生き残った悪役達(スーパー戦隊シリーズ)

登録日:2011/08/08 Mon 00:40:43
更新日:2024/04/22 Mon 07:29:40
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この項目では、スーパー戦隊シリーズにおいて、死ぬこともなく最終回まで生き延びた悪役達を紹介する。

生き延びた要因は様々。
  • 組織から見捨てられた
  • 組織のやり方についていけなくなり離反した
  • 組織内メンバー同士で対立して敗れ、追放された
  • 物理的に倒せないから封印された
などが主な例。

生き延びた悪役は大抵の場合、幹部クラスが多く、捨て駒に過ぎない怪人クラスでは非常に少なかったりする。
ただし、ゴズマやロンダーズファミリーは設定や性質上、怪人クラスの生還率は高い。

改心・更生した結果、ヒーローには倒されない者が多いものの、中には上手く逃げきったリラや、廃人と化して無力化したトランザ(2人の詳細は下記)などのように、例外も少なからず存在する。

最近では、本編では生き残っても、後の作品でトドメを刺されることもある。
『ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』では、「裏切るとは何事だ!」「敵討ちをしないとはなんたることか!」といった理由で宇宙監獄に放り込まれていた者もいた。
……よく捕まえられたな、と思うメンツもいるが。



●生き残った愛すべき悪役達、並びにその後


有尾人一族ジャシンカ帝国科学戦隊ダイナマン

  • 有尾人夫妻
シッポ兵の夫婦。
地上にスパイとして送り込まれるも、地上での生活に馴染んでしまい、子供も誕生。最終的には帝国を裏切る。
その後、ダイナマンの計らいで遠くへ引っ越した。
是非とも彼らには幸せを掴んでほしいものである。

新帝国ギア超電子バイオマン

  • 山守正太/マグネ戦士
板倉山で暮らしていた野生児。
その人間離れした身体能力から「バイオの力を持っているのでは」と疑われ、本人も「6人目のバイオマン*1」を自称していたが、バイオロボから資格無しと判断され加入は叶わなかった。
その後、ファラの策略でマグネ強化服を着せられて洗脳を受け、ギアの手先「マグネ戦士」としてバイオマンに差し向けられてしまう。
変身者が正太だと知るバイオマンは本気を出せずに苦戦していたが、マグネメガスから放射されるエネルギーを両腕のリングに受け続けないと洗脳が維持できないことを見抜かれ、ジュンにリングを破壊されて正気に戻った。
その後、バイオマンに協力してマグネ隕石の実験施設を破壊した後、「山に残って自然を守る」と決意を改め、バイオマンと別れを告げるのだった。
「今だったらマグネ強化服を持ち逃げして追加戦士になっていたかもしれない」ともしばしば評される。

◇大星団ゴズマ(電撃戦隊チェンジマン

  • 航海士ゲーター
妻・ゾーリーと息子・ワラジー、そしてこれから生まれ来る第2児クックのために離反。現在は家族4人、水入らずで暮らしている。

  • 副官シーマ
反アマンガエネルギーを持つ宇宙獣士ダリルと共に散るよう命じられるが、副官ブーバの粋な計らいもあってゴズマを脱退。その後、ゲーター共々チェンジマンの味方となった。

  • ギョダーイ
巨大化要員として利用されていた彼もまた、チェンジマンの味方になった。

地球侵略に訪れたのは、ゴズマの数多くの部隊の一つであり、設定上はさらに多くの構成員や部隊が存在する。その中には、故郷の星を人質にされ加入を余儀なくされている者も多いため、他にも大勢のメンバーが生還を果たし、故郷に帰還、あるいは贖罪などを行っているはず。

地底帝国チューブ光戦隊マスクマン

  • 地帝王子イガム
罪滅ぼしのため、巡礼の旅に出る。

  • オケランパ
消息不明。いつの間にかいなくなっていた。

武装頭脳軍ボルト超獣戦隊ライブマン

項目参照。追放の後、紆余曲折を経て、かつての自分として再出発を果たす。

暴魔百族高速戦隊ターボレンジャー

  • 流れ暴魔
キリカ、ヤミマルいずれも最終的にはターボレンジャーと和解。めでたく高校を卒業し、人間として生きることに。

銀帝軍ゾーン地球戦隊ファイブマン

  • サイラギン
数美先生から数学の特訓を受け、見事に数学嫌いを克服して良い子になった。
その後、第19話で再登場し、強者との戦いを求めるグンサーにファイブマンのことを教えた。

  • ライオギン、ジーグ
元の生業であった宇宙サーカスを再開。

次元戦団バイラム鳥人戦隊ジェットマン

項目参照。

  • 帝王トランザ
ジェットマンに敗れた後、ラディゲから凄まじい仕返しを受け、廃人化。精神病院に収監された。
そのあまりにも凄惨な描写から、特撮ファンの間では「死ぬよりも遥かに悲惨な末路」と評されている。
なお、後日談を描いた漫画『鳥人戦隊ジェットマン 時を駆けて』ではラディゲの怨霊に身体を依代とされることになった。

