登録日：2011/12/31(土) 00:46:08
更新日：2024/02/29 Thu 21:51:09
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さあ魔王陛下の許可は得た
り……了解。シーケンス開始、導力炉からのエネルギー回路切り替えます！
エネルギーの充填を開始しました！ チャージ完了まで一四十秒、カウントを開始します！
艦内各員に通達！ 緊急事態に備え全ての隔壁を閉鎖します！ 各ブロックのクルーは六十秒以内に所定の持ち場へ戻り、対ショック姿勢で待機してください！繰り返します……！
エネルギー充填率が三十パーセントを超えました！ 以降、発射シーケンスの取り消しはできません！ 引き続き第二シーケンスへ移行！
装弾完了！ 一番、三番、二番、四番、全発射口開きました！ 引き続き全発射管を開放！ リリーフバルブの正常作動を確認！
照準開始！ 補償光学機による着弾位置算出完了、風速と地磁気による誤差修正完了、斜線修正全て完了！
三、二、……エネルギーチャージ完了、充填率百人一首パーセント！ コンディションのオールグリーンを確認、セーフティ解除……発射シーケンス、全て完了!!
驕り昴ぶった天使ども、これが貴様らの忌み嫌う闇の力だ…
今だ!! 超電磁鈴蘭、全弾発
待てコラ
鈴蘭ミサイルとは
林トモアキ先生のライトノベル作品に登場する兵器の一種である。
初出は「
お・り・が・み」一巻であり、その弾丸はミスリル合銀でできた鎧に身を包む騎士団をなぎ倒すという凄まじい威力を見せた。
この段階で鈴蘭ミサイルはバージョン４まで存在したが、作中で登場したのはこれのみである。
次に登場したのは「お・り・が・み」最終巻。そのときは鈴蘭ミサイルから超電磁鈴蘭へと名前からしてバージョンアップしていた。
こちらは超電磁鈴蘭以外にも名前に候補があったらしいが、ことごとく却下されている。威力に関してはあの
ドクターが本当に強いと語っていたらしい。残念ながら作中でその威力を拝むことはできなかったが…
そして現在までで一番新しいバージョンが「
レイセン」三巻にて登場した「超電磁鈴蘭ＭｋU」別名「超電磁鈴蘭ＭｋUスペシャル・ヒデオロケッツ！」である。
これはヒデオが「
晒しし者」として願ったモノをドクターの技術力と発想力によって完成させたものであり、当然威力も洒落ではない。
世界を簡単に滅亡させられるアウターたちがみんなして単純な押し合いでは負けを認める音速で動く巨大スライム「ソニックU」をその砲弾で打ち負かす大きな活躍を見せた。
ドクター発明の物の中でも、ある意味名物的な兵器であり、続編が期待される…
ドクターっ！ 五秒以内にブリッジまで来いっ!!
あのね？ お前らマジメにやってるの？
マジメにやります。
名前からも想像できるように、鈴蘭ミサイルの砲弾は「
名護屋河鈴蘭」である。
最初の鈴蘭ミサイルでは鈴蘭はいわゆる落とし穴に入れられた鈴蘭が無理矢理発射された。
次の超電磁鈴蘭では発射されなかったためどのようなものであったかはわからなかったが、天使たちの要害を包むエネルギーフィールドを貫くために使おうとされていたことから、それなりのものであることが予想される。ただしとても危険とされクルーからは使用を止められた。
まあ危険なのは鈴蘭本人の前で使用するってこと自体に対してですけどね。実際使用を命じたエスティは鈴蘭の拳で沈められた。
ちなみにこちらの砲弾は鈴蘭がブリッジにいた状態で発射しようとしていたことから砲弾は鈴蘭ではないと思われる。多分。
だが、鈴蘭からは「
イワトビロケット級のオチがあるに決まってる」と一蹴された。ちなみにこのイワトビロケット、正式名称は「即死！鈴蘭ミサイル」である。…即死するのはどちらなのか。
超電磁鈴蘭MkⅡでは実際に弾丸にされたのは
川村ヒデオであったが、当初は鈴蘭が弾丸として予定されていた。
この際ドS鬼畜メイド聖魔王名護屋河鈴蘭が思わず昔の比較的可愛かった、どうしてこうなったといわれる前の感じになったことから鈴蘭ミサイルはかなりのトラウマに、アレ、なんだ？なんか変なグラサンのメイd(ry
鈴蘭ミサイルは今日もまた新たなバリエーションを増やしているのかもしれない…たとえどんな犠牲を費やそうとも…
余談だが、『ミスマルカ興国物語』の主人公マヒロは武力以外なら結構な無茶をする上、ある時諸々の鬱屈や相手の出した条件を守るという大義名分から、あえて無謀な行動として敵地に改造バイクで捨て身突入を敢行し大怪我を負うも無事成功&生還、
『ヒマワリ:unUtopial World』の主人公ヒマワリは元々武闘派でかつ真面目なため常に死地へと飛び込むタイプなので、どちらも今の所ミサイルにされるような目にはあっていない。むしろ生き方がミサイルというべきか。
●類似例
最終決戦時大量の高性能爆弾(燃料：エロゲのセーブデータ)を抱えていたが敵まで爆弾を飛ばす余裕が味方側に無かったため、火炎放射でロケット発射され敵中で爆弾ごと大爆発した。
その威力はまさにミサイルで、爆発時味方全員から大城が滅んだ事への喝采が上がったがこの人数日前息子さんが名誉の戦死してるんですが…、幸いギャグ補正があったのか黒こげになるだけで済んでいる。
少女騎士が家宝の鎖を使い、
従士アデーレが入った鎧を振り回すというトンでも技。
但し騎士・従士共に欠けている範囲攻撃力を補えるため一発ネタにはならず、最終決戦でも使用された。
ちなみに2人の
同級生もある場面で
戦闘力のない幼馴染を敵に投げていたり。
主役機
タウバーンの後半必殺技は
パイロット自身が敵機に突進し、敵パイロットを敵機から抽出する「タウ・ミサイル」なのだが、
ある回にて3機同時に相手にする羽目になり、ミサイル突撃する暇がない・あっても弾が足りないという事態が発生。
結果
自ら志願したシンドウ・スガタをミサイルとして発射、無事撃破に成功した。
- パロムインザスカイ(FINAL FANTASY IV THE AFTER YEARS 月の帰還)
黒魔導士パロムを新米技師ルカが投げ飛ばし、バロムの弟子レオノーラがピンポンの如く敵陣ではねるバロムに合わせ雷撃を落とし、ボロボロになって戻って来た彼を姉の白魔道士ポロムが治療するという外道技。
こんな技を実装するんじゃねえ!
…こうして類似例やマヒロの突撃を振り返るに、当時戦闘力を持っていなかった普通の鈴蘭を火力装備無しで考えなく特攻させた初代鈴蘭ミサイルの異常性が垣間見える。
追記・修正をお願いします。
最終更新：2024年02月29日 21:51
