ブレイク ブレイド

登録日:2014/01/21 Tue 22:43:17
更新日:2024/01/10 Wed 00:01:41
所要時間:約 10 分で読めます





運命に、抗おう——

ブレイクブレイドとは、FINAL FANTASYシリーズに登場する石化効果を持つ剣。初出は『FF3』。

『ブレイク ブレイド』とは、吉永裕ノ介による巨大ロボット漫画。2022年までCOMIC メテオで連載。全20巻
略称は『ブレブレ』。

2010年には全6部作の劇場版が制作されている。2014年には劇場版再編集+新規カット(ジルグVSスペルタ部隊)のTVアニメが放送された。
緻密なメカの描写と女性キャラの可愛さ、おっさんだろうが美少女だろうが容赦無く死ぬシビアさが特徴。
設定的に火器・ビーム兵器等は一切登場せず、空圧銃と近接兵装で戦う泥臭いロボット格闘戦も魅力。
「魔力」「異世界戦記」というキーワードからファンタジーものと思われることもあるが、世界観はどちらかと言うとSF寄り。

主人公機であるデルフィングの過去に迫る外伝OVAが製作中だったが2016年11月に製作中止が発表されている。
英語タイトルは「BREAK BLADE」でいいと思われるが、アニメ版の題字でのみ「BROKEN BLADE」となっている。


【あらすじ】


化石燃料が存在しない世界。人々は皆 石英を操る「魔力」を持ち、あらゆる物を動かす動力源としていた。機械、照明、——そして人型兵器「ゴゥレム」。
主人公・ライガットは100万人に1人の確率で生まれる「魔力を持たない者(アン・ソーサラー)」。
旧友である国王・ホズルの召喚に応じて王都にやって来たライガットはそこで、なぜか「魔力を持たない者」にしか動かせない古代ゴゥレム・デルフィングと出会う。
戦乱に巻き込まれていくライガットを待ち受ける運命とは――。


【登場人物】

◆クリシュナ王国
80年前の独立戦争でアテネスから独立。水源と石英資源に恵まれた豊かな国。

主人公。25歳。デルフィングの搭乗者。クリシュナの辺境に暮らすしがない農民。
シギュン、ホズル、ゼスとはアッサム国立士官学校で出会った親友だが、現在の彼らが王妃・国王・書記長の弟とやんごとなきご身分なのに対して、弟のレガッツ共々「魔力を持たない者」すなわち「能無し」としてずっと差別を受けてきた。
能天気な青年だが、その身の上からか人一倍他人を気遣い自分の弱みを見せない面がある。
王都防衛戦後はその実績から一転して英雄として慕われることとなり、部隊を率いる立場にまで就く。操縦士としての実力もズブの素人から超一流の戦士に至っていく。
英雄としての重圧や自分を庇って戦死したジルグの件で未だ彼の影を追ったり、暗い一面も見え隠れしているが、ホズルの言葉と拳を受けたことで、シギュンの自分に対する思いに気付き、シギュンにプロポーズした後は彼なりに成長を見せている。
自身は農民かつ『能無し』であるため、一生結婚はできないと考えているが実際のところシギュンに限らず結構モテている。
アッサム解放戦の後、暗殺を逃れるため逃亡生活を送る。

人妻ヒロイン。23歳。おっぱい要員その1。
ホズルの妻で王妃兼軍事開発顧問の才媛。金髪碧眼のクールビューティー。
技術者としての能力は抜群で、彼女のアイデアなしではデルフィングでの戦いは到底成り立っていない。
学生時代からライガットに想いを寄せているが、気持ちを伝えられないでいる。
本人はライガットへの好意を隠しているつもりのようだが、周囲にはバレバレの様子。
ホズルと関係を解消した後もライガットとは長い間、進展はなかったが、ホズルの助けもあってライガットからのプロポーズを受け入れている。
アッサム解放戦後、ライガットが暗殺される可能性をプレデリカ(パイデリカ)に密告。ライガットと共に逃亡生活を選ぶ。

