シトロン(ポケモン)

登録日: 2013/11/13 Wed 12:45:28
更新日:2024/04/03 Wed 11:49:06
所要時間:約 3 分で読めます




今こそサイエンスが未来を切り開く時!



出典:ポケットモンスターXY、1話『カロス地方にやってきた!夢と冒険のはじまり!!』、
2013年10月17日~2015年10月29日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

ゲーム『ポケットモンスター X・Y』のキャラクター。

CV:梶裕貴(アニポケ)、阪口大助(ポケマス)

◆概要


ミアレシティのジムリーダーを務める少年。
発明家としての顔も持ち、スパトレを開発したのは彼。
サナとは友人関係でパズルを1回だけ解く機械を作り、フレア団の秘密基地内のロックされた扉を開く際に使われた。
ただ強さを求めるだけではなく、ポケモンと過ごす時間を大切にしている。

ミアレシティが停電中の間は、彼が街中を駆け回って各家庭に送電していたとの事。
ナギサのニートは彼を見習ってほしいものである。

今作のジムリーダーは一部を除いて物語に全くと言っていいほど関わらない。
しかし彼は公式サイトで比較的早く紹介されたことや、アニポケでレギュラー入りした事もあり、コルニと並んで印象に残りやすいジムリーダーだろう。

トップスとボトムスを一体化した作業着と大きな眼鏡が特徴。
目元は眼鏡の反射により見えないが、攻略本の設定資料では素顔もしっかり設定されている。
背中のリュックからはエイパムアームとエレザード型のソーラーチャージャーが伸びている。

ミアレジムはプリズムタワー内にあり、シトロンの妹ユリーカが出題するシルエットクイズを解きながら上へ登る形式。
全トレーナーと戦うためわざと間違えながら進んだりポケモン図鑑でカンニングできる。
残念ながらしねしねこうせんは出てこない。
ジムの内装は白、黒、蛍光色を多用したなかなか派手なもの。ていうかクイズ番組のステージっぽい。


◆手持ちポケモン


エモンガ♂Lv.35
レアコイルLv.35
エレザード♂Lv.37

と設定に違わずでんきタイプの使い手。
対策がなければ直前でナックラーなどを捕獲しても良いだろう。
勝利するとボルテージバッジと10まんボルトのわざマシンをもらえる。


バトルシャトーで、主人公の爵位をマーキス/マーショネスにすると出現することがある。
シトロンの爵位はマーキス。
挑戦状を出すことにより、使用ポケモンのレベルが上がる。
殿堂入り後、主人公の爵位がデューク、ダッチェス以上だと手持ちポケモンやレベルが変わる。

手持ちポケモンA
ジバコイルLv.40
エレザード♂Lv.40

手持ちポケモンB
ジバコイルLv.50
エレザード♂Lv.50


◆余談


ライモンシティの遊園地に行くべくお小遣いを貯金をしているとのこと。
彼が夏の観覧車に乗らない事を祈るばかりである…。
そしてカロスの女性テレビレポーター「ハルナ」さんからはかなり危険な眼で見られている…

「かぁいいよぉ! かぁいいよぉ!

メガネ キュンキュンだよぉ!!」

「うう… 貯金箱に募金したいよぉ!!」


…ジュンサーさんこっちです。


名前の由来はミカン科ミカン属の常緑低木樹「檸檬(レモン)」のフランス語読み「シトロン」。
ちなみに妹のユリーカの由来はレモンの品種「ユリーカレモン」より。
レモンの花言葉は「心からの思慕」「誠実な愛」「熱意」。
ミアレシティの停電の際自分から率先して送電していた彼の誠実さをそのまま表している。

のちの顛末を見ると、フレア団にとっては真っ先に始末しなくてはならないジムリーダーであったのだが、にもかかわらず放っておかれたのは彼が子供だったのと、
他人のために尽くす彼の誠実さにフラダリがかつての自分を重ね、密かに敬意を表していたからだったのかもしれない。


サン・ムーンでは直接は登場しないがロトム図鑑の開発者は、オーキド博士によるとカロスの発明少年。
おそらくシトロンだろう。


アニメ版



今こそサイエンスが未来を切り開く時!

