リヘナラドール

登録日:2011/11/22(火) 15:55:20
更新日:2024/04/23 Tue 21:47:21
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ルイスのメモ3

この島で行われた「プラーガ」の応用実験は、「エルヒガンテ」や「ノビスタドール」のような、元が人間とは思えぬような特殊な存在を生み出した。

その中でも特に、「リヘナラドール」は他とは一線を画している。

この「リヘナラドール」の最大の特徴は、驚異的な代謝能力で、破壊された体組織を瞬時に再生できる事にある。

そのため、普通の兵器では、なかなか殺す事ができない。
こいつを素早く殺すには、体組織を再生できないよう、体内の寄生体をピンポイントで狙わなければならない。

しかし、体内の寄生体は肉眼では見えないため、ライフルに装着できるサーモスコープが必要だ。
さらに、ほとんどの「リヘナラドール」は複数の寄生体を宿しているので、殺すにはその全てを排除しなければならない。

特に厄介なのは、背中に寄生体が付いている場合で、正面から寄生体が見えない時は、何らかの方法で背中を向かせる必要がある。
うつ伏せに倒す事ができれば、比較的簡単に背中を狙えるはずだが・・・


バイオハザード4』に出てくるクリーチャー。
名前の「リヘナラドール(Regenerador)」とはスペイン語で「再生するもの」の意。

◆概要


1人の人間に複数のプラーガを植え付ける実験で誕生した怪物。  
上記のメモ通りにコイツの最大の特徴はその再生力で、生半可な武器ではすぐに再生する。腕や脚や頭を破壊されても再生する。

しかも人間の形は保っているが、体色は灰色で口は裂けており醜悪な姿をしている。
喘ぎ声のような奇声をあげながら接近してくるため、その外見と相馬って初見のプレイヤーを震え上がらせた。

知能は低く専らの攻撃は首に噛み付きと前作まで出ていたゾンビを彷彿させる。
また中距離だと腕を伸ばして引き寄せ、噛みつきをする。また足を攻撃すると転ぶがすぐに跳ねてきて反撃してくる。

噛みつかれたらコマンド連打でもがかないと死ぬ。

弱点はファイルにもある通り、体内に複数取り込んでいる寄生体。
貫通するライフルでこれを撃ち抜くと大幅に弱らせることができ、少なくとも全滅させればリヘナラドールを確実に倒すことが可能。
しかし、当てずっぽうでもまともに当たらない為、基本は後述するサーモスコープで位置を確認しながら狙うことになる。

寄生体の数は基本的に3体程度だが、難易度が高いと更に数が増えている。
特に正面から狙えない背中側に追加されるパターンが多く、正攻法ではいちいちこかさないと倒せない。

いくら部位破壊しても無限に再生する様に見えるが、実は死亡までの数値的な総耐久力はしっかりと減っている。
本体に膨大な耐久力が設定されており、寄生体を撃ち抜いた場合に大ダメージ判定となって耐久力がごっそり減るという仕組みである。
なので、小さなダメージをコツコツ与えても倒せるようになっている。ライフルで寄生体を全滅できなくとも、何体か破壊していればそれだけ体力は減らせているのでご安心を。

尚どういう原理か、いくら強力な弾や手榴弾を浴びせても全く吹き飛ばない。
吹き飛んだ部位が数秒で生えてくる時点で物理的に野暮な話だが、実はサイズに反してめちゃくちゃ重いのだろうか。
実はデカくて重いクリーチャーの方が珍しいのは内緒。

RE:4では


フルリメイク版であるRE4でも無事(?)続投。
グラフィックの向上により肌が水死体のようにブヨブヨとしたものになり、口は大きく裂けて大小不揃いの牙が幾つも生えていると、醜悪さに磨きが掛かりまくっている。あとプリケツ
強さもオリジナル版とは別物レベルであり、中途半端に距離を取ると腕をのように伸ばしてしならせ叩き付けてきたり、より積極的に小走りで距離を詰めて来ようとしたりと、厄介極まりない相手と化している。
特に足を破壊してダウンさせた時の飛び掛かり攻撃のスピードは初見だと回避が極めて困難。

一方で胴体の一部を損壊させると中の寄生体が露出するようになり、サーモスコープを使わないとロクに狙えないという事は軽減された。

対処法のヒントは、今回はルイスのメモではなく開発者であろうとあるマッドサイエンティストの日記。
眉をひそめる当時のルイス*1に「馬鹿な奴め」と当初は大はしゃぎしていたものの、その後冷凍状態から暴走した一個体が脱走。「馬鹿は私の方だった」と慙悔していたらしい。
旧作で2周目にサーモスコープを持ったまま冷凍室に行くと解凍前からリヘナラドールが動き出すバグが元ネタだろうか。