クリシュナ国王でライガットの親友。26歳。本名は「ホズル・ベクト・ギロ・メゴ・キ・テイラ・ペタール・エグザ・ゼーヨダ」(クリシュナ9世)。
実兄の急死により望まず王位についたが、遺憾無く実力を発揮し、日々統治に励んでいる。

学生時代からシギュンのことが好き。彼女との仲を取り持つのにライガットが一役買ったが、
シギュンの想い人は他ならぬライガットであるため、悩み抜いた末、シギュンの想いやライガットに自身の想いを自覚させ、身を引いている。アテネスとの戦いに決着が着いた後にこの件は公表する予定らしい。
ちなみに吹っ切れたのか、かわいい専属シェフと関係を持った。
ライガットの暗殺を防ぐため、大々的な葬式を行ってまで彼の死亡を偽装した。

アテネス人で、ライガットらの旧友ゼスが率いるワルキウレス部隊の一員。12歳。おっぱい要員その2。
あどけなさの残る少女ではあるが、12歳にしては成長しすぎな容姿の持ち主。巨乳
ゴゥレム使いの天才だった母親譲りの才能を持ち、大半の隊員が1月以上、隊長のゼスでも1週間かかったエルテーミスへの慣熟を1日で完了したほど。
その才を見込まれ入隊に至ったが、精神的な未熟さと射撃センスの無さのため後方・援護要員として使われていた。本領は格闘戦であり、恐るべき強さを発揮する。
アテネスの偏った歴史教育やリィの死によってクリシュナを憎んでいたが、捕虜となってシギュンと接する内に誤解を解いていた。
アテネスに戻った後は捕虜となったシギュンに毎日のように彼女に会いに来ては話をしていたが、シギュンが処刑されると知り激しいショックを受ける。アテネスに対する疑念も重なり悩んだ末、母エレアと祖母クレンに事情を話し、自分を家から除籍して欲しいと言い、一人でシギュンを救おうとするが、一人では無理だと説得され、サーブラフ家の皆でシギュンを助ける作戦を立て、彼女を連れ出して反逆者となる。
その後は家族共々クリシュナへ身を寄せており、シギュンの付き人となっている。
周りが歪みすぎる中で前向きに生きており、彼女とシギュンのイチャイチャは最早この作品のオアシス。
ちなみにライガットとシギュンの仲を応援している様子で、ズバズバと進展をシギュンに聞いている。

  • バルド・ジ・アラン・アルヴァトロス(CV:菅原正志)
クリシュナの将軍。56歳。常にサングラスをかけているナイスミドル。
初期からライガットのことを気にかけている。一人息子のジルグの謎めいた行動を危険視しており、ライガットに「奴が少しでも妙な動きをしたら迷わず殺せ」と忠告していたが、息子としての城は消えておらず、ボルキュスが死ぬ間際に放ったジルグの死の真実には静かながら怒りを露わにしていた。

ライガットが所属するミレニル部隊の隊長。24歳。おっぱい要員その3。
長い黒髪をポニーテールに結い、トゥル将軍にもらった髪飾りをつけている。
トゥルの運営する孤児院で育ち、彼のことをファザコンレベルで慕っている。ライガットに好意を寄せているが、シギュンのこともあってあまり表に出さないようにしているが、兄のナイルなどにはバレバレである。ライガットが軍を辞めた際は「仲間の死から逃げただけ」と、軽蔑していたが、それでも彼を心配しており、王都へ戻って来た際は再び会えて内心喜んでいた。
男性に対して怒るとやたらと陰嚢を潰そうとしてくる。孤児院では彼女の「陰嚢付いてんのかー!」という言葉が伝統。
王都防衛戦後も明るく振る舞っているが、裏ではトゥル将軍を死を今でも引きずる暗い一面を見せており、ロギンの死によってそれは更に深刻なものとなっている。

バルド将軍の息子。19歳。赤いエルテーミスの搭乗者。
周囲からの期待とプレッシャーに苛まれ、ファザコンと中二病を拗らせた結果、訓練中に殺人事件を起こし投獄されていた。
通称チートメガネ。天才的なゴゥレム乗りで、満身創痍のエルテーミスでスペルタ部隊を壊滅せしめた活躍はファンから「ジルグ無双」と呼ばれている。
ライガットとの交流で父親と向き合う覚悟を決め、更生する兆しを見せたが、捕縛された際にライガット達を庇い、自分がデルフィングの操縦士だと名乗り出てボルキュスに射殺されてしまう。
ジルグの死によってライガットは彼の見えない影を追い続けることになる。

