ダイナブレイド(星のカービィ)

登録日:2014/02/18(火) 18:28:54
更新日:2023/07/24 Mon 12:56:29
所要時間:約 8 分で読めます









ダイナブレイドとは、『星のカービィシリーズ』に登場するキャラクターの1体である。
星のカービィ スーパーデラックス』でボスキャラクターとして初登場した。



概要

黄色い鶏冠が生え、虹色と白の翼を羽ばたかせる怪鳥。
胸には青い水晶のようなコアがついているが、別に意味はないらしい。
戦闘中は常に翼を広げた体勢で立ちはだかるため、大きな体躯に見える。


左がスパデラ、右がウルデラ。右はアニメ版と近い顔になっている


序盤のモードの一つ「白き翼ダイナブレイド」のラスボス。
プププランドの作物を荒らした元凶であり、カービィはこいつを懲らしめるためにダイナブレイドの住む山頂まで小さな冒険に出発する事となる。
どう見ても翼が白くないって? 言わないで差し上げろ

ゲーム中では「洞窟大作戦」より前にプレイしていた場合、初の大型サイズのボスキャラとなる。
こちらを後にした場合はファッティホエールが最初だが、リメイク版のBGM的には細木か。
本モードは目立ったボスが中ボスしか居ないこともあり、そのでかさが余計引き立つ。


後のシリーズでは忘れた頃にゲスト出演しているほか、テレビアニメ版にも登場した。


戦闘能力

何といってもデカイ。
そのデカさを活かした攻撃を行ってくるのが特徴で、
隙の大きい技や、出の早い技を使い分けて戦う。

また、これまでのボスキャラが全身にダメージを与えられたのに対し
ダイナブレイドは頭の部分しか攻撃を受け付けない。
そして頭は当然高い位置にあるため、すっぴんの場合はジャンプしなければ届かないのである。
この辺はクラッコと似て非なる感覚なので、初心者は慣れるまでちょっと苦労するかも。

前述のように翼を広げた体勢だが、接触判定は頭・胴体・脚にしかない。



攻撃パターン

序盤の次のモードだけあってか、技のレパートリーはそこそこ多い。


  • ジャンププレス
その場で跳ねるか、反対側にジャンプして押しつぶす。
地上に立っている分には脅威ではない。


  • 火の玉ブレス
口から青白いブレスを4発撃ってくる。
ブレスは一応吸い込めるが、すぐに次の弾が飛んでくることを考えると
こっちが隙をさらすだけにしかなりかねない。
後半は7発も連射する。


  • 滞空
その場で上空に約3秒間浮かび、着地する。
また、火の玉ブレスのタイミングでカービィが空を飛んでいた場合は
それに反応して滞空と同時に火の玉ブレスを行ってくるので注意。


  • 頭のばし
頭を少し引っ込めると、勢いよく首を伸ばして攻撃。
多少のホーミング性よりも予備動作の短さが脅威か。
オリジナル版は首と言えるのか怪しいぐらいスッカスカだが、リメイク版はちゃんと首っぽい太さになった。


  • つかみ滑空
その場で飛び上がり、少し後ろに下がってから滑空し、反対側に着地する。
脚と接触すると最大2人まで掴まれてしまい、レバガチャで振りほどかないと連続ダメージを受ける。
下手に飛ぶよりもしゃがんで回避したほうが安全。


  • 体当たり
ダイナブレイドの大技。
上空に姿を消し、画面奥からダイナミックに体当たりを仕掛けてくる。トリトリ鳥さん奥からドーン!!
体力が一定以上・以下で軌道が異なるほか(要検証)、たまにフェイントとして体当たり前に一旦着地を挟む。
迫力もなかなかの攻撃で、画面上に逃げようがしっかり狙ってくるのが侮れない。
その代わり狙いは正確というほどでもなく、判定が一瞬ゆえに無敵技でやり過ごす事も可能。



ダメージ判定が頭部だけで位置も高い、とは書いたが
実際は地上でも大体の攻撃が届いてしまうぐらいにはあまり高さが無い。
特に(星に対しての)投げ技や鬼殺しが命中する点は痛く、慣れたプレイヤーからは格闘王への道で瞬殺されるケースが殆ど。
最初の着地でも星が出てきてしまうため、開幕ダイビングロケットからの3秒撃破はもはや恒例行事である。



作物荒らしの真相

カービィに敗北し、倒れこむダイナブレイド。
その先を進んでみると・・・




あらかわいい。


ダイナブレイドが作物を荒らしたのには理由があり、ヒナのダイナベイビー達にあげるエサを確保するためだったのだ。

ダイナブレイドに悪気が無かったと分かると、カービィも子育てに協力。
ウィスピーウッズのリンゴをたらふく食わせてあげたり、羽ばたく練習に付き合ったり・・・
やがて成長したダイナベイビー達と共に、ダイナブレイドは海の彼方へ渡っていく。
カービィに見送られながら・・・

ちなみにヒナ発見のシーンはヨーヨーのバグを使うと2分程発生せずむしろヒナの巣がこっちにくる。その時の姿はシュールなので必見。


以上画像出展:『星のカービィスーパーデラックス』ゲーム画面



その後、「メタナイトの逆襲」でまさかの再登場。
戦艦ハルバードに二度撃墜されたカービィの前に現れ、背中に乗せて送り届けた。
きっとヒナを育ててくれた恩返しに来たのだろう、なかなか熱い展開である。
リメイク版ではこの時のシーンがCGムービーとして作られ、
BGMもチャプター間のそれではなく次のステージのBGMが流れるなど、よりカッコよくなった。



その後の出演作


カービィのエアライド

シティトライアルのイベントの一つに登場。
突然空が暗くなり、空から降り立ってくる。
この時のBGMは無印のキャッスルロロロの大胆アレンジ。


このイベントでは、プレイヤーは原作同様にダイナブレイドの頭を攻撃していき、
最終的に体力を0にした者がオールアップを入手できる。
(やっつけた時は身体が黄色く点滅するので分かりやすい)
攻撃はマシンごと体当たりしてもいいし、アイテムやコピー能力を駆使してもいい。
ダイナブレイド自身はたまに威嚇するのみで一切攻撃は行わず、
一定時間経つと別のポイントに降り立ち、またしばらく経つと空に帰っていってしまう。
オールアップは非常にオイシイので逃さず倒したいところだが、
マシンの攻撃力が高すぎると満足にアイテムを稼げない。ちょっと悩みどころか?