バンドーラ一味恐竜戦隊ジュウレンジャー

  • 幹部全員
壷に封印され、今も宇宙空間を旅している。
幹部二人の間に子供が生まれたりそれをみんなでお祝いしたりと、なんやかんやで幸せそうだった。

バンドーラ様は後に改心したのを認められ、いろいろあって天空大聖者に……というのは『パワーレンジャーシリーズ』の方のお話である(両方とも曽我さんが演じていたことに因む独自設定)。

◇ゴーマ一族(五星戦隊ダイレンジャー

死んだ……と思われていたが、3人ともまさかの生存。その後、悪事から足を洗い、細々と罪を償うことにした。

  • 50年後のゴーマ一族
最終決戦でゴーマ城は崩壊し、皇帝や幹部も全員ただの泥人形だったことが発覚したゴーマだったが、詳細不明ながら50年後に再び出現。
リョウ達の孫によって結成された新世代のダイレンジャーと新たな戦いを繰り広げている。

妖怪軍団忍者戦隊カクレンジャー

  • 全員
「人間の憎しみ」そのもの故そもそも滅ぼすことができないため、倒されると封印の扉の中に封印される。皆でダンスをしながら復活を誓う。

マシン帝国バラノイア超力戦隊オーレンジャー

  • ブルドントJr.
皇太后ヒステリアの最後の懇願で命を救われ、ガンマジンの養子になった。

  • アチャ、コチャ
ガンマジンの弟子として今までの悪事を反省させられるハメに。

宇宙暴走族ボーゾック激走戦隊カーレンジャー

  • ゾンネット
故郷のファンベル星に帰ってお姫様暮らし。
縁談が絶えないが、心は今もレッドレーサー一筋。

  • ガイナモ
焼肉屋に就職。その後チーキュで「キッチンがいなも」を開店した。

  • ゼルモダ、グラッチ
チーキュの小学校に入学。

JJジェットンはカーレンジャーに倒されたが、それ以外のゴロツキ達とゴキちゃんは無事に生き残り、
チーキュで劇団を結成する。夢はブロードウェイだ!

◇ロンダーズファミリー(未来戦隊タイムレンジャー

揃って圧縮冷凍カプセルに戻される。

  • リラ
ドン・ドルネロの元で散々豪遊してきたマフィアの愛人キャラだが、ドルネロがギエンの手に掛かって命を落とした事を知り、金を持って雲隠れ。
『ガオレンジャーVSタイムレンジャー』が制作されなかったため、安否は不明。
ちなみに脚本家によれば、「海外でイケメンゲットして、貢がせている」との事らしい。
悪女が金持って逃げるのは峰不二子からのお約束。


宇宙忍群ジャカンジャ忍風戦隊ハリケンジャー

共に地球人として潜伏。
後に宇宙警察に指名手配されていたことが判明。作品によっては死亡していたのを蘇生させられた時もあったが、その辺りは時と共にうやむやになった。

邪命体エヴォリアン爆竜戦隊アバレンジャー

  • 破壊の使徒ジャンヌ
マホロに戻る。

赤ん坊に戻る。

食品会社の社長さんになり、六本木ヒルズで優雅に暮らしている。
一介のカレーショップだった「恐竜や」を容易く全国チェーンに押し上げたばかりか、その後の作品でも支店らしきお店がちらっと確認できる場合があるので経営手腕は優れているようだ。

アリエナイザー特捜戦隊デカレンジャー

作品の性質上「冤罪や部分的な無罪によるデリート不許可」が起こりうること、組織らしい敵組織があまり登場しない(ヘルズ三兄弟やアブレラの私兵、劇場版に登場したガスドリンカーズ程度)ことなどから、生き残った理由はさまざまである。

  • ラブーリ星人バラン・スー
ディアマンテ星人 ドン・モヤイダに利用され、ヤケになってバスジャックを起こすが、ホージーセンちゃんジャスミンウメコの早業により逮捕され勾留される。

自分のやりたい研究の為にアンリ星人ベイルドンと結託し、人間をガソリンに変える液体を開発した。
ベイルドンが報酬を払わないことを想定してとある成分を青い液体として抜き取った状態で残りの液体をベイルドンに渡すが、その抜き取った青い液体の隠し場所をホージーやセンちゃんに問い詰められると教える代わりに自身の釈放を要求する。
最終的にはマーフィーを信じたウメコにより液体は発見され、ベイルドンもデカレンジャーにデリートされたことで、自身もバンとホージーにより宇宙警察本部に連行され、「小娘」、「バカ犬」と見下していたウメコとマーフィーに悲惨な目に遭わされる末路を辿った。

  • ジューザ星人ブライディ
器物損壊およびリドミハ星人殺害の罪がかけられたが、本人は前者しかしていなかったためデリート不許可。その後逮捕され勾留。
他の話で「地球署の留置場」が確認できるため、おそらくそこへ入れられたと思われる。

  • 日渡氷狩
生物や物体をテレポートで転送できる能力を持つ地球人のエスパー少年。
誰にも理解されず孤独な日々を過ごしていたが、クウォータ星人 ダゴネールに「自分に協力すれば別の星に連れて行ってあげる」と唆されたことで、彼の悪事に加担するも、自身と同じくエスパーで悲惨な境遇を辿ってきたジャスミンの説得により改心。
事件解決後は地球を離れてスペシャルポリスの養成所に入り、10年後には地球署の職員として配属され、ジャスミンと再会して互いに惹かれ合い結婚。一児の父となる。

