゴリサキ・バナナウサダ・レタス
「よぉし!いっちょやってやるか~!」「俺もやる気出てきたぞ~!」
普通の作業用ロイド。しかし動物ディスクの力でバディロイドとして機能する。

  • 動物戦隊ゴーバスターズの必殺技
武装類は特命戦隊と共通デザインだが、電子音声や内容に差異がある。必殺技については、動物戦隊独自のものも見られる。

▼アニマルオーガニックシューティング
アニマルバズーカをその場にいる全員で持って発射する必殺光線。ソウガンブレード(と思しき剣)を銃口として合体させることもできる。
本編と違い、博士の声でしゃべらない(効果音は一緒)。

▼アニマルクラッシュフォーメーション
下に三人、上に二人の組み合わせ(高速戦隊ターボレンジャーをイメージしていただきたい)でやぐら「ゴーバスタータワー」を組んで砲撃する。

▼ゴーバスターボール
ボールを使った連携攻撃。バレーボールの要領でパスを回し、最後にレッドが敵に「アタック!」でボールをぶつける。


  • 動物戦隊ゴーバスターズの敵
▼キカイ帝国メカリアス
世界支配を目論むものたち。メンバーは全員機械(多分)。彼等もまた、本編におけるヴァグラスのパラレル的存在である。

  • 主題歌としての『動物戦隊ゴーバスターズ』
歌っているのは山形ユキオ氏。シリーズ内ではかつて『百獣戦隊ガオレンジャー』の主題歌を歌ったあの人である。歌い方とかのノリはアレに結構近い。知っている人なら、どれだけ熱いかは想像できるだろう。一聴の価値あり。
主題歌が作られただけにとどまらず、タイトルコールのシーン(ちょっとライブマンっぽい)やOPっぽい映像も作られ、キャストまでちゃんと表示するなど、『動物戦隊ゴーバスターズ』と言う番組であるかのようになっている。
ちなみに作詞は下山健人氏。『特命VS動物』の脚本も書いている。


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最終更新:2023年04月18日 16:17