ポケモンセンター

登録日:2011/10/04(火) 16:11:18
更新日:2024/03/26 Tue 23:20:30
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ポケットモンスターシリーズに必ず登場している、便利な便利な回復施設のこと。

■ゲーム内でのポケモンセンター

初代から登場する、HP、PP、状態異常を無料で回復してくれる太っ腹な施設。
基本的にどの町にもあり、そらをとぶの行き先ポイントになっているのもお約束。
また手持ちポケモンが全滅した場合は、最後に利用したポケモンセンターへ移動する。
受付のお姉さんについて、ゲーム内で決まった呼称はなかったが、六世代ORASにて「ポケセンお姉さん」という名称が登場。
以降これが正式な名前となっている。
SMによると役所の支援を受けているらしい。

作品によって差はあるが、第5世代までの通信機能やWi-Fi機能もこの施設の中にある。

そしてBWからは、なんと様々な道具の売り買いが出来るフレンドリィショップが合併された。
回復のついでに立ち寄れるので、かなり便利になったと言っていいだろう。

余談だが、フエンタウンのポケモンセンターは温泉(露天風呂)付きである(左上から入れる。丁寧にのれん付き)。……これと言って特別な効果は無いが。

ピカチュウ

1階建て?入って正面にお姉さんと回復マシンがある。
お姉さんがいるスペースの右隣にも回復マシンと類似した機械があるが、使われることはない。

右には通信ケーブルクラブがあり、ケーブルで2台のゲームボーイが接続されていると通信機能を利用できる。
通信ケーブルクラブのカウンターの奥には階段があるが、実際に使われることはなく、
通信を開始すると出入り口のない通信ルームに瞬間移動させられ、部屋を出るときはソフトを再起動する必要がある*1

右端の壁際にはパソコンが置いてある。歴代シリーズで最もカウンターからパソコンまでが遠い。
ピカチュウ版ではアニメに合わせてラッキーもカウンター内部にいたが、序盤のポケセンではなぜかモブにブロックされていた
初代は容量の少なさとマップチップを流用している関係でダミー設備が非常に多い。*2

クリスタル

2階建て。
本作のみ外装にも特徴がある。ジョウト地方のポケモンセンターは屋根が町ごとに異なり町の雰囲気に調和している。
パソコンは相変わらず右側の壁際だが、右側の壁が近くなったのでパソコンまでの距離も近くなった。
カウンターの右側や通信ルーム入り口にもモニターがあるが、ただのダミー。
通信機能は2階になり、通信、対戦、タイムカプセルそれぞれの部屋に受け付けのお姉さんがいる。
タイムカプセルは前作との相互通信が可能だが、手持ちポケモンに前作にないポケモンや技があると入れない。
今作から通信を開始すると部屋へ案内されるようになり、部屋を出ると通信を終了できるようになった。
2階のパソコンの隣はカウンターになっており、ふしぎなおくりもので道具を受け取ると配達員が現れる。

ワカバタウンのみポケモンセンターがなく、ウツギ博士の研究所にある回復マシンを主人公が自ら操作する。

クリスタルでは、コガネシティのものが携帯との連動要素に対応して設備が大型化したポケモンコミュニケーションセンターとなっている。
また2階の通信ルームのドアが2枚になり、右側はモバイル通信ルーム、左側はケーブル通信ルームとなっている。
モバイルモード開放後は交換でモバイルとケーブルのどちらを使うか選択できるようになり、モバイルスタジアム解放後は対戦でもモバイルとケーブルを選べるようになる。
クリスタルで女主人公を選んだ場合、ケーブル通信ルームに入るときは男主人公に強制的に着替えさせられるイベントが毎回発生する。
金銀に女主人公のグラフィックがなく、通信時に相手のバージョンの違いで処理を分けないため、クリスタル同士の通信であろうとイベントが発生する。

RSE

2階建て。
パソコンはカウンターの右側にある。
配達員は消え去ったが、代わりにレコードコーナーが追加。エメラルドではユニオンルームも。
前述した通りフエンタウンでは温泉への入り口がある他、キンセツシティではナウいおやじ等の5人のおやじが、
エメラルドではミナモシティにおねだりおねえさん等の3人のおねえさんがいる。

