レッドレーサー/陣内恭介

登録日:2012/02/16 Thu 08:17:07
更新日:2024/04/21 Sun 06:33:38
所要時間:約 4 分で読めるっての!






じょ、冗談じゃないっていうの!

どうして俺達があんな会社で働きながら、激走戦隊カーレンジャーにならなきゃいけないんだよ!

給料税込みで19万3千円で、どうして宇宙の平和まで守らなきゃいけないワケ!?


陣内(じんない)恭介(きょうすけ)とは、スーパー戦隊シリーズ第20作『激走戦隊カーレンジャー』の登場人物。
本項目では彼が変身するレッドレーサーについても記載する。

演:岸祐二
キャラクターソング:「くもり空の夜だから」


△【概要】△

カーレンジャーのリーダーを勤める一般市民。
元々はペガサスという自動車会社で働く24歳の若者。
一応役職はテストドライバーだが名ばかりで、ペガサスは会社としての規模が小さく、実際はほとんど運転代行や社長の送り迎えなどの雑用しかしていない。
彼自身は夢の車を作りたいと思っており、夢が叶えられそうにないために不満を漏らしていた。
そのため、サボリや居眠りの常習犯でもある。

会社を辞めようと憤っていたところ、クルマジックパワーを頼りに地球に飛来したダップと遭遇。
ロープで縛りながら戦いを強要するダップに本項目冒頭のセリフで反発するが、彼の死んだフリを混じえた悲しい過去を知って心変わりし、他の4人と共にカーレンジャーへの変身を果たす。


△【人物像】△

性格は赤の戦士らしい熱血漢で、リーダーシップも強い。
多少抜けている部分はあるものの意外と常識人で、むしろ上杉実やダップ、宇宙暴走族ボーゾックの無茶な作戦にツッコミを入れる事の方が多い。
また、一応テストドライバーなので、車の運転技術には長けている。
でも買い物に行くのにペガサスサンダーを使ったりした事もある。しかも変身しながら。

敵であるゾンネットからは思いを寄せられている。ただし変身後の姿でだが。
恭介自身もゾンネットに好意を寄せ始め、他のメンバーの後押しもあり、後に友達から関係を始めた。
が、ゾンネットが惚れたのはあくまでレッドレーサーであり、恭介の事は眼中になかった。
後に素顔のままでゾンネットを守った事でゾンネットも心を動かされ、レッドレーサーとしてではなく、陣内恭介として相思相愛となる。
しかし、最終的に恭介は地球に残り、ゾンネットは故郷で見合いばかりの日々にうんざりしていたようだ。

ちなみに、彼の代名詞とも言える「猿顔の一般市民」だが、劇中で言われ始めたのは後半に差し掛かってから、しかもたった数回である。

なお、本人は決してブサイクではなくむしろ整った顔立ちをしているが、初期OPにおけるキャスト紹介のカットが「ホットドッグを頬張りながらボーゾックを見て驚く」というあんまりなカットであり、
その顔付きがまるでサルのように見えたせいで上述の酷い呼ばれようになったと思われる。
なお、中盤以降フルアクセルバージョンの映像からはキメ顔でサムズアップしたハンサムな映像に変更となっている。


【レッドレーサー】



激走!アクセル、チェンジャー!!

レッドレーサー!!


主なスーツアクター:横山一敏

恭介がアクセルチェンジャーで変身した姿。
カーレンジャー全員に言える事だが、マスクのデザインが複雑で、資料無しには書けないだろう。


装備・個人技

オートブラスター
カーレンジャー共通の銃。
シフトアップすることで「オートパニッシャー」に変形し、威力も20倍に上がる。

バイブレード
カーレンジャー共通の
柄の部分を引っ張るとフルパワーモードになり、切れ味が増す。

フェンダーソード
ギガフォーミュラーのフェンダー部分が変形したレッドレーサーの専用武器。
ナックルガードの付いた長剣であり、コンクリートなどの硬いものも一刀両断にしてしまう。

ドライビングアタック
高所から飛び掛かりつつ放つパンチ
主に開幕ぶっぱ用。

ピストンブロー
連続で放つ腰の入ったパンチ
宇宙のスピード王・マックスを殺害したゼルモダをフルボッコにした。

ツインソード・ツインカムクラッシュ
バイブレードとフェンダーソードの二刀流でX字に斬る必殺技
グリーンレーサーとの連携攻撃から続けて放ち、TTテルリンを倒した。


運転マシン

レッドスピーダー1
レッドレーサーが駆る小型カート・スピーダーマシンで、時速350kmを誇る。
フロント部に小型光線銃・フロントガンを装備している。

ペガサスサンダー
隕石に閉じ込められていた伝説の『野生の自動車』で、赤いスポーツカーにも似た形状をしている。
地上を時速600kmで駆け抜けるランドモードと、フロントノーズを伸ばして尾翼・デルタ状の主翼部を展開しマッハ1.2で飛び回るスカイモードの2形態がある。

