氷室辰也

登録日:2012/02/28(火) 14:15:39
更新日:2024/02/11 Sun 23:32:39
所要時間:約 3 分で読めます




お前まだ・・・ 心のどこかでオレを兄として見てるんじゃないだろうな?
オレとお前は今や敵同士だ
もっと殺す気でこいよ



黒子のバスケ』に登場するキャラクター。
CV.谷山紀章


基本データ

身長:183cm
体重:70kg
所属:陽泉高校2年生
ポジション:SG(シューティングガード)
背番号:12
誕生日:10月30日
星座:蠍座
血液型:A型
座右の銘:Don't expect life to be fair(意:人生が公平である事を期待するな)
家族構成:父・母
好きな食べ物:ピクルス
趣味:ビリヤード
特技:ジャグリング
苦手なもの:日本とアメリカの文化の違い
得意科目:数学
得意なプレイ:ストップ&ジャンプシュート
オフの日の過ごし方:海外ドラマ鑑賞
好きな女性のタイプ:包容力のある女性
バスケをはじめたきっかけ:親の勧め
注目している選手:火神大我







性格

一見冷静沈着で穏やかな人物。
キス魔なアレックスに対しても、落ち着いて対処していた。
しかし、「頭はクールに心はホット」と火神に言い聞かせる通り、その内には激しい意志を秘めており、気が昂ぶると口調が荒くなる。
最悪、手を出すことも辞さない怖いお兄さん。
実際に作中で唯一、人を2回も殴っちゃったりしている。
作者曰く喧嘩なら作中五本の指に入るとか…あと4人は誰だろうか。

とはいえ、基本的には温厚であり、マイペースすぎる行動やバスケでのうっかりなどを見せる度に先輩らからどやされる紫原に、氷室だけは「次は気を付けような」などと優しく言い、周りから「甘やかすな」と言われている。ただし、火神に圧倒され試合を諦めかけた紫原を殴って鼓舞する等、重要な場面では毅然とした態度で接している。陽泉メンバーでは紫原とほぼ唯一対等に付き合える人物で紫原も氷室の言う事には不満を言いつつも基本的には従順。



アメリカ時代

まだ小学生ぐらいだった火神をバスケに誘った張本人で、アレックスのもう一人の愛弟子である。
兄弟の証として火神とお揃いのリングを首にかける。
火神はそんな彼を兄貴分として尊敬していたが、尊敬していたが故に亀裂が入ってしまう。
ある試合の日、氷室は腕を負傷しバスケがしにくい状態だった。
そんな彼に勝ったら勝利数的に兄弟の関係が壊れてしまうと思い、火神は最後の一撃をわざと外す。
手加減された氷室は激昂し「次はこのリングを懸けろ」と再戦を約束するが、結局アメリカで再戦する事はなかった。


プレイスタイル

典型的な「パワーフォワード(近距離型)」の火神とは対照的で、「シューティングガード(遠距離型)」である。

青峰とは対極の超正統派バスケをスタイルとし、「シュートフェイク」「ドリブル」「ストップ」「ジャンプシュート」等一つ一つをキレイにこなすため、スムーズ過ぎてシュートモーションに入った事に気付けなかったり、分身を作った様に見せたりする。

観客席からとはいえ、あの青峰が一瞬フェイクに引っかかるほどの技術であり、リコをして流麗な舞と言わしめる程クオリティーの高いプレイをする。
そして極めつけがこの必殺技

陽炎の(ミラージュ)シュート

ブロックをすり抜けるシュート。
すり抜けるなら当然防ぎようがないためかなり強力なシュートである。
黒子の幻影のシュートを彷彿とさせるが原理はまったく違う。

実は氷室は1度ボールを真上に放ち、キャッチしてからシュートしている。
空中でボールを2回リリースしているのだ。

普通なら、ただ二回ボールを投げたようにしか見えないはずだが、洗練された技術を持つ氷室の真上リリースはジャンプシュートの陽炎を作り出してしまう。
また、もしこのシュートの仕組みを見破れたとしても、氷室は一度目でシュートするか二度目でシュートするか相手の対応を見てから選択出来るため、破ることは非常に困難である。