  • ナイル・ストライズ(CV:白石稔
ミレニル部隊の一員。25歳。ナルヴィの兄で、妹と同じく孤児院の出身。勉強は不得意。槍術を得意とする。
普段はおちゃらけているが、戦闘では割と真面目。
本作の登場人物達が戦いに苦しんでいる中、軍人としての冷静さや落ち着きを見せている数少ない人物で、死に急いでるとも見えるライガットやナルヴィを心配している。
この様に死亡フラグ満載で戦死者も多い作品なので読者からも心配されていたが、無事に最後まで生き延びている。
救援を求めてさ迷っていたプレデリカ(パイデリカ)を保護したのがきっかけか、彼女から信頼を寄せられるようになる。
アッサムの真実を彼女から受け取った後、アッサムに残ることを決意する。

  • ロギン・ジー・ガルフ・エンサンス(CV:川相智哉)
ミレニル部隊の一員。28歳。故障しやすい遠距離プレスガンを使える、希少なゴゥレム乗り。
貴族だがそのことを鼻にかけない誠実な人柄で、「顔は怖いけど優しいおじさん」と孤児院の子供達にも好かれている。ナルヴィのことが好きであったが、王女プレデリカの髪飾りの合同鑑定における乱戦で、アテネス軍からの流れ弾からナルヴィをかばった際に致命傷を負い、彼女に看取られながら息を引き取り、ミレニル部隊第二の戦死者となった。

  • フォルセ・グリトネイル
ライガット率いる新生デルフィング部隊の隊員。一等重騎士。戦闘技術が高く、挑発的な性格。その長髪や戦闘中の仕草はジルグを想起させる。ライガットに対して、部下となった3人の内の誰かが身分を偽って軍に入隊していると忠告する。
その正体は、クロザワが幼少期より育て上げた秘密工作員で、かつ彼の養子。ゴゥレム乗りの素質を見出され、ジルグが将軍になった際の影武者となるべく、戸籍や学籍記録を改ざんされて重騎士となった。新生デルフィング部隊には内通者の排除のために入隊した。この任務とは別に、ジルグの忘れ形見であるライガットを命を賭してでも守ることを固く誓っている。ライガットの事を能無し、人たらしと呼ぶものの、彼の命令は素直に聞いている。ツンデレ?
最後はボタンと共に、ライガットとシギュンの逃亡生活を支援しているシーンで終わる。

  • グンナル
ライガット率いる新生デルフィング部隊の隊員。赤い髪が特徴的で、実直な性格。
遠近問わず高いレベルの戦闘技術を持つ。乗機はロングプレスガンを携行する。ライガットを侮辱したフォルセに対し激怒した。

  • ボタン
ライガット率いる新生デルフィング部隊の隊員。二等重騎士。眼鏡の女性。
うたれ弱い性格で、突発的な事態への対処は苦手。兵軍学校での成績上位者で、地質や地形に詳しい。合同鑑定後の追撃戦では、周囲の峡谷を活かした戦術を考案し、戦果に貢献した。
アッサム解放戦で行方不明となったライガットが、以前アッサムに拘留されたライガットを脱獄させる際に利用した下水道に居るのではないかと推測。見事的中し、瀕死のライガットを助けることに成功する。
フォルセと共にライガットとシギュンの逃亡生活を支援しているシーンで終わる。

  • トゥル・バー・コールウェイ・リムレック(CV:緒方賢一
クリシュナの将軍。54歳。ドワーフのような小さく小太りのおっさん。少々喧嘩っ早く、よく部下(主にナルヴィ)に諌められている。
子供好きで、私財のほとんどを使い孤児院を運営しており、国民からの人気が高い。
国境に向かう途中に奇襲を受け、ニケの乗るギラトスにコクピットを潰され死亡した。