重要文化財窃盗の罪がかけられたが、アブレラとの商談を拒否していたため冤罪でこちらもデリート不許可。
事件解決後、出身星へ帰還した。

ドラド星人ゴルドムにより息子であるアッティカ・アルパチJrが地球署に逮捕されたという嘘の情報を流され、息子の解放を条件にグラビトン爆弾を手にしてお菓子工場に立て篭もる。
テツを捕らえて人質にするが、交渉人として乗り込んだウメコと心を通わせ、デカレンジャーがゴルドムをデリートしたことでゴルドムに捕らわれていた息子とも無事に再会した。

  • ビース星人ビーリング
非合法の筋肉増強剤であるメガゲストリンを飲んだ影響で街で暴れていたが、ホージーとテツにより逮捕。

  • バンダレ星人ジーバ
タイラー星人ダーデンが開いた違法賭博場にてホージーに敗れた後、逮捕。
Episode.45にて再登場した際には仮釈放されており、テレビ局でADとなった。
アリエナイザー同士が死ぬまで戦うイリーガルマッチで2001勝もしてきた割には随分と刑期が短いな…

  • スロープ星人ファラウェイ
アブレラにより本人も知らないうちに地球を破壊するミサイルのスイッチの運び屋とされていたが、事件解決後に改心して逮捕される。

  • トカーサ星人マチカ
自分の娘を王女にすべく、プコス星人ジャッキルにイオ王女殺害を依頼していた事が発覚し、逮捕された。
彼女が逮捕された事により、娘は王位継承権を剥奪されたうえ、一家揃って国外追放は免れないだろう。

大人しく投降して逮捕される。そのためその場でのジャッジメントは行われなかったので、罪状及び量刑は不明。

アラドン星人ギャンジャバの右腕として金庫破りを行ってきたが、悪事に手を染めることに嫌気が差して地球署に保護を願い出る。
裏切った罰としてギャンジャバに殺されそうになり、ギャンジャバが自身の両親を殺した事実も明かされるが、バンにより生きる力を取り戻す。
事件解決後はドギー曰く「誘拐されて強要されたため罪には問われないだろう」とのことで「今後は宇宙警察が自立のために協力していく」という。

  • アモーレ星人バーチョ
ホージーとジーバのイリーガルマッチの再戦時に女装したテツに一目惚れし、その後にテツのことを調べ上げるも蛹になる時期が来たため求愛出来ず地球署に人形を送る。
その人形の送り主を調べていたバンとホージーを襲い、スワンに変装したテツの前に再び現れると共に自らの素性を明かし、蛹から羽化したことでテツに求愛する。
テツは変装を解いて自身が男であることを明かすがアモーレ星人は雌雄同体であるため効果はなく、デカブレイクに変身したテツに痴漢の容疑で逮捕されそうになるも、彼の正拳アクセルブローをものともせずにデカブレイクを羽交い締めにしてキスを迫り、これを見ていたバンたちは爆笑しドギーも「テツならなんとかするだろう」と語った。
エンディングでのショートドラマでは夜になっても戦いは続いており、とうとうデカブレイクはデリートを宣告するも不許可。鳴り響く除夜の鐘と共にデカブレイクの悲鳴がこだまして新たな年が始まるのであった。
イリーガルマッチの関係者は顧客も含めて逮捕されたはずなのに彼が逮捕されなかったのは何故だろうか…

  • アーナロイド、バーツロイド、イーガロイド
「特装戦隊デカレンジャー10 YEARS AFTER」にて、カイト・レイドリッヒがキャリーを抹殺するため護送中のデカレンジャーを襲撃し不時着した惑星リーヨで交戦するが、既に彼らの敵ではなく圧倒され、最終的にはそれぞれホージーとセンちゃん、アサム&ムギとウメコに分かれて宇宙船で去ったことで惑星リーヨに置いてけぼりとなる。

地底冥府インフェルシア魔法戦隊マジレンジャー

マジレンジャーと和解。

  • ゾビル
インフェルシア親善大使となった魁の後で復旧作業をしていた。

◇ネガティブシンジゲート(轟轟戦隊ボウケンジャー

野望を阻止され、眠りにつく。

今もプレシャスを狙っている。
もっとも、彼らのことなので(他の敵組織と比較すれば)大きな騒ぎは起こさないであろう。

  • アクタガミ
「知恵の果実」により得た知識とそれまでの記憶を失うも、元の優しい性格に戻り何処かへ去っていった。

残党として活動していたが、その後ゴーカイジャーとの戦いで壊滅。

◇臨獣殿(獣拳戦隊ゲキレンジャー

不死の存在である為、倒す事が不可能なので獣拳奥義・慟哭丸で封印される。
その後、『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』で不完全ながらも復活を遂げ、ゲキレンジャーへの凄まじい憎悪(と顔芸)を披露した。

蛮機族ガイアーク(炎神戦隊ゴーオンジャー)

本編においてはヨゴシュタインはゴーオンレッドとの一騎討ちに敗れ、キタネイデスとケガレシアはヨゴシマクリタインに処刑されて死亡した…
はずだが、映画『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!』や『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』において、額に天冠*2を付けた幽霊として何事も無かったかのように元気にしており
Vシネマ『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』に至っては遂に天冠すら無く普通に復活したという設定で生き返ってしまった
曰く「妾達は機械。何度でも蘇るでおじゃるよ」らしく、ヒューマンワールドを侵略する気は既に失せており、ある意味和解状態となった。
ケガレシアに至ってはゴーオンイエローにまで変身してしまう始末。どこがとは言わないがデカい。そしてエロい!!

