オールレンジ攻撃

登録日:2013/12/29 Sun 19:36:19
更新日:2024/03/18 Mon 17:42:57
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曖昧さ回避


オールレンジ攻撃とは、以下のものを指す。
  1. 円状の飽和攻撃を意味する軍事用語
  2. ガンダムシリーズ等における架空の攻撃方法

ここでは2について扱う。


概要

オールレンジ攻撃とは主にガンダムシリーズで使われる「本体とは別に行動する多数の遠隔誘導攻撃端末を使用し、同時・連続攻撃を行う」攻撃方法のこと。
単機で多数の敵を攻撃したり、1機の敵に対し3次元的な全方位から同時攻撃する事で回避も防御も困難にすることが出来るなど、強力な兵器・戦術となっている。

ガンダム以外の作品でも似たような攻撃方法が出てくる場合慣例的にオールレンジ攻撃と呼ぶ事が多い。
代表的なオールレンジ攻撃兵器である「ビット」や「ファンネル」が、そのまま他作品のオールレンジ攻撃も総括する名称として使われることもある。
この項目では基本的にガンダムにおけるオールレンジ攻撃を扱うが一部他作品においてオールレンジ攻撃と呼ばれるものについても扱う。


演出としてのオールレンジ兵器

本体は大きな動きを見せず周囲の端末が攻撃を加えるという絵的には非常に単純な図式は、それまでの戦いの光景を一変させる、ある種の神々しささえ感じさせるものであり、
このオールレンジ攻撃というアイデアはシリーズ内のみならず、多数の作品に影響を与えた。

この辺は体の巨大化や各部の複雑化を増していった変身が、
書き手側の負担を減らすために最終形態はシンプルにしたことが逆に効果的だったフリーザ様のような例に通じるものがあるかもしれない。

一方で、ガンダムシリーズの監督でオールレンジ攻撃の生みの親と言っていい富野由悠季氏は、このアイデアに対しては冷ややかかつ自戒も込めた評価をしている。
それというのも、巨大ロボット同士で戦わせるために色々な設定を作ったにもかかわらず、
オールレンジ攻撃を使う強機体が増え、ロボット同士の格闘戦が少なくなってしまったからだという。

攻撃端末は大抵の場合小型かつ高速なので、絵的な派手さに欠けたり、戦い方が似通ってしまいがちという問題もある。
これはオールレンジ攻撃があまりにも優秀過ぎたために、それまでの戦い方が馬鹿らしくなってしまった事態だと言える。
そして更に雑魚量産機が基本的にこういった装備をしていない為、逆にオールレンジ兵器無し=雑魚という図式フォーマットが出来てしまったのも問題の一つであった。

とはいえ、オールレンジ攻撃は上記の通りシンプル故に効果的に見せられるので、
それを狙ってガンダムも含め多数のロボット物、あるいはロボットでなくとも、上位の実力者であることを表す手法として今日も使われている。

なおエポックメイキングなものはやはりガンダムシリーズだが、「子機を使うロボット」のアイデアはそれ以前にもあり、
巨大ロボットとしては『鉄人28号』のファイア二世の鳥ロボット、モンスターの小型モンスター(どちらも体当たり式)、
等身大ロボットだとさらにさかのぼって『われはロボット』のDV5号(注:攻撃用ではなく作業用)などが挙げられる。


ガンダムシリーズにおけるオールレンジ兵器

非常に高い攻撃性能から兵器として極めて強力であり、エルメス以降、数々のオールレンジ攻撃可能な機体が開発されてきた。
しかしながら、オールレンジ攻撃が可能なのは特殊で貴重な人材であるニュータイプが必須であったため、
多くのオールレンジ攻撃可能機は試作機専用機などのワンオフまたは少数量産機である。

