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神衣鮮血

登録日：2013/12/04 (水) 23:59:55
更新日：2022/04/27 Wed 02:06:55
所要時間：約 ? 分で読めます



神衣鮮血はキルラキルの登場…登場…衣装？人物？まあとにかく登場する生きたセーラ服。
CV.関俊彦


流子の父・纒一身が作り出したとされる「神衣」と呼ばれる生きた服の一着。
流子の家の地下で眠りについていたところ、流子の血を浴びて目覚め、「着てくれ！私はまた眠りたくない！」と、自分を無理矢理着させて力を与えた。
目覚めるまでの記憶のほとんどを失ってしまっており、名前も覚えていなかったが、流子に「鮮血」と名付けられる。

ある事情から当初は流子に拒まれていたが、今では無二の相棒として互いに信頼し合っている。
体型の計測から体脂肪の測定、血の味から精神状態まで分かるハイスペックな服。


生命を持った戦う繊維「生命戦維」で編まれている。
極制服の力の源でもある生命戦維は、着用者に強大な力を与える代わりに服に使われている量が増えるほど制御が難しくなる。

例えば五つ星極制服の場合は着用者の筋肉が数倍に膨れ上がり、理性を失って暴走し、もう一つの神衣である「純潔」は着用者である鬼龍院皐月の体に著しい負担をかけている。
だが何故か鮮血だけは生命戦維100％で編まれているにも関わらず、戦闘形態に移行するのに血を使うだけで流子の体に負担をかけていない。というかそもそも他の服は喋らない。


極制服を「戦維喪失」させることで生命繊維を吸収する。
だんだん露出が減っていくんじゃないかと予想されているが、かなりの量を吸収した今でも見た目的には変化がない。



◆通常形態

戦闘形態に移行していない普通のセーラー服の状態。
若干丈が短く、へそ出しの上着にミニスカをサスペンダーで吊っている。

流子は戦闘に備えて常に鮮血を着用しているが、満艦飾家の面々からは「服を一着しか持っていない人」と思われている。
あと鮮血の声は流子にしか聞こえないため、「服と話している痛い子」とも思われている。



◆不完全形態

流子が血を与えて戦闘形態に移行した状態。
この状態から一気に布地の面積が減り、胸の半分くらいまでしかない上着と、更に丈の短くなったミニスカをサスペンダーで吊っているだけというとんでもない露出度になる。
下乳や尻は拝み放題。観客も視聴者も大興奮である。
ちなみに乳首はサスペンダーで鉄壁のガード。

この状態では流子がその露出の多さを拒んでいるため、満足に力を発揮できない上に大量の血を必要とするため短時間しか戦えない。
しかし、それでも二つ星程度なら物ともしない力を発揮できる。後なぜか布地の面積が減っているのに防御力も上がる。

更にパワーを発揮する際にはサスペンダーが小気味よい音を立てて締まり、スカートと襟から水蒸気めいた風が排気され、赤い部分が発光する。
また、肩のアーマー状の装備に加えて背部にはブースターが備わっており、ジェットによるダッシュを行うこともできる。

変身には美木杉愛九郎からもらった「赤手甲」を用いる。この手甲のピンを抜くと自動的に鮮血に血が与えられる。
ちなみによくリスカと勘違いしている人がいるが、針を刺して吸収しているだけ。要は注射と同じ。



◆人衣一体

やっと分かったよ。

裸になればいいんだ。

神衣を着るってことは、お前と一体になるってこと。

お前が私の素肌になるってこと。

それが、お前を着こなすってこと！


人衣一体！

神衣鮮血！


鮮血本来の戦闘形態。
純潔の戦闘形態に対して一切の恥も怯みもない皐月様と対峙し、マコに諭されたことで流子が鮮血を受け入れ、「人衣一体」の境地に至ったことで変身することが可能になった。

頭部の角飾りと胸部のアーマーが巨大化し、スカートに牙の様な飾りがついている。
胸部アーマーに追加されたスラスターから謎のエネルギーを放出する。

手も足も出なかった純潔と互角に渡り合う力を発揮すると共に、片太刀鋏の新たなる形態「武滾流猛怒」の使用が解禁される。



◆鮮血閃刃

蟇郡苛の三つ星極制服『縛の装』と『死縛の装』の二段変態…じゃなくて変形をヒントに鮮血が編み出した新たな形態変化。
サスペンダー、スカート、肩アーマーなど全身の至る所から刃が生え、全身が武器の状態に。