  • サクラ(CV:葛城七穂)
王都を防衛する近衛大隊長。熟女。ライガットの師匠となりイーストシミターの使い方を教えた。

  • ザンス
クリシュナの執務次官。36歳。
貴族出身で選民思想が強く、貴族制度に否定的なホズルに反乱を企てたこともあったが、その後は己を恥じて忠臣となる。
ボルキュスの王都侵攻の際、裏切り者を装い敵を王都に招き入れるという危険な役割を自ら買って出る。敵に作戦がばれて致命傷を負い、クリシュナが救われたことに安堵しながら息を引き取った。王都防衛戦の影の功労者。

  • エレア・サーブラフ
クレオの母親。28歳。首都イリオスの軍学校の元教師を務めている美女。
ゴゥレムの天才操縦士であったが病弱な身のため名誉除隊。
その後余命いくばくもない夫と大恋愛の末、16歳でクレオを出産した。
クレオのとーちゃん爆発しろ
連載時の82話の表紙の説明にて結婚式当日に自身の教官(女性)に拉致された経験がある事が書かれている。
軍人としての実力は衰えておらず、シギュンからも非常に信頼されている。
クレオからアテネスに捕まったシギュンを助け出すと聞いた際、彼女の決意を知ってクレオがいないサーブラフ家などなんの価値もないと話し、自分も救出に手を貸してアテネスを捨てることを決める。クリシュナに亡命後はミゾラム要塞にクレオともども匿われており、サーブラフ家の家族構成を知らない兵たちからはクレオの姉だと思われている。
感情をあまり表に出さないのだが、娘のことを非常に溺愛しており、愛情表現で力一杯抱きしめたりすることがある。

  • クレン・サーブラフ
クレオの祖母でエレアの母。62歳。通称ばあちゃ。
クレオを溺愛している。
若い頃は軍人としてその名を轟かせ、イリオス一の美男子だったクレオの祖父をゲットした。
エレアとクレオは祖父似である。クレン自身は恰幅の良い樽のような体型。
アテネスに思い入れがるからか、一人苦悩するも、家族が大事と結局、作戦に同行する。
イリオス脱出後は別ルートでクリシュナに入り、あらかじめ決めていた救出ポイントを伝達する役目を務めた。その後は匿わられている。

ライガットの弟。兄と同じく魔力無者で、二人で辺境の農村に暮らしている。
明るいライガットと対照的にひねくれ気味で人見知りだが、根は優しい。


◆アテネス連邦
大陸最大の軍事大国。自国の資源枯渇のため、クリシュナに侵攻する。

ワルキウレス部隊の隊長。25歳。アテネスの最高権力者・ロキス書記長の弟。
普段は冷静だが実は正義感の強い熱血漢。アテネスのクリシュナ侵攻により旧友であるライガット達と袂を分かつ。黒髪黒目の日本人的な容姿、義兄との不和、戦術の天才であることなど、源義経がモデルとなっている…らしい…。
士官学校の友人四人の中で唯一子持ちでそのため四角関係にはならない、幼馴染の妻と2歳の娘がいる。
ボルキュスの戦死やそれによる大損害によって兄が床に就いた際には心情を知り和解、意志を継いで最高権力者になったのだが、
ライガットとの一騎打ちでは完膚なきまで叩き潰され、優秀だった部下は捕虜を連れてクリシュナに寝返ってしまったり、ピースが揃ったとドヤ顔を披露していたら要の将軍が忠告を無視して戦死してしまったりと、どっかの火星人よろしく醜態を晒しまくった上にライガットとの最終決戦もナレーションだけで済まされ生死不明、最後まで不遇だった。
は…反撃…出来ない……

  • エレクト・ヴェーミンガム(CV:梅津秀行)
ワルキウレス部隊の一員で、ゼスの副官を務める。37歳。よくクレオを叱るが、それは心配するがゆえ。
頭の形が亀頭のようだと読者の間で噂