オールレンジ攻撃の対処が得意なパイロットは主人公以外だとなかなか珍しく、
例えばシャア・アズナブルハマーン・カーンに機体で差はつけられていたとはいえあっけなく翻弄されてダルマにされてしまった。
※ただしシャアは逆シャア時代においては、アムロのフィン・ファンネルを避けるどころか、サザビーのファンネルでファンネル同士の格闘戦を行えるまでに熟達している。
モブキャラなのに対処しちゃう「袖付きめ…」の人はスゴイ。

よく「ファンネルは大気圏内では使用不可」と言われる事もあるが、これは半分正解だが半分間違いと言った方が正しい。
宇宙世紀ガンダムでは当初地上でも使用可能とされ、実際にΖΖクロスボーン・ガンダムにおいては大気圏内で普通に使用されており*1
この描写を引き合いに出して大気圏内でも普通に使えると言うガノタも多いが、それより後に執筆された原作小説版ガンダムUCにおいては、
「ファンネルは大気圏内といった有重力下では重力の影響によって長時間の使用と精密操作が難しい」と明記されている。
OVAの設定においてもグレートメカニックのインタビューで小説と同様である事が答えられており、現在では「地上では使えない事もないが宇宙空間程性能を発揮させるのは難しい」というのが公式設定である。
これらの設定を考えると、重力下でファンネルを自在に操ったプル及びプルツーが数あるニュータイプの中でも特に優秀な能力者でったことがうかがえる。

尚、劇場版閃光のハサウェイでは地上だとファンネルは使えないという解釈の元で製作されている事が明言されているため、
『閃光のハサウェイ』制作・公開時点では、公式は地上では使用不可寄りのスタンスのようだ。*2

ただ、これらは宇宙世紀シリーズに限った話であり、アナザーガンダムだと『Gガンダム』のガンダムローズや『ガンダムX』のベルティゴ
ガンダム00』のGNビットファング等は大気圏内でも普通に使用している上、別に大気圏内だと使用不可といった設定もない。
唯一『ガンダムSEED』に登場するドラグーン・システムは大気圏内では使用できないと明確に設定されており、
カオスガンダムの機動兵装ポッドのような高い推力を持つ(大気圏内でも長時間使用できる)ものだけが例外的に使用可能とされている。
ドラグーン・システムの発想元となったガンバレル(有線式)も、そもそも搭載されたMA・MSが宇宙戦用であり、大気圏内で使用する描写はない。

代表的な兵器

  • 無線操作小型攻撃端末
要するにファンネルやドラグーンのこと。
GビットなどのビットMSなども一応ここにあたる。
ラスヴェートのまで行くと端末とは一体……うごご……となってしまうが考えるだけ無駄か。

制御は脳波や超能力がわりとポピュラーで、たまにコンピュータによる制御。中にはハイ・ファミリアのように魔術的な要素を用いて自身の思念を端末に伝えて操るものも。
いずれにせよパイロットの意思・操作を伝達し、敵機の死角から攻撃を撃ちこむのが基本戦術。
大抵は特殊能力による制御の方が精密かつ幻惑的に動くため、コンピュータ制御タイプは下位互換扱いされることが多い。

攻撃方法は搭載されたビームやレーザーといった射撃兵装が主だが、
R-3パワードのストライクシールドのように端末自体が突進するタイプ、
エグゼクスバインのT-LINKスライダーやGNファングニルヴァーシュtypeZEROspec-Ⅴのビットに見られる射撃・刺突・斬撃をこなすタイプ、
シャンブロサイコガンダムMk-Ⅱのリフレクタービットのような攻防一体型、
GNビット系やSPIGOTのように他の火器を強化できる攻撃補助属性持ちものも存在する。

一番歴史があるだけあって種類もたくさんあり、多彩である。

どのタイプも端末自身の火力は割合乏しいが防御は変幻自在の軌道と相まって回避は非常に困難。
パイロットの技量が高ければこれだけで雑魚は滅殺できるし、互角の技量の持ち主を押し立てても対処させるのは難しい。