宇宙帝国ザンギャック海賊戦隊ゴーカイジャー

項目参照……浦沢脚本パネェ。

  • 劇中未登場の構成員達
皇帝アクドス・ギルや幹部メンバーはゴーカイジャーに倒されたが、ザンギャックの組織そのものは全宇宙規模であり、組織や構成員も未だ存在している。
ただし皇帝の死によって強制力は失われたらしく、内部分裂が発生。宇宙スポーツ新聞からは「組織崩壊も時間の問題」と報じられている。

デーボス軍獣電戦隊キョウリュウジャー

キョウリュウジャーとの戦いの中で改心フラグが立っていたが、最終決戦前に哀しみの戦騎アイガロンと共に自分たちがデーボス軍に切り捨てられる事を知る。アイガロンが壮絶な最期を迎えた事を契機に完全にデーボス軍と決別、百面神官カオスの打倒に尽力。カオスもまた、キャンデリラが人間側に付く事を恐れていたのだった。
喜びの感情という性質上、元々人間にとってプラスになるような作戦も多かったが、デーボス軍壊滅後は人々の笑顔のために生きることを決意する。
その後は亡きトリンの代わりにキョウリュウジャー再結成に奔走することに。

同上。デーボス復活に先んじてデーボス軍を追放された。カオスには「(キャンデリラと違って)ラッキューロは捨て置けばいい」と言われていたが、ラッキューロが持っていたあるアイテムがデーボス軍打倒のカギとなるのであった。

  • ゾーリ魔
最終回でのED映像をよく見ると、民衆に混じっているのが確認できる。

シャドーライン烈車戦隊トッキュウジャー

  • グリッタ嬢
ゼットに殺された……と思いきや生存。クライナーでゼットを迎えに行き、闇の中へ消え去った。

Vシネマ『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』ではヘイ大公の存在を察知し、過去に飛ばされていたトッキュウジャーに協力するものの、
それがタイムパラパラ……もとい、タイムパラドックスの遠因になっていようとは知る由もない。

トッキュウジャーとの最終決戦に敗れ力尽き、大量の闇に戻るも、グリッタ嬢が乗るクライナーで連れていかれる。
ラスボスだが生存エンドという珍しい結末となった。(余談だが、劇場版などの例外を除けば本作に登場する敵幹部はほぼ全員が直接戦隊にトドメを刺されず別の要因で退場している。)

牙鬼軍団(手裏剣戦隊ニンニンジャー)

  • ヒトカラゲ、ジュッカラゲ(エンディング)
牙鬼軍団壊滅後も、エンディングで主題歌に合わせダンスを披露していた。

宇宙の無法者デスガリアン(動物戦隊ジュウオウジャー)

ナリアが人間界で捕獲したサイ、ワニ、オオカミの3人のジューマンのジューマンパワーを、ジニスが同じくナリアにより捕獲された適合者の人間である門藤操に強引に注入して完成させたブラッドゲームにおける対ジュウオウジャー用のエクストラプレイヤー。

圧倒的な力を発揮してジュウオウジャーを追い詰め彼らに恐怖を与えるも、不具合により洗脳が解けて一時は操の姿に戻るが、再び洗脳されてザワールドとしてジュウオウジャーと戦う中で大和の決死の説得を受けたことで洗脳が解けて操に戻る。
その後はジュウオウジャーの仲間になり、名も改めてデスガリアンと戦う。

宇宙幕府ジャークマター(宇宙戦隊キュウレンジャー)

  • 構成員の大半
終盤において、ショーグン、ドン・アルマゲの真の目的が、「宇宙を一度破壊すること」と知らされ、
ほぼ全てのメンバーが離反していった。

異世界犯罪者集団ギャングラー(快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー)

ボディの金庫の中にルパンレンジャーが閉じ込められていたため、彼を降したパトレンジャーにより生きたまま国際警察の特別拘禁室に幽閉された。
意地でも解放しようとしなかったルパンレンジャーも最後は強制的に解放させられ、そのまま忘れられた様子に、トランザ並みに悲惨な末路と評されることも。
一人の悪党として死ぬまで好きなように振舞うことを宣言した彼が、その宣言どおりに興を唆られるままに振舞い意地を張った結果として、牢獄の中で一切の自由を奪われ、正気のまま生き恥を晒し続けることになったのは、何とも皮肉な因果応報である。

本編の後日談にあたるファイナルライブツアーでは、カーゼミー達の手引きにより脱獄を果たすも、二大戦隊によって部下共々遂にトドメを刺された。
ただし映像作品本編にとっての正史に相当するかは意見が分かれるところ。


