フィル(FE)

登録日:2012/03/21(水) 19:10:03
更新日:2023/09/11 Mon 10:41:06
所要時間:約 6 分で読めます






私も世界を旅して強い剣士になる。そう、母上のように……!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 封印の剣』の登場人物。
10代前半のポニーテール美少女剣士。世界を旅しながら剣の修行をしている。

  • 初期値と成長率、CCボーナス
剣士 Lv1
HP:19→24(75)+4
力:6→8(25)+3
技:9→13(50)+2
速さ:10→13(55)+2
幸運:3→5(50)
守備:3→4(15)+3
魔防:1→3(20)+2
体格:5+1
属性:炎
武器レベル:剣D
持ち物 倭刀
CV:日笠陽子(FEヒーローズ)


初出は7章だがここでは仲間にならず、ノア殿と共に闘技場の仕組みの説明係をこなす。
その後はすぐ修行に最適な状況の西方三島へ旅立つ。
9章で海賊に騙されて敵として出てくるので、ノア殿で説得すると仲間に加わる。

身内に父バアトル(封印・烈火に参戦)、母カアラ(烈火)、伯父カレル(封印・烈火)がおり、バアトル・カレルを加入させるのに必要なユニットである。しっかり育てよう。

そんなこと言わずとも、かわいいし強いから鍛える人が多数。


◇人格

真面目ではあるが、父の熱血バカと母の世間知らずが遺伝でもしたのか、騙されやすく単純な世間知らずの娘さん。
剣の修行のため都合がいいという理由もあるが、両親の出会いの地である西方三島に寄るなど意外とロマンチックな面もある。
海賊にあっさり騙されるのはご愛敬。


◇性能

低レベル加入、かつ花形ユニットの剣士なので育つとなかなか強い。しかも加入時の敵は山賊や海賊(斧使い)ばかり。先程までの仲間を容赦なく殺してレベルを上げよう。
この時期を逃すと敵が槍持ち騎兵だらけになり育成が大変難しくなるのでおはやめに。12章外伝を終えるまでにCC出来る状態にしたい。
速さと幸運、魔防以外の成長率はルトガーに劣るが十分育つ。特にルトガーには無い幸運の高さは非常にありがたい。ただし職業柄守備面が不足しがちなので注意が必要。
力もルトガー以上にヘタレやすく、LV.20になっても力一桁とかもままあるので注意。
よって守備・攻撃力が高い槍職であるアーマーナイトドラゴンナイトソシアルナイトに弱い。

闘技場では彼女でもこれらのクラスを平気で切り刻めたりするのは封印の闘技場はステータスがおかしく、
「守備が0どころかマイナスのアーマー」とか攻速34超えのヴァルキュリアやソードマスター、魔力33の司祭とかがいるのが原因。
というかシステム上HP、技、速さ、運以外空気なので、それらが極端に高いフィルは凄まじい勢いで金を稼ぎ始める。ノア殿より遥かに稼ぎが早い。

クラスチェンジしてソードマスターになれば必殺補正+30が入り殺傷力に磨きがかかり、これらのクラス相手でも避けて必殺でゴリ押せる。
倭刀やキルソード補正がかかれば70%超えになり、ドラゴンマスターやジェネラル以外などの敵は一度の戦闘で撃破可能に。
支援が入れば100%も夢ではない。お陰で続編では+15に下がりました。

オマケにハードブースト対象者。
時期的に補正も高くなっており、同じブーストがかかったLV4のルトガーとそれほど変わらない初期値を見せてくれる。

女性らしく体格は低いのでデュランダルを持つと攻速ががた落ちしてしまうが、ドラゴンキラーでも問題なくマムクート狩りに参加できる。


支援会話

(簡単に支援内容をまとめてます。ぷちネタバレですがあしからず)

  • バアトル
過保護な父上。幼い頃から両親とも修行でろくにかまってやれなかったことを悔いていた為、フィルに対して溺愛をしまくるのだという。
だがしかし、近づくムシを叩きつぶすのは別問題。フィルは絶賛反抗期中の模様。