最大の欠点はエネルギーや推進剤の確保で、所謂電池切れで長時間の稼働が難しいこと。
大抵は動力について何らかの設定(エネルギーを補給する手段など)があるが、使い捨てのものも存在する。
もっとも、これらが欠点らしい欠点として描写されることはあまりない。
また、どこぞのニートさんが言うように「物理法則に従って動かざるを得ない」ので、軌道を予測して撃破することも可能である。それなりの資質があるパイロットでないとできない芸当だが。

実のところ、作画がかなりメンドクサイタイプ

  • 有線操作小型攻撃端末
インコムやガンバレル・触手アームの系統。主にコンピュータ制御だが、作品によっては脳波や特殊技能で操作する。

有線故に取れる射角や射程が狭く、また端末部分だけでなく有線部分を破壊されると途端に無力化するため、
無線の下位互換(特にインコムの様な細い制御通信ワイヤが付いてる以外は無線系と大差無い物)に置かれがち。
しかし触手アーム系の様な有線というより太めのエネルギー供給チューブが端末に繋がっている様な物は、
本体からエネルギーを随時供給しながら攻撃出来る長所もあり、最大出力、継戦能力の点で優位があるので、たまーに強力なこともある。

ガンダムの世界観では、ケーブルを介して操作する特性が逆に無線型のように全方位にサイコミュ感応波をまき散らさないため、ニュータイプでも感知しにくいという思いがけない強みがある。
小説版ガンダムではブラウ・ブロの攻撃をアムロはしばらく解明できず翻弄される描写がある。まぁアニメだと初見で見破られてるんだけどね。

  • MS・MAの手脚
ジオングターンXなどが該当。手脚など自身の機体をバラして飛ばすという荒業。ロケットパンチがファンネルになったと考えればいいだろうか。
端末の喪失=手脚の喪失を意味するため、迎撃されない自信がない限り無闇に出せなさそうなのが難。
とはいえこのタイプは端末が本体の一部を兼ねているだけあって高火力の攻撃が可能である場合が多い。
因みに意外と切り離された一部を破壊されるよりも普通に本体がやられるパターンが多い。

  • エネルギーの直接操作
ギラーガ(レギルス)ビットや、グランゾンのワームスマッシャーが該当。
ワームスマッシャーはなんか違う気もしなくはないが、65535箇所同時攻撃が可能なんだからオールレンジ攻撃でいいんじゃないかな……

エネルギーを直接ぶつけるため、端末を破壊して数を減らす事の出来ない厄介な代物。
バリアでの防御はオールレンジ攻撃の死角に回り込んで撃ちこむという特性上なかなか困難なので、躱すのが対策として最上となる。

小型ビットでもあるレギルスビットは負担が大きい代わりに汎用性が凄まじく高い。
ついでに作画的にも負担が少なくてうれしい。


弱点、そして衰退

開発当時は強力な攻撃手段であったオールレンジ攻撃だが、それ以降の時代では対策がなされていった…というよりは自然に徐々に衰退していくことが多い。
宇宙世紀ガンダムシリーズを例に挙げると

  1. パイロットを選ぶ

    ビットやファンネルはNT能力を持つ人間でないと扱えないが、この能力を持つ人間は少ない。更にパイロットとして優秀ともなると極めて限られた人間しかいなくなる。
    NTの概念がないアナザーシリーズでも、『SEED』では高い空間把握能力がないと十全に扱えないとされ、強力な兵装だが使い手を選ぶという描写であった。
    続く『DESTINY』では、使い手の縛りを緩和した改良型のドラグーンを搭載したカオスガンダムなども出てきている。

  2. コストが高い

    NT専用機全般に言えることだが、前線での戦闘に堪える高度な演算処理機能を持たせようとするとどうしても莫大なコストがかかる。
    オールレンジ攻撃が可能な機体は、例外なく限定的な生産に留まっている。
    しかも小型機であるビットやファンネルはどうしても損耗率が高く、使い捨てにせざるを得ない場合も多かった。