FRLG

2階建て。
配達員が復活、ユニオンルームが初登場。また、交換と対戦が1つのカウンターになった。
また、1の島のものはルビーサファイアとのイベント用にポケモンネットワークセンターとなっている。
パソコンが1歩だけ遠くなった。

DPt

2階建て、地下1階。
2階はユニオンルームと通信コーナーのみと、FRLGの時からあまり変わらないが、配達員はフレンドリィショップに消え去った。
そして地下にはWi-Fiクラブが追加。ともだちコードを交換した相手と遠距離通信、交換が出来るようになった。
パソコンの位置関係はRSEを踏襲。

HGSS

2階建て、地下1階。
パソコンはカウンターのすぐ隣になった。
ただし、今回の2階は別マップでは無く、1階の奥に追加される形での登場。出来る事自体はダイヤモンドと変わらない。
地下もDPtと全く変わらない。

BW

2階建て。
パソコンは正面カウンターの左隣。
やはり2階は1階の奥に追加される形。1階部分には前述の通りフレンドリィショップが追加。配達員も再度復活。
そして今までのシリーズで2階にあったユニオンルームに加え、地下にあったWi-Fiクラブ、GTSを発展させたグローバルターミナルがポケモンセンターに付随。
代わりに、今までの交換や対戦用の通信コーナーはC-GEARの中に収められ、遂にポケモンセンターから消え去った。

XY

1階建て。フレンドリィショップは第五世代に引き続きポケセン内に併設。場所は右奥の部屋になった。
パソコンはカウンターからわず2歩と歴代最短距離。
通信交換や対戦などは下画面の新機能である「PSS」に統合、それに伴いそういった事をするための場所であった2階は消滅した。
本作では配達員が増え、ふしぎなおくりものの配達員の他にポケマイルクラブの配達員も現れる。
ただし今作では主人公の衣装を変える事ができるようになったため、新しく左奥の部屋にフィッティングルーム(要するに着替える場所)が追加された。
さりげなくテレビも設置された。

ORAS

1階建て。こちらはリメイクなのでフレンドリィショップはポケセンと別。
パソコンはこちらもカウンターから2歩と近い。
使用できる機能はポケモン回復とパソコンの使用、ポケマイルクラブとふしぎなおくりものの受け取り。
XYよりも広くなったがXYよりも機能は少なく無駄にだだっ広い。
フエンタウンの温泉とオヤジイベントは形を変えつつ続投している。

サンムーン

1階建て。例によって右側のカウンターにフレンドリィショップ併設。
配達員は屈強な男性に変わり、ポケモンリンクの受け取りもふしぎなおくりものに統合された。
パソコンはカウンター右側で、本作から丸いカウンターに沿って斜めを向くようになった。
カフェも併設されており、ご当地アイテムやポケマメを貰うことができる。
ORAS並みに広く、カフェスペースでくつろいでいる人も多い。
町全体が廃墟のポータウンのみパソコンが使用不能かつお姉さんも不在となっており、イベント攻略中のみスカル団員が10円で回復してくれる。

1階建て。右側にフレンドリィショップ併設。
ボックスに預けると自動回復する仕様がなくなった代わりにパソコン内のポケモンも回復できるようになった。
ふしぎなおくりものはメインメニューに統合されたため配達員はいなくなった。
左側は一応カフェスペースらしく、上にはメニューがあって背後には食器や食材の棚があるが、マスターは飲み物を提供してくれない代わりに色々な相談に乗ってくれる。隣にはイエッサンもいる。ふっふぅ♪
カフェのカウンターで姓名判断、技思い出し、技忘れが利用できるほか、ポケモンの思い出を聞くこともできる。
カウンター右側にあるロトムが乗り移ったパソコン「ロトミ」ではボックスの整理の他にポケジョブとリーグカードの編集ができるようになっている。
お姉さんにポケモンの回復を頼むとロトミも連動する。
ちなみに他の地方のポケセンは自動ドアだが、ガラル地方では手動の両開きドアになっている。

