オドシシ

登録日:2014/02/07(日) 20:59:39
更新日:2024/04/06 Sat 20:47:15
所要時間:約 4 分で読めます




オドシシとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。


■もくじ


■データ


全国図鑑No.234/ジョウト図鑑No.129
分類:おおツノポケモン
高さ:1.4m
重さ:71.2kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル
特性:いかく(場に出た時に相手の攻撃を1段階下げる。先頭にすると自分よりレベルが5以上低いポケモンの出現率が半分になる)
  /おみとおし(相手の持っている道具が分かる)
隠れ特性:そうしょく(草タイプの技を受けると無効化し、攻撃が1段階上がる)

種族値
HP:73
攻撃:95
防御:62
特攻:85
特防:65
素早さ:85
合計:465

努力値:攻撃+1

(ヒスイ地方のみ)バリアーラッシュを早業で20回使用するとアヤシシに進化。

■概要


金・銀』で登場した、分類名の通りオオツノジカがモチーフのポケモン。

特徴的な点はなんといっても大きな2本の角。
金の説明によれば、「ツノの曲がり具合が不思議な空間を作り出す」とある。
ただそこにいるだけで周囲の空間を歪ませ、人間の感覚をおかしくするある意味迷惑なヤツ。
ちなみにせんとくんとは何の関係もないので注意。

ツノの付け根にある丸い玉は、粉にして飲むと不眠解消に役立つという。
また、ツノ自体も相当な値打ちがあるため、第三世代では乱獲され過ぎて数そのものが減ってしまった。
ちなみに公式でも数を減らされ続けている。

それなりに個性的な面もあるのだが、鹿やそれに類似する姿で似たような技や特性を持つポケモンが増えたためか、忘れられがちになっている不思議なポケモン。
特に大きな要因は同じノーマルタイプ持ちで「鹿」繋がりのメブキジカであったりする。

かつてはもっと強かったようで、自分の力で進化できたと言われているが、現在は外敵が減ってしまい、この力は失われてしまったらしい。

■ゲームでのオドシシ


ジョウト地方ではエンジュシティ南の36番道路、西の37番道路に出現していた。
特に『クリスタルバージョン』で出現するオドシシは「さいみんじゅつ」を覚えているうえ、同時に出現するポケモンより地味に能力が高かったのでウザがられていた。

しかし第三世代では『エメラルド』のサファリゾーンで低確率で出現するのみとなる。多分乱獲が原因。

DPtでもポケトレ限定での出現となり、第五世代のBWでは豊穣の社で久々に通常エンカウントする登場となった。

が、BW2XYでは相次いでリストラ。それに対して似たような役割を持つポケモンが増えてきたため、忘却の彼方へ去りつつある。
ORASではマボロシの場所で野生個体を捕獲出来るが、捕獲出来る場所がランダムに出現するため地味に捕まえづらい。
第七世代でも相変わらず未登場だが、同じ空気ポケモンのネオラントが野生で出現するようになったので、影の薄さに拍車をかけている。

このように長らく「影が薄い」ポケモンとして弄られていたが、『Pokémon LEGENDS アルセウス』では脚光を浴びることになった

■対戦でのオドシシ


種族値は平均的だがややアタッカー寄り。特攻も意外とあるので両刀が狙える一方、耐久にはやや不安が残る。
単ノーマルであるにもかかわらずエスパータイプの技を多く習得し、また「さいみんじゅつ」と「あやしいひかり」の両方を自力習得できる珍しいポケモン。
第五世代で同じ技を覚えるミルホッグが登場するが、種族値的にはオドシシのほうが上位互換。

第三世代まではまともに使える一致技が「ふみつけ」に留まり、力を発揮させるには「おんがえし」などで対応する必要があった。

第四世代で強力な一致技「あばれる」を習得し、またHGSSではその外見に似合う「メガホーン」をタマゴ技で習得出来るようになった。
他にも「とびげり」や「サイコキネシス」「かみなり」など、強力な技を数多く覚えられる器用なポケモン。

強いて言えば特殊型でのメインウェポンが扱いづらい「さわぐ」であるのが難点か。
対戦では「しぜんのちから」を疑似「トライアタック」として使えるが、「ちょうはつ」や等のフィールド技で妨害されてしまう。
なお、現在に至るまで「はかいこうせん」をわざマシンで覚えられない。その代わり「ギガインパクト」は何故か覚えられる。
「ソーラービーム」や「チャージビーム」が出せるんだから「はかいこうせん」くらい出したっていいと思うが…。
ダブルバトルでは「りんしょう」使いとしても優秀で、同タイプの中でも特性や技の豊富さで個性を出しやすい。

攻撃技、補助技共に多く覚えられるため様々な型が作れる。
両壁が使える、「でんじは」「さいみんじゅつ」「あやしいひかり」というウザ技を全て習得可能、
じゅうりょく」で「かみなり」をはじめとする攻撃技命中率も上昇、「めいそう」で積める、
など、サポート面だけ見てもかなり優秀。
ただし、重力下では「とびげり」は使えなくなるので注意。

特性は「いかく」と「そうしょく」という優れたものが揃っている。
ただ「そうしょく」の場合、第五世代まではオドシシよりもキリンリキやメブキジカの方が手軽に作れたため「いかく」持ちの方が多かった。
さらに、「スキルスワップ」と「いかく」両立できるのは実はこのポケモンだけなのでダブルバトルではこれを利用したコンボが可能。
自分の「いかく」と味方の特性を交換した時点で「いかく」が再発動、ギャラドスボーマンダといった元々「いかく」を持つポケモンと組めば驚異の4連続威嚇も可能。
またオドシシをサポート特化型や特殊型にした上で「まけんき」「かちき」持ちのポケモンと組み、相手の特性を「いかく」と交換すればオドシシは弱体化なし・味方は強化・相手の特性は没収ということもできる。

物理型であれば「そうしょく」で攻撃を上げた後に「あばれる」や「メガホーン」が決まればかなり強力である。
他の特性が全て戦闘開始時点で相手に見える仕様のものであるため、高確率でバレるものの「キノコのほうし」等を封じるにはもってこいである。
不一致でも「ふいうち」や「ワイルドボルト」等も覚える他、先述の「じゅうりょく」と相性のいい「じしん」も技候補に挙げられる。

出来る芸当は数多いが、元々の能力、特に耐久力がかなり低いため、高火力アタッカーとまともにぶつかり合うとまず勝ち目はない。
技、特性共に優秀且つ豊富で相手に型を読まれにくい点を最大限に活用していきたい。


追記・修正はジョウト地方を脱出してからお願いします。

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最終更新:2024年04月06日 20:47