リオン・マグナス

登録日:2011/06/04(土) 18:22:41
更新日:2023/04/20 Thu 01:08:01
所要時間:約 3 分で読めます






…例え何度生まれ変わっても、必ず同じ道を選ぶ!!










リオン・マグナスとは、テイルスオブシリーズ第二作テイルズ オブ デスティニーの登場キャラクターで、主要パーティメンバーの1人。


【プロフィール】

年齢:16歳
身長:158㎝
体重:48kg
一人称:僕
スリーサイズ:B.72 W.54 H.81(PS2版の設定による)
CV:緑川光


【概要】

シリーズ創成期のキャラでありながら、下に記す数々の魅力ゆえ初登場から10年以上たった今でも根強い人気を誇る。
レディアントマイソロジー、テイルズオブバーサス等のエスコートタイトルやお祭りゲーにもほぼ必ず出演する。
彼の生涯がテーマのドラマCDまで作られている。ディスク2枚組で合計80分以上の、キャラストーリーとしてはかなりのボリューム。


【活躍】

TOD

弱冠16歳にしてセインガルド王国の客員剣士として活躍し、またオベロン社総帥のヒューゴともかなり親交がある。
ソーディアン・シャルティエのマスターであり、類まれなる剣腕を誇りセインガルド王からも絶大な信頼と強い権限を与えられており、その端麗な容姿からメイドなどのハートを鷲掴みにしている。
性格は冷徹で容赦がなく、最初はスタン達に対しても仲間意識はなく横柄に接した(スタン達は罪人として捕らえられた立場で、彼はその監視人という立場なので当然と言えば当然だが)。
唯一、ヒューゴ邸のメイドであるマリアンには心を開いており、彼女と二人っきりの時はいくらか態度が軟化する他、何故かリオンと呼ばれる事を嫌うようだが…。

任務には忠実であり、捕まえたバティスタを拷問する、侮辱されたとはいえ激昂しティベリウスを斬殺するなど非道な事もする。また女性に対する差別発言やらがかなり多い*1
一方味覚なんかはかなり子供で、甘いお菓子などが好きだがニンジンやピーマンが嫌い。

第一部で、ストレイライズ大神殿の大司祭グレバムに奪われた神の眼の奪還を命じられ、罪人として捕らえたスタン、ルーティマリーを連れて旅立った。ストレイライズ大神殿でフィリアを加えてグレバムを追うが、ほぼ世界中をたらいまわしにされ、紆余曲折の果てにグレバムを討ち取り神の眼を奪還、セインガルドに帰還する。

ストーリー開始以前から、ヒューゴにマリアンへの恋愛感情を利用されて彼女を人質に取られており、第二部でスタン達を裏切って敵対。
海底洞窟の最深部にて、ヒューゴ達が空中都市を浮上させる時間稼ぎの殿としてスタン達を迎え撃つ。神の眼を悪用されて尚且つソーディアン同士で戦わされるシャルティエだったが、彼はソーディアンとしての使命感や矜持ではなくリオン個人への忠誠で共に戦った。
しかし奮戦虚しく敗北し、全て終えたヒューゴが洞窟を崩壊させ押し寄せる海流に呑まれて死亡。


「ふふ……さよなら、マリアン……」


その後、ミクトランに ゾンビとして 復活させられて操られ、スタン達と戦わされる。

スタンとの関係は、PS版では良くも悪くも淡白でどこか距離を感じさせる。PS2版などから入ったプレイヤーはあっさりとしたドライな関係に驚くだろう。
とはいえ、スタン達を嫌っていたわけではなく、唯一彼らを頼ろうとした場面が、ゾンビにされて「コロシテクレ……ボクヲ……ハヤク……」と話しかけた時であった(キャラクター表示も敵キャラの赤から味方キャラの青に変わっている)。



リメイク版TOD

キャラの性格や設定などの改変が賛否を呼ぶリメイク版だが、スタンに並んで最も改変の度合いが強い。
心を開いた人間以外の人物を寄せ付けないシビアなPS版と異なり、育ちの環境ゆえ強がっていて素直になれないツンデレといった案配に変えられている。他人に冷たく口の悪い所は共通しているがかなりあからさまな態度や物言いになっている。
PS版で印象的だった過激な台詞や言い回しは軒並みカットもしくは変更され、良くも悪くもありきたりなツンツンキャラといった趣になっている。マリアンと2人きりになった時もやたらデレるようになった。

また、PS版ではそれほど深い関係ではなかったスタンとの友情が強調され、不自然なまでにリオンLOVEなスタンの絡みに対し所々で満更ではないような態度を見せたりスタンを意識した発言が増えていたりするが、こちらはかなり強引な流れゆえ賛否が多い。
(旧作まんまだとTOD2と微妙に矛盾が出てくるため、その辻褄合わせの措置だと思われる)