戦闘民族ドルイドン騎士竜戦隊リュウソウジャー

一度は死亡したかに見えたが実は生存。エラスとリュウソウジャーの決着を見届けた後、クレオンの謎が気になりクレオンの母星へ向かうことにした。

ワイズルーがいなくなりエラスの覚醒により自身の場所が組織に無くなったと感じ離脱。エラスからリュウソウジャーの危機を救う活躍を見せた。
そして自身の存在が気になったワイズルーと共にプリシャスを連れて地球を去った。

エラスに吸収されてしまいそのままもろとも死亡したかと思われたが生還。
満身創痍の状態ながらもリュウソウジャーに一矢報いようとするも、上記2人に強引に連れられ地球を去ることに。
今までシリアス・外道な悪役を貫いて来た彼が最後の最後にまさかの生存且つギャグキャラ化したことに多くの視聴者が驚くこととなった。


闇の帝国ヨドンヘイム魔進戦隊キラメイジャー

終盤にてヨドン皇帝との価値観の相違が生じ、それによってヨドン軍を追放されたが、
皮肉にもそれが遠因となってヨドン軍の幹部で唯一生き残った。
ヨドン皇帝の死後、クランチュラはヨドン皇帝が遺した邪面の製造技術を受け継ぎ、
消去法で空席となったヨドンヘイムの新たなトップに就任。
黒電話で熱田充瑠と通話し、「もう別の文明を侵略しない」と確約した。
現在はヨドンヘイムの文明を新たな発展へと導く為の創作活動に勤しんでいる。

終盤ヨドン皇帝に切り捨てられ死亡したが、スピンオフ『ヨドンナ』にて死後の世界の魂管理局から逃走し柿原瑞希と一体化して一時的に復活。
更に魂管理局の計らいで、愛の感情を理解すれば正式に蘇れることとなり『ヨドンナ3』で復活を果たす。

  • ベチャット
最終回でクランチュラの指示のもと働く姿が描かれている。

キカイトピア王朝トジテンド機界戦隊ゼンカイジャー

五色田介人に過去を話したことを機に、ヤツデに全てを打ち明けてヤツデからの励ましを受け、遂にトジテンド王朝に反旗を翻した。
トジテンド王朝崩壊後、庶民キカイノイドと共にキカイトピアの復興と再建に尽力している。

ゼンカイジャーの決死の奪還作戦の末、五色田功に戻る。
改造された後遺症として、食事のほかに定期的な充電も必要になってしまったが、簡易的な充電装置を自作することで解決。
現在もハカイザーへの変身は可能であり、Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』ではカシワモチワルドの支配下に置かれたり、自身の左手をギアトリンガーに見立てる珍妙なポーズを取りながら最後の戦いに参加したりしている。

  • クダック(一部個体)
王朝崩壊後、庶民キカイノイドから一住民として受け入れられ、各自が新しい生活を始める。
ただし、Vシネクスト『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』にて、トジテンド王朝の復権を目論むポットデウス主導のもと悪役に戻っているクダックもいることから、全てが新体制を受け入れているわけではなさそうだ。
…と思われたが、『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』パンフレットでは、同作に登場したクダックについて「Dr.イオカルに作られたものである可能性が高い」という推測が記載されており、『ゼンキラセンパイ』のクダックには右派の個体はいなかった、もしくは右派・新造の混成部隊だった可能性が浮上している。

  • クダイター(一部個体)
トジテンド王朝という後ろ盾がなくなったことで、横暴さと選民思想が災いしてか、揃って投獄される。
クダック同様、『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』にてトジテンド王朝の復権を目論むポットデウス主導で反乱に加担する個体も登場している。
同Vシネマでの動向から、クダイテスト・ニュークダイテストも同様と思われる。
『ドンブラザーズVSゼンカイジャー』ではカシワモチワルド率いる柏餅党員と化したクダイターの姿もあった。
上述のパンフレットの記述から、『ゼンキラセンパイ』や『ドンゼン』のクダイターもクダック同様Dr.イオカルに新造された個体の可能性が高い。

  • ポットデウス
テレビシリーズではなく『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』に登場。
「ボッコワウスの隠し子」を名乗り、腹心のDr.イオカルを従えてトジテンド再興と全並行世界の支配を目論んでいたが、自身が単なるDr.イオカルの神輿に過ぎなかったことを知り絶望。
戦いが終わった後、「自分も殺される」という恐怖のあまり土下座して命乞いしたが、彼の境遇と自身の過去を重ね合わせたステイシーから「罪を償ってからキカイトピアで働くといい」と許され、命までは取られなかった。
流石に無罪放免とはいかなかったものの、他のキカイノイド達と共に新たな人生をスタートさせる日もそう遠くないだろう。
『ドンブラザーズVSゼンカイジャー』ではステイシーの部下としてゼンカイジャーの面々にお茶を出す姿が見られ、無事に釈放された様子。

