黄金聖闘士の技一覧

登録日:2011/06/16(木) 21:06:25
更新日:2024/04/25 Thu 06:54:51
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本項目は、


に登場する人気キャラ「黄金聖闘士」の使用する必殺技の一覧である。


性能・インパクト・かっこよさの三拍子と中二センス全開なネーミングに加え、一部からは主人公達よりも多大な人気を誇り、また馴染み深い誕生星座を司る黄金聖闘士の技という事もあり、当時の小学生の間では大流行した。
真似のしやすいパンチから薔薇を投げつけるまで多種多様であり、中には黄金聖闘士以外も使っている技もある。

基本的に歴代の黄金聖闘士が引き継ぐ技だが、黄金聖闘士を師に持つ聖闘士が引き継ぐ事もある。
技名が長いせいか2chでは略される事もしばしば。原作内でも英単語で構成される技はイニシャルだけで表記されることがある(これは黄金聖闘士の技に限った話ではないが)。




【共通】

  • セブンセンシズ
第七の感覚。厳密には技ではないが、黄金聖闘士になるための必須事項であり、黄金聖闘士が聖闘士の頂点たる理由でもある。
小宇宙を燃やす事により五感を強化し、第六感(山勘や超能力など)に優れる聖闘士のさらにその先にある小宇宙の神髄。
究極的に言えばあらゆる生物が持つ知覚を超えた感知能力であり、予知の類に近い。
ただし厳密には予知ではない(予知は第六感の能力に当たる)。

実も蓋もない事を言うなら、光の速さでぶん殴ってくる黄金聖闘士の攻撃はどんな知覚でも回避はおろか察知すら不可能。
なので、相手の行動を読んだ上で、さらにモーションに入ったと同時に自分も光の速さで回避するしかない。
なお仮に光速で動けても、モーションを『』認した後ではすでに光速が届いてるので回避は不可能である。

それを可能にする無茶な人外の感覚がセブンセンシズであり、これを身に付けていないと黄金聖闘士にはどう足掻いても袋叩きにされて負ける

ムウの言葉を借りるなら「あくまでも小宇宙を極限まで燃焼させる事で到達する小宇宙の神髄」なので、小宇宙を燃やし行う事象(多くは聖闘士の技)を単純に強化する効果もある。
こちらは氷河とカミュを見ると分かりやすいが、同じ氷の聖闘士で技の原理も同じでも、燃やせる小宇宙の限界点の違いで大きく威力が変わり応用力も増す。
セブンセンシズを発現した青銅聖闘士の技が黄金聖闘士にも通じるのは大体これの作用によるもので、かの「聖闘士に一度見た技は通用しない」理論を覆すのも技そのものが極限まで進化し別物レベルになるからと思われる。
なお、一輝の鳳翼天翔には何故か適用されず一度効かなかったらずっと効かない。どこまでいっても涼風同然と言われる。
きっと元が青銅聖闘士レベルの強さじゃないから、パワーアップしても技の性質までは変わらず見切られてるんだろう。かませ犬の宿命とも言う

第六感以下の感覚を補完する作用もあるらしく、盲目の紫龍やサガに五感を絶たれた星矢など極限状態では感覚で対象を認識している。
むしろ第六感以下が断たれるとセブンセンシズ(というより小宇宙全般)が強化されるという例も多く、アルデバラン戦で触覚が衰えたことが星矢のセブンセンシズ覚醒のきっかけとなり、シャカは常に視覚を封じることで小宇宙を高めている。
常にセブンセンシズを維持できるサガ・カミュ・シュラは天舞法輪を受けた際、感覚が失われているにもかかわらずテレパシーで会話したり、触覚を絶たれても普通に動いた、というか走った上にその状態で黄金聖闘士と戦闘までしてのけた。天舞法輪の意味ないだろとか言ってはいけない

『エピソードG』ではアイオリアが炭化した腕や大穴が開いた心臓を原子を繋ぎ止めて無理やり維持させる荒技を見せた。
また、『LC』のテンマは超スパルタで無理やりセブンセンシズに目覚めた際、カノン島の噴火を鎮めている。
これは聖闘士が小宇宙を燃焼させる事により、原子運動を加速させたり停止させたりする事で物を破壊・冷凍する事を極大レベルで応用している。

基本的に黄金聖闘士なら身に付けている特殊技能だが、黄金聖闘士と張り合えるレベルの冥闘士(冥界三巨頭や輝火など)や海将軍なども同等か同質の小宇宙を身に付けている模様。
また黄金聖闘士以外にも例外の聖闘士がいて、黄金聖闘士の師匠である元白銀聖闘士のハクレイ(ただし元かに座の黄金聖闘士候補でかに座の弟より強い)、そしてマニゴルドの兄弟子にあたる暗黒祭壇星座のアヴィドも確定で身に付けている。

星矢達は目覚めはしたものの恒常的な状態ではなく、戦いの最中に死地を通し最大限まで燃焼させてようやく到達できるレベルなので、『無印』の時点ではまだ「黄金聖衣の力をたまに借りられる青銅聖闘士」に過ぎない。
ただしその未来を描いた『エピソードGアサシン』や『Ω』においては完全にセブンセンシズを自分のものにしている。

なおこの上に更にエイトセンシズ、ナインセンシズ、テンセンシズまで確認されている。


牡羊座

聖衣の修復師ばかりが集まる星座。超能力に長けている者も多い。
若干弟子にスパルタ気味ではあるものの珍しく師から弟子へと継承経過が安定している星座でもある。
技の内容がワンダーな物が多く、物理的な技は星屑革命くらい。

  • クリスタルウォール
使用者:シオン、ムウ、貴鬼、テセウス
あらゆる攻撃を跳ね返す防壁。楯にも足場にもなる優れ物だが、物理技にはあっさり壊されたりする。
エピソードGAで対人用から進化し地球全土を覆える巨大な防壁を展開する大技へと変貌し、『LoS』では触れたものをキューブ状に閉じ込めて攻撃を無力化する物理的なものになった。

  • スターダストレボリューション
使用者:ムウ、シオン、貴鬼
極限まで高めた小宇宙を手に収束し、流星群を思わせる無数の光弾として放つ。
歴代牡羊座の継承技ではなくシオンが編み出した技。作品ではライトニングプラズマや流星拳のような光速拳ともされる。
一方『Episode G』では小宇宙で生み出した流星群を叩きつける技となっている。(ちなみに一応物理攻撃扱い)

  • 積尸気転霊波(せきしきてんりょうは)
使用者:ハクレイ、シオン
聖闘士の魂を現世に呼び出し、それらを束ねて放つ巨大な波動。死んだ聖闘士達に認められる存在でなければ使えない、神すら砕く大技。
なお「積尸気」の名が示すように元蟹座の黄金聖闘士候補だったハクレイの技であり、元蟹座である現教皇のセージも使える可能性は高い。

  • スターライトエクスティンクション
使用者:ムウ、シオン、アヴニール、貴鬼
『無印』の冥王ハーデス十二宮編では冥闘士として蘇ったデスマスクとアフロディーテ、『Ω』では二級刻闘士のディオネを瞬殺した技。

光の輪に包まれた相手を死の国に飛ばすとされ、喰らえばほぼ即死技と言える。応用は効くようで、初披露となった星矢への使用時はスターヒル(アニメ版ではカシオスと戦った闘技場)に避難させていた。

  • クリスタルネット
使用者:ムウ
冥闘士・地妖星パピヨンのミューとの戦いでムウが使った技。ミューの拘束技から脱出し、むしろミューが使役するフェアリーを拘束した。

  • フォースソア
使用者:ゲートガード
生命力のごとき小宇宙の塊を相手にぶつける技。
本来の前聖戦時の牡羊座の聖闘士であるゲートガードが使用しているが、『LC』世界での本来の牡羊座の技か彼個人の技かは不明。

  • 石鉄隕石(ストーンアイアンメテオライト)隕石破撃(メテオライトストライク)
使用者:ムウ
『Episode G アサシン』の第11巻で登場。
小宇宙によって巨大な隕石である石鉄隕石を作り出し、それを激突させ隕石破撃へと繋げる。
スターダストレボリューションの巨大隕石版といっていいほどで、物理的に絶大な破壊力を誇り、
地球全土を覆うレベルのクリスタルウォールすらも一撃で破壊できる程である。