レッドビークル
恭介が思い描いていた『夢の車』の模型が、恭介とダップのクルマジックパワーを一つに合わせる事で巨大化した姿。
最高時速マッハ1.5を誇り、RVロボの頭部・胸部を構成。

Vファイヤー/ファイヤーファイター
胡散臭いを通り越して怪しい謎の男・VRVマスターから手渡された消防車型VRVマシン/VRVファイター
VRVロボの頭部・胸部を構成。


△【客演】△

Vシネマ『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』

超力戦隊オーレンジャーの存在を知らず、渡された名刺を見て「う、うあおーって書いてあんじゃん、これだって」と言い放った。
「カーレンジャーはルックスで善悪のジャッジメントはしない」という理由でどう見ても悪の怪人にしか見えないマシン帝国バラノイアの残党・バラモビルを庇い、追ってきたオーレンジャーと交戦。
だが、案の定悪人だったバラモビルを見てあっさり手のひらを返し「己の過ちをこんなに簡単に認めてしまうその素直さは一体何なんだ?」オーレッドを呆れさせた。

後に三浦参謀長の地獄の特訓を受け、生身の状態で分厚い壁をブチ破れるようになった。


Vシネマ『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー

学生服を着て諸星学園高校に潜り込んだものの、実同様「無茶がある」と評された。


Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』

秘密戦隊ゴレンジャー』から『未来戦隊タイムレンジャー』までのレジェンド戦隊における歴代赤の戦士の1人として登場し、名乗りを披露した。


海賊戦隊ゴーカイジャー

第14話「いまも交通安全」で登場。
ちなみに、このサブタイトルは『カーレンジャー』第1話「戦う交通安全」、最終話「いつまでも交通安全!!」から繋がっている。

何故か、本当に何故かは分からないが、劇団員として活動していた。
ペガサスがどうなったのかは永遠の謎。
また、一人称が「俺」から「私」に変わっていた。
岸祐二氏曰く「浦沢さんは面白いと考えたことはすぐに台本に入れるから、そのあたりの設定は無視しててもおかしくない」とのこと。

宇宙帝国ザンギャックの開発技官インサーンから一目惚れされてしまったおかげでジェラシットからの激しいジェラシーに悩まされるハメになるも、最終的にはジェラシットに愛を教えていた。
なお、ゾンネットは最初は変身後(レッドレーサー)に惚れたのに対し、インサーンは素顔で一目惚れした。
他方、ゴーカイジャーの面々には演劇を通して交通安全の大切さを教えた。

ちなみに、シャツの右袖の二の腕部分に繕った痕跡があるが、これは『カーレンジャー』第47話ワンパーに切り裂かれたため。芸が細かい。
というより、このシャツは岸氏本人が保管していた『カーレンジャー』撮影当時に使っていたものである*1

ちなみに、この話で恭介が付けているペンダントはゾンネット(正確には彼女の正体であるバニティーミラー・ファンベルト)の写真入りのロケットペンダントである。
一部スタッフが共通している特撮ドラマ『大魔神カノン』のブログで本話について語られた時の話によると、岸氏が東映装飾部に頼んでわざわざ用意してもらったのだとか。
特撮雑誌における岸氏へのインタビューでもそのエピソードに触れられており、衣装合わせの際にスタッフに「ロケットペンダントとコーヒー牛乳を用意してくれ」と頼んだところ、「ペンダントの中の写真、どうします?」と訊かれ、「お姫様の方で」と言ったらそれで通じたという。

そして、唯一自分(レッドレーサー)のイメージを叩いてのけたレジェンドでもある。叩きはらう時の顔に注目。

戦闘ではレッドレーサーにゴーカイチェンジしたゴーカイレッドが、フェンダーソードで十字に斬るオリジナル技「ドライビングスラッシュ」を披露した。


また、岸氏が『ゴーカイジャー』の打ち上げに参加した際、「頑張れカ―レッド!」と声援を送られた。
そんな岸氏がマイクを持って一言。

“レッドレーサー”だよ!

これが一部で有名な「大カ―レッドコール事件」である。


映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦

回想シーンにて仮面ライダーディケイドに倒されていた事が明かされた。
しかし、終盤にて他のレジェンド戦隊・レジェンドライダー共々亜空間から復活し、一致団結してショッカー・ザンギャック連合に挑んだ。


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最終更新:2024年04月21日 06:33

*1 同じものが複数着存在し、東映に保管されていたものは殿火野映司がウエスタン風のコスプレをする際に使用されている。