 父 上「フィルー! ×∞」
 フィル「大げさです。失礼します」→退場
 父 上「気をつけるのだぞ……娘よ」

 父 上「ムシは叩き潰します。そしてわしがフィルと修行します」
 フィル「全然誤解です。父上剣使えないでしょ」→退場
 父 上「気をつけるのだぞ……娘よ」

 父 上「フィ……!」
 フィル「私は一人前なんだからもう構わないで下さい! ウザい!」
 父 上「すまない…実は……」
 フィル「父上……、私は父上が大好きです」
 父 上「フィルー!!!(泣)」
 フィル「……」


  • ノア
近づくムシ(?)。闘技場で出会い、剣の稽古の相手を通じ恋仲へ。
おそらく封印の剣の王道カップルなら五本の指に入る。展開はベタベタである。だが、それがいい という意見も。
フィルはノア殿の嫁である(異論はまあ、許す)

 フィル「ノアどのノアどの!」
 ノア殿「やあ、フィルさん」

 ノア殿「最近どうしたの? なにか……」
 フィル「も、もうはなしかけないでくださいっ! ぅわぁあああっ」→全力疾走
 ノア殿「……」

 ノア殿「フィルさん!」
 フィル「ノ、ノアどの……あの」
 ノア殿「もう後悔はしない」キリッ

後は皆……わかるよな……?


  • シン
ムシその2(?)。サカ系繋がりで同じ章に登場。
サカでは女性は戦いに出ず、出ても弓を使う為、一般的民族思想からも外れて育ったフィルの生き方に唖然とするも触れ合うにつれ好感を感じ、応援する。

 フィル「え……シンさん! 凄い偶然!」
 シンさん「ああ……そうだな」
 フィル「探し人見つかってよかったぁ」 シンさん「ああ……そうだな」

 シンさん「お前、どこの部族出身だ? ブルガルか、それともジュテとかか?」
 フィル「…………。……さぁ?」
 シンさん「………」

 シンさん「サカ民族として生きてきた中でお前のような女は今まで見たことない。だが……お前を好ましく思う」
 フィル「シンさんに言われると……なんか嬉しい」
 シンさん「お前の目はとても美しい」
 フィル「……えっ……?」


  • ルトガー
ムシその3(?)。剣士仲間。
ルトガーに是非修行の手合わせをと頼むが「遊びで剣を振るう奴とは剣は交えん」と冷たくあしらわれる。
その態度に心外し、怒りに任せて本気で勝負を挑もうとするも「剣を抜けばお前を斬るがいいんだな」と、凄まれ萎縮する。
その後に、ルトガーから諭されるという名のツンデレ流星剣を受けるが、それでもルトガーから学ぼうと決心する。可愛い。

 フィル「戦ってみたかったんで手合わせして下さい」
 先生「……」
 フィル「私腕には自信あるんで、ハンデいりませんよ!」
 先生「だが、断る」
 フィル「は?」
 先生「遊びの剣とか全然興味ない」→退場
 フィル「ルトガーさんて嫌みで冷たい」

 フィル「いざ尋常に勝負!」
 先生「……(歩くの邪魔……)……どけ」
 フィル「嫌です! 遊びってとこを訂正して下さい! 
     剣を抜いて下さい! ついでに剣も教えて下さい! じゃないと退きませんから!」→頑固一徹わがまま流星剣
 先生「俺はお前斬るけど、そのかわり、お前もその気で来いよ」ギロリ……
 フィル「え?」ピタッ
 先生「……」→退場
 フィル「あ……」ショボーン…

 フィル「ルトガーさん……」
 先生「……(めんどくせ)」←おわびされまくって三千里
 フィル「貴方に憧れてるんです」
 先生「真似するな」
 フィル「真似します! 決めました!」
 先生「……好きにしろ」←ツンデレ


  • カレル
剣聖な伯父上。ある意味一番の大穴。
母に憧れて家を飛び出したフィルにとって、まさに神格化した存在。おそばにいさせてください。

 フィル「そばにいたいです!」
 伯父上「好きにするといい」
 フィル「伯父上の伯父上で伯父上は伯父上が……」
 伯父上「心が乱れている」

 伯父上「いつもより改まってどうした」
 フィル「強さを……剣の道を……私を導いて下さい!」
 伯父上「強さは目に見えないし剣の道は教えません。……ようは心を覗きなさい」
 フィル「……どうゆうことなの……?」アワアワ……

 フィル「伯父上……私ずっと考えてたんですけどやっぱりわかりませんから教えてください!」
 伯父上「これからは自分の道を進めば良いってことだよ」←なんか無茶苦茶良いこと言ってる
 フィル「」ポカーン……
 伯父上「わかったね?」


 フィル「伯父上……!(そうだったんだッ!)」心得ェ……ッ!