  • 結晶乃渦(クリスタルボルテックス)
使用者:貴鬼、シオン
同じく『Episode G アサシン』の第11巻で登場。
クリスタルウォールに攻撃性能を加えたもので、隕石破撃で放たれた巨大隕石すらも砕き吸い込む威力を持つ。
その正体は超局地に限定された重力崩壊現象。
なおシオンも『Episode G レクイエム』で使用している。

牡牛座

代々豪放磊落な面子が集まりやすく情に厚い人が多い。
技は強烈な破壊力が目を引くが、その本質は単純なパワーよりもむしろ練られた筋力と小宇宙から生み出されるスピード。
『無印』でこそ噛ませ犬にされ大体即死技でやられ実力を見せる場面すらないという悲しみを背負ったが、『エピソードG』『LC』『Ω』と作品展開が拡大するに従ってその地位を徐々に回復していき,Ωのハービンジャーはノンキャリアから教皇へと大出世を遂げた。
『ND』は忘れてください。
なおLCのアルデバランは無印との混同を避ける為、使用者ではハスガードと表記する。

  • グレートホーン
使用者:アルデバラン、ハスガード、テネオ、オックス、ハービンジャー
腕組みをした構えから抜き拳で放つ光速の衝撃波。居合の要領とされており、黄金聖闘士の中でも最速を誇る技。
『エピソードG』では「威風激穿」名義。
ヒドラの無限再生力をも凌駕する破壊力で本体の頭をぶち抜き、その上アイオリア・シュラの二人がかりで支えていた神の天秤による拘束をグレートホーンの余波だけで破壊する威力を見せつけている。
『Ω』では小宇宙の爆発力次第で一級刻闘士の聖剣の剣先を折り砕くという快挙を成し遂げた。

  • 栄光乃牙(グロリアスホーン)
使用者:アルデバラン
相手の技の全ての攻撃力を両腕で受け止める事で自分の小宇宙を極限まで増幅し、更に増幅させた自分の小宇宙を相手の攻撃力に上乗せして相手に全てを叩き返す技。
シュラはその技をただ一人戦い続けながら生み出した金剛不壊の角と称した。
なおアルデバランは義理の娘を守る為に10年以上聖衣無しで戦い続けていた。

  • タイタンズノヴァ
使用者:ハスガード、テネオ
自分の周囲一帯の大地を砕き、砕いた岩盤とそれを起こしたハスガードのパワーであらゆるものを圧砕する。
地面を砕くという前提があるため地面を使った力を溜める行動が行えず、速さが自慢の輝火ですら跳躍や迎撃といった対抗手段も出来なかった凄まじい技。
なお常時飛行できる相手は逃げる事が出来るが後述の技でそれも阻止できる。
天暴星ベヌウの輝火の全力のコロナブラストすら一方的に破り、輝火に大ダメージを与えた。
ちなみに冥闘士のキューブは頭を掴まれ直接タイタンズノヴァを叩き込まれるという悲惨な死に様をする事になった。地面もろとも文字通り粉々…。

  • タイタンズブレイク
使用者:ハスガード
基本的には上記のタイタンズノヴァと同じだが、描写的にはノヴァの様な広範囲ではなく前方向のみが範囲。
外伝で友の思いを背負い、完成形と化したタイタンズノヴァへと名を改めた。

  • プレアデスノヴァ
使用者:テネオ
聖戦後、シオンに師事して会得した新技。
スターダストレボリューションを模して空中に浮かべた多数の光球から雷撃を放つ。
雷撃そのものの威力もさる事ながら、プレアデスノヴァで上空への逃げ道を塞いでから地面そのものを砕いてひっくり返すタイタンズノヴァに繋ぐ、回避不能の無慈悲な超必殺コンボも可能。
人間的にはともかく、実力的にはすでに牡牛座の師匠は超えてそう。

  • ブルリングスパイク
使用者:フランキスカ
高速の突進を繰り出し、敵を闘牛場の牛のように逃さず仕留める技。
単純な技ではあるが一度捉えられると同じ黄金のセージですらまともには抜けられないほどである。
なお牛を逃さず仕留めるというより闘牛場を縦横無尽に駆け回りマタドールをフルボッコにする技にしか見えない。
技の最中に駆け回る距離もかなり広域に渡る。

  • シャドーホーン
使用者:ハービンジャー
巨牛の姿を模した影に変化し、相手を撹乱しながら攻撃する。

  • グレイテストホーン
使用者:ハービンジャー
名前から、グレートホーンの強化技と推測される。
自身の周囲に衝撃波を飛ばす範囲攻撃で空間を捻じ曲げる力を持っており、周囲の相手を特定の場所に吹き飛ばす事も可能。
グレートホーンのように直射することもできるが、腕を左右に振り抜くことによって全方位に向けて衝撃波を放てる。
実は「衝撃波を全方位に放ち空間を捻じ曲げる」という特性上、代々牡牛座の聖闘士の死因となってきた音波系・香気系の攻撃に対処できる技かもしれない。

双子座

黄金聖闘士の中でも当代最強が揃うと言われる聖闘士最強の存在で、同時に何らかの二律背反で苦しむ事になる悲哀の星座でもある。
技の多彩さでは群を抜き、かつどの技も最高峰の性能を誇る。
また、その使い手はどの作品でもチートレベルに強い連中ばかり。Ωの姉妹は同世代ではやや大人しいレベル。
特にサガとアスプロスは文字通り神殺しまで行ってる。

  • 幻朧魔皇拳(げんろうまおうけん)
使用者:サガカノンアスプロス
相手の脳を支配する伝説の魔拳。
これにかかった相手は人一人を殺害するまで正気に戻れない。
前聖戦までは封印された技だったが、双子座のアスプロスが復活させて双子座の継承技となった。
その威力は半神半人のカイロス(天魁星メフィストフェレスの杳馬)の脳をも支配するほど。
ちなみに元来は教皇専用の技。

脳の解明を深めているアスプロスは単純な相手の支配だけでなく、天損星ケートスの冥闘士の宿命に縛られる少女クリスを救うためにも使用している。
その際に人と神の違いは脳にあると解析しており、天寿星ヴァンパイアのエアハートを「貴様ほど危険な男は見たことがない」と戦慄させた。

幻朧魔皇拳を自力で復活させたアスプロス、スターヒルに自力で登り幻朧魔皇拳を発見したサガはともかく、何故かユニオン岬に幽閉されつい最近まで聖闘士ですらなかったカノンも使える。聖衣の記憶のようなものから発見したのだろうか。

  • 幻朧拳(げんろうけん)
使用者:カノン
相手を支配する幻朧魔皇拳の簡易版でこちらは相手に幻覚を見せたり動きを拘束する。
鳳凰幻魔拳の精神を傷つけないバージョンと言うべきか。
とはいえ効果は強烈無比で心が弱ければ発狂するレベル。

  • アナザーディメンション
使用者:サガ、カノン、アスプロス、デフテロス、パラドクス、インテグラ、時任惣次郎
強大な小宇宙で空間を歪め、対象を異次元送りにする決まれば確殺の絶技。
汎用性が異様に高く、亜空間を行き来するどこでもドアとしても機能し、敵に使えば何処に飛ぶかは分からず永遠に異次元を彷徨う可能性もある。
自身が使う場合は現世のみならず、それこそハーデスの庭の中すら自由に飛び回る。

特に『LC』のアスプロスはかなり自由自在に扱っているが、言うまでもなくこれも大技である。
アスプロスはカイロスの(やっぱり決まれば必殺の)マーベラスルームを無効化し、また時間停止を区画ごと異次元へ移行させる事により阻止している。
外伝になるとさらに多様な扱い方で「次元を操る」という自身の言葉に偽りなしの実力を見せた。
『エピソードG』では大神クロノスを異界の彼方へ飛ばそうとするが、通常空間と亜空間の境を掴み体を固定するというとんでもない手段で阻止される。
『Ω』第85話ではパラドクスとインテグラが二人同時にガリアに向けて放ち、エウロパの無限回廊に閉じ込められた若き聖闘士らを第四の門・ヴァナヘイムへと辿り着かせた。
『黄金魂』では、ロキの攻撃を異次元に送る事で仲間のサポートにも用いている。