脳人ドンムラサメ獣人ヒトツ鬼暴太郎戦隊ドンブラザーズ

  • ソノニ、ソノザ
別名脳人三人衆。敵幹部枠だが、元から悪役というより思想が異なる勢力の幹部という立ち位置だった。
リーダー格のソノイ共々、人間の感情を知ろうとするうちになんやかんやで人間界の文化に染まっていき、プライベートではドンブラザーズと普通に仲良くする関係へと発展。
その後それぞれ紆余曲折あって結局3人一緒にドンブラザーズのメンバーに加入し、そのまま生存という前代未聞の展開を迎えた。
が、ソノイは『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』にて機界鬼に敗れ殺害されたタロウを復活させるために命を投げ出し、最終的にソノニとソノザの2人が残る形となった。

  • ドンムラサメ、マザー
元老院に造り出された対獣人特攻の人工生命体。
謎の存在・マザーの声に従い、ドンブラザーズや脳人三人衆と戦いを繰り広げながら自分の存在意義を探し求めていた。
多くの戦いを経て自我を確立させ、マザーも彼自身の意思を尊重するようになり、最終的にはちゃっかりドンブラザーズに加入した。

  • 元老院
脳人世界の支配階級に位置する人々。
ドンブラザーズや彼らの側についたソノイ達を敵視してはいたものの、別に人間を滅ぼそうとしたり人間界を侵略しようとしたりする野心はなく自分達の世界を維持しようとしているだけだったためか、
特に懲らしめられたり改心したりせず普通に生き残るという、敵組織のトップとしてはやはり前代未聞な結末を迎えた。

  • 獣人(一部個体)
人間になり変わる第三勢力的な立ち位置の怪人。
まだ人間と入れ替わっていない「眠りの森」にいた個体はゴールドンモモタロウの説教に恐れ慄き、森の奥深くへと逃走。眠りの森ごと永久に封印された。

  • ヒトツ鬼(一部個体)
一般怪人枠で、人間に取り憑きその人間を素体として怪人の姿に変わる。
元々ドンブラザーズに倒された個体は無事に人間に戻っていたが、脳人に倒された個体は別空間に幽閉されていた。
しかし、ソノイが「眠りの森」に存在する「許しの輪」を回した事で今まで幽閉されてきた人間は全て解放、全員が無事に帰還した。
なお、そもそも『ドンブラザーズ』においてはヒトツ鬼自体が自然発生的な存在であり、作中指摘された通り人間の欲望が尽きない限りヒトツ鬼も現れ続けるが、ドンブラザーズが倒せばヒトツ鬼から人間が解放されるため、生き残ることが約束された悪役という、戦隊シリーズでは非常に珍しいポジションにある。

地帝国バグナラク宇蟲王一味王様戦隊キングオージャー

  • ゲロウジーム
当初はバグナラクの怪ジームでギラ誘拐の命を受けていたが、任務の失敗により捨て石にされた所をジェラミー・ブラシエリに救われ、以降は彼の側近として行動を共にする。
チキューにダグデド・ドゥジャルダンが襲来し、一時期人々からバグナラクに不信の目を向けられても、最後までジェラミーに付き従い、戦い抜いた。
何気に寿命を削る異常成虫を二度も果たしても生き延びた凄い奴でもある。本人曰く「既に死んでいるようなもの」との事だが。

  • サナギム(一部個体)
バグナラクがジェラミーの政権下に置かれ、六王国のひとつとして再編されてからは、彼の兵士として活躍。

当初はバクナラクの宰相として登場し、後にダグデドに仕える宇蟲五道化の一員という正体が判明。
ダグデドと戦う王様戦隊がチキューの民たちを宇宙へ逃がす「避難計画ゼロ」を利用して全人類の皆殺しを画策するが、計画の真実を知って王への反逆を決意した側近たちと彼らの意思を受けて同じく反逆を決めたラクレスが引き返したため、それらを阻止するためにシュゴッダムの国民ゴローゲに擬態して止めようとするも本物のゴローゲが現れて偽物と見破られたことで失敗。
正体を表して彼らを攻撃しラクレスと対峙するも、そこに突如鯨の咆哮と共に死の国ハーカバーカと繋がる扉が出現し、その扉から2年前に自らが謀殺した仮初の主君であったデズナラク8世が現れる。
デズナラクと対峙するも圧倒され、さらにネフィラ、ゲロウジーム、スパイダークモノスの連携攻撃にも追い詰められる。
それでもダグデド打倒のための切り札である「超絶怒涛究極完全体キングオージャー」完成を目指そうとするコフキの暗殺を狙うもスパイダークモノスの妨害を受けて失敗し、スパイダークモノス、オオクワガタオージャーの猛攻を受け、さらにデズナラクにより致命傷を負わされる。
だが、デズナラクはカメジムをその場で殺さずに生きたままハーカバーカへと連れて行き死の国で永遠に殺すことを選び、生きたまま死後の世界で死ぬことも許されず永遠の苦しみを受ける末路を辿った。

●パワーレンジャーシリーズの生き残った悪役達とその後

スーパー戦隊シリーズの北米リメイク版であるパワーレンジャーシリーズにおいても、倒されずに生き残った悪役達は存在する。
原典でも生存したキャラは勿論のこと、時には原典では死亡退場したキャラが生き残り、ファンを喜ばせることもある(勿論その逆も然り)。
ここではオリジナル悪役と、原典では死亡したがパワレン版では生存した悪役のみ記載する。

