遠野秋葉

登録日:2009/05/30 (土) 10:28:08
更新日:2023/08/11 Fri 14:56:05
所要時間:約 6 分で読めます




TYPE-MOON制作の同人ゲーム「月姫」のヒロイン。


CV:伊藤静(真月譚 月姫)/北都南(無印MELTY BLOOD)/ひと美(Re・Act~Actress AgainのMELTY BLOODシリーズ)/下地柴野(月姫 -A piece of blue glass moon-、MELTY BLOOD TYPE LUMINA)
年齢:16歳
身長:160cm
体重:45kg
B73/W57/H79
誕生日:9月22日
苦手なもの:人混み
嫌いなもの:猫、志貴に寄り付くヒロイン達(シオンは例外)
天敵:琥珀、月姫蒼香、七夜志貴

大財閥である遠野家の現当主であり、遠野志貴の妹。
前当主である槇久の死をきっかけとして、志貴を遠野家に呼び戻した張本人である。

気が強く行動力・決断力に富み、遠野家内での当主会議においても常にイニシアチブを保つ。一通りの礼儀作法も身についており、まさに当主としての才覚を完全に兼ね備えた令嬢。
長男でありながら生活が乱れがちで、夜に度々ふらっと家を出て行ってしまう志貴にキツい言葉を投げる事も。
志貴が勘当される以前は気弱なお兄ちゃん子だったため、志貴は8年経ったとはいえ自分の記憶に残る秋葉とのギャップに驚いていた。

本心では兄である志貴を好いているのだが、槇久により遠野家を勘当され、8年もの間離れて暮らさざるを得なかった兄に負い目があり、
優しくしたいと思いつつも、自身のプライドや志貴本人の気ままな性格があいまってそう出来ずにいる。
そんな複雑な妹心を察してか、志貴は基本的に屋敷では優先的に秋葉に気を配っている(琥珀談)ため、兄妹仲自体は良いという。
所謂お嬢様学校である浅上女学院にて寮生活をしていたが、志貴が遠野家に帰還する時期に自宅からの通学に切り替えた。

未成年にも拘わらずかなりの酒豪で、いくら飲んでも顔が少し赤くなる程度。俗に言うザル。

胸が小さいことに劣等感を抱いている。そのおかげかどうかは不明だがMELTY BLOODシリーズでは隠しキャラを除けば全キャラ中最高の耐久力を持つ。…なんか悪意を感じざるを得ない。


以下ネタバレ





















本当は志貴が実の兄ではない事を知っている。実の兄は遠野四季
前当主と同じく、「混血」と呼ばれる先天的な異能者。「略奪」と「式神行使」の能力を持つ。

前者は、有機物・無機物如何に拘わらず、視認した対象の熱を任意で奪う能力。
通常では見えないものを視ることが出来る"霊視"でなければ能力が発動したことさえ分からず、更に視界という非常に広い攻撃範囲を有しており、オマケに能力の発動から攻撃までタイムラグが殆ど無いので、
たとえ視認出来たとしても回避は非常に困難。
常人が見たら爆発したように見えるため、「発火」の能力と誤解されることもある。実際はむしろ逆と言えるだろう。
通常は単体を対象に使用する能力だが、効果範囲はある程度拡大することも可能。最大では建物を覆い尽くす程にまで拡大でき、これを「檻髪」と呼ぶ。
志貴やシエルにとって脅威で強力な結界である。だが、アルクェイド・ブリュンスタッドみたいな規格外なモノには「なんかクモの巣みたいでうざーい。」程度らしい。
琥珀のバックアップがあれば拘束しうるかもしれないが。

後者は、自身の生命力を任意の割合で対象に分け与えることの出来る能力。
かつて自分を庇って四季に瀕死の重傷を負わされた志貴に使用し、そのお陰で彼は一命を取り留めた。
今現在でも、秋葉は自分の生命力の半分を断続的に彼に供給している状態で、故に自分は50%の生命力で生きていかなければならない(実際は四季が志貴の生命力を奪っているために更に秋葉の負担が大きい)。
なお供給ラインは、両者のうちどちらかが死亡するか、秋葉自身の意志によりラインを断ち切らない限り途切れることはない。
また生命力のラインが繋がっていることにより、志貴の体に重大な異変が起こった際、彼女は直感に近い形でそれを察知することが可能。
逆に意図的にラインを切る事で志貴を無力化出来る。