  • ギャラクシアンエクスプロージョン
使用者:サガ、カノン、アスプロス、デフテロス、カイン、インテグラ、時任惣次郎
文字通り銀河の星々を爆砕するほどの威力を誇る技。とにかく派手さが命。『Episode G』ではその名も「銀河爆砕」。
黄金聖闘士を含めた全聖闘士の技の中でも最高クラスの破壊力を誇り、どの作品でも神にすら大打撃を与えるor撃破するという快挙を成し遂げている。
……たしか同じ下りが天秤座の黄金聖衣にもあった気がするが、問題ない。
最大の被害者は一輝で、「聖闘士に一度見た技は通用しない」理論で辛うじて生きてはいるが喰らう度に全身細胞レベルでズタズタにされ瀕死になる……というか助けがなかったら死んでいた。

構えが頭上で手を交差させるだけというお手軽さで、オーロラエクスキューションと同じくとても真似がしやすい。
ちなみにあの構えにはちゃんと意味があって、むか~しむかしの星矢解説本に「両手の間に極限まで圧縮した小宇宙を解放し、その奔流を敵にぶつける技」と説明されていた。
要は風船を両手で押しつぶし、破裂した時の空気を相手に向けて全部ぶつけるって事。
『エピソードG』ではさらにその掲げた両腕に双子の力が宿っている事が説明された。

必ずこの構えを取らないと出せないというわけではないらしく、原作の時点で割と構えはまちまち。
ハーデス編のOVAで見せた目の前に突き出した両手に小宇宙を圧迫してぶつける構えは、そのあとゲーム版などでも採用されることが多い。
ちなみにPS4のゲームである『聖闘士星矢 Soldier's Soul』では片手でぶっ放している。
『黄金魂』では神聖衣をまとって繰り出す際に手を交差させる構えを披露している。

聖闘士星矢ひいては車田作品あるあるの「構えを取ると何か凄い威力が襲い掛かる技」の一つであり、漫画版では背景に星々の砕けるイメージが浮かび上がるという演出だが、映像が絡むアニメやゲームでは大抵惑星や隕石を大量にぶつけるというイメージで描かれる。

パラドクスは刻闘士に鞍替えしてからだが、亜種とおもしき「ギャラクシアンアルティメーション」を使う。

  • 五感剥奪
使用者:サガ
光速拳で相手の五感を破壊する。
一瞬で星矢を肉ダルマに変えた名もなきチート技。
シャカの天舞宝輪と同等の効果を片手間で与える辺り、とんでもなさがうかがえる。
もっとも天舞宝輪のように「罹ると即拘束状態にされる」わけではないが、サガの光速拳から逃げる事自体がそもそも困難だろう。

  • ゴールデントライアングル
使用者:カノン
指で三角形の軌跡を作り出し、標的を異次元へと送り込む。
シードラゴンの頃に使用した技で、バミューダトライアングルにちなんだもの。
技にかかった一輝があっさり帰ってきたところを見ると、アナザーディメンションと原理はほぼ同じなんだろう。
海闘士としての技であるということもあってか、原作では黄金聖闘士になってからは未使用。ゲームなどでは時折黄金聖闘士としてのカノンも使うことがある。

  • 黄金乃六芒星(ゴールデンヘキサグラム)
使用者:カノン
ゴールデントライアングルの発展技。
エピソードGアサシンではこれを二重に繰り出すことで六芒星の軌跡を作り出し攻撃を阻む。冥界に落ちようとするサガとシュラをアイオロスの攻撃から守るために使用した。


  • アークゲミンガ
使用者:アスプロス
切り取った空間に相手を閉じ込め、その中に巻き起こした超電磁波により相手を細胞レベルから崩壊させる。
攻撃型のアナザーディメンションといった感じの技。
内容的にはほぼ極小のアナザーディメンション+フォトンバースト(後述)である。

  • マヴロスエラプションクラスト
使用者:デフテロス
小宇宙でマグマを操り、大噴火を起こす。しかし、アスプロスにあっさり破られる。
惑星の一つでしかない地球の我では銀河を砕く一撃には勝てなかったよ……。

  • クロスロードミラージュ
使用者:パラドクス
相手を亜空間に引きずりこみ、いくつもの運命の分岐点を見せて相手を翻弄させる。
おそらくはアナザーディメンションとパラドクス自身に与えられた予知能力を組み合わせた幻惑攻撃であろう。

  • フォーチュネイトウォール
使用者:パラドクス
亜空間の壁を生成して敵の攻撃を防御する。

  • ファイナルデスティネーション
使用者:パラドクス
憎しみのパラドクス状態で放つ最大の奥義にして運命の終着点。
ジェミニの仮面に似た二つの黒いデスマスクの口が赤い小宇宙を放出、相手の五感を全て失わせ、精神を八つ裂きにし、最後に肉体を木っ端微塵に打ち砕く恐るべき技。


蟹座

蟹座の散開星団プレセペが中国で死体から立ち昇る気である積尸気と呼ばれることにちなみ、冥界と現世を繋ぎ、霊的な物に関する技を得意とする。
黄金聖闘士の中で唯一の光速拳である必要皆無。
もしかしたらマニゴルドが光の速さでアクベンスできるかもしれない……?

  • 積尸気冥界波(せきしきめいかいは)
使用者:デスマスクマニゴルド、セージ、ハクレイ、アヴィド、デストール、シラー
冥界への道を開き、肉体から引き剥がした魂を吸い込む蟹の継承技。術者本人を肉体ごと冥界に送る事もできる。
『LC』では実力次第では神にも通じる事が判明した。
ただし存在としての格が文字通り上である神の魂は人の魂の重さを遥かに凌ぐので、個人の小宇宙だけで技を決める事は不可能に近い。
『ND』においてはデストール自らが作った棺桶を使う事でより効果的に技を決める事ができる。
一方で、冥界と現世を行き来できる冥衣を纏った冥闘士にはそもそもこの技は効かないという致命的な欠点も明かされてしまった。
また『エピソードG』ではデスマスクがギガス神族の一柱を一撃の元に葬っている。
しかし即死技の悲しみか、これにより倒せる敵はしょせん三下止まり。

『LC外伝』ではセージとハクレイが積尸気の中へ避難し敵の攻撃を回避するゲート代わりにも使っている。

  • 積尸気冥窮波(せきしきめいきゅうは)
使用者:デスマスク
『黄金魂』で人の愛に目覚め悪行から足を洗ったデスマスクがアスガルドの町で花屋を営むヘレナの命を奪った神闘士・ニーズヘグのファフナーに対して使用。
冥界波に似た波動を敵に浴びせ、そのまま右手で握り潰す事で敵を地表に張り付け生かさず殺さずの状態にしてしまう。

  • 鬼燐業拳(きりんごうけん)
使用者:デスマスク
冥界の幽鬼から力を強奪し殴りつける。
氷河のダイヤモンドダストを相殺した。
デスマスク初の直接物理攻撃。

  • 積尸気命砕覇(せきしきめいさいは)
使用者:デスマスク
見えてる魂をそのままぶち砕く荒業。
200億もの絡みついた魂を吹き飛ばそうとした。

  • 積尸気鬼蒼焔(せきしききそうえん)
使用者:マニゴルド、セージ、アヴィド
魂を小宇宙で作った鬼火で焼き尽くす技。
冥界波からの即死コンボで『LC』蟹座の強さと功績を一気に引き上げた新技。
ついでに冥界波の扱いにくさをカバーし、敵味方ともに行動の幅を広げてくれた漫画的にもありがたい技。

  • 積尸気魂葬波(せきしきこんそうは)
使用者:マニゴルド、セージ、アヴィド
鬼蒼炎を種火とし、対象の魂を火薬のように爆発させる技。
「冥界波>鬼蒼炎>魂葬波」とトリプルコンボの技となっているが、普通の相手なら鬼蒼炎の時点で終了する。
霊的存在であるほど破壊力が増し、タナトスのタルタロズフォビアを封じた。

  • アクベンス
使用者:マニゴルド
両足で相手の身体を挟み込んで真っ二つにへし折るエグい技。
要は柔道技のカニ挟み。
蟹座には貴重な物理攻撃。

  • ピーチアタック
使用者:デストール
ヒップアタック。
虫の息だったとはいえ冥闘士を倒せるほどの威力。

  • 娑婆陀芭陀亜(シャバダバダァ)
一輝を始末するように見せかけ一旦現世に戻した転送救助技。

  • 蟹座八方美人拳(キャンサーオールビューティーけん)
使用者:デストール
その名の通り八方から迫る相手を攻撃する大多数用の技。
蟹座には珍しい打撃攻撃である。

  • ピーチボンバー
使用者:デストール
ピーチアタックの強化版。
玉状に転がりながらのピーチアタックというふざけたような攻撃だが、一輝の協力もあったとはいえなんとこれで冥闘士三巨頭のフェルメールを倒している。
その一輝曰く「恐ろしい技」(どういう意味かはあえて聞かんが)
完全に見た目が『無印』と同時期に連載されていたジャンプ漫画『THE MOMOTAROH』の主人公の必殺技・ダイビングピーチボンバー。

  • 冥土凋落(めいどちょうらく)
使用者:シラー
死者、およびシラーが作り上げたトゥーム・スクィーズ内で小宇宙を奪われ仮死状態となった者を人形のごとく操る技。
使用する際、妙に身体をくねらせるダンスがシュール。ふしぎなおどり?

