マムクート(FE)

登録日:2012/03/12 Mon 06:32:16
更新日:2024/03/24 Sun 15:17:59
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ファイアーエムブレムシリーズに登場する種族であり、クラス(兵種)の一つ。

目次

【「マムクート」とは】

人間の姿をしているが本来は竜であり、人間よりもずっと長い時を生きている。
その竜の力は「竜石」なるアイテムに封じており、必要な時にのみ発動する。
何故そんな面倒な真似をするかというと、竜の姿のままだとやがて理性を失ってしまうため、もしくは力の消耗を抑えるため。
後の作品では竜石そのものが消耗品且つ希少品でもあるのも理由かもしれない。

原初のアカネイア大陸世界において「マムクート」とは人化した竜への蔑称という背景があった。
そこに連なってない作品ではそもそもストーリーに出てこないワードだったりする。
だが一貫した特徴を有し、単に"竜人"という単語では説明しきれないFEシリーズ特有の種族として確立されているためか、ユーザー間では大体全部マムクートで通っている。

その特異な背景があるためストーリーに深く関わるキャラが多いが、FEシリーズなのでHPが0になれば普通に死ぬ。



【歴史】

  • 暗黒竜と光の剣
古の時代、竜族はアカネイア大陸のドルーア地方に住んでいた。
神竜族『ナーガ』、魔竜族『バジリスク』、火竜族『サラマンダー』の3つの部族に分かれ、竜石に竜の姿を封印していた。
バジリスクとサラマンダーは人間を見下していたようで世界征服を企んでいたが、ナーガ族が抑止力となっていた。
ある日、地竜族のメディウスがアカネイアに姿を現し、ナーガ族をチキを除いて滅ぼしたという……。

何故竜族が竜石に竜の姿を封印していたかは語られていない。

  • 紋章の謎
上記の設定に変更・追記があり、第一部(暗黒戦争編)でも上記の話がやや変えられている。
アカネイア大陸で高度な文明を築いていたのは人間ではなく、後世で神々と呼ばれるほどの高い知能と強大な力を持つ竜であった。
しかしある日を境に竜は子供が産めなくなり、徐々に理性を失うという現象に襲われ、いずれ滅んでしまう事態に陥った。
この事態に竜族の長老や神竜王ナーガが、自分たちの竜としての姿を竜石に封印し姿を人間に変えれば理性を失わずに済むと提案する。
ナーガに賛同して竜石に力を封印したものが竜人族である。ただ、竜族のほとんどは誇りを捨てられずに賛同せず、理性を失いただの獣と化してしまい、一部は後に特定の地域の蛮族の家畜になり果てた。特に魔竜、地竜、火竜族は多い。また、理性を失った竜族が人間を滅ぼし始めてしまい絶滅の危機に陥った為ナーガ達賛同派はこれらを鎮圧、ドルーア地方の奥深くに封印し、部下のメディウスに管理を命じた。
しかしある時、人間が勢力を伸ばし始めたころから人間は竜人族を迫害し始め、竜人族をマムクートと呼び始めた。
この迫害に耐えかねたメディウスが決起したのが長い戦いの発端…本編である暗黒竜と光の剣、紋章の謎である。

  • 覚醒
長い長い年月が経ち、登場する竜人族に若い世代が増えた。自らマムクートと名乗っている。
紋章の頃から2000年経過したためか、ノノという新しい世代が生まれ、ンンという人間とのハーフまで生まれるようになっている。
母親がチキ・ノノ・ンンの誰かだと、マイユニットの子供もマムクートになる(後述)。
そのため子供が産めないという現象は解決したようだ。

【ユニットの特徴】

前述の通り、本来の姿を封印して人間の姿になった竜。
戦闘時には専用の武器種である竜石を使用し、竜の姿になって戦う。
竜石には威力だけでなく変身時のステータス補正も設定されており、本人らの貧弱なステータスを補うためにかなり強力な補正値となっている。
育ったマムクートが強力な竜石を使った時はジェネラルと同等かそれ以上の守備力かつ神器級の威力のブレスを吐けるという、攻守両面で強力な存在に。
反面、小細工が出来ず竜石とスペックで勝敗決まるとも言える。また特効武器「ドラゴンキラー」に非常に弱い。シリーズによっては、飛行や各属性による攻撃も弱点対象になる。

【主な運用方法】

  • 単騎特攻
その高い能力を生かし、前線に突っ込ませる。
しっかり育ったマムクートなら、どんな攻撃でもダメージを受けない強力なキャラになっているはずである。
臨時の壁役としての使い方も十分考えられる。特にブレスのダメージが人間ユニットで軽減不可という作品では竜相手への重要な壁役になる。

主人公がヘタレた時の切り札として代用可能。
大体ラスボスに特効を持っていたりするので、ロードばかりに頼らないで、たまには使ってみよう。
ラスボスに限らずドラゴンキラーとしてもお世話になり、むしろそれが本業なことも多い。

【短所】

  • 竜石が無くなると闘えない
これに尽きる。竜石が無くなれば竜の力を失い、ただの人になる。
ステータス補正まで消えるため、一気にお荷物になるか荷物持ちとしてしか働けない。だがそれもまたファイアーエムブレムらしくて良い
問題は竜石が大体再入手不可な貴重品であることにあり、さらに使用回数の回復もできない。
ぎりぎりまで使用してからハマーンの杖を使用しようとして、涙をのんだエムブレマーは決して少なくは無い。
FC版暗黒竜だけは竜石に使用回数が設定されておらず、無限使用が可能だったため無双できた。