シトロニックギア、オン!



サトシの同行者としてユリーカと共に登場。
第9話までサトシにジムリーダーであることを内緒にしていたが、公式サイトでは「ジムリーダーの男の子」としっかりネタバレされている。
ジムリーダーの男性同行者はタケシデントと同様。

原作と違い目元は普段から見えるが、発明品が出る時などは眼鏡が光る。お前誰だよ。
ヤンチャムに眼鏡を取られた時は、細目なのもあってなかなかイケメンだった。眼鏡がないと周囲の物が確認できない程視力が悪く、木を人と勘違いするほど。

プリズムタワーから落ちたサトシとピカチュウを助けたことがきっかけで知り合った。
当初は道案内役となり第3話から正式な旅仲間になる。


彼はミアレシティでは電気タイプに関しては天才児と評されており、電気タイプのポケモンを極めるには、電気タイプを破るために挑戦者が講じるあらゆる対策に触れ、
それらを参考に出来る電気タイプのジムリーダーになるのが最良と考えて、ジムリーダーに就任したという。
が、予想外に忙しいジムリーダーの業務の影響で趣味の研究・開発の時間が無くなってしまい、
その解決策としてジム戦お手伝いロボ「シトロイド」を開発した。

……までは良かったが、また調整が不十分で思うように稼働しなかったシトロイドによってジムから追い出されてしまい、第1話に至る。
現在、サトシ達の協力もあって、無事ジム奪還とシトロイドの再調整に成功し、ジムの業務は彼?に任せ、
少なくともサトシのカロスリーグ出場まで同行することを父であるリモーネに宣言した。


第1話の時点で旅はまだ始めたばかり。
しかしサトシのバトルには初めから関心を示しており、本人の実力もジムリーダーという職業柄からなかなか。
ホルビーやハリマロンと言った電気タイプ以外のポケモンも多用するが、まあアニポケでは良くある事。

サトシからは自由な発想や諦めないことなどを学んだようだ。
運動は苦手ですぐバテたり挙句転ぶこともある。

ユリーカから多少頼りなく思われてはいるが総じて兄妹仲は良い。
まだトレーナーになれない彼女のためポケモンをキープすることも。
しかしその一方、ユリーカも彼のお嫁さんを勝手にキープしようとしている。(※詳しくはユリーカの項目で。)
このことから恋愛や嫁などはわかっているが、セレナがサトシのことを好きだということには気づいていない様子。


発明好きという設定上、行き詰った際には様々な機械で状况打破する役割。
発明品自体はなかなか役立つものが多いが最後は爆発することがほとんど。
爆発オチに関してはOPのワンシーンにすらされた。

安定して活躍しているのはリュックの装備で、主にユリーカのナンパ制止でエイパムアームが大活躍している。
なお、エイパムアームと対になるソーラーチャージャーは一度しか使っていない。

冒頭の掛け声で発明品が登場し説明されたサトシが「科学の力ってすげー!」と感激するのはお約束。

また「メカも料理も要領は同じ」として料理も上手いらしく、タケシデントと同様に調理も彼が担当する。
しかしその後の回にてセレナもある程度料理が出来る事も明らかとなっており、料理はシトロンメインの2人体勢らしい。
つまりサトシは旅のパートナー2人に料理を作ってもらっている上、そのうち1人は嫁と言うことになる。
うらやましすぎるだろ。


かつては電気タイプ専門学校に通い、厳しいカリキュラムを乗り越えその街の優れた電気システムを作り上げた。
彼の才能は幼い頃からのものらしい。
そこでの恩師のエクレールはユリーカも嫁候補として目を付ける美人さん。


