熾天覆う七つの円環

登録日 :2009/05/31(日) 02:14:03
更新日 : 2017/03/04 Sat 18:22:36
所要時間 :約 9 分で読めます




熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)




Fateシリーズ』にて登場する宝具


ランク:不明
種別:不明
レンジ:不明
最大補足:不明

Fateシリーズで数少ない防具系宝具。
七枚の花弁状の障壁を展開する。
一枚一枚が古の城壁と同等の防御力を持つ。伝承により7枚目は他の花弁より強固になっている。
「投擲武器や飛び道具に対して無敵」という概念を持つ概念武装で、それ以外でもかなりの防御力を持つ。

二度目のアーチャーランサーとの戦いで初登場。
アーチャーの『狗』という挑発に激怒したランサーが放った渾身の『突き穿つ死翔の槍』を防ぐ為に使用。
千を超える投影宝具を貯蔵するアーチャーの中でも最高の防御力を誇るとされる盾の宝具。
投影の為にオリジナルより1ランク分能力が劣化しているとはいえその防御力はかなりのもので、
ランサーの『突き穿つ死翔の槍』を受けてもアーチャーの存命を可能にした。
とはいえ唯では済まず、その破壊力により瞬く間に6つの花弁が粉砕、特に頑強とされる七つ目の花弁すらも完全に破壊された。
その衝撃により片腕は辛うじて胴体と繋がっているとされるまでにズタボロにされ、魔力も大部分を失った。
しかし、ランサーにとっては自身の最強の攻撃を受けてなお生き残られた為にかなり不服だったようだ。

士郎もギルガメッシュとの闘いで使用し、王の財宝の掃射を受けた時は所々が虫食い状態になったものの、時間稼ぎにはなったのでかなりの効果があった様子。


この宝具は、ゲイ・ボルクの原典たる『大神宣言(グングニル)』でさえ、アーチャー(Fate)本人の弁では防ぎきれるらしい。
これに関しては該当項参照。



元になったのはギリシャ神話「イリアス」のトロイア戦争の大英雄・アイアスが所持していた、青銅の盾になめした牛皮を七枚敷き詰めた盾。
大英雄ヘクトールとの戦いでは、まずヘクトールの投石攻撃を防ぎ、次の槍勝負でもヘクトールの槍撃を防ぎ切り、最後の投槍をも防いだというとんでもない堅牢さを誇っていた。
開いた花弁が如き形であるのは、かつて担い手が死に際し、流した血から、アイリスの花が咲いたという伝説から。

また、ヘクトールの投槍を七枚目で防いだ事から七枚目の防御力はかなり高い。
投擲武器に対しては非常に頑強である一方で通常武器に対しての防御力は示されていないが、
突進攻撃にして作中でも屈指の火力を誇る騎英の手綱の一撃にも耐えられる可能性が示唆されている。
奈須きのこ曰わく「アーチャー対ライダーはローアイアスでベルレフォーンを凌げるかが勝負の分かれ目」。

漫画版12巻では飛びかかってきたバーサーカーの攻撃を受け止めるためにアーチャーが使用している。


HF√士郎の投影した不完全の4枚だけのモノでも、膨大な魔力によって放たれたセイバー・オルタ約束された勝利の剣の火力を弱め、
魔力の残り少ないライダーの『騎英の手綱(ベルレフォーン』)でも打ち破れる程まで減退させた。

ファンディスクのhollow ataraxiaでは士郎が使用。
超遠距離から狙撃を行うアーチャーの『赤原猟犬(フルンディング)』を防ぎ、セイバーとのコンビネーションでアーチャーを撃退した。




士郎とアーチャーの使用時を鑑みるに
「ロウゥゥゥゥゥ、アイアス!!」
と溜めを作って一気に発声するものらしい。


ちなみにUBW√で士郎はローアイアスを見ていないにも関わらず、ギルガメッシュとの戦闘で使用していると指摘される時があるが、
コレは戦闘中、手加減したエアによる一撃を受けた際に実は観戦していたアーチャーが士郎を守る為に使ったのを見ていたからとされている *1
そして、ソレを無意識に見た士郎は、王の財宝の射出から身を守る為に今度は自力で使ったと解説されている。


Fate/EXTRA』にもアーチャーのスキルとして登場。
本作ではランサーの投げではない方の『刺し穿つ死棘の槍』をノーダメージで防ぐだけでなく *2
『約束された勝利の剣』と同等の出力を誇るというガウェインの『転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)』すら悠々と防いでのけ、
裏ボスであるMONSTER魔眼を用いた防御不能のはずの一撃すら完全に防ぎきる等、本編を越える絶対防御を誇るチート宝具と化している。

ただし、上記の通り4枚程度でも『約束された勝利の剣』を大幅に減衰したことから、一点集中の直線状のA++の『約束された勝利の剣』と違い、
広範囲に放射状に熱線を飛ばすA+の『転輪する勝利の剣』をこの宝具で凌げることに関しては不可能とは言い切れない。

無敵バリアとしか言い様のないスキルだが、必要な投影精度(投影スキルを使うには予め『投影準備』等で規定の値まで上げておかないといけない)の値は最大練度の5。
ちなみに攻撃スキルで最高火力を叩き出す『偽・螺旋剣』は3であり、
ボス戦ではさっさと精度を上げておかないと、使いたいのに精度が足りないなんて事態も起こりうる。

MP消費は60で、MP総量がそれほど伸びないアーチャーにはこの消費は結構辛く、
ここぞという時(相手の宝具や両儀式のスキル使用時など)にのみ使うようにしないとMP切れを起こしかねない。

しかし、敵の攻撃をアイアスで弾きつつ投影魔術で戦うアーチャーは格好良い。
対サーヴァント戦などではMP回復アイテムを出し惜しみ無く使用し(もちろんそれなりに計画性を持っての話だが)、相手の切り札を防いで勝機をもぎ取ろう。
ちなみに上記の性質上、MONSTERに挑む際に一番やりやすいのはアーチャーである。


Fate/EXTRA CCC』でも、特定条件を満たすと強制的に即死する攻撃以外はほぼ全て凌いでのけるお化け宝具としてバリバリ活躍している。


Fate/kaleid liner PRISMA ILLYA プリズマ☆イリヤ』のアニメにも登場。
アーチャー(エミヤ)のカードを夢幻召喚(インストール)して英霊化したイリヤが黒化したセイバーとの戦闘で使用。
セイバーが魔力を込めて放った斬撃(某月牙天衝みたいなもの)をあっさり防ぎ切った。投擲…武器……?

もっとも、この作品の黒化サーヴァントは能力が一段階落ちた劣化品と明言されているため、宝具でもない斬撃程度なら無力化できてもおかしくはない。
投擲武器や飛び道具以外にはからっきしならともかく、それ以外でもかなりの防御力を持つ設定なのだからなおさらである。
…というか完全にスピンオフ扱いなので仮に本編の設定と矛盾していても問題ないし逆にこの描写を元に本編の設定を考察することも無意味である。



追記・修正があればよろしくお願いします。

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