SV

オープンワールドの都合上シリーズで最も簡略化されたポケモンセンターであり、なんと屋外施設となり屋根とカウンターしかない。店員らは常に吹き曝し状態となっている。ガソリンスタンドか。
フレンドリィショップと、わざマシンを作る「わざマシンマシン」が併設されている。そして今まであったパソコンがオミットされてしまった。
またそのエリアのトレーナーを倒すことで商品をくれるポケモンリーグスタッフ、通称「ポケモン勝負してますかおじさん」が立っていることもある。
前作のマスターが行えることは今回はメニュー画面から自由にできるようになった為、カフェはオミットされた。
とはいえ町中のポケモンセンターの周りにはテーブルと椅子が設置されている為、物語的な役目である「ポケモントレーナーの休憩場所」としてはまだ扱われているのだろう。
しかし簡略化した事が幸いしてか色んなところに設置されており、大きな街にはだいたい2つある事を始め、誰も来ないような海辺や山の中腹、雪原の中にも設置されている。

キタカミの里ではスイリョクタウンの公民館のとなりにあるが、テントとなっており、フレンドリィショップもない*3
アクセスは悪くなく田舎の村のイメージには合っているが、下手したらパルデアよりも悪天候の影響をモロに受けそうな環境である。
テントに描かれているのはキタカミの里の市町村章であり、ポケモンセンターのマークは掲げられていない。
問題はスタッフを務めるお姉さんの印象が悪いこと。*4
待機中はスマホを眺めて下を向きっぱなし、話しかけたら一応きっちり仕事はしてくれるが口調がかったるそうかつ砕けすぎで正直やる気は感じられない。
さらにカウンター越しでないと受付をしてくれず、後ろから回って話しかけると「近づきすぎ」というようなことを言ってきて対応してくれない。防犯やカウンターに並ぶ順番の遵守という点を考えれば妥当なのは事実だが塩対応のようにも思えてしまう。
ただし、何回も利用していると向こうから話しかけてきてエモートを教えてくれたりもする為、決してお客をないがしろにしているわけではない。

ブルーベリー学園では遂にスタッフもいなくなり、回復マシンだけがポン置きされているという事態に
第二世代でも研究所の片隅にセルフ回復マシンが登場していたが、ついに本物のポケモンセンターまでセルフ方式が導入された。
買い物も自動販売機で行う形式となっている*5
確かに回復装置の使い方さえわかればポケモンを預かってくれるお姉さんは必要ないわけであるが、それでも完全な無人化は少しさびしい次第である。
ポケモンセンターのお姉さんは駆け出しトレーナーにアドバイスする役割も担っているが、バトルに力を入れている校風で充実したトレーナー教育を実施しており、その成果なのか皆おしなべて凄腕となっているブルーベリー学園の生徒たちにとってはそういったものは必要ないという事だろうか。あるいはテラリウムドームに金をかけすぎたゆえの人件費削減か…金不足はどの地方に行ってもつきまとうものか…
この簡易的な構造は、よくよく考えたらスタッフがいなくても回復装置さえあればポケモンセンターは成立しうるという何気に今まで誰も気づいていなかった事実を証明しているとも言えるだろう。

■アニメでのポケモンセンター

街によってサイズに差があり、民家サイズからホールサイズまで色々なタイプが存在する。
トキワシティの何かのホールみたいな見た目のものは、ロケット団が初登場だったり10匹程度のピカチュウを用いた発電機があったりする事も相まって、
最も印象に残りやすいのではないだろうか。

単純にポケモンを回復させる他、食事をとれたり宿泊機能が備わっていたり、大きな所ではマッサージ等のサービスもある。

また、ポケモンセンター以外にも人間専門の病院はちゃんと存在する。とある病院はなんだかんだでポケモンの急患も受け入れる羽目になったが。

受付のジョーイさんはどこの町のポケモンセンターでも何故かみんな同じ顔と声をしている。
しかも 全員血の繋がった姉妹
無印DPまではずっと同じデザインだったが、BWXYSM新無印ではデザインや声優がその都度変わってきている。
付き添いのポケモンも地方毎にラッキー(無印~DP)、タブンネ(BW)、プクリン(XY)、ハピナス&キュワワー(SM)、イエッサン(新無印(ガラル地方))が決まって従事している。
なお、XYでは唯一性格に難があるタブンネと組まされたジョーイさんがいる。