  • 素早さが低め
キャラにもよるが、攻撃力や耐久力がトップクラスなのに対して速さは低めな場合が多い。
この点でもジェネラルに似ている。敵側であっても同様に低いので、その点は助かることが多い。

  • 間接攻撃ができない
一部の作品を除く話だが、これも重大な欠点。
ただ、攻撃できない=竜石の使用回数は減らないため、良い囮にはなるという利点もある。
(注)新・暗黒竜と新・紋章では回数も減少します。間接持ちが多数いる場所に特攻はダメ、絶対。

  • 特効が割と多い
後半によく手に入りやすいドラゴンキラーなど、竜に大ダメージを与える武器がある。
さらに暗黒竜や紋章では火竜がブリザーに弱いなどの弱点もあり、飛竜では飛行特攻が弱点になる。蒼炎と暁では雷魔法に竜特効がある。
相手にする時には有利になるが、こちらがマムクートを使う時には注意が必要。


ストーリー上で人間を遥かに超える力の持ち主と表現されるだけあり、竜石補正込みで極めて高いステータスや攻撃力を誇ることが多い。
ただ味方側では大半がロリキャラなだけあり、初期値は貧弱で上手く守りながら経験値を与えることでようやく前線で活躍できるというケースが大半。
さらに武器である竜石も上記の通り希少だったり、修理や間接攻撃が不可という弱点が不随することが多いため、普通に人間を鍛えた方が役立つこともしばしば。
重要キャラの割に必ずしも優遇されているとは言い難いクラスだったりする。
また『封印』『聖魔』の通信闘技場(対戦モード)でも何故か使えないあたり、いわゆる禁止級の扱いをされていた。

一方、敵側では設定に違わず鍛えた主力と同等以上のステータス、かつ終盤では大挙して押し寄せることが多く、自軍を苦しめる存在として印象に残る。


【主なキャラクター】

暗黒竜と光の剣/紋章の謎

バヌトゥ

初めて現れる味方マムクート。だが竜石をなくしたらしく、丸腰で現れる。4章の村で手に入る火竜石を持たせよう。唯一身を守るための大事な石を毎回失くすとは一体…
味方マムクートにしては珍しく……というか彼が第一号なのだが、ジジイである。見た目通り成長率は皆無。
しかし加入直後のレフカンディ砦や港町ワーレンで壁役を務めたり、チキの洗脳を解いたりと、要所要所で活躍の場がある。
特にFC版暗黒竜では上述の通り竜石の使用回数が無制限なので、石さえあれば即戦力として頼りになる。
尚、チキと違って火竜石以外の竜石は使えない。

竜同士の戦いとなると老齢なせいか押され気味だが、ドーピングして力をカンストさせればメディウスにも攻撃が通る(1ダメージだが)。
これはチキには出来ない(FC版暗黒竜では神竜石にメディウス特効が無くダメージが通らない)事であり守り役の名に恥じぬマムクートとなる。

……そしてSFC紋章の謎第一部「暗黒竜と光の剣」では、マムクートの大幅な仕様変更により覚醒。
竜になるとHP2倍&竜のブレスが竜族以外の守備力を無視する&竜石1回につき数ターン変身した状態で運用できるという強化がされた。
これによりバヌトゥもまたジジイとは言えチキの守り役ということもあって、攻速2以下の雑魚相手には無双できる。
メディウス配下の雑魚、初期のボス級ならマムクートでもサシで倒せる強さはあるので、お助けユニット感覚で強気に使用していける。
第二部では厳しくなってくるが、アイオテの盾があれば第14章の氷竜ラッシュをキャラの成長具合に依らず死者ゼロで突破できるなど、変わったところで活躍する。
それを抜きにしてもアンリの道から氷竜神殿(11章-14章)では、変身したバヌトゥ以外の守備を無視して20前後与えてくるブレスを吐いてくる竜がわんさか出現する。
そのため、多数の竜からの攻撃を受けざるを得ないという場合は彼に頼ってしまう方が安定する。
上手く進めていれば加入時点で火竜石が2つあるので出し惜しみし過ぎも良くない。
リメイク版では主にHPの低さがたたり、高難易度での運用は難しくなっている。

後の作品で味方のマムクートは大半が合法ロリで、貴重な(というか実質唯一の)ジサマムクートである。

・マヌー

最初の敵マムクート。こいつもジジイ。FC版では髭面だがSFC版では髭がない。
ペラティ王国の支配者で、ワーレンから逃れて自国に侵入したマルスたちに襲いかかった。
攻撃、防御ともに高いが本作では間接攻撃ができないので魔道士やアーチャーにサンドバッグにされる運命にある。
オマケにこのMAPで「ドラゴンキラー(ソード)」が入手できるようになっているので接近戦でも対処は楽

ゲーム上での描写を見る限りはドルーアやメディウスとの関係は示唆されておらず、半ば鎖国状態で中立を保っていたようにも見える。
このためマルスたちアリティア軍による侵略の被害者ではないかという説もあり、彼の立場からすればマルスたちは侵犯してきた不審な武装集団である。

後のストーリーでもペラティについては触れられず、マヌーの立ち位置についてはよくわからないまま。
ただし「国王」ではなく「支配者」という表現は一貫しているため、彼は本来の国王を差し置いてペラティを支配していた可能性が高い。
アリティア軍に討伐されたのもそのあたりの理由だろうか。紋章の謎ではマップごと削除された。
漫画版(あすか版)ではメディウスの配下という設定。

新暗黒竜ではめでたく復活。
間接攻撃でちまちま削ってもいいのだが、彼の持っている火竜石がそのまま戦利品となる。
使用回数維持のためにはできる限りマヌーに使わせず、バヌトゥとドラゴンキラーによる速攻で沈めたいところ。