設定なども一部変えられており、「リオン・マグナス」という名を自分で名乗っている事になったほか、マリアンが人質にとられるのも第二部に入ってからになった為、第一部では駒だという自覚なしに動いている。
海底洞窟のやりとりも大きく変えられており、スタンの必死の説得と友情によって彼らと和解し、崩れ行く洞窟からスタン達をエレベーターで脱出させ、ルーティに姉弟である事を告白し、操作の為に取り残された彼はPS版と同じ末路をたどる。明らかに不自然なエレベーターの構造など、強引なイベント路線変更の痕跡も見て取れるが。

ディレクターズカット版ではタオルを巻いて女湯に入るサブイベントや「男装の麗人にしか見えない」という説明文の称号があったり、やたら腐女子を意識した要素が多数追加されているがやはりというか批判が多い(腐女子からもそっぽ向かれてる模様)。こういうのは公式でやっちゃダメだよ。

発売前からいわゆるリオン生存ルートの存在はかなり話題になっていたが結局実装されず。しかし、開発側でもギリギリまで判断を保留していたと思われる節があり、2部以降改造で本物のリオンを追加してもまったくバグなく連れ回せる。
そもそもなぜかパーティ枠が10人分用意されているため、他キャラと競合することなくリオンを追加できるほか、2部以降の各種イベントにも普通に顔を出す、ラストダンジョンのパーティ分割イベントでもごく普通に選択できるなど、随所に痕跡が見られたりする。

TOD2

死後、エルレインによって復活させられるが、何故か地下牢にいてそのまま仲間になる。
詳しくはジューダスの項目で。


【戦闘能力】

技のタイプはスタンとほぼ同じ。晶術のタイプは
ちなみに習得レベルが異常に高いのでまず日の目を見ないが、オリジナル版でも魔人闇は習得できる*2
ついでに言えばオリDの性質上スタンやウッドロウのチート技程ではないが相当な高性能。*3吹っ飛ばしで無限コンボして経験値を稼ぎ習得したなら使ってみよう。ほかにもバグを使ってドルアーガの塔に連れていくとかでもそれなりに使える。
リメイク版ではジューダスの戦闘スタイルが逆輸入され闇系の晶術が強化され二刀流となった。*4
ただし紙耐久まで逆輸入され、考えなしに前衛ははれなくなった。前線に出るならコンボを意識して敵の攻撃を受けない立ち回りが要求される。
DCでデモンズランスゼロが追加されチートキャラに。


【エスコートタイトルでの活躍】

ファンダムvol.1からほとんどの作品に出演し、扱いも良い。また、リメイク版以降はどのエスコートタイトルでも二刀流で、低めのHPに設定されている。
基本的にヒットアンドアウェイの手数で攻めて、そこに術を織り混ぜて戦うスタイル。

「なりきりダンジョン2」

女神に召喚されたリオンとサナトスに召喚されたリオンが登場。前者が仲間になるが後者は召喚後すぐにサナトスに憑依されそのまま倒される。
ストーリー進行で必ず登場するため仲間にはしやすい。飛燕連脚や空襲剣の性能が非常に高くデモンズランスもそこそこ強力。中でも魔人闇がTP消費が高い分アホみたいに強いため最強格。
ただしTPの成長が最下位なのでドーピングやTPが上がるキャラとの修行イベントなどでフォローしておきたい。

敵として対峙する「リオン?」もこれらの技を遠慮なく連発してくるので危険。特に魔人闇はこっちが食らっても致命傷になりかねないので主人公2人にはレジストリングを装備させたい。光属性が弱点なのでレイやアスカを主軸に使いたい。首尾よくホーリーランスやビッグバンが使えればこっちの強さ次第ではワンパンすら可能。なお本人は彼のルーツを落とすが盗めるアイテムは黒精石とショボい。
女神版リオンも強制的に参戦するが役に立つかは微妙。

ちなみに盾がないドットだった。

「なりきりダンジョン3」

ジューダスと初共演…するも初登場ステージによってどちらかが消える。
秘奥義はないがやはり魔人闇が強力。というかHPを気にせずいつでも使えるあたりこっちの方が強い。
なりきり服はどちらも入手できる。

