ニンジャブラック/ジライヤ

登録日:2011/12/07 Wed 22:41:29
更新日:2024/04/09 Tue 22:55:23
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※推奨BGM:「せいばい!」



は~い、次のお話!

人間にいじめられて怒った、オボログルマが大暴れ!

そこへ颯爽と現れたアメリカ帰りの忍者、ジライヤ

5人揃ったカクレンジャーの活躍やいかに!?


忍者戦隊カクレンジャー!


アメリカン忍者









大丈夫、僕ハ負ケナイ。

オ父サントガリ先生ノタメニモ、コノ手デ妖怪ヲ滅ボスマデ戦イ続ケル。


ニンジャブラック/ジライヤとは、スーパー戦隊シリーズ第18作『忍者戦隊カクレンジャー』の登場人物。
第2話「危ないオバサン」ラストにて初登場、第3話「アメリカン忍者」にて本格的に登場する。

演:ケイン・コスギ



【概要】

伝説の忍者の一人・児雷也の子孫だが、日本人の血を引く日系アメリカ人。
これは彼の先祖が秘伝の巻物を奪った妖怪アズキアライを追って渡米したからで、初登場の時はウエスタンルックにローラーブレードと、アメリカンなスタイルで参上している。
なお、その際にさも当たり前のようにリボルバー拳銃を所持していたが、何故そんな物騒な代物を携えたまま来日できたのかは不明。
その時はカクレンジャーの事をよく分かっておらず、敵か味方かの確認もしないまま発砲しまくって警察に拘束されてしまうも、なにぶん英語しか喋れないため意思の疎通もままならず、警察官を大いに困らせていた。


ジライヤ、罰としてあなた取ってきてよね!

Oh? Oh, no! ワタシ熱イノ苦手ネ!

こういう時だけ日本語使いやがって! 行けったら行くの!


【人物像】

日本語が不得手で寡黙な為に他の男性メンバーと比べて真面目な印象を受けるが、実は大のテレビっ子でクイズ番組や時代劇・プロレス等が大好き。
見終わった後は劇中の登場人物になりきって暴れ回った事もあった。
ちなみに……少年時代は比較的日本語が上手だった。
強靭な体力を持つパワーファイターであり、生身でドロタボウを倒した事もある。


【ニンジャブラック】



Super Henge! Doron-Changer!

Ninja Black! Jiraiya!!

スーツアクター:喜多川務(現・喜多川2tom)

ジライヤがドロンチェンジャーを使って変身した姿。額のマークは五角形。
何気に黒装束なので忍者というモチーフに最も忠実といえる。だが日本の忍者とは思えないほど名乗り台詞の発音がネイティブ。

装備・個人技

隠流・流れ星
カクレマルで、敵を一筆書の星の要領で切り裂く技。

ガマ手裏剣
アルファベットのGと星を足して2で割ったようなデザインの手裏剣。

ブラックボウ
手甲型武器・シノビナックルに装着されるボウガン。
鋼鉄の扉を砕き、向こう側にいる敵をも倒してしまう威力を持つ。

オン・ガマ・ニン 岩地獄の術
印を組んで岩を飛ばし、相手にぶつける忍法。

大地隠れの術
地面の中を掘り進み、敵に気づかれないように奇襲をかける戦法。
OP映像でも使っており、この時に流れる「ブラックホールに消えた奴がいる~♪」という歌詞と相まってネタにされやすい。
相手の足元を固めて動きを封じる「大地捕らえの術」という派生技もある。

スリーキック
1回目は1発・2回目は2発・3回目は3発と3回連続で相手に蹴りを浴びせる技。


【巨大メカ】

ブラックガンマー
ジライヤが隠流・巨大獣将の術で召喚する獣将。
ニンジャブラックが胸部の五角形状のプレートに吸い込まれる事で融合完了。
砂嵐を起こす事が出来る他、ニンジャブラック同様の巨大ボウガン・ガンマーボウを装備している。
三神将が一人、無敵将軍に忍者合体する時には左足となる。

