終末捕喰

登録日: 2013/12/25(水) 01:11:30
更新日:2024/01/30 Tue 12:16:32
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終末捕喰        

(以下はGEBのNORNデータベースより抜粋)

»終末捕喰:1
アラガミ同士が捕喰を続けることで、地球全体を飲み込むほどに成長した存在「ノヴァ」によって引き起こすとされる人類の終末理論。
科学的な根拠はなく、単なる風説に過ぎないと言われている。
とあるオカルト団体がこの理論によって人々の不安を煽り、集団自殺を引き起こした事件で広く一般に知られるようになった。

»終末捕喰:2
単なる風説とされていた人類の終末理論。
終末捕喰は地球再生のエコシステムであり、地球上の存在をアラガミによって喰らい、
一度「初期化」した上で、「生命を再分配」する現象。
恐竜の絶滅など、過去繰り返された大絶滅にも関わりがあると考えられている。
サカキ博士により10年以上前に理論上実証されていたが、
シックザール前極東支部支部長によって隠蔽されていた。
なお、本情報は極東支部外秘とする。







終末捕喰とは、
ゲーム『GOD EATER』シリーズの用語である。

 


CONTENTS




 


概要


アラガミ同士の捕喰(共食い)の果てに、地球全体を飲み込むほどに成長した存在「ノヴァ」が生まれ、それによって人類が滅亡するという終末理論。
科学的な根拠はなく、単なる風説に過ぎないとされていた。

しかし、終末捕喰は地球再生のエコシステムとして実在する現象であることが、アラガミの研究者ペイラー・榊博士によって明らかとなった。
その内容は、地球上の存在をアラガミによって喰らい尽くし、一度「初期化」した上で「生命を再分配」するというもの。恐竜の絶滅など、過去繰り返された大絶滅にも関わりがあるとされる。
また、「特異点」という超高密度の情報集積体によって起動されることも判明している。
終末捕喰が起動した場合、別の終末捕喰が起動した場合でもない限り止める事はできない。

ちなみに、終末捕喰の表現については、上記の「地球再生のエコシステム」以外に、「外的要因によって危機的状況に陥った時の再生プログラム」や「アポトーシス(プログラムされた死、死を経て再生へ至る循環)」とも表される。
いずれも、地球のシステムについて言及している点は同じである。

2060年頃に榊博士により理論上実証された現象だったが、故ヨハネス・フォン・シックザール極東支部支部長の思惑により、その事実は以後10年以上に渡り隠蔽されていた。

終末捕喰は2071年から2074年までの3年間で二度起動しており、どちらも「人為的に引き起こされた」「極東支部近郊で起こった」という共通点がある。
また、終末捕喰の詳細についての情報はフェンリル内でトップシークレットであり、特に二度に渡って終末捕喰に関わった極東支部では支部外秘扱いに指定されている項目も多い。

 

特異点


終末捕喰を引き起こすコアであり、超高密度の情報集積体。
特異点が大量、または高密度のオラクルの塊に触れた時、終末捕喰が起動するとされる。一方で感応能力を持つ神機使いによって起動した例もあるため、起動には複数の条件があることも考えられる。

現時点で特異点のコアを持つことが確認されている存在は、アラガミかアラガミ化した人間のみ。





 

赤い雨との関係


「赤い雨」とは、積乱雲に似た「赤乱雲」の発生により起こる異常な気象現象、およびそれによって降下する赤い色をした水滴を指す。

人間がこの雨に触れることにより高確率で「黒蛛病」(こくしゅびょう)を発症し、アラガミが触れると特異な能力を有する「感応種」に変化する可能性がある。


以下「GOD EATER 2」のネタバレ
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黒蛛病について     

赤い雨、または黒蛛病患者との接触で感染する病。
いくつかの段階があり、感染初期は風邪に似た症状として表出するが、次第に身体機能の著しい低下や吐血などの症状へと悪化する。この段階で衰弱死してしまう患者が大多数だが、更に病状が進行し最終段階を迎えると、体の表面に黒い蜘蛛のような不気味な文様が浮かぶ。
また、個人によって病状の進行速度は異なる。

赤い雨の発生当初は有効な治療法が確立されておらず、発症した場合の致死率は100%とされていた。


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事例


GOD EATER      

特異点:人型アラガミ「シオ
発案者:ヨハネス・フォン・シックザール

フェンリル極東支部支部長ヨハネスが、彼がエイジス島で育成していた超巨大アラガミ「ノヴァ」に、特異点である人型アラガミ「シオ」のコアを与えたことで起動した。

しかし、シオの持つヒトとしての意識が地球で終末捕喰が行われることを避け、ノヴァと共に月へと飛び去ったため、人類の滅亡は回避された。


»背景         

ヨハネス支部長の起こした終末捕喰は人類の存命を考えた上でのリセットである。
彼はいずれ誕生してしまうであろうノヴァによって人類が滅亡することを憂い、その時が来る前にアラガミを駆逐した上で人類を存続させようと考えた。そのための計画が「アーク計画」である。

方舟の名を冠するその計画は、極東支部の神機使いとその血縁者を中心に選抜された人間だけをロケットなどで地球の外へ脱出させ、終末捕喰が終わった後にリセットされた地球へ帰還する、というもの。
方舟から除外され置いて行かれる側の人間は見捨て、それ以外は救済するという「大を見捨て小を救う」計画が、ペシミスト(悲観主義者)である彼の出した答えだった。

終末捕喰を行うノヴァは、マーナガルム計画の偏食因子転写実験中にアラガミ化したアイーシャ・シックザールその人であり、地球を覆うほどに強大な存在。
ヨハネスが度々ソーマやリンドウ、主人公に特務の名目で接触禁忌種のアラガミのコアを回収させていたのは、ノヴァの育成のためだった。
人類を終末捕喰から守るとされる「エイジス島」もノヴァの保育器でしかない。また、危険性の高いアラガミが極東に集中していたのはノヴァの存在に引き寄せられていたためである。

本部の命令でヨハネスの身辺を調べていたリンドウがこの真実に肉薄したことが、リンドウの暗殺未遂に繋がることになった。

発案者のヨハネス自身は助かるつもりは毛頭なく、寧ろ終末捕喰でリセットされていく地球と運命を共にするつもりでいた。



GOD EATER 2      



以下「GOD EATER 2」の重大なネタバレ
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最終更新:2024年01月30日 12:16