62話にて自分がサトシの相手としてふさわしくなるために、事件解決後先にミアレシティに行く形で一時的に離脱した。
そして68話は遂にサトシとのジム戦で激戦を広げた。
先発は何と電気タイプではなくホルビー。ピカチュウのアイアンテールを耳で受け止めるところまでは1話のバトルと同じという粋な展開を見せてくれた。
そのことに気付いたユリーカの話を聞いたリモーネは、そのバトルからすでにジム戦は始まっていたとの見解を見せた。
1話では耳で挟んだところをエレキボールで反撃&脱出されてしまったが、今回は同じ轍を踏まず、なんとワイルドボルトを使用。申し訳程度の電気タイプジムのポケモンらしさを見せた。更にワイルドボルトの反動で出来る隙を穴を掘るでカバーするという機転も効かせたが、再び地面に潜ったところをピカチュウがアイアンテールで地面を叩き割ったため空中に引きずり出され、すかさず放たれた追撃を受けて戦闘不能になった。

ホルビーの次に繰り出したのはエレザード。対するサトシはピカチュウを退かせ、ヌメルゴンを出す。パワーで押してくるヌメルゴンをスピードとフラッシュによる目晦ましで撹乱し、効果抜群のドラゴンテールと電磁波を浴びせ、一度ボールに戻させるという戦果を上げた。続いてサトシが出してきたルチャブルに対してもフラッシュによる目晦ましからのスピード戦法で撹乱、パラボラチャージで抜群を取ると追い詰めるも、わざを出す際に照準を合わせるために襟巻を開く癖をサトシに見抜かれ、至近距離からの飛び膝蹴りを食らい破れた。

切り札のレントラーはエレキフィールドを展開してからのワイルドボルトでルチャブルを撃破。続くピカチュウの電撃も雷の牙で噛み砕き、ワイルドボルトのラッシュでほぼ一方的に倒した。一応二匹とも前のバトルで効果抜群の攻撃を二回は受けていたダメージがあったが

互いに最後の一匹となった相手は、エレザード戦で麻痺状態となったヌメルゴン。
レントラーに圧倒的な有利な状況だったが、まずフィールドを味方に付けようとしたサトシの指示によって発動した雨ごいでなんとエレキフィールドが放電し解けてしまう(ちなみにゲームでは両立可能なので勘違いしないようにしよう)。加えてヌメルゴンの特性「うるおいボディ」によって、麻痺からも回復されてしまう。
サトシの意外性の前には自分の計画も意味をなさないと悟ったシトロンだったが、むしろそれを楽しみながらここからはアドリブだとサトシに宣言し、最後の攻防に打って出る。結果は惜しくも敗れたが、互いに力を出し切った最高のバトルと、以前サトシと交わした約束を果たせたことに満足げな様子だった。そして、サトシにバッジを渡した後、再びみんなと旅をするために合流した。

フレア団事件後は、記憶を失ったシトロイドと共にミアレジムジムリーダーとしてもう1度共に成長することを決意する。カロス地方の冒険が終わる際、セレナのホウエン地方への旅立ちをサトシやユリーカと共に見届けた後、サトシがカントー地方へ発つ前まだ時間があったため、「最後にわがまま」としてポケモンバトルを申込み、サトシのピカチュウと自身のホルビーで真剣勝負を繰り広げる。

その後はサトシと別れユリーカと共にミアレシティに戻り、ユリーカと釣り大会に参加していた際、かつて自身と同様にサトシと共に旅をしていたデントと偶然知り合う。
当初は釣りソムリエで釣りに対して強いこだわりを持つデントはシトロンの発明したメカのマシンを真っ向から否定的し、「サイエンスが未来を切り開く」という自身の考えとは異なるためぶつかっていたが、ユリーカが釣ったブロスターがアクアジェットで襲ってきた所をマッギョのどろばくだんで救ってもらった事と、その後の事件解決を得て認めあうようになり、身分もお互いに明かした。この際、シトロンはデントの事をただのトレーナーとは思わず、「なかなかのポケモンの使い手、技の指示や時に応じた瞬時で的確な判断をしている」と評した。のちに、シトロンが自身と同じくジムリーダーと知り、お互いジムリーダーだと知るとデントも驚いていた。ミアレシティの地下鉄の事件でユリーカを乗せた電車が発車してしまった際は、デントと協力してユリーカの救出に成功。その後地下鉄内で帯電症状になっていたシビルドンを助けて、無事解決した。またタケシとデントが出会った時のように、かつて2人が一緒に旅をしたサトシ直接の名は出さなかったが、性格や思い出を互いに思い出していた。