バトルガンマー
隠流・獣将ファイターの術により、メダルから召喚される獣将の分身。
280mの高さまでジャンプし、空中で回転したまま体当たりをする「ガンマースリーアタック」という技を持つ。

ゴッドガンマー
隠獣・超忍獣の術で召喚される、ガマガエルの姿をした超忍獣。
口からレールを伸ばし、無数の分身を放つ「ガンマーダイナマイト」や、火炎を吐く「ガンマーファイヤー」必殺技
三神将が一人、隠大将軍の下半身になる。


【関係の深いキャラクター】

児雷也
演:井上清和

ジライヤのご先祖様に当たる忍者。
ジライヤの失敗ぶりを天から見ていたのか、彼の「Help me! Help me!!」に対して「何が『へるぷ・み~』じゃ!」と呆れながらも1回だけ救い出し、彼にカクレマルとドロンチェンジャーを授けた。

ガリ
演:ショー・コスギ

第28話「超大物・来日!!」と第29話「史上初の超対決」の前後編に登場。
10歳の時に目の前で惨殺された実父の代わりにジライヤを育てた人物で、彼からは「ガリ先生」と呼ばれている。
血の繋がりこそ無いが、ジライヤを実の息子に育て上げていた……が、実は彼こそが妖怪ヌエに唆され、ジライヤの父を殺した張本人だった。
その贖罪としてジライヤの手にかかって死ぬ事を望んでおり、ジライヤの鉄の爪を喰らって倒れ、彼に真相を打ち明けた後に息絶えた。
ヌエを倒した後、ジライヤはガリの墓の前で悲しみに暮れるが、慰めようとするサスケに冒頭のセリフで応えながら改めて妖怪退治の決意を固めるのだった。
ちなみに、演じたショー・コスギ氏はジライヤ役のケイン氏の父親。

ザシキワラシ
CV:沢田澄代 / 人間体:牧野一進

第18話「ハローきのこ君」に登場。
人間に味方をするという変わり種の妖怪で、ジライヤとも仲良くなるが、貴公子ジュニアの逆鱗に触れ、ジライヤを救う為に悪の妖怪にされてしまう。
最期は正義の心を捨てきれずジュニアに殺され、ジライヤの手の中で息絶えた。
彼が死んだ後には、無数のキノコが残っていた……


【余談】

  • ジライヤはシリーズ初のアメリカ人男性キャラである(男女一緒なら『バトルフィーバーJ』の初代ミスアメリカ/ダイアン・マーチンが初)。

  • 序盤は英語で話す事が多かったジライヤだが、実は演じたケイン氏も撮影当初は日本語でのやり取りを苦手としており、振り仮名をローマ字で台本に書き込むなど色々と苦労していた事が明かされている。
    • 本作にプロデューサーとして参加した鈴木武幸Pによれば「(日本語でやり取りする際の)たどたどしさが起用の決め手になった」らしく、それに合わせてジライヤのキャラクター設定もケイン氏の人物像を取り入れた形になったという。
    • そんな彼をニンジャレッド/サスケ役の小川輝晃氏を中心とした共演者やスタッフが親切にサポートしていたらしく、後年のインタビューでもケイン氏は小川氏らへの変わらぬ感謝の気持ちをよく述べている。

  • 本作と同じ東映特撮テレビドラマ『世界忍者戦ジライヤ』でもジライヤという名前の忍者が登場しているが、あちらは変身後の名前であり、生粋の日本人である。
    また、同作では世界忍者と呼ばれる海外の忍者達が戦いを繰り広げる世界観となっている。



大丈夫、僕は負けない。

お父さんとガリ先生の為にも、この手で項目荒らしを滅ぼすまで追記・修正し続ける。


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最終更新:2024年04月09日 22:55