火々里綾火

登録日:2014/01/09 Tue 21:56:38
更新日:2023/07/27 Thu 08:17:30
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心配いらないわ


私が多華宮君を護るから


多華宮君は私のお姫様だから


漫画『ウィッチクラフトワークス』のヒロイン。



冬月高校に通う容姿端麗で才色兼備と絶大な人気を持つ美少女。

特にセットはせずに流した背中まであるストレートの黒髪、細い目つきの美人顔の高校生。
何より目を引くのがその体格で、小柄とはいえ異常というわけでもない仄君が、綾火の肩までしか届かない。
数値設定は出ていないが、190cmはほぼあるらしい(ちなみに母かざねは綾火の頭はんぶん長身で、200cmを超えている)。
その大きな体に負けないくらいにバストもりっぱな山。女性的な骨格だが肩幅もかなり広い。総じて、プロ女子バレーボール選手にバストを思い切り盛ったような体つきをしている。
作者は、ある女性編集者に「水薙先生は大きい女性が好みなんですね」とはっきり言われたそうな。


その正体は「工房の魔女」の一員であり、「炎の魔女」の異名を取る無敵の魔女。
「塔の魔女」に狙われている多華宮仄を陰ながら護衛しており、
バスの時間帯を一緒にしたり、隣の席になったり、日直を毎回一緒にしたりしていた。

しかし倉石たんぽぽが多華宮くんを襲撃したことを気に正体がバレ、堂々と多華宮くんを護衛するようになった。

基本的に行動原理は多華宮くん一択。
「工房の魔女」が多華宮くんを守護する理由は今の世界の安定を守るためであり、
白いアレの封印が解かれることになれば排除することも念頭に置いている。
しかし彼女の場合はそれとは関係なく多華宮くんを守護しており、彼を傷つける者には容赦なく攻撃を加える。

また徹底したポーカーフェイスであり、例え周りがどれだけ騒ごうとも眉一つ動かさずに対応し、
多華宮くんに危機が及ぼうとも鉄面皮は崩さない(実際は怒り心頭だが)。
しかしデレないわけでもなく、多華宮くんに褒められたり周りから恋人扱いされたりすると近くのものが発火したりする。あぶねぇ。

冬月高校伝統の学園の顔に選ばれ、全校生徒から「姫様」と呼ばれ慕われている。
ちなみにこの「姫様」という階級は理事長に次ぐ権限を持っている。

そんな彼女と親しくしている多華宮くんへの風当たりがえらいことになっているのは言うまでもない。

元々は平日の護衛を火々里さんが、休日の護衛をが担当していたが、24時間多華宮くんを守るため、同棲することになった。
以降毎晩鍵を粉砕して多華宮くんの部屋に侵入し、一晩中寝顔を眺めてみたり、霞と戦争していたりする。

溺愛具合は回を追うごとにエスカレートしており、はじめは多華宮くんを模したぬいぐるみが数個見つかったくらいだが、
  • 多華宮綾火か火々里仄か、結婚した際にどちらの苗字がいいか習字で書き比べる
  • 当初から作っていた多華宮くんを模したぬいぐるみが押し入れから雪崩れ出るほどになる
  • 彼を隠し撮りした写真が地下室いっぱいに飾られる(しかももっと増設予定)
  • 彼に発信機がついており居場所を24時間把握する
  • 彼の行動を書き記したノート( 分単位きざみで彼の行動が書かれている )が1000冊を超える
など枚挙に暇がない。それでも霞には及ばなさそうなあたりはさすが妹パワーというべきか。

ちなみに地下室がある事情で多華宮君にばれた時は珍しく声を荒げて焦ったが、彼は天然ゆえ 普通に感謝して受け入れた
そのときはさすがの綾火もちょっと困惑していた。彼の器の大きさを知った綾火が次は何をするかが楽しみである。