ワルキウレス部隊の一員。18歳。クレオの同級生で、落ちこぼれの彼女の面倒をみていた。
デルフィングに敗北し、最後までクレオのことを気にかけながら自決する。

アテネスの将軍。45歳。右目に眼帯をした白髪の壮年。数多くの武勲があり、部下の信頼も厚い。
冷静で計画的な戦術家にして超一流の兵士だが、強敵との戦いに悦楽を感じて前線に立つ戦闘狂、かつ味方も引くレベルで非人道的行為に躊躇がない外道という非常に扱いに困る男。一方で一人娘のレダには甘く、彼女の前では良き父親。
何度も難敵として立ち塞がるが、王都侵攻でライガットの奇襲により一騎討ちに。死闘の末、敗北。
捕縛して人質交換の道具に使われるはずであったが、そこで「別人とわかっていてジルグを殺した」ことを告げてライガットを敢えて煽り、怒り狂った彼に惨殺される。
彼の死を機にアテネスは色んな意味でガタガタのボロボロになってしまう。
アニメ版でも細かい経緯は異なるがラスボスとして王都侵攻時の一騎討ちで敗死する。

  • バデス・セロフ・ウリヤノフスク(CV:林和良)
ボルキュスの補佐官。49歳。アテネス随一の槍使い。何かと発言が不穏。
アテネス部隊を率いてジルグを急襲するが、彼の実力を見込んでアテネスに勧誘する。
とても人には言えない性癖を持っているらしい。
〈印象的なセリフ〉
「スペルタ部隊の皆さん!!獣になりましょう‼︎」
「最高の女を犯す喜びですよ!これは‼︎!」
ジルグとはいい勝負をしていたが、戦死してしまう。

ボルキュス将軍の参謀。53歳。粉砕せよ!虫螻!
この人もジルグによってあっさり戦死する。

ボルキュス直属の部下で、階級は大佐。31歳。強面だが温厚で部下思いの人物。
かつてはアテネス北方領・ベルゲンの独立運動に参加していたが、ボルキュスが反乱を鎮圧した際に彼の軍門に降った。
ボルキュスの娘・レダに想いを寄せられており、本人も満更でもない様子。

イオの部下。25歳だが、子供のような容姿をしているロリババア
イオにはベルゲンにいた頃から忠実に尽くしている。
彼の前ではぶりっ子口調で可愛らしく振る舞うが、その実、残酷な仕打ちを平気で行なったりもする。レダとイオの関係に憧れていた。
ナルヴィを射殺しようとした際に返り討ちに遭い戦死。

イオの部下。23歳。スペルタ部隊で唯一の生き残り。
あまり感情を表に出さないが、イオを慕っている。彼に除隊する旨を伝えられた時には、我々を捨てるのかと涙ながらに詰った。

  • ロキス(CV:土師孝也)
ゼスの兄で、アテネスの最高権力者(書記長)。弟とは不仲。
ゼスは彼に対して何らかの負い目があり、ライガットにだけその事情を打ち明けていたが、床に就いた際にゼスと和解している。

スペルタ部隊の一員。名門テュペル家の当主。おかっぱ頭で顔に十字の刺青がある。
学生時代にライガットをリンチしていたいじめっ子の一人。
スペルタ部隊では真っ先に死亡。

  • レダ・デュッセルドルフ(CV:ささきのぞみ)
ボルキュスの娘で典型的なお嬢様。イオとは父親公認の仲。バイオリンを習っている。
実は銃を隠し持っていたりと抜け目なく、あの父親にしてこの娘ありである。

  • アーレス
アテネスの将軍でゼスの上司。アイレスの実弟で外見は顔の傷以外瓜二つ。
プレデリカに手を焼いているが、なんだかんだで彼女を手懐けている。
硬派な武人かと思えばおっぱい星人で、涼しい顔でプレデリカの胸を品定めしていたりする。
ライガットとの一騎打ちで終始優位に立っていたが、ライガットの起死回生の策に乗っていたことに気づかず、デルフィングとゴゥレムの間に挟まれ圧死、戦死してしまう。

  • ステンナ
アテネスに囚われたシギュンを世話する臨時看守の女性。
マスクで顔を隠し、服からのぞく腹筋はバキバキに割れている。
美女を切り刻むのが大好きな、バデスさん並みに危ない性癖の持ち主。
危ない危険人物だが、実力は確かで手負いとはいえクレオでは歯が立たず、ライガットとも渡り合っていた。