ゲームの『サン&ムーン』のロトム図鑑はシトロンが作ったことになっていることが示唆されている(断定はされていない)がアニメでも同じかは現時点では不明。


出典:ポケットモンスター、103話『サトシとシトロン!友情大特訓!!』、
19年11月17日~2022年12月16日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

XY編終了後から約6年後、新無印編にて再登場を果たす。サトシが次の対戦相手であるカロス四天王ドラセナ戦の対戦会場がミアレシティであることからミアレジムに会いに行った。サトシのネギガナイトがスターアサルトの予兆が出ていたことから、「まーたネーミングそのまんま」なシトロニックギアを使い、スターアサルトの謎について解明した。しっかり壊れたけど
そして技の完成のため、サトシとダブルバトルをし、それにより技が完成。シトロンはレントラーと進化したホルードを使用したが、どちらも新ワザによりワンパンされてしまった。この話の始めでは強そうなベロベルトを破っているし、そもそもサトシは四天王と相対する実力を持っているので、仕方のないことかもしれない。シトロン自体にも実力はついているはず。ドラセナと戦ったことがあり、ボロ負けしたらしい
そしてドラセナと戦うサトシを応援し、勝利に貢献した。
最後にはドラセナにしっかりユリーカがシルブプレをして、エイパムアームで回収しましたとさ。


余談だが担当声優の梶は前シリーズ『ポケットモンスターBW(ベストウイッシュ)』でバージルの声を担当している。


使用ポケモン

ゲット時の決め台詞は「科学が輝くイッツァグレートサクセス! ◯◯ゲットです!」
詳しくは個別項目を参照。


ポケットモンスターSPECIAL


第12章にて登場。
原作同様ジムリーダーかつ発明家。ただしサナとの面識はない。
エイパムアームにはカメラとセンサーがついている他、その映像をメガネに投影できる機能もついている。

ミアレシティがフレア団による電力窃盗で半分停電状態となっていたため、ザクロから情報を得て10番道路に集まるエモンガを捕まえていたが、そこでフレア団*1によってサキ(ワイの母親)が連れ戻されるのを目にする。
ザクロから「伝説のサイホーンレーサーの娘」としてワイの情報を得たシトロンは、その後ワイ本人に出会い、エックスが求めていたメガストーン探しに協力する。

しかし、フレア団員の乱入で木の下敷きになる重傷を負う。
混乱の中ワイに母親を見たことを伝えたが、その詳細を話す前にニャスパーの耳を開いてしまったことで、念力により吹き飛ばされてしまう。

更に不運なことに、シトロンは身柄をフレア団に確保されてしまう。
手持ちのエレザードを奪われ、クセロシキから脅迫を受けた彼は、やむなくフラダリの装着具*2を作成することになる。
このことでクセロシキに時間の余裕が生まれ、イクスパンションスーツが予定より早く完成してしまった。

機械が完成した後はゴミとして扱われ、焼却炉に投げ捨てられ絶体絶命となるが、荷物も一緒に捨てられていたためエイパムアームを展開。
偶然メガネがエックスの手に渡ったことで、フレア団アジトの所在を知るきっかけとなった。

シトロン自身はその後にアジトへ突入したティエルノトロバ・サナを助け、最終兵器の妨害に一役買った。
更に最終決戦では、ビオラパンジー・ユリーカ・スカイトレーナー達と組んで、10番道路の石柱に捕らえられていたポケモン達を解放。
他のジムリーダーとも協力し、最終兵器の再起動を阻止した。



いまこそ 項目が アニヲタWikiを 切りひらく とき!
追記・修正マシン! パワーオン!!

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最終更新:2024年04月03日 11:49

*1 シトロンはおろか、ほとんどのジムリーダーすらその存在を知らなかった

*2 ゲームでの最終決戦でつけていたもの