なにこの娘、超萌える。


・FEヒーローズ

スマホゲーム「ファイアーエムブレム ヒーローズ」では封印の剣から父のバアトルと共に選抜されて初期から参戦。
武器は奥義の発動カウントを早める「キルソード+」、奥義に魔防の80%を攻撃力に加算する「氷華」、
パッシブAにシンプルに速さを上げる「速さ+」、パッシブBには一定のHP以上の場合に敵を通過する「すり抜け」を持つ。

能力値は攻撃方面は高速低火力の典型的な剣士だが、最大の特徴は赤歩兵の中でも抜きん出た魔防の高さを誇ること。
高い速さのおかげで追撃を受けにくく、魔法ユニットの釣り出しを得意としている。
足りない火力は「氷華」で補うことができ、「キルソード+」によって比較的短いスパンで発動を狙える。

しかし、赤の歩兵というカテゴリー自体が歴代の主人公達がひしめき合う激戦区である事、スキルBが移動力の低いフィルでは全く生かせず実質死にスキルである事、
後に完全上位互換の武器「キルソード鍛」が実装された事を理由に、一時期は赤歩兵最弱の烙印すら押されてしまった。

スキル継承が実装されてからは武器の選択に幅が出たことで様々な型の開発が進むと、レアリティが低くガチャでの排出が狙いやすく、故に限界突破がしやすい点、
「謀策」のスキルが聖印で簡単に付与できるようになった事で、魔防が高いという個性がさらに生かせるようになった点などが見直され、地味にだが相対的に評価が高まってきている。

後に、伯父上と同時に専用武器「無銘の一門の剣」を習得可能に。
これは威力が専用武器共通の16になったキルソードというもので、更に専用武器特有の特殊型練成で「奥義発動時、与えるダメージ+10」という倭刀と同じ効果を獲得できる代物。
キル倭刀型武器の先駆けとしてオートクレールが存在するが、これに倣った形となる。
単純に攻撃が上がった他、奥義火力と回転率が強化されることによる相対的火力増強も相まって、今まで火力不足に悩まされてきた彼女にとっては願ってもいない強化となった。



母上の一族の剣は一子相伝……。

もうその技を教わることはできないけれど、私もいつか、その境地に!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2023年6月には開花英雄が実装。また、同じタイミングで支援相手の1人であるノア殿も実装された。
服装は封印の剣時代のソードマスターを踏襲したもの。
イメージカラーとも言える薄い緑色のジャケットに、スリットの入った白い着物と青い帯を身に着けている。
この配色は母・カアラと同じ物であり、本編では断片的にしか語られなかった家族としての繋がりを感じさせる非常にエモいアレンジである。

『想いを集めて』ではバアトルと再会し、アスク王国にカアラも来ている事を知る。
しかし、そのカアラは独身時代の……つまりフィルの事を知らない母であった。
そのため会うべきかどうか悩み始め……。

武器スキルは『剣姫と剣聖の秘刀』
奥義が発動しやすい(発動カウントー1)ターン開始時、自身のHPが25%以上で、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防++5、敵の速さ、守備が減少。

減少値は、
11-敵の奥義発動カウントの最大値x2(最低3、敵が奥義を装備していない時も3)、
自身が最初に受けた攻撃のダメージを40%軽減、かつ速さが敵より5以上高い時、戦闘中、自身の奥義発動カウント変動量-を無効。
戦闘開始時、自身のHPが25%以上で、戦闘後、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1

Aスキルに周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ+7、かつ奥義が発動可能な状態の時、
または、この戦闘(戦闘前、戦闘中)で奥義を発動済みの時、戦闘中、ダメージ+5(範囲奥義除く)、かつ自分の攻撃でダメージを与えた時、7回復『攻撃速さの秘奥4』
Bスキルは闘中、敵の速さ、守備-4、戦闘中、敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効。
敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効『理の見切り・追撃』
Cスキルにはターン開始時、周囲2マス以内に味方がいれば自分の攻撃、速さ+6(1ターン)、かつ「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」を付与(1ターン)
周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ+3『攻撃速さの信義4』



追記・修正は最強の道を目指しながらお願いします。

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最終更新:2023年09月11日 10:41