◆オーランド
アテネスと大陸の勢力を二分する宗教大国。アテネスによるクリシュナ侵攻の元凶。

  • 教帝
オーランドの教帝。弱冠9歳の少女。
「ガインが死ねばお気に入りのリンディが悲しむ」という理由でガインをクリシュナへの援軍から外すなど、考えが読めない人物。腹黒かわいい。

  • ガイン・テラ・カンガリィ・スホウ
オーランドの将軍で、ホズルの妹・リンディの夫。38歳。
クリシュナに援軍を派遣しようとするが、教帝や上層部に阻まれる。


◆アッサム王国
アテネスに占領され、現在は属国となっている。

  • プレデリカ(アテネス側)
アッサム王国の王女。正体を隠して八百屋でバイトしている。通称パイデリカ。
ゴゥレムの操縦に関しては自他ともに認める天才。
明るく活発で天真爛漫に振る舞い、度々アーレスに迷惑をかけているが、敵対者に対しては冷酷無慈悲な一面を見せている。
もう一人プレデリカを名乗るそっくりさんがいるが、
アッサムでは元来双子はどちらかを死産にするが、死産を防ぐため妹を影武者として育てたための双子である事が判明し、現在は髪飾りの鑑定でこちらが影武者として扱われている。
幼少期は地下で生活しており、唯一じいやだけが交流相手であった。
アーレス戦死後は姿を消し、ナイルと共にライガットの前に姿を現す。アーレスの仇でもあるライガットには複雑な感情を持っていたが、会話を交わしたことで断ち切り、彼に対してより想いを寄せることとなる。
現在はアテネスから脱走し、祖国を救う為に王女として国を背負う覚悟を決め、ライガット達と共に行動している。
実際は彼女も王女の影武者だった事が、最終話にて彼女から伝えられる。
真の王女は幼くして病死しているため、それを知らないアッサム国民に答えるために、アッサム王女として生きることを選ぶ。
何かとナイルの事を気にかけているが、どこまで関係を持ったかは不明。

  • プレデリカ(クリシュナ側)
クリシュナに助けを求めてきた方のプレデリカ。通称ナイデリカ。
ライガットと共に王都へ向かい、ホズルに祖国解放のためにクリシュナ軍の出兵とアッサム独立派との共闘を要請した。その際ホズルに、自身を双子の姉と名乗り、アテネスの方は双子の妹「マナウ」で王女を僭称していると説明した。
合同鑑定ではその髪飾りの鑑定結果が本物と出ると、アテネス側のプレデリカを「売国奴」と呼び、その後はクーデターを起こしたハウガン大佐と共に、アッサム王国独立に向けてティブガルで行動している。
現在はクリシュナと敵対し、歪んだ破滅願望的本性を見せ始めている。

それ以外にも今まで妹の存在を黙っていたことやアッサムにいるプレデリカの方が明らかに胸が大きいことから、本当に本物か怪しい所。

実際は彼女も影武者で、更にパイデリカの予備として育てられていたことが本人から明かされる。
予備の予備として劣悪な環境で育ったためか、アッサム王女を名乗りアッサム王国を我が物にしようとする。
最終話にて下水道(パイデリカの育った場所)でパイデリカに追い付かれ、一触即発に。
和解しそうになるが、アッサムの星に撃たれ、死亡する。

  • アッサムの星
本作の実質的なラスボス。
クリシュナ側のプレデリカに付き従う謎の仮面男。
口元には何処かで見たような髭を携えている。
優秀な軍人であるが、何故か彼女に「お父様」と呼ばれ、憎悪の目を向けられている。
ゴゥレムの操縦技術も非常に高く、ライガット相手にも互角以上に渡り合う。

正体は秘密裏にパイデリカを育てていたじいや。
あくまで影武者育成の筈だったが、彼女があまりにも優秀に成長したため、本物と信じてしまう。
その本物を守るためにナイデリカを射殺。自身もパイデリカに射殺されてしまう。
実は彼女たちの父親であった。