しかし、そんな事よりも特筆すべきはそのサイズ。




でかすぎじゃね?

画像出展:『カービィのエアライド』ゲーム画面


どう考えてもスパデラ(ウルデラ)の時より大きい。いや、大きいどころの範疇じゃない。
後述するアニメの時も確かにゲームより巨大だったが、後に登場BGMが「巨大ボスとの戦い」と名付けられたが、
これはやりすぎじゃないかと言えるレベルのとんでもないサイズである。
広大な3D空間だからこそ、視覚的にインパクトを持たせる狙いがあったのかも知れないが・・・
もしも純粋な3Dアクションのカービィが開発されたとして、実際にこんなサイズのダイナブレイドと闘わされたら
初見で絶望するプレイヤーが後を絶たないことだろう。
どう考えてもこのサイズとの戦闘はハルバードの管轄である。


更に恐ろしい事に、頭以外に触れると自分が大ダメージを受けてしまう。
もちろん原作で当たり判定の無かった翼に触れても同じこと。
ダメージ量がシャレにならないので、初期マシンのライトスターなんぞで挑もうものなら
ちょっとしくじった時点で大破寸前になりかねない。
飛行能力の低いマシンや、高台をもってしても狙いにくい状況であれば
極力体当たり以外の手段で戦ったほうがいいだろう。


また、クリアチェッカーの中には「ダイナブレイドに踏まれる」というものが・・・
着地ポイントを予測するのは難しいが、イベント中は右上にダイナブレイドとの距離が表示される。
最初か2度目の着地時に運よく近ければラッキー。
巨大な丸い影を見つけて先回りすればいい。


あつめて!カービィ

長らく出番は無かったが、サブゲーム「カービィマスター!」にゲスト出演。
ゲージを真ん中(=ピンク色)で止めた時の最強攻撃の一つとして登場し、巨大なダイナブレイドが敵全体を攻撃する。


星のカービィ トリプルデラックス星のカービィ ロボボプラネット

前者ではレアキーホルダー、後者ではステッカーとして登場。


スターアライズ

ver2.0以降ではワールド1「へいわなくに プププランド」のマップのデデデ城の上空に飛んでいることがある。


テレビアニメ版

第7話「逆襲!ダイナブレイド」で初登場。
ゲーム版と違って火の玉は吐かず、翼をたたんだ体勢が見られる。


古代プププ文明にも存在が記されていた、100年に一度目覚める巨大鳥。
羽の一枚一枚が巨人のナイフみたいに大きく、鋼のごとき硬さを誇る。
空を飛ぶと恐ろしいスピードを出し、通った跡が衝撃波で吹き飛ばされてしまうほど。


岩山の上にタマゴを生んでいたが、ダイナブレイドに目をつけたデデデ大王エスカルゴン
タマゴをカービィに食べさせてしまおうと画策。
山頂までカービィが連れて行かれた事を知ったフーム達が駆けつけるも、既にタマゴの姿は無かった。

まさか食べてしまったのか?悪い予感がよぎる一同。
そしてタマゴの消失はダイナブレイドの知る所となり、デデデ大王達が
「カービィが食べちゃった☆」
などと吹聴したことで遂にカービィを標的に定めてしまう。

ダイナブレイドの力は圧倒的で、海から村までひたすら逃げまくるカービィ。
頼みの綱のワープスターでも歯が立たず、万事休すかと思われたが・・・



実はヒナは生きていた。



あの時デデデ大王からマッチを渡されたカービィは、案の定タマゴに火をつけて食べようとしていた。
しかし、タマゴを熱した事が逆にヒナ・・・もといダイナベイビーの孵化を早めたのである。
我が子が無事と分かり喜ぶダイナブレイド。
勿論、企みの失敗したデデデ大王達はヒドイ目に遭わされるのだった・・・


以降の話でもたまに登場し、ダイナベイビーが危ない目に遭うたび駆けつける。
(そしてデデデが自業自得な目に遭う)


普段は子育てに勤しみ、エサを集めて回っているようである。
ところが、第87話ではカラス達の食糧不足と怒りを招いたことで大騒動が巻き起こり、
魔獣化したカラスのボス「クロウエモン」にはベイビーをトリ質に取られ、一方的に攻撃されてしまう。
あわや大ピンチとなったが、ウィング能力に変身したカービィの助太刀で事なきを得た。



余談

「白き翼~」では倒した時に固有のモーションを取る。
しかし、オリジナル版は容量削減のためか専用のアニメパターンが用意されておらず、
体当たり時のグラフィックのままでグルンとひっくり返りブルブル震動するというもので、今見るとかなり不自然。
リメイク版では専用のアニメパターンがきちんと用意され、前のめりにパタリと倒れて自然に見えるようになった。




追記・修正は脚にがっちり掴まれながらお願いします。

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最終更新:2023年07月24日 12:56