テイルズオブレジェンディア(漫画版)

登録日:2011/11/07(月) 00:20:10
更新日:2020/08/21 Fri 23:18:54
所要時間:約 6 分で読めます




テイルズオブレジェンディア(漫画版)はコミックREXで連載されていた同名ゲームのコミカライズ作品。単行本は全6巻。作画は藤村あゆみ。
余談だが、氏はTOD2のアンソロジーから漫画家デビューしており、以後も多数のテイルズアンソロジーにイラストや作品を発表している他、
テイルズ関係の同人誌も多く出版している。

コミカライズの宿命故、本筋は概ね一緒だが細部に違いがあったり、いくつかのダンジョンがカットされている。
またストーリーは所謂MSのみだが、CQのウィル編とモーゼス編が一部組み込まれている。


以下、ネタバレ含む
主要登場人物(漫画での主な点のみ記す)

セネル・クーリッジ
ほぼ原作通りだが、ヴァーツラフ戦ではより主人公らしい華のある台詞を言う。しかし後半では本編とは別の形で戦う事に迷いが生じてしまう。
それを乗り越えた後のシャーリィの説得は本編以上の熱さがある。
「シャーリィとステラは…俺の大切な家族だ」

シャーリィ・フェンネス
原作と比較して色々と変更がされており、特に同族への想いが軽く描かれている感があり、自ら彼らと共に戦おうとすることはなくなっている。
またセネルへの恋愛感情がなくそれによる同じ想いの人への気遣いを獲得できなかったり、こちらではメルネスとしての覚醒が人格の乗っ取りによって行われ、陸の民との共存への願いと同族との約束への責任の間での葛藤機会がなくなるなど成長要素がごっそり削られ残念な声も多い。
滄我の怒りを買ってしまい精神を奪われた彼女を、元のシャーリィに戻す要因となったのは…。
「わたし…陸の民のことが好きになったの」

ウィル・レイナード
原作以上に真面目な点や大人の判断を下す印象が強いが、拳骨や暴走する所は原作通り。
そしてハリエットへの親馬鹿振りも存分に発揮されている。
「街の治安を乱す者は何人たりとも罰を与えねばならん」

クロエ・ヴァレンス
一話目の最後から登場するが、二話目の冒頭で池に落ちる。その後はシャーリィと共に帽子を買うシーンも。
他は原作通りだが、クロエの方からセネルに握手を求めている。
余談だが、胸が序盤と終盤で明らかに大きさが違い、終盤ではかなりの巨乳になっている。
「こういうのは万国共通だろう?」

ノーマ・ビアッティ
シャーリィのブローチ関係の話が本編と大分異なっている。
またオマケ漫画ではセネルを励まそうとクロエと共にシャーリィのコスプレをした。
セネルはこれに対して「衣装とカツラはどこから持ってきた」と読者の代弁をしてくれた。
「ふっふーん いーもん見ーっけ」

モーゼス・シャンドル
シャーリィを攫ったのがウィルの家からになっており、シャーリィを追っていたヴァーツラフ軍に襲撃される。
原作同様にトラブルを意図せず招くことがある面、正論を言うことも多く、終盤で発したある台詞はセネルの迷いを断ち切ることになった。
また、キャラクタークエストのギートとの話も含まれており、モーゼスの仲間思いな面が強く描かれている。
「…セの字 ワレはいつか別れるかもしれんと思いながら友達を作るんか?」 

ジェイ
全体的に物語に準拠なキャラクターで性格などにもあまり違いがない。
物語の冷静なツッコミ役であり良き参謀役としてウィル同様セネル達や読者に分かりやすく事の説明をする。
「情報提供ありがとうございます(ハート)」

グリューネ
ヴァーツラフ戦が終了した後に登場。海に落ちたセネルとフェニモールを助けた。終盤では覚醒モードになり滄我を説得する。
フェードアウトすることが多く、神出鬼没振りに拍車がかかっている。
「何千もの年月を経て作り出された今の世のすべてを否定して 白紙に戻すというのかしら」

フェニモール・ゼルヘス
原作同様シャーリィが牢屋に入れられた際に、先にその牢屋に入れられている。
そこでシャーリィに原作以上に辛辣な言葉をぶつけるが、セネル達との交流で軟化していった。
後半では託宣の儀式の所では死亡せず、以降はセネル達と行動を共にした。そして、最終決戦では…。
「あんたが…お兄さんを傷つけるとこなんて見たくないもの・・」

ワルター・デルクェス
毛細水道での一件の後に登場する。セネルに対する嫉妬や憎しみは変わらず、戦争の時には独断行動を行うなど問題行動も見られた。
終盤でボロボロになりながらもセネルを殺そうとするが、ジェイにトドメを刺される。
「…」俺は貴様を許さん」

ステラ・テルメス
ほぼ原作通りだが、滄我砲に繋がれるのが彼女のみになるなど微妙に異なる点がある。
回想での出番が多いのも同じだが、オリジナルの描写が多数追加されている。
「儀式に失敗したら用なしなんですか?まだシャーリィに全部押しつけるんですか!?」

フェロモン・ボンバーズ
ミミー・ブレッド
4巻のオマケ漫画に登場。共に漫画本編で出番が無いことを嘆いていた。
ミミーの方は原作同様物に化けて待っていたらしい。
「どういうことだ兄弟!」
「どういうことだパン!?」

[原作との主な相違点]
  • 物語の入りが船からではなくセネルとシャーリィが暮していた町が襲撃される所から始まる。
  • 物語の節々でカットに合わせた改変が見られる(シャーリィが捕まるシーンやセネルが元々スパイだったことなど)
  • 託宣の儀式の際にワルターに行く手を阻まれセネルのみ現場に向かうが、マウリッツによりスパイだったことを暴露され、これが決定打となってシャーリィはメルネスに覚醒する。
  • 託宣の儀式で本来死亡するはずだったフェニモールは存命しておりシャーリィがメルネスとして覚醒してから最終巻までセネル達に同行する。
  • 原作ではシャーリィの意思で動いていたが、滄我の思いを拒絶したことからシャーリィが滄我に意識を奪われしまう。シャーリィの意識を完全に消す為にセネルを殺そうとした時にフェニモールがセネルを庇い、そのショックでシャーリィの意識は戻り、フェニモールはシャーリィが戻ったことに安堵しながら息を引き取る


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最終更新:2020年08月21日 23:18