  • 冥土引導(めいどいんどう)
使用者:シラー
相手を天に舞い上がらせ、地面に叩きつけた後無数の赤い流星群をぶつける技。

  • 積尸気冥界輪舞(せきしきめいかいりんぶ)
使用者:シラー
シラー最大の奥義。小宇宙を極限まで高めて放つ竜巻状の攻撃。一度食らえば最後、冥界の果てまで吹き飛ばされてしまう。


獅子座

黄金聖闘士が光速拳の使い手である事を最初に知らしめたのがアイオリア。
それだけにこれぞ光速拳、と言わんばかりの技を数多く持つ。
つうか射手座よりも天馬星座の聖闘士と相性良さそうなんだが……。
なおメイン技のボルト&プラズマは『エピソードG』で光速拳+電撃、『LoS』とまんま電撃攻撃と変化している。
また『LC』では命を絶つ鎌を模した攻撃という黄金聖闘士にありがちなワンダー攻撃も増えた。

  • ライトニングプラズマ
使用者:アイオリアレグルス、イリアス、カイザー、アイオロス、ヴァシリオス
秒間に1億もの光速拳を叩き込む技。拳の軌跡が走る線の演出が超かっこいい。
なお技の射程は狭いようで、名無しの冥闘士数人を纏めて粉砕した時、そこから数歩離れてる相手は普通に傷一つなく生きていた。

『エピソードG』での表記は雷光放電。
やはり本編同様に秒間一億発にも及ぶ光速の乱撃と更に巻き起こる放電の過電圧で相手をガードごと粉砕する。

『LoS』ではライトニングボルト以上に収束させた雷を標的に叩き込む。
ボルトとプラズマが入れ替わっている気がするが気にしちゃいけない。

  • ライトニングボルト
使用者:アイオリア、レグルス、アイオロス、ヴァシリオス
パワーを一点に集中させた光速拳。一応、彗星拳のパクリではない。
彗星拳は流星拳を一点に集約した超連打なのに対し、ライトニングボルトは単なる光速のパンチ一発となっている。

『エピソードG』での表記は雷光電撃。
光速拳で空を割いて真空状態の道を作って小宇宙で作り出した雷撃を流し込み、拳打と雷撃の二重の衝撃を相手に叩き付ける。
『LoS』では標的の周囲から光速の雷を叩きつける。
ボルトとプラズマ(ry

  • 雷光電牙(ライトニングファング)
使用者:アイオリア
『エピソードG』で使用。
地面に叩きこんだ雷撃が雷光の牙を模した雷柱となって広域の標的を打ち砕く。

  • 光子破裂(フォトンバースト)
使用者:アイオリア
『エピソードG』で使用。
アイオリアの小宇宙を数億の雷光の煌きである光子に変え、相手の体内に叩きこみ内部から破裂崩壊させる。
破壊力こそ最上クラスだが、技の性質上発動までに時間がかかる上にアイオリアの小宇宙の消費が尋常ではないという欠点もある。
後に光子をライトニングボルトに乗せて叩き込むという改良型を編み出した。
ちなみにサガ曰く、ギャラクシアンエクスプロージョンと同種の力であるとの事。
腕を頭上で交差させるだけでこれと同等の威力を叩き出すサガの実力たるや、推して知るべしである。

  • 雷光電撃・雷火(ライトニングボルト・ライカ)
使用者:アイオリア
第九感覚に不完全ながらも目覚めつつあるアイオリアのライトニングボルト。
不完全とはいえ威力は雷光電撃(ライトニングボルト)を遥かに上回る。

  • 咆極煉皇(ほうごくれんおう)
使用者:一輝
鳳凰星座でありながら同時に獅子星座を継いだ一輝のオリジナルムーヴ。
爆炎の嵐を巻き起こし雷光電撃・雷火を相殺した。
名前の雰囲気的に鳳翼天翔のパワーアップ技か?

  • 業火断罪・業火旋風(ごうかだんざい・ごうかせんぷう)
使用者:一輝
炎の旋風で相手の自由を奪いながら体を焼き、巻き起こる業火が脳と小宇宙を侵食し焼く。
肉体と精神を同時に焼き払う鳳凰星座の特徴が出てる技。

  • 獅子の大鎌(ライトニングクラウン)
使用者:レグルス、イリアス
『LC外伝』で使用。バンシーの力たる『精霊の廻る道(世界の根源)』を手刀で斬り裂いた。
名前の由来は獅子座の鬣に当たる星の連なりを指す。
レグルスの父・イリアスのライトニングクラウンは息子バージョンよりも威力が跳ね上がっており、一撃で周囲の森林を斬り裂き射手座の黄金聖衣の生命にまで傷を負わせ、さらに技の余波だけで使用した地に封印されているテュポンを目覚めさせかねない破壊力を見せた。
目覚めたらまたオリンポス十二神が逃げ回る事になったかもしれない。
精霊の廻る道を超えて万物の生命の流れすらも断ち切る事もできる。

  • アテナエクスクラメーション
使用者:レグルス
三位一体の禁忌の技を一人でぶっ放すチート技。
しかも一人で使うからアテナにも怒られない。やったね!

  • ゾディアッククラメーション
使用者:レグルス
黄金聖闘士の技の属性を全て放つ。チートの極み。
ちなみに双子座の技を見る機会はなかったはずだがちゃっかり使っている。

  • キングスロアー
使用者:ミケーネ
獅子の咆哮のごとく天に向けて雷の小宇宙を放ち、雨のように降らせて敵の動きを封じる技。

  • キングスエンブレム
使用者:ミケーネ
ミケーネ最大の拳。極限にまで小宇宙を高め、拳に集めて放つと、視界すべてを多い尽くすほど巨大な黄金の獅子へと変わり相手に襲いかかる。


乙女座

最も神に近い聖闘士と言われる方々。
実力もさる事ながら、「エイトセンシズ」に目覚めている事が最も神に近いと言われる所以。
五感の一つを自ら封じて小宇宙を高めており、それを開放した時の爆発的小宇宙によって最大奥義「天舞宝輪」を放つ。
持ち技の大半が効果不明瞭。仏教感丸出しの背景をバックに車田飛び&車田落ちを決め、その詳細について碌な説明がされることもないのである意味一番のチート。わかりやすく羂索を使っているフドウでも、どんな理屈で攻撃しているかよくわからない徹底ぶりが共通事項。

  • カーン
使用者:シャカアスミタ、フドウ
一喝により防御壁を展開。この防御壁はサガ、シュラ、カミュの同時攻撃でやっと浅手の傷を負わせるほどの防御力を誇る。外部に小宇宙を漏らさないため気配を消すこともできる。

『LOS』でも技名こそ叫んでいないものの曼荼羅模様の障壁を繰り出す防御技を披露。瞬を洗脳されたアイオリアの攻撃から守り釘付けにしつつつつ自己紹介しながらアイオリアを引き受け星矢と瞬を先に行かせ、更にはその状態から小宇宙を浴びせてアイオリアを正気に戻している。

『エピソードG』でも防御技として大活躍。
不動明王を示すその名の通り、特に炎に対する防御としては屈指の高性能で、ヒュペリオンの攻撃すら幾度かは防いでいる。
相手が一級神(ただし弱体化している)な事もあり最終的には打ち砕かれているが。

