布道レオ(牙狼-GARO-)

登録日:2012/02/19(日) 22:00:58
更新日:2023/03/11 Sat 10:24:01
所要時間:約 7 分で読めます




魔戒法師は不思議な奴ばかりだ。
普段は何を考えてるのか、さっぱりわからない。

次回!『秘密』

まあ、俺様も人のことは言えんがな。






雨宮慶太原作・監督の特撮番組『牙狼-GARO- MAKAISENKI』に登場するキャラクター。
演:中村織央

若いが、魔導具の製造・修復において「神の腕前」とさえ言われた魔戒法師・阿門の再来と言われるほどの天才。魔導具・号竜を発明し、これにより魔戒法師でも(低級ならば)ホラーの封印が可能となった。

若さ故に強引な言動も目立つが、魔導具作りの技術も実力も高い。号竜の発明もさる事ながら、即席で魔導陣や広範囲結界を作成でき、魔戒騎士並みの優れた剣技の持ち主でもある。
が、剣技に関しては鋼牙には知られたくないとの事で、目にしたカオルに口止めしていた。

作中では1話から元老院付きの法師として登場。冴島鋼牙の良きパートナーとして行動を共にするようになる。
鋼牙は彼を信頼しており、レオもまた「破滅の刻印」に苦しむ鋼牙の身を案じ、ホラー狩りを他の騎士に任せるよう進言した事もある。
また、カオルにある女性の面影を感じているようだ。

16話でカオルに別れを告げ、鋼牙たちの前から姿を消した。


実は鋼牙たち魔戒騎士に「破滅の刻印」を刻んだ赤い仮面の男と同一人物の可能性があり、当初からファンに黒幕扱いされていた。

根拠は
  • 声がそっくり
  • 赤い仮面の男もレオも並外れて優れた魔戒法師
  • レオは号竜を発明したが、赤い仮面の男はその発展型と思われる号竜人を従えている
  • レオは魔戒騎士顔負けの剣技の持ち主だが、赤い仮面の男も鋼牙と、「破滅の刻印」に体を蝕まれているとはいえ最強クラスの魔戒騎士2人と互角に渡り合う
  • 同じく魔戒法師の邪美から疑われている
……と言ったところ。

ただ、「身近な人間が黒幕」のパターンはすでに龍崎駈音という前例があり、そのような二番煎じはしないのではと言う声もある。

またレオ自身
  • ホラー化したコルトを自爆する事で止めようとした
  • 鋼牙の身を本気で案じている
  • 鋼牙にとって特別な人間であるカオルと二人きりになった場面でもカオルに手を出さなかった
事もあり、視聴者のミスリードを誘う存在である可能性も高い。


「レオ、俺はお前の項目を信じた。お前も俺の追記・修正を信じろ!」
「……はい!」












16話でついに赤い仮面の男の素顔が明らかになったが、


レオ……

黙れ!俺をその名で呼ぶな!


やはりレオであった。
レオはそのまま逃走。魔戒法師の系譜からもレオの名は消えていた。

レオを強く信頼していた鋼牙にとってその事実はとてもショックだったようで、「破滅の刻印」を受けた事が判明した時以上に動揺していた。












……と思われたが、18話で赤い仮面の男から鋼牙を救ったのは、他ならぬレオであった。
赤い仮面の男の正体は「布道シグマ」
そう、レオの兄だったのだ。そして……


閃光騎士・狼怒(ロード)


レオの正体は魔戒騎士という衝撃の事実が判明した。
ちなみに、本作の漢字表記は「牙狼 魔戒閃騎」であるため、タイトルにもなっている。
パートナーの魔導具は魔導輪エルバ。ザルバと同じく指輪にはめるが、老婆の声で喋るのが特徴。
中の人は折笠愛。色っぽいシルヴァ、ショタのウルバ、そして老婆のエルバの声を見事に使い分けている。

シグマは本来魔戒騎士を志しており、純粋な資質はレオ以上であった。
レオも魔戒法師となって『閃光騎士・狼怒』を継承する兄を支えるつもりだったが、2人の父・ゴウキは「シグマには『護りし者』としての心が足りない」と、レオに狼怒を継承させたのだった。

