セーファ・セフィロス

登録日:2010/11/12 Fri 23:57:42
更新日:2023/11/29 Wed 20:20:59
所要時間:約 3 分で読めます




「セーファ・セフィロス」とは、ゲーム『FINAL FANTASY Ⅶ』(『FF7』)のラスボスにして、セフィロスの最終形態。

概要

「リバース・セフィロス」戦で本体部分を担当した3人が引き続き相手をすることになる。
下半身がイカ神々しい天使の様な姿をしており、髪型はオールバックに変わり、右腕が巨大な黒い大剣のようになっており(セフィロスのテーマ曲である『片翼の天使』の由来はこの姿から)、通常攻撃の際はそれで叩き切る。左利きなのに。

HPは基本的に80000。
それに加え、
  • Lv99になっているキャラクター1人につき、+30000
  • 直前のジェノバに隠し召喚魔法「ナイツオブラウンド」を使った場合、+80000
  • 前戦の「リバース・セフィロス」の頭部を倒した回数1回につき、-100
の補正を掛けた値が実際のHPになる。
キャラクター数は8人なので、最強状態のHPは8万+3万×8+8万で40万となる。
この状態のセフィロスと戦いたい場合、「リバース・セフィロス」戦はコアのみを直接叩く必要がある。

また、『FF7』オリジナル版とインターナショナル版では行動パターンと一部技の効果が異なる。
どちらにしても強力な攻撃を使ってくるが、殆どが単体攻撃なので回復を怠らなければそれほど強くはない。
その為か、あえてセフィロスのHPを増強して戦う人もいる。
行動が完全にローテーションなので対策も立てやすい為、弱いラスボスと評される。
リバース・セフィロスと同様に、行動時に自分のMPが全回復する。
これはインター版でも共通。


以下セフィロスのイメージが大きく崩れる場合が有ります、回覧は自己責任で









上記で言ったようにインフレが激しいFF7ではラスボスを務めるには低すぎるHP、殆ど単体攻撃なうえスロウが利いてしまうので対策が容易なこと、
行動パターンが完全ローテーションな為大技スーパーノヴァ(オリジナル…全体に小ダメージ。インター…現在HPの15/16の割合ダメージ+沈黙+混乱+スロウ)や心無い天使(全員のHPが1になる、インター版のみ)が簡単に見切れること、
何よりFF7でのレベルアップの必要経験値が少なく普通にゲームを進めるだけで自然にレベルが上がりまくってしまう為、同じく必殺技が見切れる上HPの低いFF6のケフカとFF最弱を争うとも言われている。
特に通常版ではまともな全体攻撃と言える様なものが無く、他の攻撃も属性付きだったりして豪快に吸収可能であることも弱さに拍車を掛けている。

加えて、厄介な前座が待ち受けているわけでもない。
一応前後にも連戦があるが、前哨戦であるリバース・セフィロスは味方PTを最大3つに分けて挑むものの、鬱陶しい演出と味方チーム切り替えがウザいだけでハッキリ言って負ける方が困難。最後の3戦目はほぼイベントバトルである。
この為、最終戦の難易度は歴代でも一、二位を争う程低い。

更に







下半身から六枚の翼が生えているという異様な姿なのだが、当時の粗いポリゴンでは翼ではなくイカにしか見えず、
イカセフィロス、イカロス等と言われるようになってしまった。

また、BGM片翼の天使は、コーラス入りで当時のプレイヤーを驚かせた。
クラシック曲『カルミラ・ブラーナ』の歌詞を引用した荘厳さで人気も高いのだが、動画サイト等により空耳が有名になってしまった。

結果、FFの節目となる作品の大ボスを務めながらも、FF屈指のネタキャラとなってしまった。哀れ英雄。


またインター版のスーパーノヴァはオリジナル以上に演出が強化され、カップ麺を作ったりトイレに行く余裕が出来るほど長くなった。
ちなみにその演出は、
謎の数式と共に現れた彗星が太陽系の惑星を次々吹っ飛ばしながら太陽に突撃して超新星爆発を起こす
しかし土星は輪を掠っただけだし火星・天王星・海王星はそもそもなんの被害も喰らっていない。まぁ超新星爆発でみんな吹っ飛んだだろうが。木星もなんか小さいし。
その割には現在HPを基準とした割合ダメージなので、むしろ瀕死状態だと壮大な見掛け倒しとなる。最大HP基準なら絶望感も違っただろうが…
ちなみにこの時発生する彗星は相対性理論抜きで考えると計算上光の600倍の速度で突撃している。そりゃ太陽系吹っ飛びますわ。
空想科学読本の柳田理科雄氏によれば「地球の16倍の重さの白色矮星が光の99.9999%の速度*1で太陽に突っ込めば可能であり、もしそうなら現実のスーパーノヴァの100倍の威力になる」とのこと。柳田氏も「さすがラスボス」と感心していた。ちなみに柳田氏はこの「星を破壊する為のエネルギー」を求める為だけに自分で式を作ったという。


ちなみにDFFにセフィロスのEXモードでセーファ・セフィロスの状態になる案もあったが、サイズや形状が大きくなることによりロードが発生してしまう等の大人の事情により見送られてしまった。AC版では3rdコスチュームとして実装。セーファ・セフィロスから生脚が生えているその姿はある意味必見。

スマブラSPでの最後の切りふだ「スーパーノヴァ」ではセーファ・セフィロスに変身。この際は右手で刀を振るっている。
インターナショナル版の演出を大幅に簡略化させた超新星爆発*2で相手ファイターにダメージを与え、更に状態異常をランダムで発生させる。
肝心のセーファ・セフィロスは2秒も映っていないが気にするな!
肝心のダメージや吹っ飛ばし力は全切り札中で下位クラスなのでやはり見かけ倒し…しかしランダムで付加される効果は
  • シールドブレイク(他のふらふら付与ワザとは異なりプリンが即死する)
  • 眠り
  • スロー状態
  • お花(ダメージ蓄積)
  • キノコ(操作反転)
  • クリティカル(切りふだによる吹っ飛ばし力が増加)
とどれも非常に厄介なもの。
特に上二つはギガフレア(+横スマッシュ)での即死が確定するため、全く油断ならない性能となっている。




追記・修正は、スーパーノヴァ発動中にどうぞ。

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最終更新:2023年11月29日 20:20

*1 相対性理論込みで計算した結果。曰く「冥王星を破壊してから30秒程で太陽に到達しているため、5時間半を30秒に感じる程の速度で突撃していた場合」とのこと。

*2 変身→数式→彗星→なんか壊す(原作と照らし合わせた場合、デザイン的にも冥王星が被害を被ったと思われる)→太陽激突→地球が砕け散る…とかなり簡略化。