  • ハウガン
アッサム王国独立派のリーダー。左目を包帯で巻いている。階級は大佐。クリシュナ側のプレデリカからは将軍と呼ばれている。
駐留するアテネス軍を殲滅するためにクーデターを起こし、一派にアテネス側のプレデリカの命を狙わせている。王国独立後はクリシュナを従えることを目論み、暴徒鎮圧と称し市民にも危害を加えているなど過激な行動を行なっている。
最終局面にて王城にてナイデリカに直に救援を求めるも、次の最終話で死体となっている。


【ゴゥレム】

戦場の主力である人型兵器。
石英を精製して作った石英靭帯で動き、その力は搭乗者の魔力の強さで左右される。
火薬等が無いため射撃兵装は「プレスガン」という名前通り空圧式の銃だけ、格闘兵装は刃物の形をしていても基本は「叩き・削り合い」で、搭乗者の死因は主に圧死。
装甲の間に噛ませてある布は、磨耗に弱い石英のためのもの。


◆クリシュナ王国
搭乗者はライガット。愛称は「デル」。
クリシュナの石英採掘場から発見された、推定1000年前のゴゥレム。古代人が作ったものと思われ、「魔力無者」にしか動かせない。
ナルヴィからは頭部の折れた角を指して、ボルキュスからは「破壊を象徴する刃」の意味で「ブレイクブレイド」と呼ばれた。
既存のゴゥレムをはるかに上回る馬力、加速力、跳躍力を持つが、稼働時間が極端に短い。
現代の技術では完全に修復できないため、戦うごとに傷ついては修復・カスタムで、どんどん本来の姿から離れていっている。
本体と反比例するように上がるライガットの技量と合わさり、戦場の鬼神と化す。

  • ファブニル
クリシュナ王国軍の量産型ゴゥレム。シギュンによって大幅に改良が施された。
搭乗者はバルド、トゥル、ナルヴィ、ナイル、ロギンなど。
各々に合わせて様々なカスタム機が存在する。

  • フレイヤ
シギュンが開発したクリシュナ初の軽量型ゴゥレム。平地での機動性はエルテーミスを上回る。
搭乗者はナルヴィ。


◆アテネス連邦
跳躍・運動性に特化した軽量型ゴゥレム。設計者はドクター・へパイス。
非常に扱いづらく、安全性も低いため欠陥機扱いされていた。
搭乗者はゼス、クレオ、エレクト、リィなど。
〈ジルグ機〉
クリシュナが鹵獲したものをファブニルの部品などを使って改修した。機体カラーは赤。
デチューンされているが、オリジナル以上に活躍する。

  • エルテーミス・ネオス
エルテーミスの新型。安全性は上がったが高コストのため量産は見送られた。
搭乗者はスペルタ部隊の皆さん。

  • ラドゥン
アテネス連邦軍の量産型ゴゥレム。

  • トロイア
イオ専用のカスタム機。バランスが悪く、非常に扱い辛い。
装備している十字剣「クロスサイフォス」は、ベルゲンの名工がイオのために三年かけて削り出したものという背景があるのだが、ジルグにパクられた挙句にライガットにへし折られるという悲しい最後を迎えた。
ベルゲンの量産型ゴゥレムに廃棄された高級パーツをふんだんに使っているため低コスト。

  • ギラトス
重量級ゴゥレム。万力のような両腕で敵を挟んで粉砕する。
搭乗者はニケ。

重量級ゴゥレム。ボルキュス専用のカスタム機。
相当量の魔力を持つ者でなければ、まともに動かすことすらできない。
他関節武器の「スコルピオンテール」が特徴。

  • ベルセボネ
バデス専用のカスタム機。槍を用いての格闘戦を得意とする。

  • アキレウス
テュペルが私財を投げ打って作った、(自称)至高のゴゥレム。
実際に作中トップクラスの性能だが、全く活躍することなく破壊された。
普段はテュペル家の庭に飾られていたらしい。
搭乗者はもちろんテュペル家当主。

  • レクシアス
テスト中の新型機。Ⅰ型・Ⅱ型の二機が開発されている。
Ⅰ型はゼスが初搭乗時にあっさりデルフィングに敗北したため、お役御免となった不遇の機体。
搭乗者はゼス、プレデリカ。



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最終更新:2024年01月10日 00:01