こんな風にポケモントレーナーには欠かせないポケモンセンターだが、

現実世界に存在するのだ。

■現実でのポケモンセンター

ポケモンに関するグッズを販売したりイベントを開催している公式の店舗。
種類は多数だが最新作のものが中心になる。

日本には北からサッポロ(大丸札幌)、トウホク(仙台パルコ)、メガトウキョー(サンシャインシティ)、スカイツリータウン(東京ソラマチ)、トウキョーDX(日本橋高島屋)、シブヤ(渋谷パルコ)、トウキョーベイ(ららぽーとTOKYO-BAY)、ヨコハマ(横浜マルイ)、ナゴヤ(松坂屋名古屋)、カナザワ(金沢フォーラス)、キョウト(SUINA室町)、オーサカ(大丸梅田)、オーサカDX(大丸心斎橋)、ヒロシマ(そごう広島)、フクオカ(アミュプラザ博多)、オキナワ(イオンモール沖縄ライカム)の16店舗。…JFRが多いような気がするのは気のせいか。
それでもまだ未進出の地方があるので、開店が待ち望まれている。
ただ、これを補完する店舗・「ポケモンストア」が存在しており、新千歳空港、成田空港、東京駅、御殿場、愛媛・松前の5店舗と、期間限定のアウトレット店舗・「ポケモンストア アウトレット」が現在木更津にある。

販売されている専用グッズはクオリティの高いものが多く、難民が続出していたが、近年では専用のオンラインショップが存在するので安心しよう。

ゲームと同じユニオンルームでは定期的にイベントが行われていたり、お互いに面識がなくてもお店に訪れた人達同士で対戦や交換が行われていたりする。
まさにポケモントレーナーにとっての憩いの場である。

一部の店舗には、関連ショップとして「ポケモンカードステーション」(メガトウキョー、トウキョーベイ、ナゴヤ、オーサカ)、「ポケモンカフェ」(トウキョーDX、オーサカDX)、「ピカチュウスイーツ by ポケモンカフェ」(メガトウキョー)、「Pokémon GO Lab.」(メガトウキョー)が設置されている。

大きいお友達と子供達が入り交じってるカオスな空間とか言わないように。


時折アニメの企画などで特別なポケモンを配布することも。
XYからは誕生月にお祝いのメッセージが流れ、特別な技「おいわい」を覚えたピカチュウまたはイーブイ系の中から好きなポケモンをもらえるサービスを開始した。
技の効果は見た目が豪華な以外、「はねる」と同じ。
ちなみに大人でもお祝いしてもらうことが可能。

因みに各店舗毎に異なるポケモンが描かれたロゴマークがあり、その土地柄に合ったポケモンが選ばれていることが多い。
例:スカイツリー…レックウザ、ヒロシマ…赤いギャラドス、サッポロ…アローラロコンなど




(テンテンテレテーン♪)
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最終更新:2024年03月26日 23:20

*1 通信ルームにいるときだけメニュー項目が変わり、レポートはリセットに置き換わっている

*2 逆にタマムシシティでは特にプレイ上使用はできない「旅館」という施設があったが、ここにポケモンセンターのデータを流用しているらしく、よく見るとカウンターや家具などの配置がそっくりなうえ、赤緑青では歩ける範囲の右上(ポケモンセンターのパソコンの位置)を調べると何もないのにパソコンが起動した。なお、ピカチュウ版では見た目は同じだがパソコンの起動ができなくなっている。

*3 すぐ近くに里のよろず屋である桃沢商店があるため、機能的には問題ないのだが……。

*4 周りの人間が全員知り合いになりがちな田舎の店のスタッフにはよくあることではある。前注の桃沢商店の存在による「地元の有力店との競合調整により、他地方ならあるサービスが一部カットされる」現象も含め、キタカミらしい田舎のリアリティ溢れる描写なのだが、都市の特徴がポケセンにまで及ぶのは珍しい。

*5 LPでも買えるなかなかに高機能な自販機。ただし売却はできないため、手持ちのお金がない場合はブルーベリー学園の外に移動しなければならず地味に厄介。