岡村靖幸

登録日:2012/07/27(金) 03:41:26
更新日:2023/11/19 Sun 23:28:18
所要時間:約 7 分で読めます




ねぇ……

君は僕の項目を建てたいって言うけどさぁ……


どうして?


背が高いから?
曲を作るから?
歌を唄うから?
踊りが上手だから?……


ヤメロッ...☆


僕は君の彼氏になりたいだけなんだ……


ハァ…ハァ…今夜は……今夜は君のHIPが……何で出来ているか……Wiki篭もりのみんなに教えてあげるんだ……ハァ…ハァ…

ねぇ、……ねぇ例え君に彼氏がいたって構うもんか……
僕はアイツには絶対に出来ない記事の書き方を知ってるからね…


いま見せてあげるよ…


デーン デーン デーン デーン



フォォォォッッ!!!



岡村靖幸とは、日本のミュージシャンである。1965年8月14日生まれ。兵庫県神戸市出身。
作詞や作曲のみならず、編曲、プロデュース、楽器演奏など様々な分野を手広くこなすことで知られている。
ファンからの愛称は「岡村ちゃん」「靖幸ちゃん」。稀に「岡村くん」とも呼ばれる。

ステージに立つ際は自らダンスも行い、特に全盛期は非常にキレのある動きを繰り出していたが、マイケル・ジャクソンっぽいようなそうでないような独特の珍妙な振り付けと、また、歌詞の中に「Dance(ダンス)」というフレーズがあると専ら「デェンス‼」と発音しているように聞こえることから、彼の踊りは、ファンから「デンス」と呼称されるのがお約束のネタとなっている。

【略歴】
元々の出身地は神戸だが、幼い頃は家庭の事情で引っ越しが多く、一時期はロンドンに住んでいたこともあるという。
そこで様々な音楽に触れて育ち、本人曰わく松田聖子ビートルズ、そしてプリンスが自分にとっての原点だとか。


高校卒業後、進路をどうするか決めかね、「とりあえず可能性の無さそうなものから順々に試してみよう」と思ってレコード会社にデモテープを送ってみたところ、
それがスンナリ認められ作曲家としてそのキャリアをスタートさせる。
この頃から既に才能の片鱗を見せつけており、特に渡辺美里に提供した各種楽曲は高く評価されている。

岡村靖幸はダンスが好きで、暇さえあれば所かまわず踊っていた。
自分が曲を提供した歌手のレコーディングに同伴し、そのスタジオで踊っていたこともあったという。
ある日、そんな彼の姿をたまたま見かけたスタッフがそのダンスを高く評価したため、裏方だけでなく歌手としてもデビューすることになった

当初は歌詞については無頓着で、「松田聖子もそうなんだから…」と専業の作詞家を頼るつもりでいたが、提供された詞に馴染めず、自分で歌詞も作ることに。
活動当初は割と正統派な歌詞を書いていたが、いつしかそれは斜め上の進化を遂げ、ファンにはお馴染みの岡村ワールドが繰り広げられることになる…。


【音楽性】
当時岡村が在籍していたレコード会社・エピックソニーはR&B色の強いミュージシャンを多数排出しており、
小比類巻かほる大沢誉志幸など錚々たる面子が顔を連ねていた。
が、岡村靖幸は、その誰とも似ているようで、誰とも違っていた。

驚くほど個性的で、そのうえリズム感が抜群だったのだ。

彼の書く歌詞は基本的に口語体でフランクな文体のものが多いのだが、
そのレトリックのセンスはあまりに奇抜で、端から見ているとただのウケ狙いにしか見えないような詞も多い。
が、いざそれに曲が付くとまったく違和感が無く、しかも猛烈なグルーヴを伴っているのだ。
ちなみに、岡村の楽曲には英語とおぼしきアドリブの歌唱が出てくることが多いが、
本人曰わく、実は英語ではないただのデタラメな言葉も相当数混じっているのだという。
つまり、言葉で考えるよりも先に手が出るような勢いで歌詞が紡がれているのだ。道理でグルーヴィなはずである。

また、岡村靖幸の楽曲には、もうひとつ特筆すべきところがある。それは、


エロい



エロい。



大事なことなので二回言いました。

自身がリスペクトしているプリンスの影響なのか、セックスを連想させる…というよりまんまセックスを題材にしている曲が幾つかあり、
特に「家庭教師」という曲の生々しさはトラウマになってもおかしくないレベル。
岡村靖幸は曲の中でセリフを喋っていることがよくあり(先述の「家庭教師」は曲の大半がセリフで出来ている)、
その喋り方はパワフルなステージパフォーマンスとは裏腹に非常にゴニョゴニョとして頼りなげなのだが、
「それが却ってエロさを際立たせている」と評価する向きもある。
もちろん、変態だけが彼の持ち味というわけではなく、飾らない言葉で失恋や孤独を唄った曲なども高い評価を得ている。
「カルアミルク」などが特に有名。