小ネタだが、冷凍室(今作ではキーカードのレベルを更新する部屋となっている)にて襲ってくる展開は今作にもある。
通常ではキーカードの更新中に袋から飛び出して襲ってくるが、更新作業を始める 前に 冷凍袋を撃っても飛び出してくる…
が、なぜかこの場合はプレイヤーに目もくれず何処かへ歩き去ってしまう。

◆対処法


  • ごり押し
ひたすら奴に武器で乱射する。初見のプレイヤーはこうやったと思うが、上記の通りに再生能力で押し負けられ噛みつきの餌食に…
ただしロケランやシカゴなどの反則武器ではただの的。

ちなみに、爆発や焼夷手榴弾でも寄生体一匹弱分位のダメージは与えられる。
目が見えているので閃光手榴弾での足止めも可能。

  • ライフルで狙撃
冷凍室で入手できるサーモスコープで装着したライフルで寄生体に狙撃する。
上記のが公式の倒し方だが、背中の寄生体を攻撃するには足を破壊し、すぐに攻撃しないといけない。
狙撃が下手だと貴重なライフルの弾を多く消費してしまうため、実はこれもあまりオススメしない。

反動の少ない武器で足を破壊し、すぐに後退りして跳びかかりを回避して即座にナイフでひたすら下半身を切り刻む。
時間はかかるが武器の消費が一番少なく済むという利点がある。ただし周囲の状況が把握できない事があるため1対1であることが必要。
よくショットガンで足を破壊する方がいるがショットガンは硬直時間が長いため、マシンピストルなどがオススメ。
Wii版ではライフルが使いにくくナイフの威力が若干高いため、こちらの方が楽で早い。
RE:4ではナイフに耐久力があることと、前述のように跳びかかりがより食らいやすくなっているため若干難しい。それでも十分に有効な技ではあるが。 

◆本編での登場

終盤の孤島の研究所施設の一室に登場。その時にムービーが流れるが横たわっており動かない。
しかし上記のメモが残してある隣の部屋でキーアイテムを入手後に動き出す
初見のプレイヤーはその姿と再生力でパニくり噛みつきの餌食となった。

この後は先ほど通った通路と、冷凍室などでも多く登場する。
どの個体もスルーは可能だが、倒すと5000ペセタとなかなかのお金を落として対処法も確立したので金策で積極的に倒される羽目に。
2周目以降は隠し武器は勿論のこと、金欠でもサーモスコープを持ち越すことで初遭遇の恐怖が嘘のようにあっさり倒せる。寧ろ言われなくても持ち越した人の方が多いんじゃなかろうか。

◆亜種

アイアンメイデン

リヘナラドールの強化版。
顔がガイコツのように変貌し、全身が伸縮自在の針だらけになっている。
リヘナラドールよりも状態が不安定なのか時折痙攣するようにうごめくことがあり、非常にキモい。
名前の由来である中世ヨーロッパの拷問器具を連想させるような、全身に生えている針を伸ばして攻撃する。
それ以外はリヘナラドールと同じで対処法も一緒。
ただしコイツはリヘナラドールより多くの寄生体(難易度問わず5体で確定)が寄生しているため、ナイフハメ以外の方法だと武器の消費が激しくなる。
おまけに転ばせた際の攻撃も飛びつきから隙の少ない針攻撃になっており、より危険度が増している。

初登場の個体はキーアイテムを落とすため倒さなければならない。
その後も数体ほど出るが、20000ペセタもの大金を落とすため、武器の改造費が欲しいプレイヤーから倒される羽目に

こちらは腕を伸ばした際に噛みつきではなくダイナミック針治療される。
普通即死じゃね?ってくらいに串刺しになる。

RE4だと何とリヘナラドールを倒すと時折こっちに変異して復活してくる様になった他、倒すと死なば諸共と言わんばかりに破裂する際に全身の針を飛ばしてくるという凶悪な攻撃が追加された。
代わりに弱点である寄生体が頭部の1ヶ所のみとなり、ぼんやりと光る様になったものの身体の震えがより激しくなっており、左右に良く振られるので狙いが付けづらい。
勿論走って距離を詰めて来たりと行動の素早さは変わりなく、オリジナル版の比では無いレベルで対処の難易度が上がっている。

◆余談

リヘナラドールの複数のプラーガを植え付けるという点では、次回作に出るンデスに使われている。

追記・修正は脚を失ったリヘナラたんが飛び跳ねてくるのを愛おしく思える方、お願いします。

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最終更新:2024年04月23日 21:47

*1 直接名言されてはいないが「キザな奴」と書かれており、おそらくルイスで間違いないと思われる。