NAMCO×CAPCOM

しょっぱなからスタンに敗れて死亡。ブラックワルキューレの力でジューダスとして蘇生する。

「レディアントマイソロジー」

今作からリメイク版仕様となる。
ただし周囲に壁を作りがちなオリジナル版に近い性格。

「レディアントマイソロジー2」


「レディアントマイソロジー3」

珍しく強制加入ではなくサブイベントでの任意加入。
久しぶりにジューダスと共演が叶った。向こうのほうが精神的に余裕のある感じだが基本的には息ぴったり。

「ツインブレイヴ」

シリアスシナリオのスタン編では原作の名シーンをアレンジした展開をしつつ、生存及びスタンとの和解が描かれる。
そして彼自身のシナリオではまさかのスタンに裏切られる展開を見せた。
キャラクター自体もPS2版を思わせる皮肉屋だが根はいいやつな性格をしつつも、PS版を思わせるセリフが多数あり割と好評。

「レイズ」

自分同様に鏡映点として具現化したマリアンを救世軍に人質に取られ、救世軍の協力者として登場。
主人公のイクス一行と敵対、刃を交えた末敗れるが、彼らから事情を聞き、真相を知った事で救世軍を裏切り同行。
マリアンを救出するも彼女は衰弱と重い病で一刻を争う状態だった。急いでケリュケイオンに戻るが、その道中で救世軍幹部に遭遇してしまう。そこで、マリアンの身柄変換と治療を引き換えに自分達を見逃し、今回の裏切り行為も不問とする取引を持ちかけられるが、彼が下した決断は「マリアン、そしてスタンを信じての拒否」であった。
ここで、リオンは真に仲間の手を取る事ができ、追手の救世軍を退けた。その後はマリアンの看病を一睡もせずに続け、彼女が目覚めた後は再び二人きりの時を過ごす事が出来たのであった。

その後、ミクトランが具現化した際は、自分が本来の世界でスタン達を裏切る事、そしてルーティやヒューゴと家族関係にある事実を彼の口から明らかにされてしまう。*5
しかし、ティル・ナ・ノーグで本当の仲間を得たリオンは一時は動揺するも立ち直り、魔神剣・刹牙で元の世界での「裏切りの過去を断ち切り」ミクトランを討ち果たした。そして、マリアンとルーティに改めて自分や家族の真実を話すのだった。


【余談】

PS版では左利き設定になっているらしくシャルティエを左手でふるっている。
また一部のコミカライズではテーブルマナーも逆になっている。

本名の紹介が

エミリオ・カトレット
エミリオ・ジルクリスト

小説やコミックによって異なる。一応ゲーム内ではエミリオ・カトレットとなっている。

TODの本編ドラマCDでは近衛隊長になっている他、1巻目のみ一人称が一貫して「俺」になっている(2巻目以降は「僕」)。
冒頭で記したアナザーストーリーのドラマCDは本編ドラマCDの設定準拠な為、ゲーム版だけの知識だと所々食い違いが生じる。PS2版プレイヤーならなおさらである。

『ファンダム』でプリン好きという事が判明。ルーティにはプリンなど何年も口にしてないと言いながらマリアンにばらされる。
アナザーストーリーのドラマCDによるとイチゴのケーキも好物との事。
『なりきりダンジョン2』でもケーキを注文していた……のはいいが、そこに現れたアーチェに「甘いものは嫌い」と言ってしまった結果、折角のケーキがアーチェに横取りされるのを歯噛みしながら見つめるしかなくなってしまった。

『バーサス』では最初からスタンと親友関係。ストーリーモードでは、ぶっきらぼうながら彼の息子であるカイルを気にかけている。年齢とかそういうの気にしちゃダメな。

また、公式のキャラクター人気投票では二位以下に転落した事がない。

実は『レディアントマイソロジー』に参戦するまでは登場すると必ず死ぬ男であった。
その『レディアントマイソロジー』ではやっと死ななくなったがこんどはマリアンが…


…例え何度全消しになっても、同じ追記・修正を選ぶ!!


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最終更新:2023年04月20日 01:08

*1 フィリアをヒューゴに紹介する際「グレバムの女」と付け足したり、「女の手を借りるくらいなら死んだほうがマシ」と言ったり、アナザーストーリーのドラマCDで「宮廷儀礼の場に参加している女の頭には脳みそ以外のゴミが詰まってる」という旨の発言までしている。

*2 リオン離脱時のレベルは普通は高くても20後半ぐらいだが、習得レベルは41と非常に大変

*3 画面の端から端まで届く射程、5回の突き全てに25%もの気絶付与、発動時時間停止がある関係で密着しない限り潰されることがない、威力も非常に高い等

*4 ただし構えが異なる。ジューダスが右手で上段構え、左手で下段構えに対して、リオンは自分を抱くように腕を交差させる。

*5 またこの時、自分より後の時間軸から具現化したフィリアたちと再会した際に彼女たちが驚いたのが「裏切ったリオンがスタンたちと一緒にいるから」ではなく「スタンたちを裏切った末に死んだリオンがいたから」だったということに気づいた。