攻略法として火神のように驚異的な滞空時間があれば1度目のタイミングで飛んで両方のシュートを止めることができる。

もう一つは「一度目のシュート」→「二度目のシュート」に切りかえることはできてもその逆はできないので、二度目に撃たざるをえない状況に持ちこみ、それに対応して飛ぶこと。

また「一度目のリリース」は最高点に達する前にする必要があるのでリリースポイントが低い一度目に限れば高さが劣る選手でも届く。
だが後者の読み合いの勝負では木吉でさえも氷室に及ばないので、こと1対1の状況では無敵と言ってもいい技である。

陽泉は紫原と氷室のダブルエースの看板に偽りのない高次元万能型のプレイヤーと言える。
ただ後述の通りキセキの世代や火神クラスの才能は持たない為、ゾーンに入ることは出来ない。
どちらかと言えば、キセキの世代よりも『無冠の五将』に近い。

一方、スピードにはそれほど優れていないようで、海常の笠松に劣る模様。
また、キセキ擁する高校のSGの中で唯一3Pシュートを打つ場面がない*1


試合

誠凜対陽泉の試合ではその持ち前のフェイクと「陽炎のシュート」で途中までは火神を圧倒。
そのスキルは黒子、日向、伊月の3人を容易く抜き去る程だったが、ゾーンに入った状態の火神には全く歯が立たなかった。
その後、ゾーンに入った火神のあまりの強力さにに試合を投げ出そうとした紫原を涙ながらに叱責することで心を動かす。

分かってるよ。分かってるよそんな事は。ずっと、あいつの才能に嫉妬してきたんだからな。
なのに…!俺が喉から手が出るほど欲してるモノを持ってるお前が、あっさり 勝負を投げようとしている。

怒りで気が変になるぜ、いい加減…!


幼少から彼はバスケの才能が火神に劣ることを自覚していた。
自分の方が長くバスケをやってきて自分の方がバスケが好きなのに、なぜ自分ではなく火神なのか。
ゾーンに入る条件は
  • 天性の才能
  • バスケが好きであること
の両方。
絶えず努力を続けてきたものの氷室には才能が足りなかった。

黄瀬「それ以前の問題じゃないスか」
青峰「『キセキの世代(オレら5人)』に限りなく近いと言っていい、だがそれでも秀才止まり。いくら強くてもあくまで凡人の延長線でしかねぇ。どれだけ近づこうが決してこっち側にくることはねぇ」


その後は自分が火神に敗北してしまったことを認め、紫原と協力してチームの勝利のために得点を重ねたが、後一歩というところで惜敗した。

なお、誤解されがちだが氷室は才能がキセキの世代+火神ほどないだけで、実力はキセキの世代とほぼ同等である。


誠凛の決勝戦前には火神に対し兄弟として激励を送った。
また「力(才能)」の差は認めることができたものの、試合後も火神に勝ちたいという意志は健在らしい。
やはり熱いお兄さんである。



人気

第3回人気投票では11位。
トップクラスに一歩届かない辺り、なんだか彼らしい順位と言えなくもない。
しかし最後の人気投票では10位。
SG部門の投票では緑間に次ぐ2位。
おめでとう!

また作中でも高い顔面偏差値と柔らかい物腰から女性人気が高く、その範囲は幼女から老婆までだとか。
すげえ。

黒子のバスケにおけるイケメンモテ男といえばまず黄瀬が浮かぶが、「黄瀬と氷室どちらがよりモテますか?」というファンの質問に対し、作者は「質は氷室、量は黄瀬」と答えている。


意味深である。




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最終更新:2024年02月11日 23:32

*1 インサイド主体の陽泉に合っていると言えば合っている。氷室以外だと正邦の津川も該当