◇リタ/ゼッド一味(マイティ・モーフィン・パワーレンジャー)

  • ダークレンジャー
ロード・ゼッドがエンジェルグローブ高校から選んだ邪な心のティーンエイジャーを洗脳し、トミーから奪ったグリーンレンジャーのパワーを注ぎ込んで生み出した悪のパワーレンジャー。
トミーがパワーを奪還したことで初出撃を待たずに元の人間に戻った。
ダークレンジャーとしての記憶は残っておらず、その後は改心してジェイソン達の友人になった。


◇ダーク・スペクター同盟(パワーレンジャー・イン・スペース)

  • ワスピカブル
アストロネマ配下のハチ型怪人だが、気弱で優しい心の持ち主だったため悪事を働くことにも同盟から抜けることにも決心をつけられずに悩んでいた。
しかし、キャシーとの交流を経て悪の勢力から足を洗い、そのまま地球で生きていくことを決意。
ゾードンの大浄化で彼が消滅しなかったことを願うばかりである。

  • ロード・ゼッド
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』にて初登場したシリーズ初のオリジナル悪役であり、本作では妻のリタ・レパルサ(魔女バンドーラ)と共に同盟に参加している。
最終回でゾードンが命と引き換えに放った善のエネルギーを浴び、リタと共に人間に戻る。
その後リタは何らかの経緯で魔法使いとなり、先述通り『パワーレンジャー・ミスティックフォース』でミスティックマザー(天空大聖者マジエル)として登場したが、ゼッドのその後については特に言及されていない*3

  • ディバトックス
パワーレンジャー・ターボ』のメインヴィランであり、ゼッドとリタと同じく同盟に参加して準レギュラーとして登場した。
やはり彼女もゾードンの善のエネルギーによって浄化され、人間の姿に戻った。
なお、甥のエルガー(ゼルモダ)はそのまま消滅しているが、それと血の繋がりがあるはずのディバトックスが生きながらえられた理由は不明。

  • アストロネマ
アンドロスが弾いたビームが運悪く直撃して死んでしまったはずだったが、戦いを終えたアンドロスの涙が顔に落ちた際に奇跡的に蘇生。
ダーコンダ(ギレール)に施された洗脳も解け、ようやく兄との再会を果たすのだった。
その後『パワーレンジャー ・ロスト・ギャラクシー』にて衝撃的な形で再登場する。

  • ピラナトロン
先述のディバトックスが使役していた魚人のような戦闘員。
最終決戦でゾードンの大浄化により全て消滅したかと思われたが、『ロスト・ギャラクシー』で2体の生き残りが登場し、惑星オニックスで闇オークションの警護を務めていた。


◇デーモン一族(パワーレンジャー・ライトスピードレスキュー)

  • クイーン・バンシーラ(大魔女グランディーヌ)
レンジャーに敗北した際、最後の悪あがきとしてカーターを影の世界(幽魔地獄)に引き摺り込もうとするが、霊体として現れたダイアボリコ(冥王ジルフィーザ)に裏切られ、生きたまま影の世界に幽閉された。
その後影の世界の怪人達に嬲り殺しにされた可能性も考えられるが、本編中で死亡した描写はないので一応記載する。


ランシック一味(パワーレンジャー・タイムフォース)

  • ランシック
ポジションはドン・ドルネロに相当するがキャラクターとしてはオリキャラというちょっとややこしい人。
自分達ミュータントを歪な形でこの世に生み出しておきながら迫害を加える人類を憎み、全人類の滅亡を企んでいた。
しかし、最終決戦ではレンジャー撃破を焦るあまり娘のナディラ(リラ)に怪我を合わせてしまい、そしてそんな彼女が人間の赤ん坊を守ろうとしていたのを見て自分の犯した過ちに気づき、タイムフォースに出頭した。
『ワイルドフォース』では完全に改心し、大人しく服役していたが、21世紀に逃亡したミュートオルグを討伐するための協力者として仮釈放され、文字通り捨て身の活躍でレンジャーを援護する。
そしてそんな彼の献身を天は見放さず、戦いの中でひとつの奇跡が起きるのだった。

  • グルート(ドン・ドルネロ)
スーツはドルネロの流用だがキャラクターとしてはオリキャラ(原典にはいなかったコメディリリーフ)というこれまたややこしい存在。
フラックス(ギエン)が暴れ回り、時空の裂け目が地上を呑み込もうとする中、自らを圧縮冷凍する。


◇オルグ(パワーレンジャー・ワイルドフォース)

  • ジントラックス(ヤバイバ)
  • トキシカ(ツエツエ)
マンディロック(ラセツ)に裏切られてトキシカが殺害された上、かつて放逐したマスターオルグが帰還したことでジントラックスは組織から逃亡。
原典と同じ流れでトキシカが復活した後、マスターオルグへの意趣返しとしてレンジャーのプリンセス・シェイラ(テトム)救出作戦に協力し、ネクサス(鬼洞窟マトリックス)の崩壊を見届ける。
その後、組織壊滅により戦う理由がなくなったことでレンジャーと和解し、「これからは良いことをして生きていこう」と語り合いながら、2人で自分探しの旅へと出発した。