  3. 無線兵器である

    システムはどうあれビット・ファンネルも無線兵器である以上、通信を傍受されたり妨害されたりというリスクがつきまとう。
    ユニコーンガンダムのサイコミュジャック(NT-Dシステムの機能の一つ)など)

  4. 小型機である

    高速で回避行動がとれるとはいえ小型である以上、一撃必殺の火力は無い上に相手の攻撃に対する防御力が皆無に等しい。
    しかも搭載火器・燃料の関係上、射程も短く航続距離も短め。
    さらに用法上の問題もあり敵に接近していかざるを得ず*3、そこを狙い撃ちされると優秀なパイロット相手には結構簡単に落とされる。(アムロやガンダムXのジャミルなど)

  5. 製造・整備できる人材が限られる

    NTに合わせて製造・調整しているため、開発するためには専用設備に加えてNTを研究したり研究結果を盗むなどが必要であり、コストを度外視しても専門の研究所や大企業でもなければ作れない。
    そのためジャンク屋やそこらの工場などが製造・整備するのは不可能に近い。

これらの弱点のうち、特に「パイロットを選ぶ」ことが最大の弱点と言える。
使い手を用意できなければただコストが高いだけの兵器であり、更に扱えてもパイロット適正が低ければやはり微妙な代物となる。
また兵器として最も重要な『数を揃える』事が困難のため、特段の事情や下地が無ければ量産の優先度を上げづらい。

宇宙世紀なら逆シャア前後までは常に紛争が起きていたような状態だったため、新兵器や強敵に対抗するためにも研究開発が進んでいたが、
大規模な戦火がしばらく遠ざかっていたそれ以降の年代では、軍からの需要が無くなっていったためか衰退していっている。
一対一でも当然有効だが、多数を相手に戦闘する場合(実際の戦場ではむしろ一対一で戦う場面は少ない)にはそれ以上に有力な攻撃手段であったため、
後代でも特に指揮官機にオールレンジ兵器が搭載されることはあった。

使い手に高い空間把握能力がないと十全に扱えないとされた『SEED』でも、パイロット不足は連合・ザフト両陣営共に問題とされており、
連合はある程度使いこなせるパイロットが揃っていた「メビウス・ゼロ部隊」*4のパイロットのクローンを作る*5という中々に非人道的なやり方で、
ザフトは『DESTINY』の時点で、パイロットを選ばず使用できる改良型のドラグーンを作るというやり方で、その問題に対処しようとしていた*6

また、相手が非常に強力なパイロット・機体の場合、回避したり端末を破壊してくる場合も多い。
オールレンジ兵器自体がかなり強力な武器であることには変わりないが、強力な敵パイロットに備えてオールレンジ攻撃に傾倒しすぎず機体そのものの強化にリソースをつぎ込むという選択肢も大きなものとなってくる。

絵面が同じになってしまうというメタ的な側面が衰退の最大の理由だが、こういった理由からオールレンジ攻撃は戦場の主力にはなり得なかった。

機動戦士ガンダムUCの冒頭では特務タイプのジェガンクシャトリヤのファンネルに対してかなりの善戦を見せたが、
ファンネルの火力が決して大きくないこと、装甲や対ビームコーティング技術の進歩によりある程度以上耐えられるようになったこと、
ダッシュ力を活かして一気に懐に飛び込めばファンネル操作の余裕を奪って実質無力化できることなど
一定レベル以上のMS性能とパイロットの技量があれば、オールレンジ攻撃はもはや切り札となり得ない、
時代遅れの攻撃手段になりつつあることを端的に示す描写となった。


番外 ガンダムシリーズ以外の作品

やはりそうした武器はガンダムシリーズのイメージが強いため、ガンダムシリーズ以外のロボットアニメでもあまり見られない。だが、皆無では無いので該当するような物をいくつか紹介する。