『Ω』のフドウは後述する「五大明王の裁き」の際にこの掛け声を発しており、普通に膨大な小宇宙で攻撃する技になっている。2期では防御壁としても使用。

  • オーム
使用者:シャカ、アスミタ、フドウ
カーンの親戚。描写から察するに多分小宇宙を高める感じの技。

  • 天魔降伏(てんまこうふく)
使用者:シャカ、アスミタ
「乙女座のよく分からないが凄い技」の代表格。
大体オームの後に続く事が多い。
公式ポータルサイトによると両の掌の間で小宇宙を増幅させ、そのエネルギーを一気に放出させる技らしい。
技的には圧縮されてないギャラクシアンエクスプロージョンみたいなもんだろうか。

  • 天舞宝輪(てんぶほうりん)
使用者:シャカ、アスミタ、シジマ
相手の五感を奪う乙女座最強の奥義。ちゃっかり第六感まで奪える。
黄金聖闘士にすら通じるチート技だが、複数相手だと奪う順番が選べなかったり、サガは片手間でこれと似たような事をやったりと凄いのか凄くないのかいまいち分かりにくい技でもある。
あと効果があったにも関わらず、その後にサガ達が普通に行動や戦闘してたのも微妙感を漂わせてる。セブンセンシズに目覚めた相手だと技がぶっちゃけ無意味。
多分、一番エグいのは発動した瞬間に相手を逃亡不可の拘束状態にする効果だろう。間合いの内なら複数の敵を相手ですら一方的に打ちのめせる。

『LC』のアスミタは第七感、さらに亡者の手助けもあったが第八感までも剥奪している。
『ND』のシジマはこの技を派生させた「神音・吽形」という技を使う他、その対になる「神音・阿形」も同作でシャカの残留思念が使用している。
『エピソードG』では一瞬だけイアペトスの五感を奪ったものの霊血により即座に修復されてしまっている。

  • 天空覇邪 魑魅魍魎(てんくうはじゃ ちみもうりょう)
使用者:シャカ、アスミタ
おぞましい悪霊を召喚する。単なる嫌がらせとか言ってはいけない。
積尸気魂葬波を使われると汚い花火になりそう。

  • 六道輪廻(りくどうりんね)
使用者:シャカ、アスミタ
無料地獄旅行ツアー。相手によっては片道切符の酷い技。

  • 転法輪印(てんぽうりんいん)
使用者:シャカ
「乙女座のよく分からないが凄い技」の代表格その2。印を結ぶことで迷いを破砕し、小宇宙を高めるらしい。

  • 生々流転
使用者:シャカ
『ND』で使用。無数の宇宙と生き物が生まれ消えていく様を映し出す技。映し出したから何だったのかは不明。

  • 無響空間
使用者:シジマ
自身が不在の処女宮に張った結界。
あらゆるものの精神を破壊する。

  • 仏陀(ぶっだ)四門(しもん)
使用者:シジマ
無響空間と同様に処女宮に張った結界。
「老門」「病門」「生門」「死門」の4つからなり、それぞれ選んだ相手に「一瞬で老人になり進む気力がなくなる」「病気にかかり立つ事さえできなくなる」「一生処女宮をさまよう」「脱出できるけどいずれ死ぬ」という効果を与える。
結界だけで大体が死ぬ。

  • 諸行断罪
使用者:フドウ
左手に持つ羂索で相手を激しく拘束する。

  • 生死即涅槃(しょうじそくねはん)
使用者:フドウ
諸行断罪の派生技。右手の剣を掲げ、不動明王のイメージと共にその剣圧を拘束した相手に叩きつける。

  • 明王来臨(みょうおうらいりん)
使用者:フドウ
フドウが乙女座の黄金聖衣を装着後、両目を見開くと共に不動明王のごとき憤怒の表情に変化。
五大明王の召喚と共に曼荼羅陣で相手を束縛、そのまま両目からの閃光を放ち相手の全身を突き刺す。
まさに文字通りの「五大明王の裁き」。

  • 菩提証悟(ぼだいしょうご)
使用者:フドウ
「悟りそのものを体現する姿」の状態で放つ技。
右手の剣から衝撃波を放ち、相手を処女宮の最下層たる「審判の間」へと突き落とす。


天秤座

全ての作品で二人*1を除いて童虎の系譜を辿った人間だけで構成される、ある意味特殊な星座。
ほぼ全ての技が闘気+肉弾攻撃の二つで構成されており、聖衣のトリッキーさに反して聖闘士の王道を往く技が多い。

  • 廬山百龍覇(ろざんひゃくりゅうは)
使用者:童虎、紫龍龍峰
何頭もの龍の形をした闘気を放つ。紫龍、そして間接的にだが龍峰にも引き継がれた。

  • 廬山亢龍覇(ろざんこうりゅうは)
使用者:童虎、紫龍
相手を自分ごと大気圏を突き抜けて宇宙に道連れする自爆技。最初の使用者は紫龍。

  • 廬山龍飛翔(ろざんりゅうひしょう)
使用者:童虎、紫龍
龍の闘気を全身に纏って突進する。

  • 廬山昇龍覇(ろざんしょうりゅうは)
使用者:童虎、紫龍、パラドクス
大元は廬山の大瀑布を逆流させるほどの超威力アッパーだったが、最近は竜が飛ぶストレートと闘気の複合技になったっぽい。
瀑布を逆流させる事が不可能になった気がするが、これは素人考えだろうか?
身も蓋もない事を言えば、瀑布を逆流させる威力が必須であって、アッパーではなくその威力のパンチと解釈するべきなのかも。最初に瀑布を逆流させたシーンの紫龍は明らかに蹴りのポーズだったが

『Ω』のパラドクスは自身を事故から救った紫龍の愛だけで常人の何百倍も練習し習得した。ストーカーの執念パねぇ
見様見真似とはいえ、威力は龍峰とほぼ互角かそれ以上を誇る。
紫龍と龍峰の使う昇龍覇が水色なのに対し、パラドクスは桃色なのが特徴。
黄金聖闘士なのに青銅聖闘士と大差ない威力(笑)とか言ってはいけない。

  • 遊虎千人演舞(ゆうこせんにんえんぶ)
使用者:童虎
廬山の名が付いてない唯一の技だが、名前の通り技というよりは武技の型であり演舞に近い。
牡丹の使い魔であり技の核でもある数多の雀をコントロールする鈴を奪う際に使用した。
この際、凄まじい数の擬人化された雀に襲われるも、一切雀には傷を負わす事なく鈴だけを奪い取っている。

  • 最後の正義(テロス・ジ・ケオシニ)
使用者:イティア
天秤座の全ての武器を弾丸のごとく打ち出す技。
その威力は当然ながら絶大であり、流れ弾ですらまるで隕石のような破壊力を持つ。
今現在判明している唯一の非廬山系列の天秤座の技である。

  • 廬山真武拳(ろざんしんぶけん)
使用者:玄武
右拳に小宇宙を込めて放つ正拳突き。

  • 廬山上帝覇(ろざんじょうていは)
使用者:玄武
両手の構えと共に小宇宙を極限にまで高め、一気に放つ黄金の竜巻。

  • 廬山昇天覇(ろざんしょうてんは)
使用者:玄武
玄武最大最期の奥義。
ハイペリオンから聖剣・天地崩滅斬を手にした二級刻闘士エーギルの攻撃を自らその身に受け、そのまま肉を斬らせて骨を断たんと天秤座の剣と共に放った。
極限にまで高まった小宇宙は龍へと変わり相手を噛み砕かんと襲いかかったが、エーギルの大ダメージとは裏腹に聖剣にはヒビ一つしか入らなかった。


蠍座

降伏か死を選ばせる慈悲深さが売りのスカーレッドニードルが有名で、作品により性格はおろか性別まで変化する変わり種な星座。
その技のメタ的な使いにくさから出番が少なかったが、『Ω』『LoS』からレーザーやら大竜巻といった直接攻撃が増えた。
降伏成分はどこに消えた?