蟇郡の『縛の装』を内部からぶち破るのに使用された。



◆巨大化

犬牟田宝火の光学迷彩に対し、周囲一帯を全て叩き潰すために編み出された形態変化。形態名は無し。
鮮血の目の部分が巨大化し、その部分に生命戦維が集中するため露出度が更に上がる。

サハクィエルを思い出した人は正直に手を挙げなさい。


◆鮮血疾風

蛇崩乃音の『奏の装・プレスト』に対抗するために編み出された飛行形態。
肩アーマーがウイングのような形になり、スカートが肥大化してブースターとなって飛行する。


◆鮮血無拍子

蛇崩乃音の『奏の装・ダ・カーポ』の生命戦維無効化能力に対して流子が編み出した技。
自分の体を音叉にすることでダ・カーポの音波を中和し、更にそれを増幅し跳ね返す。


◆暴走形態

父の仇・針目縫を前にぶち切れ、完全に理性を失った流子の沸騰した血液を吸収したことで神衣が暴走し流子を飲み込んだ形態。
もはや服としての原型を留めておらず、数分で失血死しかねないほどの大量の血液を流子の体から吸収している。

黄長瀬紬のトラップもものともせず、その暴走に巻き込まれて本能字学園は崩壊。
危うく純潔を纏った皐月様に殺されそうになったが、マコの愛の掌底によって正気を取り戻し、元の姿に戻った。


その後、鮮血を暴走させてしまった自分に恐れを抱いた流子は鮮血を着ようとしなかったが、元新聞部・凪田信二郎を助けるために再び鮮血を纏い、再起した。



その直後、正体を現した凪田こと針目縫によって細切れにされ、再生不可能になってしまった。
鮮血の生命戦維は三都制圧襲学旅行のため、刻まれた布を回収した皐月により、各人の極制服のブースト装置にされる。



…が、気を失っても握っていたスカーフ（目の部分）をもとに、流子は襲学旅行に殴り込みをかける。
戦闘を終えた各部隊を片太刀鋏で刻んで布片を集め、鮮血が復活。三度目となる皐月との対決に。
しかし皐月は激闘の一方で三都制圧を完遂。局面は大文化体育祭へ移行する。





大文化体育祭で自身の出生の秘密を明かされた流子は鮮血を（暴走後とは別の理由で）拒み、単身で羅暁のもとへ。
ショックで落ち込み、会話できる相手もいなくてふさぎ込む鮮血の前に現れたのは、純潔を着せられ、洗脳された流子だった。


流子を助けるという利害の一致から皐月が鮮血を身にまとって流子と対峙する。（通称「鮮血皐月」）
飛行形態・疾風と攻撃強化形態・閃刃を組み合わせた「閃刃疾風」などで優位に立つも、鮮血と皐月が会話できないために生まれてしまう隙を突かれて敗北。
しかし、皐月の狙いは自らを囮にして流子から純潔を引きはがすことにあった。
救急吸引は失敗したものの、縛斬で切り裂かれた純潔の切れ目から鮮血とマコが侵入。
相棒と親友の説得で流子は正気を取り戻し、もう一度鮮血を纏うため、命の危機を説かれてなお純潔を脱ぎ捨てた。




絆を強固に、皐月たち本能字学園生徒会とも組んで羅暁の野望を阻止しようとする流子たち。
決死の行動で阻んだかに見えた繭星降誕だったが、羅暁は当初とは異なる手段で宇宙へ飛び立ってしまう。

「生命戦維を吸収して進化していく」特性から周囲の極制服と皐月の純潔、つまり流子の築いた絆を吸収、最終形態「鮮血更衣（せんけつきさらぎ）」への進化を果たし、羅暁を追う。


羅暁を追って宇宙へ飛び出した流子と鮮血は死闘の末、神羅纐纈の絶対服従までも奪い取り、人類を生命戦維から解放する。
野望の終焉を悟った羅暁は自決し、流子＆鮮血コンビの戦いも終わりを迎える。



安心したのもつかの間、崩れ始めてしまう鮮血。
かき集めたパワーに神羅纐纈の力まで加わり、鮮血の体は限界をとっくに超えていたのだった。



楽しかったぞ、お前に会えて……
泣くな、流子……セーラー服とは卒業するものだ……
これからは好きな服を着ろ……私よりも可愛い服をな……





「ああ、着てやるよ！お前が嫉妬するような服を！」

なお最終回エンドロールで写った流子はいつものジャージ姿だった。
マコと一緒に「鮮血が嫉妬するような可愛い服」を買いに行くということなのか。
それとも流子にとって鮮血より可愛い服など存在しないのか。真意は誰も知らない。

追記・修正はセーラー服を卒業してからお願いします。

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