両腕に装備したウィンゲルバインダーで、オールレンジ攻撃が可能。実はキュベレイのファンネルより先に登場している。

槍の先端部を7つのビットに分離可能。

「ノルン」と呼ばれる無人攻撃端末が登場。ビーム砲による射撃とバリア展開が可能な攻防一体式。スパロボではノートゥング・モデルの武器やバリア扱いだが、実際は機体からコントロールされているわけではなく、ジークフリード・システムによって独自に遠隔操作されている。
EXODUS』では、これの発展型として、小型の無人ファフナーを操るシステムが開発されている。

「RSホッパー」と呼ばれる遠隔操作ユニットを搭載。本来はA.T.フィールドを発生させるための装備だがフィールドを直接ぶつけるなど攻撃にも転用可能。

シャランラ・シースルー嬢が乗るファンシーなウサギのぬいぐるみそのまんまなロボット。バスケットに仕込んだニンジン型ビットのキャロビットを展開する。まあ、ガンダムと同じサンライズ制作だし。
襲ってきた数十体の雑魚メカをこれで一掃した。
ちなみにスーパーロボット系の作品では珍しいオールレンジ兵器を搭載した機体でもあったりする。

十六夜九衛門が操る巨大なカラクリ。『十六夜流忍法・子狐乱舞』で九つの小型狐メカを飛ばし、無数のビームを四方八方から浴びせる。
こちらも特撮作品系でも珍しいオールレンジ兵器を搭載したロボットでもある。

精霊化した鳶一折紙の天使で、光剣(カドゥール)が該当。分離させた絶滅天使を遠隔操作で縦横無尽に動かし、各先端部分より霊装すら軽く貫くことが出来る光線を発射し敵を葬り去る。

厳密にはロボットアニメではなく生身のキャラクターの物だが、子機を放ってビーム攻撃を行うというファンネル…というかまんまなので掲載。

戦車の癖にオールレンジ兵器を搭載した理不尽な奴。
始めはマウスと同じ砲弾で攻撃してくるが、一定ダメージを与えると砲門を上空へ向けて発射、数機の無人攻撃機によるオールレンジ攻撃(攻略本ではビットと表記)を行ってくる。
こちらは戦車なのにどうやって避けろと言うんだ……。

アクトレスが使うオールレンジ攻撃としてピジョンと呼ばれる装備が存在する。バリエーションが豊富でエネルギーの玉を自身の周囲に惑星のように展開して防御として使うものや、複数の子機を展開して射撃するもの、大型のピジョンを呼び出して極太のビームを発射するものなどが存在する。やはり適正が必要な装備であり制御は基本的にオートで動くようにしてなるべくアクトレスの負担が少なくなるようになっている。メカを装備した人間のものだがコミケでの用語としてのファンネルがそのままピジョンに置き換えられているので記載

余談『踏み込みが足りん!』

スーパーロボット大戦F完結編ではファンネルは雑魚敵であるはずの強化兵が『踏み込みが足りん!』と言い放って切り払われてしまう。例えアムロであっても。


追記・修正はファンネルでお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 17:42

*1 ただしエレファンテは低重力下での使用に留まり、インプルースコルニグスのフェザーファンネルはこれまでのファンネルと描写が異なり、滞空シーンが描かれずミサイルのような描写がされているのでそもそも原理が違う可能性あり。

*2 メタな理由を言うと上述の通り演出の幅を狭めるシステムなので意図的に理由を付けて使えないようにしていったらしい。

*3 死角を衝くからには敵を包囲する必要があり、そのためには何機かは敵に接近していかざるを得ない。

*4 ムウ・ラ・フラガ以外のパイロットは彼が『エンデュミオンの鷹』と呼ばれるきっかけとなった作戦で全滅している。

*5 外伝作品である『X ASTRAY』の主人公の一人、プレア・レヴェリーがその実験で造られたクローンの一人。ただしSEED世界のクローンはクルーゼやレイの様に現在の現実と同じく成長に時間がかかることから原作準拠で厳密に考えると時系列が苦しい。

*6 ただし、連合のやり方は結局は倫理面の問題もあってか頓挫した様子。