【戦闘能力】

「炎の魔女」の異名の通り炎の扱いを得意としている。

多華宮くんとは主従の契約を交わしており、
それによって「ダメージ転移」と「魔力供給」の二つの恩恵を得ている。

「ダメージ転移」は主の傷を眷属が肩代わりするというものだが、その代わり眷属は自身に直接攻撃を加えられても傷を負う事はない。

「魔力供給」は主の魔力を眷属が借り受ける能力。
多華宮くんの絶大な魔力を譲渡されることによって火々里さんは無敵の魔女と化している。

この二つの能力には主従の絆と物理的な距離が影響しており、距離が近くなり、絆が深まるほど引き出される力も大きくなる。
基本的に火々里さんの絆値は常時100%状態なので、多華宮くん次第で強弱が決まる。

ちなみに接触状態で100%、お姫様抱っこで105%の能力が発揮される。
他にも膝枕&耳かき、相手のシャツを着る、定番のキス等によって能力値にボーナスが付く。

要はラブい事をすればパワーアップするというなんともわかりやすい能力。

加えて「ノブリスオブリージュ」によって礼儀正しく振舞う限り能力が増幅されるという契約も交わしている。
ただしこれに反する外法を使ってしまうと急激に弱体化してしまう。

一定以上の魔力を供給されることで「テンペストモード」へと移行する。
その姿はエヴァーミリオンの姿と似通っており、彼女の使い魔である火竜「火弾の射手」を呼び出すことが可能になる。


この通り、多華宮くんとの契約によって強大な力を手にしているが、いつ契約を交わしたのかは二人共覚えていない。
これは深影によって記憶を消されたのが原因だが、
その面影を覚えていた火々里さんは中学時代から多華宮くんのことを探し続け、彼を見つけ出し、守り抜くことを誓った。

ただし、魔力がない状態はか弱いのかと言われれば全くそうではなく、肉弾戦もべらぼうに強い。これは母であるかざねの教育によるもの。
作中では
  • 家や部屋の鍵をドアノブごと破壊して侵入する{原作3巻、7巻など数回)
  • 仄との決闘をしていた、熊殺しの異名を持つりのんを一撃でK.Oする(原作4巻、アニメ8話)
  • 巨大なゴーレムをただの飛び膝蹴りで撃破する(原作5巻、アニメ10話)
  • 人間の頭をアイアンクローで掴み、そのまま直立の姿勢で引き上げる(アニメ12話、OVA、原作9巻など)
  • ローブを着ていない(=軽くない)凍子を担ぎ上げ、そのまま数メートル以上上に遠投する(原作7巻)
  • ビーチバレーのスパイクをグーでレシーブし、返球がネットを突き破った挙句これまたりのんをK.Oする(原作9巻)
などの離れ業を見せている。

ちなみに火々里さんの腹部には失った記憶に関係しているであろう古傷が存在する。


【交友関係】
  • 多華宮仄
護衛対象であり、契約による主従関係であり、愛する人。
上述通り彼女の行動原理は彼との学園生活を守るためであり、その為なら周りがどうなろうが、はたまた自分が傷つこうが死のうが意に介さない。
また多華宮くんの頼みで彼に魔法を教える師匠でもあるが、その指導方針は肘を擦りむいただけで中止と言い出すなど激甘。
彼には勉強などあくまで魔女の関わらない日常的なことで悩んでほしいらしく、あまり戦い方や重要なことを教えたがらない。
弟子は師匠の言うことには絶対服従と教え込んでいるため、彼は彼女に隠し事はできない。尻に敷く気満々
ただし彼が本気で強く主張をすると、驚いて言葉に詰まる一面もみせる。

  • 火々里かざね
母であり冬月市の工房長。学校の学園長でもあり、彼女の師匠でもある。彼の護衛のために、冬月高校の学園長になるように頼んでいた。
かざねは多華宮くんの封印を守るためなら彼ごと再封印することも考えているため、その点では親子で目的が食い違う。
綾火は多華宮くんを守るためなら母であろうと敵に回す覚悟はできており、実際衝突もしたがまだ母親に実力ではかなわない様子。
最近の展開では、綾火はかざねの実の娘ではない疑惑が上がっている。しかし体格や嗜好、迷探偵ぶりが血縁を否定させてくれない。

  • 多華宮霞
多華宮くんの妹。一度は義妹と呼んだ。想い人が同じで度々衝突するため、あまり良くは思っていない。
しかし彼女の妹パワーに感心して多華宮くんの妹を演じようとしたり、彼が妹と風呂に入っていることを度々指摘するなど実は羨ましいのかもしれない。

