アリシア・テスタロッサ

登録日:2013/11/05 Tue 14:49:35
更新日:2020/12/16 Wed 22:26:09
所要時間:約 4 分で読めます





現実でも……こんなふうにいたかったな……。




出典:魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st、DVD付属特典パンフレット、キングレコード、
2010年11月26日発売、© NANOHA The MOVIE 1st PROJECT

魔法少女リリカルなのは』シリーズの登場人物。
フェイト・テスタロッサのモデルとなった少女で、プレシア・テスタロッサの一人娘。

至って普通の少女であったが、プレシアが開発を担当していた次元エネルギー駆動装置「ヒュードラ」の暴走事故に巻き込まれ、命を落としてしまった。
『The MOVIE 1st』劇中の描写によれば、死因は駆動炉の強行実験によって起きた放射能汚染に近いもの。
ちなみに小説版では、魔導実験の事故の際に漏れたエネルギーと酸素が反応した結果、室内の酸素が失われ窒息死。

享年5歳。生きていればフェイトの「お姉ちゃん」となるはずであった。(年齢的にはむしろお母さんだが)
またMOVIE 1stでは、誕生日プレゼントに妹が欲しいとプレシアに頼んで約束している。

遺体はその後十年以上にわたりプレシアの手によって保管されていたが、最後はプレシアとともに遺体は虚数空間に落下し、行方不明となっている。

遺体以外での登場はプレシアの回想シーンおよびA'sでの闇の書が作り出したフェイトの夢の世界などである。

闇の書が作り出した幻想世界でのアリシアは快活で無邪気、勉強はあまり得意ではなく、魔法の資質もぼちぼちと、フェイトとはまるで正反対の人物であった。
これは現実でも同じであり、プレシアがフェイトに失望した理由そのものである。

もちろんフェイトよりも短い時間しか生きていないときの情報しかないため、背丈はフェイトよりも低く、
年齢も下で見た目も五歳当時のままだったが、あくまでも「お姉ちゃん」として接していた。

アリシア自身は自分が夢の中の存在であることを理解しており、
一時はこのまま仲良く少しでも長く幸せに暮らしたいと夢の世界にフェイトを引き留めようとするが、
最終的には「夢ではなく現実に向き合わなければならない」とフェイトはそれを拒む。

一緒にはいられないと涙ながらに謝るフェイトの気持ちを理解し、そっと隠していたバルディッシュを手渡して、夢の世界とともに消えていった。

劇場版では消える直前にフェイトから『お姉ちゃん』と呼ばれていた。


【フェイトとの違い】

見た目の違いとしては性格面や年齢面から若干書き方が異なるものの基本的にそっくりであり、唯一の違いはリボンがアリシアは緑色であること。

それ以外の違いとしては、

  • アリシアはプレシアの魔法資質をほとんど受け継いでないのに対して、フェイトはかなり優秀。
フェイトはAAAクラスの優秀な魔導師で、後に空戦S+クラスも取れるのに対して、アリシアはほとんど受け継いでいない。
リンカーコア自体はあるので魔法は使えるが、闇の書の幻想世界では本人が勉強嫌いなのであまり上達はしてない。
ちなみに魔力光は金色ではないことが確定しているが詳細は不明。

パラレルワールドではあるが、なのポGODではアリシアの記憶を持つフェイトがレヴィの魔力光を見て「アリシアとよく似ている」と言っているので
アリシアの魔力光は水色……もしくはそれに近い色だと思われる。

なお1stのコメンタリーの魔力光占いによると空色らしい。

  • 大人相手にも物怖じしない活発で明るい性格。
アリシアの記憶を受け継いだ筈のフェイトが目覚めた時点で大人しい性格になっていたのに対して、
2歳の頃から両親の離婚によって母子家庭で育ったものの、母の愛を一心に注がれ、
また当時のプレシアの同僚たちにとってマスコット的な存在として可愛がられたこともあり、
アリシアは大人達に対しても物怖じしない、明るく元気な少女である。

  • 左利きである。
フェイトは右利き。ちなみに現実でも一卵性双生児でお互いに利き手が違うことはよくあることである。


彼女の救われなさは救済を求めたファンの二次創作が活発に行われたほどであった。
その点は原作者としても自己嫌悪に陥ったらしく、その後………





INNOCENT


何か お探しかな? お姉さんが案内してあげるよっ。


出典:魔法少女リリカルなのはINNOCENT、ユビキタスエンターテインメント、DeNA 、
2013年3月31日から稼働、© NANOHA INNOCENT PROJECT

スピンオフ作品である魔法少女リリカルなのはINNOCENTでは存命状態で登場している。

テスタロッサ家の長女。父親は離婚しておらず、クライドとともに出張中。
私立海聖小学校6年生でフェイト達よりも二歳年上だが、妹のフェイトよりも背丈が低く、年下にしか見えない。
フェイトが普段恥ずかしがって「お姉ちゃん」と呼んでくれないのでさらに勘違いされているらしい。
また親馬鹿のプレシアからコンパクトなアリシアは誘拐されやすいとも言われたりしていた。
ちなみにちゃんと左利きである。

フェイトよりも快活で表情豊かなのは原作と同様。ブレイブデュエル中も非常にテンションが高い。

プレシア、フェイト両名とともにファンが二次創作してまで作りたかった平和な空間が広がっている。

リンディとプレシアが経営する「ホビーショップT&H」の看板娘で、インストラクターや実況などを担当している。
ディアーチェとはブレイブデュエルにおけるライバル関係にあり、彼女が負け越している。チーム戦での勝率は2割だった。

ブレイブデュエルのアバターはガンナータイプをもとにオリジナルアレンジした「ラッキースター」。
黒と金を基調としてるフェイトとは異なり、エメラルドグリーンとスカイブルーが基調色になっている。
魔法少女としてのコプセントは「生粋のエンターテイナー」であるらしくバニーガールを思わせるコスチュームとジョークの塊の武装は時空管理局編ではありえない遊びの塊。
グランツ博士によれば、センターガードらしい臨機応変な対応力があるが、ガンナータイプの特性上決定力に欠けるとか。

使用デバイスは「フォーチュンドロップ」。
お香だったり、マイクだったり、ハリセンだったり、二丁拳銃だったりいろいろと変化する。
どうやら使用用途に応じたナンバーが振り分けられている模様。

ちなみにマイク形態は名前を『マイクスター』、フォーチュンドロップのスロットナンバー3。

『ハリセンスマッシュ』は武器名も兼ねており、様々なバリエーションを有し、「私の必殺技パート2!!」は技名の一つ。

プレシア「説明しましょう ハリセンスマッシュとはアリシアの超絶キュートなハリセン技である! ……以上よ」
エイミィ「解説になってない……」

リライズアップの掛け声は「ミラクルチェンジ」。ディアーチェに対抗したのかかなり演出は派手。

漫画版ではフェイトの良いお姉ちゃんを演じているが、お姉ちゃん子だったフェイトが会ったばかりのなのはにゾッコンなのを見て嫉妬する面も。
最終的には「妹の姉離れが顕著でちょっぴりさみしいお姉ちゃんです」と多少は余裕を持っている。

実況したり、バニー着たりといろいろとはっちゃけているお姉さまである。

更に、ちっこい姉繋がりで親近感のある中島チンクと初対面で抱擁していた(漫画版)。







 時空管理局編の場合

じゃあ、いってらっしゃい、フェイト。

うん……。

現実でも……こんなふうにいたかったな……。



 ブレイブデュエル編の場合

私に……いい考えがあるよ。

お姉ちゃんと一緒に追記・修正しよっか~。



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最終更新:2020年12月16日 22:26