  • スカーレットニードル
使用者:ミロカルディア、ザフィリ、エカルラート、エウラリア
降伏か死を選ばせる慈悲深い技。
相手の身体を蠍座に見立て、その星の位置にある中枢神経を刺激し麻痺させる。
ちなみにその間に激痛による発狂が入るから思ったほど慈悲深くなかったりする。
『Episode G アサシン』では人が受けうる最高の痛みとまで言われた。

カルディアは激痛をそのまんま拷問に使用している。
また五感を緩やかに剥奪していく効果もあり、14発撃たれた時点でほぼ廃人状態。
なお無痛症の相手には効かない事がある(効いたり効かなかったりするので作者のストーリーの進行上匙加減次第…)*2
また相手が聖闘士限定ではあるが、聖闘士の急所でもある守護星座の形「星命点」を突く事でも必殺の効果を生み出す。

全部で15発撃ち込む事で絶命する。基本は一発ずつだが、一度に14発同時撃ちもできる。多分、蠍座が活躍しにくかった最大の要因。
決まれば必殺、決めるまで悠長なんて技、ストーリー上で使い難い事この上なかっただろう。
言い方を変えれば15発も打ち込める体術こそ持ち味なのだろうが、如何せん光の速さで動き回るこの漫画にそんな悠長な戦闘シーンなどあるはずはなかった。
セインティア翔にて、普通に打ち込んでも通じない相手には「特定の星命点のみに数発撃つ」ことで格上にも効果を与える小技があることがわかった。

『LoS』では後述するソニアのクリムゾンニードルにも似たレーザーとなっており、慈悲深さなんてなくなった。
『エピソードG』では「真紅光針」の名義で赤光で相手を打ち抜く技になっており、全て打ち込む事で不死身の性質や魔法での物理無効効果を打ち破る属性無効化作用もある。
下記のアンタレスにより神の祝福による不死身化や神の眷属の魔法という概念そのものすら抵抗不可で即死させているに等しく、脳筋肉体派で光速拳・物理オンリータイプにはないメリットがある。
『セインティア翔』では元オリオン座の聖闘士相手に星命点を穿つ事で撃破している。

  • スカーレットニードル・アンタレス
使用者:ミロ、エカルラート、エウラリア
相手にとどめを刺す最後のスカーレットニードル。蠍がスタンド化する。
『エピソードG』によると小宇宙を最大限まで燃焼させる事で15発同時に叩き込めるらしい。
作中ではクロノスの守護惑星・神竜の「絶対物理攻撃無効化」の魔法を粉砕し、続くカミュのオーロラエクスキューションにより勝利を得ている。
しかし効果が強烈とはいえ、敵一人を倒すにしては燃費が悪い事この上ない。

  • スカーレットアサルトニードル
使用者:ミロ
『セインティア翔』でミロが使用。

  • リストリクション
使用者:ミロ、エカルラート
打ち込んだ相手を麻痺させる。
かなり便利そうなのに出番は十二宮編、Episode G アサシン、黄金魂のみ。
多分これでバインドさせて光速拳で袋叩きにした方がスカーレットニードルを撃つよりも強い。

  • 深紅刺貫(クリムゾンスティンガー)
使用者:ミロ
真紅光針(スカーレットニードル)の赤光を一点に集約し爆発的な破壊力を生み出す一撃。
カミュの作り出した極大の氷像をただ一撃で砕いた。
なお本家・エピG共通でミロが放つ初めての直接ダメージの必殺技である。(セインティア翔ではスカーレットニードルの亜流でダメージを与えたが)

  • スカーレットニードル・カタケオ
使用者:カルディア
自分の心臓から高熱を発し、その高熱を纏わせたスカーレットニードル。全力戦闘で使えば、術者すら焼き尽くす。

  • スカーレットニードル・カタケオ・アンタレス
使用者:カルディア
アンタレスのカタケオ版。
決まれば死ぬのは普通のアンタレスと変わらない。……まぁ、決まった瞬間カルディアの死亡も確定してしまうので死なば諸共。

  • スカーレットニードル・ブレイズ
使用者:ミロ
『セインティア翔』でミロが使用。
相手の必殺技である炎を収束し上乗せしたスカーレットニードル。魁!男塾やらんま1/2ばりの突発奥義である。
無痛症でいつものスカーレットニードルが効かない相手を燃やす為に使用した。
決してスカーレットニードル・カタケオではない。
ちなみにカタケオのように自前の熱では無く、敵から借り物の炎なので自分への害(相手の必殺技でダメージを受ける以外は)はない。

  • スカーレットニードル・ブレイズ・アンタレス
スカーレットニードル・ブレイズの止め版。
使用したが相手の必殺技とかち合い千日戦争の形となった。せっかくの新技なのに微妙感漂う…。

  • イグナイテッドスティンガー
使用者:ミロ
『セインティア翔』でミロが使用。
対戦相手だった元オリオン座の邪霊士リゲル(邪精霊となった後は「悲愴のアルゲア」)を倒した後、彼の遺骸から芽吹いた邪悪の種子(イヴィルシード)を自らの腕に植え付けた*3こと で、リゲルの技であった超高温の蒼い炎の技「イグニスファトス」を取り込み自分流にアレンジしたもの。全身を巻き込む超高温の蒼い炎の渦を突き立てた指先から叩き込む。

  • クリムゾンニードル
使用者:ソニア
指先から無数の真紅の針状のエネルギー弾を放つ。
火星士時代のソニアがよく使用した技・ホーネットスティンガーに似ている。

  • アンタレス・メイルシュトローム
使用者:ソニア
指先に小宇宙を収束させ、天蠍宮を吹き飛ばすほどの強大な炎の竜巻を放つ技。
発動時、ソニアの小宇宙と心に激しいゆらぎと哀しみが生じたせいか、身体から蠍座の黄金聖衣が解除され、彼女はその命を儚く散らせていった……。

  • スカーレットニードル・クワトロ
使用者:エカルラート
スカーレットニードルを4発同時に撃つ。
ただし聖衣に穴を開けるだけだったスカーレットニードル単体と違い、直撃した部位を全て破壊する程威力が上がっている。
スカーレットニードルの蠍座の星命点を穿つというコンセプトは完全に崩壊した模様。


【射手座】

黄金聖闘士を率いる立場になりやすい星座。
使用者によって使う技の性質が大きく変わるのが特徴で、厳密に射手座の継承技と呼ばれるものがアイオロスと星矢のアトミックサンダーボルトくらいしかない。
大体地味だが出番がある時は超強い。でも出番少ない。
『無印』『エピソードG』『ダークウイング』ではほぼ欠場扱い。
一方で『エピソードG アサシン』ではラスボスとして猛威を振るっている。
『Ω』では先代主人公の星矢が正式に黄金聖闘士となり出番が増えた。

  • 黄金の矢
使用者:アイオロス、シジフォス、アエラス、ゲシュタルト、星矢
射手座の聖衣に付いている矢を放っての攻撃。
射手座の攻撃といえば一番最初に浮かぶだろうもの。
神レベルの敵を相手取る時や嘆きの壁の破壊等、重要な局面で使われることが多く、天界編を除いた劇場版作品のラスボスは全てこれでトドメを刺している。

  • ケイロンズライトインパルス
使用者:シジフォス
光速拳の拳圧で巻き起こす黄金の風。ファンが待ちに待った週刊漫画版射手座の必殺技。
聖闘士の中ではかなり珍しい風属性の技。

  • ケイロンズスィエラ
使用者:シジフォス
射手座の黄金聖衣の翼を振るい周囲に風を巻き起こす。

  • ケイロンズダークインパルス
使用者:シジフォス
幻影の冥衣を纏ったシジフォスが使った技。
単に闇落ちしたケイロンズライトインパルスと思えば間違いない。

  • アトミックサンダーボルト
使用者:アイオロス、星矢
アニメオリジナルのロス兄さんの必殺技。見た目はライトニングボルトに近い光速拳。
『Ω』ではなんと星矢が継承!第63話にてペガサス流星拳に変わる必殺技として使用した。
『黄金魂』では生身のアイオロスが使用。その際に黄金の弓矢を構えるような形を取った後、右拳を突き出し放っている。

  • 無限破砕(インフィニティブレイク)
使用者:アイオロス
『エピソードG』第5巻の描き下ろしカラー外伝で初使用。
両手の間から小宇宙を生み出し、右腕から無数の光の矢を螺旋状に放つ全体攻撃技。
G本編以前に復活した太陽神軍を一掃し、親友であるガランとの決闘の際にも使われた。
またポントスの霊血に呼応し甦り、死しても霊血により即復活するミイラの群れを一掃するのにも使用されている。