  • 氷尾凍子
中学時代からの付き合い。彼女は綾火を過剰に敬愛しており、やや危ないレベルである。基本は彼女をいじってはクーラー代わりにしている。
苦学生故様々な場面でバイトをしているため情報が早く、何かあった時は彼女から報告が行く。お礼は使用済みの体操服など。
彼女の氷魔法と綾火の炎魔法は相性が悪く、彼女が寒波を発動させてしまうと綾火の魔法の威力が下がる、その点はあまり良く思われていない。
多華宮くんにそれなりに好意的に接しているのも反感を買っているポイント。

  • 深影棗
工房を守る魔女の一人。棗よりどちらかといえば母親の栞や叔父の恭一郎の方が多華宮くんに色目を使うため、綾火は嫌がっている。
何かと被害にあいやすいのか、綾火に部屋を壊された挙句簀巻きにされたり、アイアンクローを決められたり殴られたりと不憫な子。

  • 乙女橘りのん
高校の番長。中学時代にはよく理由もなく一日中殴り合った喧嘩友達、かざねを師匠とする兄弟弟子でもある。
想いは複雑であり、多華宮くんの影響ですっかり丸くなったことを知った時は、涙を流し額の傷から血がにじむほど動揺し落ち込んでいた。
描写を見る限りは彼女は2度綾火に一撃K.Oされているため、現在は綾火の方が実力は上と考えられる。

  • 倉峰あとり
工房を守る魔女の一人。綾火から直接指示を受けて、諜報活動をこなす。
命を受け24時間多華宮くんの周りを付けて写真を盗撮している。写真は勝手に改造した地下室に飾られている。
あるときから地下室の番も任されており、近づいた霞とたんぽぽには容赦なく吹き矢を浴びせた。

  • 親衛隊の面々
基本的にいないも同然の扱い。多華宮くんに手を出すものなら燃やすと宣言している。
特に親衛隊長である鬼灯火苗とは中学からの付き合いであるが、いまだにどう思っているのか感情が読み取れない。

+ 過去について、ネタバレ注意
実際は火々里かざねとは 血縁はなく 、本当は火々里火陽という女性の娘。
ただし子として愛情を注がれた描写はなく、多華宮くんが初めて出会ったときは 離れ小部屋に首に鎖を付けて繋がれる というものであった。
魔女としての偉業にこだわる火陽の「作り上げた結晶」「多くの1人のうちのしかし唯一の1人」「冥府魔道の先にある物」という言葉から、不幸な生い立ちを感じさせる。
内には多華宮くんの白いあれこと白姫エヴァーミリオンが封印されていた。
なお、当時はひらがなで「あやか」であり、漢字名称は不明。

過去ではひと悶着の末、かざねから危険と判断され 腹に一太刀を浴びせられ死の寸前をさまよう ことになる。
しかし実験動物のように生かされ、人としての幸せを知らないあやかに同情した多華宮くんが、強力な力を持つ自身の血を使うことで回復をしようとする。
その行動により多華宮くんはエヴァーミリオンと対峙することになり、自身に契約対象を移すことであやかを救おうとする。
代償に命を取られかけるも、逆にそのポテンシャルの大きさによりエヴァーミリオンとの対等な契約に成功、しかし一歩間に合わず あやかは死んでしまう
しかしそこは「破壊と創造」を象徴するエヴァーミリオンの力により、多華宮くんの力を分け与え眷属とすることであやかの蘇生に成功したのだった。
この際、多華宮「仄火」から「火」の字をあやかに分け与えている。

その後、火陽との記憶を消された綾火と多華宮くんの交流が始まり、彼女は人間として前に進むのだった…


回想編でいろいろと謎が判明はしたのだが、今度はその記憶を多華宮くん側が消された理由はいまだに不明。
また、多華宮くんの血の力の源はかざねの血であるため、実質綾火もかざねの血を引き継いでるといえなくもない。性格も体形も似すぎだしね
下手すりゃ実験動物のまま死んでいたところを救われたわけで、そう思えば彼女の多華宮くんへの変態的なほどの過剰な愛は必然であるのかもしれない。
それを超える妹は色々とやばいがな!



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最終更新:2023年07月27日 08:17