・ショーゼン

アカネイアに駐留していたドルーア軍のマムクート。
SFC版ではマヌーと異なる顔つきと初の敵マムクートの立場を手に入れている。
竜のブレスの仕様変更もあって、高HPユニットでなければ誘導できない強敵。
実はSFCでは1ターン目は変身していないため、初手ワープで切りかかると瞬殺することが可能。ただしその後のフォローが必要。
また、紋章自体のバグなのか撃破時の経験値が少なく、一度中断しないとボス補正が入らない(モーゼスやゼムセルも同様)。

・モーゼス

アリティアを占領しているドルーア軍のマムクート。魔竜王バジリスクともいわれる。
メディウス王の第一のしもべを自称し、マルスの母を手にかけ、姉のエリスをさらってガーネフに差し出した。
魔竜石によって魔竜へと変身して玉座に居座って迎え撃つ。
こっちは開幕のイベントで即座に変身してくるタイプで、変身前にサクッと切り殺す作戦は使えない。
リメイク版では射程1不動ボスと言う残念さと引き換えに「魔竜」の性能が向上。
魔法ダメージがすべて無効化される 上に 魔法ダメージのブレス という、新シリーズの魔竜の変更点を分かりやすく教えてくれる。
ただしこちらが魔竜石を使えるのは新紋章のみ。
新・暗黒竜ではジジイから精悍な顔つきのオッサンになった。

・ゼムセル

ドルーア城城門を守っているドルーア軍のマムクート。
モーゼス同様火竜とは違う魔竜というクラスで魔法攻撃が通用しない。
SFC版では魔防20で表現されており、これもオーラ級の破壊力でないと貫くのは困難。
暗黒竜では台詞が無いが、『紋章』ではドルーアの大地を犯した人間に対して怨みを持っている。

・ブルザーク

『アカネイア戦記』の第四章「旅立ちのとき」に登場したドルーア軍のマムクート。
メディウスからニーナ捕縛の勅命を受け、カミュ一行を追う火竜の将軍。
顔グラは「赤い竜騎士」に登場するフロスト司祭と共通しており、がらりと変わったリメイク版でも顎髭に名残がある。

チキ

味方初マムクートではないが、マムクートといえば彼女の名があがるくらいの知名度を誇る神竜の王女さまである。
緑髪のロリであり今も高い人気を誇る。当然可愛い。のちのロリマムクートはほぼ彼女のリスペクトと言っても過言ではない。
まぁ、ロリといってもマムクートなんで実年齢は(霧のブレスの音)。長命なので人間と比べて成長が遅いだけです。FC版ではピンク色のやたらデカいローブを頭から被っている。
火竜より強暴な神竜に変身可能であり竜同士の戦いには滅法強い。SFC版では他の竜にもなれるので通常の面では火竜にして神竜石は節約しても良い。
しかも成長率がでたらめなほど高く、育てるとバランスブレイカーとなりうる。ただ移動と速度は最低クラスなので竜以外の相手はやや苦手。
リメイクされる度に役割や性能が強化されていき、DS版『新・暗黒竜』ではファルシオンの立場を奪う存在とまでなった。

暗黒竜メディウス

ラスボスの地竜。
FC版暗黒竜では下半身が地面に埋まってるモグラみたいなやつ。
まぁ土の竜ということで、間違ってはいないが…顔はゴジラっぽいゴツイ黄色?黄金?の竜。
一定の攻撃以外はすべて封じられてしまうが、まったく動かないので近づかない限りは怖くない。
紋章では翼こそなくなったが、ラスボスらしい迫力のある見た目になっている。
もしファルシオンがない場合、メディウスにダメージを与えられるのは「攻撃力36以上の直接攻撃」のみになる。
キャラとしての詳しい説明は個別項目参照。

・ガトー

「大賢者」と称される最高位の魔道士。実は元々は神竜族だったが、既に竜石を捨てている。
更に魔王ガーネフの師匠でもあり、光のオーブを用いて超魔法「オーラの書」を創り出した。
アカネイアの人類に魔道を伝えたその人であり、カダインの設立やアンリにファルシオンを托す等、基本的には人間に味方する立場。
ただし神竜王ナーガの遺志を継いで長きに渡って見てきた人間の愚かさや汚さを嫌悪もしている。
クラスは「司祭」。リメイク版では「賢者」。「ウォーム」という珍しい魔導書を持って最終章限定ユニットとして参戦する。
SFC版「紋章の謎」ではマルスに魔法の力で冒頭に話しかけてくるのみであり、参戦はしない。
人間の味方というよりは、ナーガの言いつけを守っているとも取れ、味方するにしても力を貸すに値する者か試練を与えたり、自分でなければできない手助けや助言のみに留めたりと、解決するのは人間達であるという姿勢を崩さない。

チェイニー

変身能力を持つ青年。彼もまた竜石を捨てた神竜族。一見女性のように見えるが男性である。男の娘でもない。
「暗黒竜と光の剣」では何のバックストーリーも明かされない為、後日談で「正体不明の変なヤツ」と書かれる。
「紋章の謎」編では、封印の盾と五つのオーブの秘密、アカネイアと竜の歴史をマルスに明かす。
曰く、メディウスの憎悪も理解できるとして、彼自身は表立って歴史上のどちらにも肩入れするつもりはなかったらしい。それでもマルス達に力を貸すのは、マルスの人柄に惚れ込んだのと「そんなマルスが何だか危なっかしくて見ていられないから」との事。