  • 厳霊乃焔(ライトニングフレイム)
使用者:アイオロス、アイオリア
『Episode G アサシン』の第7巻で初お披露目。
技を超える業でありアイオリアには継承していないライトニングプラズマの上位技に当たる。
数多の雷光が火花を散らすアーク放電(電弧放電)を操り、雷撃と同時にそこから巻き起こる超高電の焔で相手を破壊する。

  • 厳霊乃極(ライトニングテリオス)
使用者:アイオロス、アイオリア
ライトニングフレイムと同じく『Episode G アサシン』の第7巻で初お披露目。
こちらはライトニングボルトの上位技ならぬ上位業に当たる。
光速拳で空気を引き裂いた後に雷撃を叩き込むまではライトニングボルトと同じだが、こちらは叩き込む雷撃を極限まで爆縮(雷光爆縮)し相手の体内に直接叩き込む。
相手に叩き込まれた雷撃は超高電圧で相手の行動を封じ、次の瞬間には放解し相手の体を内側から幾重もの厳ツ霊となって突き破る。
その際、打たれた相手の血で雷が赤く輝く。

  • 厳霊乃虚無(ライトニングボイド)
使用者:アイオロス
『Episode G アサシン』の第9巻で初お披露目。
上記二つの『業』とは違う絶対的な虚無の力であり、白い雷から黒い雷へ変わった雷撃の拳を放つ。
これまで最高とされてきた小宇宙の神髄の更に奥の第八識を超える、衝撃の九番目の意識領域・第九感覚(ナインセンシズ)の力と共に披露した。
第九感覚(ナインセンシズ)をもって放たれるこの技は「アテナエクスクラメーションに対抗できうる唯一の力」とし、実際に対峙したサガからは「人を越えている」と評された。
平行世界のアイオロスは、この技とアイオリアの献身をもってあのゼウスを討滅したのだが…。(あとハーデス*4も力を貸していたが)
余談だが、あのハイペリオンさんもこれとほぼ同じ威力の一撃を放っている。

  • 幻朧魔神拳(げんろうまじんけん)
使用者:アイオロス
幻朧魔王拳の技を超える業で上位技に当たる。
幻朧魔王拳による後遺症も跳ねあがっており、ダメージを受けた時には人を超えた憎悪を抱き対象の小宇宙が跳ね上がる。

  • コズミックスターアロー
使用者:星矢
『Ω』第92話、パラスの間にてタイタンとの一騎打ちで使用した星矢オリジナルの必殺技。
サジタリアスの黄金の矢に光の小宇宙を収束させて放つ必殺の矢。
その威力はタイタン最大の拳・ギガンティックプラネットエンドを撃ち貫くほど。
スターアローを直訳すると『星矢』となる。

  • シャドーアロー
使用者:アイオロス
相手の影を射る事で動きを封じる。
矢は実体のようであるものの、黄金聖闘士レベルの相手ですら動きを封じるので、抜くことは至難と思われる。


【山羊座】

大体求道者的な性格の連中が集まる星座。
求道者らしく一つに固執し、技はほぼエクスカリバー一辺倒で何でも切り裂く斬撃のような拳圧を売りとする。
ただし本編のシュラと『LC』のエルシドでは技の形状そのものは違う。
シュラは漫画版とアニメ版では性格が違い、アニメ版のアテナに厚い忠誠を誓う求道者的性格が後の原作に逆輸入された変わった経歴がある。
なお『Ω』は、アテナへの忠誠心が暴走してそれまでの山羊座とは違う方向を極めてしまい、何かな模様。

  • エクスカリバー
使用者:シュラ、紫龍、以蔵、九頭竜詠斗
聖剣並みの切れ味を持つ手刀。小学生が真似しやすい技。
シュラは四肢全てが聖剣化しており、紫龍は右手のみ。しかし、シュラは足での聖剣は使用していない。
以蔵は修行地が日本であるため、聖剣のイメージが和風の刀になっている。
『Episode G』の呼び方は 聖剣抜刃 、更に滅多切りにする 聖剣乱舞 、両手で叩き切る 二刀聖剣 がある。
なお呼び方は全部エクスカリバー。
『LoS』では光の刃となっており、小宇宙の高め方次第で大きさは自由自在になる。
巨像もブッ斬れるぞ!マジで!

  • 冥剣抜刃(エクリプスカリバー)
使用者:シュラ
『Episode G アサシン』の第9巻で使用。
冥界に一度堕ち冥界に魂を繋がれたまま死に限りなく近い命で復活したシュラが再び死の際に瀕した事により、冥界の力を自身の黄金聖闘士の小宇宙に吸収・上乗せし放った斬撃。
物理攻撃しか持っていないシュラだったが、これは物理攻撃では対応できない相手も斬り裂ける。
発動時に星矢が苦しむ描写が有り、ハーデスの剣と同質の力を持つ一撃の模様。

  • 神剣抜刃(エクスマキナ)
使用者:シュラ
第九感覚(ナインセンシズ)に目覚めたシュラの業。
光速を超える超光速度(タキオン)の斬撃であり、全方向から無限に続く攻撃を薙ぎ払った。

  • 無銘・未完の剣技
使用者:エルシド
エルシド版のエクスカリバー。
己の両腕を限界まで鍛えているが攻撃に使うのは右腕。
また右腕が刎ね落とされても応急処置を兼ねた小宇宙で剣の形を実体化させている。
エルシドは斬撃を飛ばす事も片腕を失っても血液を刃に変えて放つ事も可能。
なお求道者であるエルシド本人は自身の技を未完の剣技と呼びエクスカリバーと呼んでおらず、シジフォスがその生き様を「聖剣」と評した。

  • ジャンピングストーン
使用者:シュラ、エルシド
シュラとエルシドで技の性質が違う。
シュラ版は相手の両脇につま先を引っ掛けて上空に投げる技。相手の攻撃を受けた勢いでやるが、『黄金魂』では相手の動きを抑えるために自分から投げ飛ばした。
エルシドは、ドロップキックを喰らわす。

  • ドミネーションランゲージ
使用者:イオニア
小宇宙で構成された本を手元に呼び出し、相手の肉体を自らの発した言葉通りに操る技。本の表紙に剣が描かれているという申し訳程度のエクスカリバー要素がある。
「ねじ曲がれ」はかなりエグい。


【水瓶座】

約一名を除き凍気を操る聖闘士の頂点に立つ存在。
本編に続き『LC』でさらに発展形の技が増えるが、当然全ての技が凍気で構成されている。
『Ω』では時流を操り相手を凍らせるという亜流の時貞が現れたが、うまく使いこなせず負けたのを逆恨みしのちに刻闘士に鞍替えした挙句鉄くず呼ばわりしたところ、先代水瓶座の弟子である氷河の逆鱗に触れオーロラエクスキューション→フリージングコフィンの連携攻撃で氷漬けにされるという深い悲しみに包まれた。そのためみずがめ座ファンや氷河ファンからは時貞は黒歴史扱いされている
どの技もお手軽にモーションが真似できると人気。

  • ダイヤモンドダスト
使用者:カミュ、デジェル、氷河
手から雪の結晶を放つ。氷を操る聖闘士の基本技。真似のしやすさは随一。
ただしアニメ版となると、例の白鳥ダンスのおかげで難易度が激UP。
またアニメだとダイヤモンドダストと叫びつつ、モーションはオーロラサンダーアタックやオーロラエクスキューションになったりもしている。
もう手から凍気放てば全部ダイヤモンドダストでいいんじゃね?

