金田一二三

登録日:2011/05/23(月) 00:25:43
更新日:2023/09/11 Mon 05:48:12
所要時間:約 4 分で読めます





おじい様の名にかけて!
この世に解けない謎はない!!


原作:天樹征丸・作画:さとうふみやの漫画『美少女探偵金田一フミ』の主人公。

ヘッポコでグータラな従兄の自称・高校生探偵に代わってクラスメイトの星川スミレ、とある事件で知り合った黒塚巧、
とあるフリーライターが訳あって引き取っている都築瑞穂を引き入れ「金田一フミ探偵団」を結成。
数多くの難事件を解決に導いている。
推理の際には、ミラクルミステリーパワーステッキ(税別3800円)を使って「愛の美少女探偵フミ」に変身する。





















   *   *
 *   + うそです
   n ∧_∧ n
 + (ヨ(*´∀`) E)
    Y   Y  *










金田一少年の事件簿』の登場人物。

金田一一の母方の叔父・金田一丙助の娘で、一の従妹に当たる。9歳(小3)。


誕生日:10月3日
血液型:O型
身長:124cm
体重:25kg
趣味:貯金
得意技:悪口・陰口
好きな食べ物:チョコレートパフェ
好きな男性のタイプ:堂本剛


初登場は『聖なる夜の殺人』(短編集2巻収録)。
ドラマ版ではいずれも未登場。
原作でもレギュラーシリーズ第1期終了後の第2期では、短編『不動高校学園祭殺人事件』でわずか2コマしか登場しなかった。
『R』最終作『金田一二三誘拐殺人事件』で久々に全編を通して登場し、事件のキーパーソンとなっている。
ちなみに出番が無かった理由は、どうやら前回の登場の後に父が帰還したため、彼女も父のところに戻ったかららしい。

長野県(アニメ版では石川県金沢市)で父が経営するペンション「コテージ・ラビット」の手伝いをしていたが、事件が原因で潰れ、更に父が一人で「謎の空中都市・シャングリラ」を探しにチベットに行ったため(アニメ版ではコテージの改装が長引いているため)、一の家に居候する事となった。


【容姿】

平たく言えば、一を幼女化して、髪型をツインテールにした感じ。

剣持警部からは後に「チビ金」と呼ばれるようになった。本人はこの呼ばれ方を非常に嫌がっているが。


【人物像】

家業の手伝いをしていたため非常に愛想がよく、年の割にはかなりしっかりしているように見えるが、
本性はかなり腹黒かつ毒舌家で、一や気に食わない人物の前ではよく暴言を吐く。ただし、一の推理力の高さは素直に認めている。
正義感は強く、人を思いやる気持ちも持ち合わせているので、担任教師や仲良しになった人が殺人犯だったときは泣きながら告発することもあった。
美雪の前では猫をかぶっているが、彼女に本性は見抜かれている模様。また、短編「金田一フミ誘拐事件」では、美雪がいる前で一にはすっぱな物の言い方をしていて、人前でも本性を隠さなくなっていることがわかる。
しかし、「魔犬の森の殺人」ラストで見せた寝顔は、普段の毒舌ぶりがウソのように可愛いものである。

名前については、カタカナで「フミ」と表記されることも多い。一の事は「ハジメ(人前では「ハジメお兄ちゃん」)」、美雪の事は「美雪お姉ちゃん」、剣持の事は「剣持のオジサン」と呼んでいる。
(アニメ版のみだが、佐木1号は「佐木さん」、玲香は「玲香さん(本人のいない所では「玲香ちゃん」とも)」と呼ぶ)


彼女も金田一耕助の孫の為か、それなりに推理は出来る(流石に潜った修羅場の数が段違いな一や名実ともにエリート警視である明智には勝てないが)。

一の手助けを借りたとはいえ、自力で殺人事件を解いたりしている。
そして怪奇サーカスの殺人では(謎を解いたのは一だが)彼女が犯人を摘発している。
自力で殺人事件を解いた者としては彼女の他に、主人公である一、明智、そして高遠の3人がいるが、それぞれの初事件が一→14or15歳(中学3年)、明智→17or18歳(高校3年)、高遠→15or16歳(高校1年)である為、解いた時の年齢では、今の所彼女が最年少である。

「金田一フミ誘拐事件」では、銀行強盗の顔を偶然見てしまったために誘拐され、自分のPHSを通して必死に一達に監禁場所を伝えようとした。
その際、途中で隠していたPHSが犯人にバレてしまい、殺されかけるが、寸前で謎を解いた一達が駆けつけ、無傷で救出された。
自身に命の危機が迫った時、助けを求めて真っ先に名を呼んだのは一であり、なんだかんだ言っても彼を信頼していることがうかがえる。
また、この事件の犯人の境遇に同情して、誘拐された事実を否定、犯人をかばった。


【アニメ版】

かなり優遇されており、初登場がデジタル作画化初回の『黒死蝶殺人事件』に前倒しされたほか、原作では未登場だった事件に同行する、DVDでは一巻丸々事実上の主役回にまとめられるなどスタッフの寵愛を受けている。
ファンブックのインタビューによると、フミの登場自体アニメスタッフからの強い要望がきっかけで実現したという。低年齢層の視聴が予想されるゴールデンタイムのアニメであったため、子供の目線に立てるキャラクターが欲しかったのだとか。

例として魔神遺跡殺人事件は電車の中で一が彼女に事件の内容を回顧録として語って聞かせることで、話が進んでいく。(その代償(?)として、原作で出ていた佐木(2号)は出番を潰された)
そして異人館ホテル殺人事件では、入院した佐木に付き添っていた美雪に代わって、一緒に来ていた彼女が助手ポジションに収まる。
他にもチョイ役程度でも顔を出すことが多い、いくつかの事件で原作よりもフミの活躍に重点が置かれているなど、佐木1号こと佐木竜太と並んで扱いが原作とアニメで(良い意味で)全く違う存在である。

……だったのだが、残念ながらアニメ2期にあたる『金田一少年の事件簿R』(2014・2015)では、1話も出てこないまま終わってしまった*1。1期のようにアニメオリジナルの登場シーンもいっさい無しである。
(同じくアニメ優遇組の佐木1号は香港での二つの事件に出番があった)
東映アニメーションの次シリーズにご期待ください。

こちらでも素では生意気であるが、原作よりも少年っぽい口調になる事もあった。
原作に未登場だった事件で登場する時は、他の人物の台詞や行動を代わりに担当する事がある。


【金田一37歳の事件簿】

29歳となり、探偵社でOLとして働きながら、一が高校時代に遭遇した出来事を元ネタとしてミステリーを執筆する小説家になっている。ペンネームは本名の読みと姓名の区切りを変えた「金田 一二三」(かねだ ひふみ)。
なお、彼女の作品を読んだあの悪魔は「動機もトリックも創作で少々詰めが甘い」「こんな理由で人は人を殺さない」と酷評している…。
そして同じくミステリー作家であるイケメンの彼氏と交際中。なのだが、斯くして『綾瀬連続殺人事件』では思いも寄らぬ結末を迎えることに。
その事件のラストでは、高遠が率いてる十二神の秘密に迫るある物を入手するが、一が謎解きを拒む理由を知っている為、現時点では一には秘密にしている。


フミ「謎は すべて追記・修正できた!」
一「俺のセリフパクるな!!」

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最終更新:2023年09月11日 05:48

*1 原作でも新シリーズ以降彼女の出番がほとんどないこともあるが