ナギ

DSリメイクにて登場したマムクート。
成長したチキっぽい外見の美女で、異世界の塔で錆びついたファルシオンを持ったまま記憶喪失になっている。
永い眠りから醒めたばかりで何も思い出せない状態であり、ガトーが敬語を使う「神竜王の化身」である事ぐらいしか分からない。
シリーズ初の味方のおねえさマムクートである。

・モブマムクート、竜

終盤に多数登場し、対ドラゴン特効武器が無いと攻めあぐねる布陣で立ちはだかる。

SFC版では通常のマムクート(一般兵だけではなく敵将にも該当者はいる)は1ターン目に変身し、
このタイプはワープなどで強襲すれば変身前の弱いうちに倒すことも可能。
だがそれとは別に最初から変身している、チェイニーが言う「理性を失い野生化した竜」が第一部19~20章、第二部の各所で登場する。
こちらは火竜、氷竜、飛竜、魔竜、地竜など*1様々な種族が登場し、それぞれ蒼炎の「なりそこない」の前身のような「野生の竜」として襲ってくる。
敵側は「幸運」の数値が基本設定されておらず、味方で起きるマムクートがターン経過で人間態に戻る現象が起きないため、
変身しようが元々人間態に成れなかろうが無関係といいたいところだが、ブレスの耐久値に差異があり、最初から竜の物は無限なのに対し、
変身するものは17回ブレスを吐くと武器が壊れた扱いになり攻撃してこなくなる。(こちらから攻撃時には反撃してくる)
なお、『暗黒竜』ではそもそも変身が戦闘ごとで竜石やブレスの使用回数制限がないのでこういったことは起きなかった。

そのうえ、これらの竜は新暗黒や新紋章でも常に移動力が上がった旧仕様の状態になっている。
よく見かけるマムクートの移動力5に対して火竜だと7、魔竜だと6となかなかの差がある。
マムクート形態を挟まないが飛竜に至っては12もあり、射程チェックを怠ると画面外から襲われる。
SFCに限り闘技場でも登場するが、その際は氷竜が稀に 火のブレス を吐いて攻撃してくる。

また、新シリーズでは「マムクートの上限」「竜の上限」がそれぞれ変わっている。
ただ敵モブは全部内部的には「竜の上限」を使用しており、高難易度の新暗黒火竜は内部データの速さとぱっと見の速さがずれていることもザラ。
回避の数値(=実際の速さ)を見て判断しないと危険。
新紋章では敵は全て野生の竜なので見た目通りのステータス。高難易度では半端な速さ上限のユニットで相手するのは困難。

ちなみにFC版にはメディウスの目の前にメディウスと同じLv20のドルーア兵の魔竜がいるが、こいつに名前は無い。

聖戦の系譜トラキア776

設定には関わっているが、人物としては不在。
ストーリーの鍵を握る聖遺物の力の源は竜の力を宿した竜石を嵌め込まれたことによるもの。
ユリウス暗黒竜ロプトウスの力を宿したロプトウスの魔道書の力で洗脳されており、戦闘時には竜の姿が見える。
対を成すユリアのナーガの魔道書使用時にも神竜ナーガの姿が見られる。
また聖戦第二部のレヴィンは竜族の若者が(☆50フォルセティの音)

封印の剣烈火の剣

竜と人が戦った『人竜戦役』の際に世界の秩序が崩壊し、竜族は人に姿を変えなければいけない事態になった。
人が竜に対抗するための伝説の武器として、かつて八神将が人竜戦役で用いた神将器が存在する。

『封印』ではやはりロリキャラのファのみが自軍ユニットとして登場。
火竜石はバグ技以外では入手できないうえ、神竜石も1つしかなくハマーンの杖で修理もできないので通常プレイだと戦闘できるのは僅か30回。
一応、本作は秘密の店で無限にドーピングアイテムを買えるので温存していても能力を強化すること自体はできる。
敵のマムクートは中盤で敵将アインが登場する程度だが今作のブレスは射程1なので魔法を使えば楽に倒せる。
最終盤ではラスボス以外の敵が全てマムクートかつカンストユニットでも苦戦する能力なので強力な魔法やドラゴンキラー、神将器、封印の剣でなければ処理が追い付かない。
トライアルマップ用に神将器を節約したければ支援効果を重ねた魔法職やソードマスターのドラゴンキラーに頼るのも手。

『烈火』ではユニットとしてのマムクートは存在しないが、竜族の立ち位置としては前作と同等かそれ以上の重要キャラである。

そんなこんなで、両作合わせると関連する人物はかなり多い。

ファ

二代目ロリマムクート。というか最早ペドの域。
ピンク髪。可愛い。中身を含めた幼女感はトップクラス。
変身後の姿はまるでポケモン。本人の心理状況を反映したものだとかなんだとか。
敵のマムクート対策として活躍するが神竜石の耐久が歴代最低なので、ご利用は計画的に。いっそ対竜専門くらいで使うのも手かも。
間接攻撃された時は竜石が減らない&神竜石の補正が魔防+20&魔防成長率も全キャラで4位((彼女より上はカレル・エレン・ソフィーヤ))なので魔法受けにもなる。
しかし終盤、ある方法で火竜石(敵専用で使用回数無限)を手に入れることができる。
その後は神竜族として敵マムクートとの格の違いを見せる(見た目的な意味で)
※バグ技なのでセーブデータに悪影響をおよぼす可能性アリ。