  • ホーロドニースメルチ
使用者:氷河、ミストリア
アッパーカットで巨大な凍気の竜巻を発生させ、相手を飲み込んで凍結させる技。
氷河がオーロラエクスキューションを体得して以降空気化していたが、『ND』でまさかの再登場を果たす。

  • オーロラエクスキューション
使用者:カミュ、デジェル、クレスト、ミストリア、氷河
両手を頭上で合わせ、水瓶を象った構えから真正面に振り下ろし、絶対零度に限りなく近い氷のレーザーを放つ。
技の強さと真似のしやすさ、原作でも屈指の名場面と言われる氷河とカミュの撃ち合いもあって当時の小学生には大人気の技だった。
『Episode G』では「極光処刑」と書く。
『LoS』では左肩の水瓶型オブジェに凍気を集めた後、両の拳を合わせて放つ技となった。

  • フリージングコフィン
使用者:カミュ、氷河
右腕を頭上にかざして、氷の棺を作り相手を閉じ込める技。氷河は壁として使ったりした。
黄金聖闘士数人がかりでも破壊できないとされ、カミュ曰く絶対零度の凍気を持ってせねばならないらしい。
だが、この手の技のお約束でなんだかんだ他の手段でも破壊される。
天秤座の黄金聖衣で破壊したり、ミーノスが素手で壊している。
ミーノスTUEEEEEEE!
まぁ決まると必殺なんで仕方ないね。
ちなみに同じ水瓶座の時貞だけが唯一この技でTHE・ENDしてしまった。

  • カリツォー
使用者:デジェル、氷河、カミュ
指先から氷の環を放ち敵の動きを封じる。
アニメ版では氷結リングと呼ばれる。
凍気による停止か圧迫による停止か分かりにくかったが、食らったデフテロスの言葉からすると圧迫による行動阻害の模様。

  • 極光滅殺(オーロラアナイアレイト)
使用者:カミュ
神聖衣を着て幻朧魔神拳に侵されたカミュが憎悪と共に小宇宙を増幅させ放った極光処刑(オーロラエクスキューション)の上位業。
カミュと氷河の極光処刑(オーロラエクスキューション)の打ち合いの間に入ったアイザックが命を掛けて吸収・増幅し、更にアイザックもろとも打ち返した氷河の極光処刑(オーロラエクスキューション)をも超える凍気を誇る。
それは熱力学第三法則を無視した到達不可能な絶対零度を超えた凍気とされる。
そのぶつかり合いの凄まじさは冥界のコキュートスを一時的に地上へ現界させた。

  • グラン・カリツォー
使用者:デジェル
氷の環で絶対零度に近い低温と極度の圧力を与え敵を締めつける。
相手の動きを止めるだけのカリツォーと違い、こちらはそれ単体で明確な攻撃技となっている。

  • ダイヤモンドダスト・レイ
使用者:デジェル、クレスト
絶対零度のダイヤモンドダストを放ち、さらに極低温の状況で巻き起こる光の乱反射による光線で攻撃する。
光によって相手の眼を焼く効果もあり、これによる視覚奪取は時間が経っても完治せず視力薄弱となってしまう。
デジェルが弱視になってしまった原因。
なお、クレスト自身はこれで獅子座の光速拳を相殺させるという離れ業を見せている。

  • フリージングシールド
使用者:クレスト、デジェル
絶対零度の巨大な氷の盾を展開させる。相手の攻撃を防ぐだけでなく、そのまま氷を相手に迫らせ対象を氷漬けにする事も可能。黄金聖闘士の聖衣さえも凍らせる。
氷の強度自体も、黄金聖闘士複数でも破壊できないほどとされる。
技の解説から分かるようにフリージングコフィンの原型の技と言える。
最初の使用者は元水瓶座の黄金聖闘士であるクレストで、弟子のデジェルにも教えていなかった氷技の奥義。
後にデジェルも使用したが、対戦相手がアレスの炎を操る狂戦士と相性が悪く溶かされてしまった。

  • 時間拳
使用者:時貞
時間を操り、当たった事すら気付かせず相手にダメージを与える。
早い話、ザ・ワールドの簡易版。「時間拳!」と言った後に何もない所にパンチをする姿はちょっとシュール。
相手の動きを遅くして攻撃を遅らせるような芸当も可能。

  • 時間逆行
使用者:時貞
時の流れを巻き戻し、自身のダメージを回復させる。
ベホマズンかケアルガ、そしてド根性みたいなもの。
説明だけ見れば完全チート。……なのだが、時の流れを巻き戻しても小宇宙までは回復しないらしく使える回数は制限がある。

  • クロノエクスキューション
使用者:時貞
歪曲空間を作り出し、オーロラエクスキューションと同じ構えと共にブラックホールのごとき虚無の球体を敵に向けて放つ。
ヒット後に「執行完了」と言うのは死亡フラグなので注意。
時貞は後に刻闘士へとクラスチェンジするが、これらの技は使わなくなるので使うのは黄金時代のみ。


【魚座】

技の性質や教皇の間に咲く「守護の薔薇」のため、強い耐毒体質でなければなれない星座。
耐毒体質が示すように毒薔薇やその血流そのものを技として扱う。

ガチの『無印』、ガチの『LC』、ネタのアニメ、別物の『Ω』と毎度評価が割れる事で定評がある。

  • ロイヤルデモンローズ
使用者:アフロディーテアルバフィカ
毒の香気を持った猛毒の薔薇を投げつける。使用者は当然耐毒体質でなければ自滅する。
ちなみにこの技も五感剥奪技の一つで、甘い香気と陶酔のうちに五感が奪われ死に至る。

  • ブラッディローズ
使用者:アフロディーテ、アルバフィカ、カルディナーレ
物理攻撃。
相手の心臓目がけて飛んでいく白薔薇。命中精度は100%。
心臓に刺さった後、吸血して白薔薇が紅く染まっていく。完全に紅くなる=失血死。
当然、これで倒せる相手が少ないのは即死技の宿命。
なお、この技は刺された本人には絶対に外せないが、他人が手をかけるとあっさり抜けるという弱点がある。
また、植物なので火にも弱い弱点があり、劇場版『真紅の少年伝説』では一輝にその弱点を突かれ、跳ね返された白薔薇を抜く事ができず、餌食となってしまった。

  • ピラニアンローズ
使用者:アフロディーテ、アルバフィカ、ルゴニス
聖衣、冥衣をも砕く黒薔薇。アルバフィカとアフロディーテでは微妙に描写が違う。

  • クリムゾンソーン
使用者:アルバフィカ
物理攻撃。
自分の毒の血を霧状にして、敵に撃ち込む。

  • ダガーローズ
使用者:カルディナーレ、アフロディーテ
物理攻撃。
多数のバラを短剣のように相手に投げる。ピラニアンローズが黒い花びらで攻撃するのに対し、こちらは茎が刺さる。
黄金聖衣を軽々と刺し貫くという、強力な技である。

  • サイレントウォーター
使用者:アモール
水の小宇宙で半透明のカーテンに似た壁を作り出す。水属性でありながら土属性でもせき止める事ができないほど強力。

  • アレステッドジャッジメント
使用者:アモール
闇の小宇宙で作り出した無数の槍で相手を拘束する。同じ闇の小宇宙で相殺しなければこの拘束から逃れられない。

  • ブラッディカノン
使用者:アモール
物理攻撃。
血の色にも似た闇の小宇宙でダガーを精製、相手に向け投げつける。

  • ブラッディバレット
使用者:アモール
物理攻撃。
ブラッディカノンの応用で闇の小宇宙の弾丸を相手に向けて放つ。

  • グラビティコンチェルト
使用者:アモール
闇の小宇宙で精製された指揮棒を指揮者のごとく振り上げ、相手の自由を奪い地面に勢いよく叩きつける技。
その威力は身体の中心からクレーターができてしまうほど。


【合体技】

  • アテナエクスクラメーション
使用者:サガ&シュラ&カミュ、ムウ&アイオリア&ミロ、サガ&シュラ&デスマスク、シジフォス&シオン&レグルス、紫龍&貴鬼&フドウ、童虎&サガ&ムウ
黄金聖闘士が三位一体となって放つ究極の影の闘法。
小規模ながらビッグバンにも匹敵する威力があるらしい。
聖闘士の戦いは一対一が基本のため、アテナに禁じられている。
その割にはホイホイ使いまくっており、それでいてアテナに咎められる描写もない。もう普通に連打しまくってもいい気がする。
……が、マジでそんな真似をしたら被害が甚大になるし、仲間や一般人すら巻き込みかねない。
ちなみにレグルスは単独で発動可能。単独で使うからアテナにも罰せられないというある意味究極のチート。

これに対抗するには第九感覚に目覚めた力しかないとのこと。


追記・修正は火時計が消える前に聖域の十二宮を全て突破した方にお願いします。

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最終更新:2024年04月25日 06:54

*1 LC外伝とDW

*2 セインティア翔では無通症だから効かないと言われたが、Episode Gでは神の祝福により無痛症ですら貫通している

*3 第一の目的は、通常手段では立ち入れないエリス神殿を含む異空間に行くため

*4 の中にある瞬の意識