グランブル

登録日:2014/02/08(日) 14:23:27
更新日:2023/11/06 Mon 00:13:46
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もしかして→




本当は臆病で怖がり。
襲われると必死に手足を振って敵を追い払おうとする。


重すぎる牙のため いつも首を(かし)げている。
ただし噛み付きは強力。


グランブルとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。


■もくじ


■データ


全国図鑑No.0210/ジョウト図鑑No.124/ホウエン図鑑No.353/コーストカロス図鑑No.072/アローラ図鑑No.259
分類:ようせいポケモン
英語名:Granbull
高さ:1.4m
重さ:48.7kg
タマゴグループ:陸上/妖精
性別比率:♂25♀75

タイプ:ノーマル(第ニ世代~第五世代)→フェアリー(第六世代~)
特性:いかく(戦闘に出た時、相手の攻撃を1段階下げる。先頭にすると自分よりレベルが5以上低いポケモンの出現率が半分になる)
  /はやあし(状態異常の時、素早さが1.5倍になる。麻痺による素早さ半減も無効。野生のポケモンに出会いにくくなる)
隠れ特性:びびり(ゴーストむしあくタイプの技を受けると素早さが1段階上がる)

種族値
HP:90
攻撃:120
防御:75
特攻:60
特防:60
素早さ:45
合計:450

努力値:防御+2

ブルー→グランブル(Lv.23)


■概要


ブルドッグをモチーフにした非常にいかつい顔のポケモン。
こんな顔をしているが分類名は「妖精」。『X・Y』ではさらにタイプまでもが妖精になった。

見た目は非常に凶暴に見えるが、実際はかなり臆病。
襲われそうになると手足を必死にじたばたさせて相手を追い払う。
しかし一度怒らせれば、大きく重たい牙と発達した顎でガブリと噛みついてくるので注意。
余談だが、実際に性格「おくびょう」にするメリットはほぼ皆無。攻撃が高く素早さが低いステータスと絶望的に噛み合ってないからだ。

進化前のブルーは、怖そうな外見ながらも人懐っこいことから、そのギャップが可愛いと女性から評判だった。
ではグランブルは人気がないのかと思われていたが、グランブルもムーン版の図鑑で若い女性に人気と判明した。
実際にミニスカートなどの女の子トレーナーも後半になると繰り出してくる。

金・銀』発売前のコロコロコミックでは、マリルを「ブルー」、ブルーを「マリル」と紹介されていた。
マリルの方は色合い的に仕方ないとしても、ブルーを「マリル」扱いするなんて…。
ちなみに分類名も「ようせい」ではなく「ようかい」と誤植されていた。
イジメイクナイ。


■ゲームでのグランブル


いずれのシリーズでも、ブルーを進化させてゲットできる。
ジョウト地方ではエンジュシティの周辺によく出現していた。

大きな顎に似合いそうな「かみくだく」は、第二世代当時は何故かタマゴ技でしか習得出来なかった。
第三世代以降はレベルアップで習得出来るようになっている。

同分類で凶悪性能を発揮したピクシーと異なり、技も貧相で能力的にも中途半端だったことからあまり日の目を見ずにいた。
現在では威力100超えの大技を多く覚えられるようになり、またタイプ変更により新たな活路を見出だしかけているポケモンである。


■対戦でのグランブル


元は単ノーマルの中でも上位に食い込む物理火力とそれなりの物理耐久を誇る重戦車型。
一方で特殊耐久はそれほどでもなく、致命的な鈍足でもある。
そして何より同期にリングマというほぼ上位互換がいるという不遇な扱いだった。
差別化できる手段としては当時物理技扱いだったゴースト対策の「シャドーボール」と特殊技だがエアームド等に有効な「かみなり」ぐらいか。
というか、こいつがA120の物理アタッカーということすら知らない人も多かった。

第四世代では三色キバを習得し、タマゴ技で「インファイト」も覚えられるようになった。
第五世代ではさらに「すてみタックル」や「きあいパンチ」が追加され、第六世代ではなんと「げきりん」をレベルアップで覚えられるように。
さらに第六世代ではタイプがフェアリーになったことで、それまで苦手としていた格闘タイプをカモれるようになり、耐久も増えた。
弱点が鋼に毒と逆に増えてしまったが、逆にこいつらを一掃できる「じしん」を覚えられる点も魅力。
フェアリー中最高の物理攻撃と、フェアリーで唯一「じしん」を覚えられるという強力なアイデンティティーを手に入れた。
フェアリーが大量追加された現在でも他に「じしん」を覚えるフェアリーはメガチルタリスしかいない。

採用特性は基本的に「いかく」一択。
素早さを底上げする「はやあし」や「びびり」は、超鈍足なグランブルにとっては焼け石に水である。
それよりは物理耐久に特化させて流す方が一般的。
一応「でんじは」も覚えられるので鈍足をカバーすることは出来るが、いずれにしても「いかく」の方が実用性は高い。
複数戦では「びびり」と「いかり」、そして「ふくろだたき」を併用して攻撃と素早さを一気に強化させるコンボもある。
ダブルでは4段階、トリプルでは脅威の6段階アップテラフーンもビックリである。
とはいえ、「ふくろだたき」要員がグランブルより遅い必要がある上に、「いかり」は低火力。
つまり、1ターン目をどう耐えるかがカギなのだが、グランブルの耐久は決して高いとは言えないので、パーティ構築が重要となるだろう。

一致のメインウェポンは「じゃれつく」は命中が90と多少不安定なのが難点。
しかし、先述の「インファイト」や「じしん」「ワイルドボルト」などサブウェポンも豊富。
純アタッカーのフェアリーとして、ガブリアスオノノクスヌメルゴンともタイマンが張れる点が最高の強みだろう。
「ふいうち」や「グロウパンチ」に強いのでメガガルーラとの相性も悪く無い。
フェアリー技が等倍止まりのバシャーモに「じしん」で対抗できるのも良い。


■アニメでのグランブル(ブルー)


劇場版第1作目同時上映の短編『ピカチュウのなつやすみ』にブルーが先行出演。
後に劇場版第4作目同時上映『ピカチュウのドキドキかくれんぼ』にグランブルが登場。ピカチュウ達とかくれんぼを楽しんだ。

金銀編前半で、ロケット団ニャースに一目惚れしたブルーが登場。
ただしニャース本人に惚れたというより、ニャースの尻尾に惚れていたようである。
しばらく準レギュラー化し、突然現れてはニャースに飛びついてロケット団の任務を邪魔する役回りとなっていた。
当のニャースはいつまでも付け回すブルーに憤慨していたが、最終的にフラれた時には少しショックを受けていた。
ただそれも、ブルーがグランブルに進化したことで解消された様子。


ポケスペでのグランブル(ブルー)


名前つながりでか、第一期からのレギュラーであるブルーの手持ちとして登場。
初登場は第二期終盤、ルギアと共に金銀の先出しポケモンとして一コマだけ登場した。
以降の活躍はこちらを参照。


追記・修正は強面だけど臆病な人に出会ってからお願いします。

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最終更新:2023年11月06日 00:13

*1 小説版より