能力を行使する際や、感情の昂ぶりなどにより、髪の色が黒から赤に変わる。その際は、髪による物理的攻撃・防御も可能。

彼女は魔との混血ではあるものの、他のそれに比べて危うい面を見せることは殆どなかった。
しかし前述の様に、彼女は兄に生命力の半分を分け与え続けている状態のため、彼女本人も余裕がなくなってきている。それ故、時折"反転"(魔の血に侵食されてしまい、人外の能力を行使出来るようになること)しそうになるのだ。
これを抑制するため、彼女は琥珀から度々血液を摂取している(項目参照。琥珀の能力は、性行為のみならず体液の交換だけでも発揮される)。
しかし、琥珀の血液を摂取すれば反転こそ抑えられるものの、本質的には真っ当な人間からは益々乖離してしまうことになる。
このことは両者とも知っている描写が有るが、黙認されているようだ。

反転した状態は「紅赤朱(くれないせきしゅ)」や「先祖還り」などと呼ばれ、その際は好戦的な性格となり、本能に忠実になる。
戦闘能力も人間の中ではかなり高い部類に入り、本気で戦ったらシエルでも勝てるかどうか判らない程。
尤も本人の戦闘経験はさほど無いので隙を突く事も出来ない訳ではない。


血の繋がっていない志貴を異性として愛しており、志貴がアルクェイドやシエルと関わっていることに嫉妬する。

ルートによっては、志貴の学校に転校してきたり、反転したまま理性を取り戻せなくなったり、理性を保ったままヤンデレ化して、最後の敵として志貴の前に立ちはだかったりする。
作品中唯一、ノーマル・トゥルー両ルートでハッピーエンドにならないヒロインであり、あまりにも報われない。
そのためファンディスク「歌月十夜」では、彼女のハッピーエンドが補完された。
同作品にて「秋歯」という別人格が発覚。



MELTY BLOODではまさかの巨大化。マッドドクターコハクのまききゅーXの力でG秋葉としてプレイヤーの前に現れる。

Actress Againでは初回ボスラッシュモードのトリ(2回目からは裏ボスは居る)で登場。
調節前の公式公認の鬼畜性能時代のH(ハーフムーンです!)秋葉が襲いかかってくる。
これを退けるとマッドドクターの策略によりまたも巨大化。
G秋葉N(ナイトメア。ナイチチに非ず)となり襲いかかってくる。

ちなみにこのG秋葉、TYPE-MOONの新伝統巨大ヒロインの先駆である。


プレイアブルキャラとしては、最新作MBAAでは通常時の秋葉、紅赤朱時の秋葉、制服姿の秋葉の計三人が参戦。
ちなみに3パターンのプレイアブルキャラがいるのはアルクェイドと秋葉だけである。(暴走アルクは厳密にはタタリであるため、いずれも本人なのは秋葉のみ)
どの秋葉も蹴りが攻撃モーションに入っているため、「足癖の悪いお嬢様」と茶化して言われることも。ヤクザキックを普通に使いそうなお嬢様キャラってそうはいないと思うんだ…


【他作品での遠野秋葉】
基本的にキャストはRe・Act以降のMELTY BLOODで秋葉を演じたひと美。

  • Fate
遠坂凛に並ぶ優等生』として、秋葉らしき人物のことが話に出て来る。

  • Fate/kaleid liner PRISMA ILLYA プリズマ☆イリヤ
ドラマCDに登場。
何らかの要因で遠野邸(の風呂)に乱入したイリヤとルビーの前に、メカ翡翠に追われながら登場。やっぱりここでも琥珀と主従喧嘩をしている。
琥珀と声どころか性格までそっくりなカレイドルビーにクレームを付けた。

  • ALL AROUND TYPE-MOON等のクロスオーバー作品
出て来る時はたいてい琥珀と喧嘩している。
ちなみに、『月姫』ではなく『MELTY BLOOD』の秋葉のため、アルクェイドやシエル達とも知り合い。

暴走特急琥珀のツッコミ。
何故か経験値の代弁者になりつつある。

アルクェイド、シエルと共にOPでは笑顔で踊ったりしたが、本編ではやはりツンデレ妹のまま。
秋葉がメインとなるエピソードでは琥珀の薬で幼児退行を起こし、『泣き虫で甘えん坊&お兄ちゃんにベッタリ』といういつもとは180度違う(過去の秋葉ではある)妹になった。




泥棒猫。殺しておけばよかった

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最終更新:2023年08月11日 14:56