【交友関係】
彼を語るうえで欠かせないのが、その交友関係。
なんと、あの吉川晃司尾崎豊と友達同士だったのだ。

事の始まりは、作曲家時代の岡村が吉川に曲を提供したところまで遡る。
その曲はB面だったのだが、B面という扱いに納得が行かなかった岡村は吉川に文句を言いに行った
それがキッカケで二人は知り合い、そこから派生して、吉川と仲の良かった尾崎とも交流が始まった。
当時の岡村は「どいつもこいつも音楽のことなんてまるで分かっちゃいねーよ」などと不満タラタラで、
よく吉川や尾崎が彼の愚痴を聞いてあげていたらしい。
また、岡村はダンスが得意なので、ディスコに出掛けるような機会があると、(頼まれてもいないのに)吉川に無理やりダンスを教えていた。

…これだけ書くと岡村がただの困ったちゃんのように見えてしまうが、三人の関係は良好で、
特に尾崎豊は亡くなる直前にも「最近会ってないけど、岡村にまた逢いたいなぁ(意訳)」とコメントを遺していた。

…ひょっとして、大切な友人のひとりを亡くしたことが、彼の心に影を落としたのだろうか…?

【スランプと不祥事】
歌手デビュー以来、独自の地位を確立し、破竹の快進撃を続けてきた岡村靖幸であったが、
何故か92年(つまり尾崎が亡くなった年)ごろを境に徐々に活動のペースが衰えてゆく。
シングルが何枚かリリースされるのみで、ようやく新アルバムが発売された頃には前作から5年もの歳月が過ぎていた。
その後も更にペースは鈍化し、しかも奇妙な変化が起こり始める。

あんなに目立ちたがり屋でサービス精神も旺盛だったはずの岡村が、ジャケット写真で顔を出さなくなった。

声質が今までと変わってきている。なんだか苦しそうで、唄えるはずの歌も唄えていないようだ…。

他の歌手のプロデュースなど裏方の仕事は続けているようだが、何か少しヘンではないか?

ファンの間に、少しずつ不安が広がっていった…。

それらの疑惑に明確な答えが出るまでには、アルバムがリリースされなくなってから9年が経過した04年を待たなければならなかった。

岡村は精神的に不安定になっており、以前のように曲を作ることが出来なくなっていた(特に作詞が出来ずに苦しんだらしい)。
先の見えない毎日の中で、よほど不摂生な生活を送っていたらしく、激太りしてしまっていたのだ。
その容姿、歌唱力、ダンステクニック…彼が失ったものはあまりにも大きかった。

が、それでもカムバックすべく、新アルバムを引っさげてのツアーがスタートする。
いくら衰えたとはいえ、ファンの期待は大きく、「久々に顔を見れただけでも嬉しい」という好意的な声が大多数だった。


しかし、そんな中、最悪の事実が判明する…。


岡村靖幸は、既に覚醒剤に手を染めてしまっていたのだ…。


以来、本格的なカムバックに向けて活動再開→覚醒剤の再犯で身柄拘束…という繰り返しが続いており、予断を許さぬ状況が続いている。

だが2012年以降はそこそこ落ち着いており、新曲「ぶーしゃかLOOP」をインターネットで発表するなど新しい動きを見せている。
また、問題視された激太りや歌唱力の劣化も、少しずつではあるが改善されつつある。
ついでにライブやメディア出演時に眼鏡を着用する様になり(私生活では少なくとも逮捕時には既にかけていた)、それに合わせスーツ姿も多くなった。

薬物中毒が判明する前と以後では岡村靖幸の音楽性はかなり変わっており、「麻薬の影響で人が変わってしまったのでは…」と不安視するファンも多い。

彼は昔の輝きを取り戻せるのか?
それとも、今の自分で新しい領域を切り開いていくのか?
全ては、彼自身の今後の行動にかかっている。

ちなみに、14年になる頃には新曲「ビバナミダ」がアニメ「スペース☆ダンディ」の主題歌として採用され、
若年層の視聴者にもその存在が少しずつ知れ渡るようになった。
この曲のPVにはアニメで描かれた岡村靖幸が登場し、かなり高い再現度で往年のようなダンスを踊ってくれている。
(本人は現在でも昔のように踊ることが出来るのだろうか…)



【余談】
人気絶頂の頃、彼が主役を務める「peach どんなことをしてほしいのぼくに」という映画が作られたことがある。
が、内容的には決して華やかではないこぢんまりとした映画で、彼の役柄は何をやってもダメなワナビのヘタレニートという物議を醸すものだった。


Hey,girl 君と僕で
追記修正をしようよ♪

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最終更新:2023年11月19日 23:28