その事実に憤り、出奔したシグマは究極の魔号竜『イデア』を開発し、全てのホラーを滅ぼそうとしていたが、イデアを起動させるには人間の命が燃料として必要であり、犯罪者の女をそれに使おうとする。
そしてシグマは止めようとした恋人・魔戒法師ミオを殺害してしまった。

憎悪に狂ったシグマは魔戒騎士に代わって魔戒法師がホラーを滅ぼし人類を救う世界を作るべく、全ての魔戒騎士に「破滅の刻印」を刻んだのだった。

魔戒騎士レベルの剣技に法師の術まで扱える……この兄弟どれだけチートなのやら。


布道兄弟は中の人である中村織央の2役で、見事に兄弟を演じ分けている。
なお、レオは『蒼哭ノ魔竜』にも登場、元老院の命を受け訓練用の木人形を修復。零と翼の真剣勝負の立会人役も引き受けた。


牙狼 魔戒烈伝において】


第5話「騎士道」Bパートにて登場。
ギャノンとのを経て、数々の功績が認められて元老院付きの魔戒騎士に昇格した模様。

謎の鉄騎に苦戦する自称『魔戒剣士』こと女魔戒法師・ユナの前に現れ彼女の窮地を救う。
後光と共に狼怒の鎧を纏い、閃光剣で背中を一突きした後、跳躍しドリルのごとく高速回転し鉄騎を両断し撃破した後鎧を解除。
魔戒剣と魔導筆を交互に構え、『自分も魔戒騎士であり、魔戒法師でもある』という意志を見せた。
その名はユナ自身も耳にしており、レオも彼女の姿を見て見事な騎士だと称賛。それに対し女であり鎧も纏えないユナは自身を『中途半端な存在』と評する。

そんな彼女に、レオはこの言葉を励ます。

……「大事なのは鎧じゃない。騎士としての『誇り』」。
僕が教わった大切な言葉です。

あなたは立派な魔戒騎士です。
逃げることなく、鉄騎を倒そうと立ち向かった。

その後、番犬所からの「謎の鉄騎を二人で討滅せよ」という指令を出したのは自分だと告げ、すべては両者の実力を試すがゆえのものだったと種明かしをする。

あなたは騎士と法師、二つの力を備えている。
……僕と一緒に元老院に来ませんか?

彼の誘いに対し、ユナは丁重に断る。その言葉を聞いた閃光騎士もまた、自ら身を引く。

お二人とも、あの人が言ったとおりの人ですね。
……では。


ちなみに、ユナの相方を務める自称『天才魔戒法師』ことカインとも交戦。
ユナの窮地を救わんとした彼の実力を試すが、結果はカインの惨敗。
魔導筆を得物に、それから放った波動を魔導傘で防いだカインの背後に立ち、数回組み手をかわした後、後ろに回り込んで尻を蹴り飛ばし、間合いを取って稲光にも似た衝撃波を放つ。
衝撃波は跳弾のごとく四方八方へと飛び交い、カインに直撃し階段へ転がり倒すのであった。
結局、カインはこの影響で左脚を捻挫し、ラストでユナが歌った『癒しの歌』を聞くまで引きずり歩く羽目になる。

第5話ラストにて、レオと別れたユナはカインと共に二人だけの戦い方を模索しようと決意。
吹っ切れたユナも、レオが出した指令も実は零が出したものではないかと、右腕のミサンガをシルヴァに見立てて拳を突き出すのだった。

ユナとカインを主役とした、『絶狼-ZERO- BLACK BLOOD』の後日談的エピソード……と思わせながらもこのサプライズである。
次回予告の内容も文字だけなので、内容を知らない『MAKAISENKI』未視聴者ではなくとも驚かされたであろう。

ちなみにレオの魔導輪エルバもラストで登場している。
……さすがに折笠さんの声までは出なかったが。


追記・修正は狼怒の称号を得てからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 牙狼-GARO-
  • MAKAISENKI
  • 魔戒法師
  • 中村織央
  • 相棒
  • 天才
  • 黒幕?
  • 怪しい!絶対に怪しい!
  • 魔戒騎士
  • 狼怒
  • 双子
  • 閃光騎士
  • 定番
  • 大どんでん返し
  • 布道レオ
  • 一人二役

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年03月11日 10:24