ソフィーヤ

クラスはシャーマン(闇魔法使い)だが、竜と人間の混血児であり、種族的には一応マムクートといえる。
だが、残念ながら竜石を使うことはできないし竜特攻も受けない。

・ヤアン

喘ぎ声みたいな名前の竜。戦闘竜ではなく人竜戦役で生き残った生粋の火竜の男。
イドゥンを蘇らせたゼフィールの元に現れて彼と手を組む。実は最大級のキーパーソン。
胸毛がものすごい。さりげなく専用の戦闘BGM持ち。でもユニットとしての扱いはそこらの戦闘竜と同じ。
終章手前のボスということもあって弱くはないのだが、残念なことに位置固定ボスなのに射程1どまりなのが最大の弱点。
神将器、それも魔法攻撃や封印の剣の前には分が悪すぎた。最後の竜(残念)である。
後に発売された烈火の剣ではこれを重く見たのか、射程が伸びたのであった。
…しかしその2作後には同じような残念っぷりを発揮する奴が現れてしまった。

ネタバレ:胸にある赤いのは何らかの紋章らしき物。胸毛じゃない。

・アイン

封印の剣において初めて対峙するマムクート。…燃エヨ。
守備は高いがHPが僅か32(ハードでも43前後)とマムクートとは思えないほど低く、『今回のマムクートって案外脆いんだな』と誤解して14章の雑魚マムクートの異様なHPに面食らった人も多いのではないだろうか。
加えて上記のヤアン同様遠距離攻撃もできない。
加入したてのレイをはじめとした魔法使いユニットのサンドバッグとなるか、外伝目当てで急いで進軍してる場合ドラゴンキラーで真っ二つにされる運命にある。
デュランダルならワンパンだがこんなやつには勿体なさすぎる。
このマップではボスがコロコロ変わるが、変わるたびに戦闘力は弱くなっていくため実は最初の冴えないおっさんアルカルドの方が遥かに強い。
なのにストーリー上では
「あれが竜…!たった一体であれほど凄まじいなんて!ベルン王国はあんなのをうじゃうじゃ飼い慣らしてるのかよ!?」
「コイツを置いてきたからリキア同盟軍はひとたまりもないだろう」→「まさかアイツを倒して大陸に戻ってきただとー!?」
…と敵味方問わず絶望的な存在のように扱われており悪い意味での温度差を生み出してしまった。
これを作者が不憫に思ったのかは不明だが、漫画『覇者の剣』では同様の役回りで登場しながらも圧倒的な力を見せつけ、名実ともに「竜」としての威厳を発揮した。

イドゥン

暗闇の巫女としてベルン国王ゼフィールに仕えている。
ゼフィールには信頼されているが、常に深くフードをかぶって顔貌もよく分からないがゆえ他の家臣からはあまり評判が良くないようだ。
マップアイコンは女シャーマンだが、戦闘竜を生み出す魔竜という存在である。産む機械
一瞬だけ見られる笑顔のグラフィックは、EDテーマ「ETERNAL WIND」のおかげもあって、封印の剣一番の名シーンである。
真っ白いロングヘアが特徴的。あと、FE史上初のオッドアイ。
ラスボスだがヤアン同様間接攻撃を持たず、強い要素は皆無。ED分岐の条件となっている封印の剣が間接攻撃持ちといい、なんかこう儀式的なものを感じさせる。

・ベルン戦闘竜

イドゥンによって量産されたマムクート。
初登場はナバタの砂漠で、索敵マップの中であちこちに地雷のように設置されている。
その後はエトルリアの王都、ベルン本国各地~最終マップに出現。
火竜石の補正で守備力がだいぶ高い上に先のアインと異なり、その辺の雑魚なので動き回る個体も居る。
なのにHPが非常に高いわ、命中率も非常に高くて避けにくいのに当たるとかなり痛いわ、挙句そこそこ必殺率もあるわ…とこれでもかと厄介な敵の特徴を詰め合わせている。
封印の神殿(アポカリプスの外伝)ではトラップモンスターとして(ランダムに)宝箱に潜んでいる個体まで登場。
間接攻撃出来ないのは一緒だが、どいつもこいつも簡単にそうさせてくれない配置になっているのである程度のダメージは覚悟した方が良い。不動サンドバッグであるアインやヤアンとは比較にならない強敵なので注意。
戦闘になると所持している火竜石で自動的に変身し、竜石自体の回数も無限なので人間状態と戦う手段は基本的に無い。
なお、彼らの持っている火竜石は通常は盗めないが、盗賊がバサークを受けていると……?

アル

『覇者の剣』の主人公。山奥で育ったやんちゃ小僧だが、実は人(しかも英雄の中の英雄)と竜(しかも神竜に並ぶ特別な)のサラブレッドだったことが判明する。
変身はできないが、竜の力を解放すると一時的に大人に成長してパワーアップでき、また暴走して半端に人外な姿になったこともある。

ニニアンニルス

クラス的には踊り子とバードだが、その正体は氷竜の一族。
と言っても彼女らもハーフなのだが、前述の面々と違って普通に変身できる能力を持つ。
ただし竜石はネルガルに奪われており、自分の意志で竜の力を引き出せなくなっている。

・古の火竜(火の竜)

烈火におけるラスボス。
マムクートというか完全な火竜そのものであり、エレブ大陸の人間への憎しみもあってか意思の疎通は全くとれない。
メディウスやイドゥンのような特別な存在ではないただの火竜のはずだが…
守備力無視かつ37~39ダメージを固定&射程1~3のブレス、HP120&守備魔防40…とヤアンとは比較にならないほど強い
こちら側の特効武器も限られているので猶更。
ストーリー上で主人公達が相手にしたのは1体だけだが、それでも凄まじい苦戦を強いられる。
確かにこんなのが時空を超えて無数に雪崩込んできたら「大陸が滅ぶまで一月とかからぬ(アトス談)」であろう。
封印に出てくる大半の火竜はイドゥンの産んだ劣化量産なので弱くても仕方ないが、同じ生粋の火竜であるヤアンとこいつとの違いって一体…。
傷が癒えたとはいえ竜殿でなければ力を発揮しきれず竜石を使わねばならない古の生き残りと、石なしでも存分に暴れ狂える現役の火竜との違いだろうか。
エリウッドでこいつと戦う時はデュランダルの重さで追撃を受けないように注意。
射程3固定ダメージとはいえ動かないので慎重に戦えばロストの危険はほぼない。
ただ特効や強力な武器を使っても瞬殺できず、演出負けしないほど強いラスボスは当時のFEでは珍しかった。