  • ゼン=アク(狼鬼)
オルグパワーが具現化して復活した後、再度倒されたかと思われていたが、最終回で実は生きていたことが発覚。
しかし、ジントラックスとトキシカ同様既に戦意は捨てており、メリックと共に放浪の旅に出発した。


◇ミュータント軍団(パワーレンジャー・ダイノサンダー)

  • エルザ
オリキャラの女幹部。
度重なる作戦失敗でメソゴグに見限られて力を奪われ、記憶を失って街を彷徨っていたところをレンジャーに保護された。
記憶を取り戻した後も軍団には戻らず、そのまま人間として生きていくことに。

  • マッケラル/マッド・マッケラル(ツリバカツオリーブ)
作中の人気児童バラエティ番組「ファンキー・フィッシャーマンズ・カートゥーン・ショー」にて、マスコットキャラであるハッピー・フィッシュのスーツアクターを務めている俳優。
エルザに拉致され、着ぐるみごと遺伝子混合装置で怪人化され暴れ回っていたが、レンジャーに撃破されたことで元の人間に戻った。


◇トゥルービアン帝国(パワーレンジャー・S.P.D.)

  • ほぼ全員
原典と異なり、レンジャーが倒した敵はカード型の牢獄に拘束するシステムを採っているため、殆どの悪役が生きたまま刑務所送りとなった。
ただしタイムレンジャーのように敵を殺害する権限自体がないわけではないらしく、稀にそのまま倒された怪人もいる。


◇ダークネス(パワーレンジャー・ミスティックフォース)

原典同様、ザ・マスター(ン・マ)転生のための依代として非業の死を迎えたが、こちらではザ・マスターが倒されたことで復活。
エピローグではヴィダと共にロック・ポリアムでDJとなっており、ステージで楽しくダンスを踊る姿に原典を知るファンは涙した。

  • リーリー
ネクロライ(妖幻密使バンキュリア)の娘であり、母親に協力してスパイを行うも、悪事を行うことに嫌気がさしてダークネスを離反。
正体を知ったレンジャーからは最初は拒絶されたが、ウドナ救出に協力したことで和解に成功し、そのまま生存した。


◇フローリアス一味(パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブ)

  • ノーグ
フローリアスの補佐を務めていた雪男。
「フローリアスと友達になりたい」と懸命に彼に尽くしてきたものの、どんな手柄を上げても使い捨ての駒としてしか見られず、コロナ・オーロラを完全な形で手に入れた彼から用済みとされたことで遂に反旗を翻す。
見張りのチラーズ(カース)を蹴散らし、捕らえられていたベラを連れて組織から逃亡し、ハートフォード邸に保護された。
タイゾンの元にベラを送り届けた後、ハートフォード邸で暮らすことに。


◇ダイ・シ・クラン(パワーレンジャー・ジャングルフューリー)

  • ジャロード(黒獅子リオ)
パイ・シュア(激獣拳ビーストアーツ)の拳士だったが、力を求めて復活させたダイ・シ(無間龍)に身体を乗っ取られる。
その後は原典同様に悪の首領になってしまったが、次第にダイ・シに抵抗するようになる。
ケイシーとの決戦にて、わざと背を向けたケイシーをダイ・シが殺そうとした際、「無抵抗な相手を攻撃するのは拳法家の恥だ」という強い意志で激しく抵抗したことでダイ・シが分離。
そのままレンジャーと共闘し、ダイ・シを倒した。
ダイ・シを復活させてしまったことを後悔し、パイ・シュア・マスター(拳聖)となったケイシーに自身を処罰するよう要求するが、「誰にでも間違いはある」と不問となり、門下生として最初からやり直すことを選んだ。

  • カミリオ(臨獣カメレオン拳のメレ)
原典と同じくダイ・シに愛情を注ぐが、ジャロードが次第にダイ・シに抵抗するようになったことで、自身が本当に愛していたのはダイ・シではなくジャロードだったことに気づき、彼と共に離反。
全てが終わった後はジャロードと共にパイ・シュアの門下生となった。


◇ヴェンジックス軍(パワーレンジャー・RPM)

  • テナヤ
ヴェンジックス・ウイルスに感染してサイボーグ兵士となっていたが、ディロンに解毒剤を注射され人間に戻る。
戦いが終わった後はディロン、サマーの2人と共に、蘇り始めた世界を巡る旅に出た。


◇ナイロック(パワーレンジャー・サムライ)

原典と同じ流れで生存。
本家スーパー戦隊においては『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』で先行登場したゴーカイジャーに倒され死亡退場となったが、パワレン版では『ゴセイジャーVSシンケンジャー』及びゴーカイジャー第40話に相当するエピソードが制作されなかったため、命拾いした。




追記・修正は、生き残った悪役達に愛を注ぎながらお願い致します。

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最終更新:2024年04月22日 07:29

*1 イエローフォーのミカはこれより以前のエピソードで戦死し、ジュンがその後釜に就いたため、厳密には7人目

*2 死装束の白い三角の布のこと。三角巾にあらず。

*3 『パワーレンジャー・ダイノフューリー』で再登場したが、こちらは本人ではなくコピー