ロイ

ニニアンの子供として生まれる可能性があるため、その場合はマムクートのクォーターである。
普通の人間として暮らせることを願うところである。ソフィーヤが嫁の場合は彼女と同じ長寿のほうが良いかもだが…


聖魔の光石

クラスとしてのマムクートはミルラのみだが、本作の竜のブレスは魔物系に強いので、ピンポイントでおいしい敵を狙って成長させたい。
また魔物の中にもドラゴンゾンビが存在し、耐久力もそうだが 守備無視&高命中&射程1~2 を誇る腐敗のブレスがヤバ過ぎる。
魔物特効自体はミルラ以外に司祭の光魔法や双聖器でも発生させられるので上手く活用したい。

ミルラ

三代目ロリマムクート。紺色の髪を両サイドで束ねている。可愛い。
かなり大人しい性格だが、エフラムあっちの道に引きずり込んだ魔性の女だけに、他の二人とは比較にならない程あざとい。
ただし地味に飛行特効が刺さってしまうせいで、守備補正があるから弓なんて怖くないぜヒャッハー!しようとすると竜石ごと落とされかねないので注意。
また、身の上やエピソードの関係か、説得力のあるレベルで幸運の成長率に陰りがあるのも特徴。

・ムルヴァ

ミルラの義理の父(実の両親は死亡)。
魔王の肉体が安置された樹海の神殿を守護していたが、魔王に乗っ取られたリオンの手によって殺害される。
…その後、ドラゴンゾンビとして蘇生させられ、ミルラたちと闘わされた。魔王マジ外道。
腐敗のブレスは防御力を無視して40近くのダメージを固定で与えてくるので深追いしないように。命中も極めて高い。

顔グラはモブのドラゴンゾンビだが、戦闘グラはドラゴンゾンビではなく、ミルラの色違い。
ドラゴンゾンビではなくクラスもマムクートのまま。
なので上限が20のままだったりする(ドラゴンゾンビは上限ALL50のチート仕様)。
しかも必殺時の鳴き声もミルラと同じ幼生っぽいもの。…もう少し差別化しようよ。
また、やけに移動が低く3しかない。
…よくバサークでアーヴと殴り合いをさせられる。


蒼炎の軌跡暁の女神

ラグズの竜鱗族という竜に変身する部族は存在するが、マムクート自体は存在しない。
竜鱗族についてはラグズの項目を参照。
作劇的には、ラグズ全体がマムクートの役割を担っている。


覚醒

マムクートは数人登場するが、 全て仲間になる 。敵モブには存在しない。
一方ストーリー上はチキ以外あまり重要性は高くなく、どちらかというと敵方のほうがメインか。
クラスチェンジの仕様上、マムクートもそれ以外の特定兵種にすることができるが、その場合も竜特効を受けることは変わらない。

平坦なマップで複数の敵を迎え撃つことが多いのでステータスが高く直間両用の攻撃ができるのは便利なのだが、ソーサラーの強さのせいで霞んでいる。
またマムクートはスキルの数が少ない上にラインナップが貧弱なのも痛い。


ノノ

四代目ロリマムクート。
言動は見た目相応で天真爛漫なロリっ子だが露出がヤバい。
男性キャラの大半をロリコンに覚醒させる魔性の女。
詳しくは項目で。

ンン

「というか、お父さんはお母さんのどこが良かったですか。
 あんなに子供っぽいのに、よく女として見れましたですね。
 それともアレですか? お父さんは幼い少女しか好きになれないのですか?」

未来から来たノノの娘。ソフィーヤ同様、必ず人間との混血になるため純粋な竜族ではない。
シリーズ通しても貴重な、実年齢という言い分が通用しない正真正銘の非合法マムクート。
しかしそんなものマイユニットには関係ない。
混血や年齢の事情から竜への変化の多用は危険とされるが、幸いゲーム上では何の問題もない。

・チキ

まさかのシリーズ再登場。しかも 成長した姿で。
ノノを差し置いてパッケージに登場。シナリオでもキーパーソンを務める。
支援会話では天然で可愛らしさも健在。マルスについても話に出てくる。
はいてない疑惑が浮上している。
過去作のキャラだが、ノノやンンとも結婚できるマイユニットに躊躇などなく、支援会話を続けていけば結婚できる。
後に『FE覚醒』が参戦した『PXZ2』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にもNPCとして登場。

マーク

マイユニットの娘であり、記憶喪失ながら健気で元気な女の子。
マイユニットがノノ、ンン、チキと結婚すればマムクートとして参戦する。当然彼女らと結婚できるのは男だけなので、マムクートマークは女だけである。
まさかの最大マムクート4人という大盤振る舞いは過去作プレイヤーに衝撃を与えた。
……まるでマムクートのバーゲンセールだな……

邪竜

ぺレジア教団が信奉する、世界を破滅に導くという邪竜。
実はその亡骸はかなり序盤で見ることができる。
そして実はその写し身とも言うべき存在が…


if

物語の中心となる白夜王国・暗夜王国の王族は「神祖竜」の血を引く一族であり、
現代でも「竜脈」を操る特別な力を有しているが、基本的にはそれだけである。

カムイ(マイユニット)

神祖竜の力を強く受け継いでいるため、竜石を使うことで竜に変身できる。
ただしクラスとしてのマムクートが存在しないため竜石は実質的に主人公専用であり、しかも他系統の兵種にチェンジしていると使えない。
技と速さが下がり追撃もできなくなるが、威力と耐久力が大きく上がるため、通常武器である剣との使い分けが肝心。
間接攻撃可能な「馬神・牛」や魔法剣サンダーソードを入手してからは出番が減るが、それまでは主力武器として重宝する。
馬神、サンダーソードと竜石のどちらも魔法攻撃なので、魔力得意のマイユニットにするのも手。

主人公だけあってバランス型の能力に近いが、魔防の成長率が若干低めなのは竜の特徴が表れているからなのかもしれない。


カンナ

マイユニットの子供。マイユニットの持つ資質を受け継ぐため、必然的に竜化できる。
当然ながらゼロシャラと同性婚すると生まれない。

・カンナ以外の子世代

「主人公の専用兵種は継承できる」こと、「ifの子世代はアクア以外男性キャラの方に関連付けられている」ことから
カムイ(女)は、子世代が存在する男性キャラと結婚した場合、そちらの子世代にも資質が継承されるため、竜に変身できる子世代が増える。
カムイ(男)は、アクアと結婚した場合のみ、シグレがカムイの子として登場するので竜に変身できる子世代が増える。

透魔竜

暗夜王ガロンが崇拝する竜。
白夜王国侵攻やカムイを迎えようとしたこと自体もハイドラ神のお告げによるものらしいが…。


もうひとりの英雄王

大地母神ミラ

外伝のリメイク作、Echoesにてマムクートであることが明かされた女神。

邪神ドーマ

ミラの兄。外伝ではドロドロだった竜形態が、ボロボロとはいえまともな姿になった。

風花雪月

「マムクート」という語は登場せず、戦闘時に竜石によって変身するユニットも登場しないが、相当する存在として「女神の眷属」または「ナバテアの民」と呼ばれる竜人種族が登場する。

該当者については作品内で素性を隠しており、物語終盤に真実が明かされるネタバレ要素と密接に関わっているためここでの記載は省略。

エンゲージ

「マムクート」という語は存在していないが、主人公のリュールを始め神竜族、邪竜族、魔竜族ら竜族のキャラクターが物語の主要人物として登場。
竜の姿になるには竜石が必要であるという旧来の設定も採用されているが、そのことについてはメインシナリオ内では説明はない。
一部のキャラの支援会話や紋章士との絆会話、DLCシナリオで触れられている関係上、プレイスタイルによってはその設定を知ることができずやや不親切。
ユニットとして竜石で変身するキャラクターは存在していなかったが、DLC「邪竜の章」配信に伴い実装。
「邪竜の章」クリアにより本編でも使用可能となる。

・エル

DLC「邪竜の章」に登場上する追加キャラクター。
邪竜ソンブルの娘で、厳格な性格の女性。双子の弟であるイルを守るため、邪竜側から神竜側についてルミエルに仕えていた。
専用クラス「邪竜ノ娘」は槍と竜石を使用でき、戦闘中に竜の姿となることが可能。
成長傾向としては力がそこそこ伸び、技と速さが良く伸びる女剣士型だが、メインとなる槍が比較的重め。
そのため竜石をメインに戦うか、槍使用時は攻速落ちに気を配りたいところ。

・イル

DLC「邪竜の章」に登場上する追加キャラクター。
イルの双子の弟で、気さくな雰囲気の青年。優秀な姉とは異なり竜化ができない不出来な弟と周囲から見られていた。
専用クラスは「邪竜ノ子」で、斧をメイン武器としている。個人スキル「コンプレックス*2」は優秀。
竜化ができないと語られている通り、「邪竜の章」でゲスト使用時は竜化は不可。
専用兵種スキル「紋章氣促進」により、隣接する味方のエンゲージカウントを+1できる。
…のだが、ステータスが低い上に固定というどうしようもない仕様。前線に出たらまず死ぬ。
補助スキルだけは優秀なので死なせないように常に気をつけ、上手く立ち回らせる必要がある。

ヒーローズ

各作品のマムクートは当然登場し、オリジナルキャラの竜もちょっと登場。変身後の姿がちゃんと個別に違う。
歩行タイプでも合計ステータスが重装並みに高く、重装と違い2マス移動できる。
後に重装タイプのものも登場しており、当然普通の重装をぶっちぎる合計ステータスを持つ。
攻撃方法はもちろんブレス。配信時は魔法ダメージ扱いだったが、途中からそれまでの実装分を除き、射程2の相手には守備と魔防の低い方を参照となった。基本射程は1マス。
属性も魔法に近い形で分かれ、炎と闇は赤、雷と光は青、風などは緑に分かれる。無属性のものもあり、ラスボスで登場したものが中心。
ミルラのような形で飛行するタイプのものもおり、敵の場合はそれらをマムクートではなく「ファブニル」と呼称する。
通常は武器は同じ武器種・属性の相手にしか継承できない。
だがマムクートのみ特殊な扱いで、違う属性のマムクートにもブレスを継承することができる。*3
雷のブレスを継承すれば遠距離反撃が可能になるうえ、Aスキルに空きが出来るという良い事ずくめ。
代償として、主役格がおまけのように引っさげがちな竜特効(ファルシオンーガ)などで積極的にメタられている。

ちなみに、全員に共通する下位の攻撃は「火のブレス」「火炎のブレス」「灼熱のブレス*4」。それがニフルのような明らかに氷の竜であったとしてもである。

氷神ニフル

ヒーローズオリジナルキャラクターの氷竜。
氷の王国ニフルで氷神として崇められているが、最近は神としての力を失いつつある模様。
人の感情を好まない性格で冷徹に振る舞うが、自身も案外感情を露わにすることが多い。
性能としてはヒーローズ初の騎馬系マムクート。フォルムもやや獣っぽい。

炎神ムスペル

ヒーローズオリジナルキャラクターの火竜。
ニフルと対になる炎の王国ムスペルの神格であり、相打ちの形で彼もその力を減衰していたが、
第2部の出来事における真の黒幕として暗躍しており、それによって不完全ながら復活を果たしていた。
FEの敵役らしい暴力至上主義思想の持ち主だが、言動の関西ヤクザっぷりで別方面の特徴を開拓している。
こっちも騎馬マムクート。しかしフォルムは黒く巨大な竜であり、獣要素は薄い。

ユーミル

ヒーローズオリジナルキャラクターの生命の神竜。
ヘルにより滅ぼされたエイルの本来の故郷である生の国ユーミルの神竜。
こちらも騎馬マムクートで、翼を持ったシカのような姿。

【竜石】

竜の本性を封じ込めた石でマムクートの唯一の戦闘手段である。
これ自体には攻撃力はないがこのアイテムを使う事で竜に変身してブレス攻撃を行う。
竜に変身する事によって大きなステータスに補正が入るので攻防ともに高い性能を誇る。
マムクートにとってはまさに命綱であるが一般人にとってはただの宝石としか認識されていないらしい。

  • 暗黒竜と光の剣
1戦闘毎に竜石を用いて変身を行う。竜石に耐久力はなく、何度でも使用できる。
竜石を使用することで守備力も上昇する(ステータス画面では数値を確認できない)ので物理攻撃に関してはかなりの耐性を持つ。
ただし、今作では本人の守備力と魔防が伸びないので過信は禁物。
(魔法に関しては固定ダメージ攻撃扱い(全員魔防基本値0)だし、守備力に関してはバグ技で伸ばせるが)

  • 紋章の謎
竜石を使用する事で一定ターン数の間、竜に変身するシステムを採用。恐らく味方マムクートが相当強かった時代。
変身中は 直接、間接攻撃可能で防御無視のブレス攻撃可能 移動力も上昇する 敵の竜のブレスに耐性が付きHPも2倍になる と言った超性能を誇る。
能力アップアイテムの効果も高くなるととれるので、仲間になった直後で天使の衣(実質HP+14)や竜の盾を惜しまず投入する価値もある。
ただし魔防面に不安がある事と、火竜はブリザー・氷のブレス、氷竜は炎の魔導書全般、飛竜は弓攻撃に弱くなるので過信は禁物。
上記の変更点・強化点は敵に関しても同じでボスはマップ開始直後、雑魚は1ターン目に変身する。
第二部は最初から竜のままのユニットばかりが登場する。

チキは入手できるものなら全ての竜石が使用可能で、様々な竜に変身が可能。
飛竜になって室内で空中戦したり、メティオ持ち司祭を魔竜になって強行突破して倒したり、これらを駆使して神竜石を慎重に温存したり。
魔竜以外で魔防を伸ばす機会を作る、氷竜になって守備力の伸びしろをあえてなくして、終章で敵の魔竜を神竜形態で釣って倒しやすくするなど、育成でもちょっとした幅が広がる。
バヌトゥは火竜石しか使用できないものの、受けられる補正がチキよりも強力になっている。

  • 封印の剣以降
ファミコン版の暗黒竜と光の剣同様に、1戦闘毎に変身するようになった。
ただし、可視化できる代わりにほぼ全てのパラメーターが上昇するのでより隙がなくなった。
戦闘面ではかなり強くなったものの竜石が消耗品になったのが痛い。一品限りで補給が出来ずハマーンによる修理の対象外な作品も多いので運用には気を使う必要がある。

他作品では「攻撃すると減る」竜石の耐久だが新暗黒と新紋章だけは 変身すると回数が減る ため、運用にはさらに注意が必要。しかも間接攻撃には無力。
各竜石を装備していても旧紋章と違ってHPと移動力は上がらなくなったため、使い勝手は悪くなってしまった。

ちなみに覚醒においては竜石が(最終的には神竜石まで)店で買えるようになり、攻撃範囲も1~2マス、弱点らしい弱点は竜特効くらいしかなくなった。
高い成長率を存分に活かすことができ、さらにチェンジプルフで転職まで可能だが、竜化のブーストがなくなる点と竜特効はどの職にもついて回る点に注意が必要。
石が店で買えることについては公式シリーズサイト内の「バックグラウンド」で「店側は特別な石である認識がなく、ただの宝石として売っている」と解説されている。

ifでは武器の回数が撤廃されたため、覚醒同様店でも買えるがそもそも無くさないので買う機会があるか自体微妙。

ちなみにマップ上で変身して、しばらく強化形態で立ち回るという要素はラグズに受け継がれている。

追記・修正は竜石にハマーンの杖を使おうとして絶望した経験のある人だけがお願いします。

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最終更新:2024年03月24日 15:17

*1 神竜の野生化個体は本編に出てこないが、そうなる可能性はあるという説明はされている。

*2 周囲2マス以内の味方が敵を撃破した時、1ターンの間必殺+10

*3 なお、後のアップデートで弓、暗器にも属性を無視しての継承が可能となった。

*4 個人専用武器所持の竜ユニットのみ持つ