THE LAST STORY(ラストストーリー)

登録日:2013/09/30 (月) 00:53:42
更新日:2024/01/08 Mon 13:58:54
所要時間:約 5 分で読めます




騎士に憧れ、戦い続ける傭兵たちの物語。

『ラストストーリー』とは、坂口博信が手掛けたWii用ゲームソフトである。ジャンルはRPG。発売は日本や欧州では任天堂、海外ではXSEED Games。
発売日は2011年1月27日(日本)。CEROレーティングはB。ニンテンドーWi-Fiコネクション対応。


□バトルシステム
●『混沌』と『秩序』
戦闘はリアルタイムで行われ、『混沌』と『秩序』という2つのテーマを基にして構築されている。『秩序』をエルザのギャザリングやボウガンによる狙撃や注目により自分たちに有利な『混沌』に変えていく。

●攻撃
敵に近づくと勝手に攻撃するオート操作とボタンによるマニュアル操作がある。

●注目モード
肩越しの視線となり、自由にカメラを動かせる。
利用できる地形や敵の弱点を知ることができる。
ボウガンで狙い撃ちもできる。

●ギャザリング
このゲームで最も重要なシステム。敵の注目をひきつける。
敵が誰を注目しているかは画面上の線(『ポインター』と呼ばれる)によって視覚化され、それぞれの敵が誰に対して攻撃を加えるかという様子が判別できる仕組みとなっている。
魔法は威力が高いが、詠唱に時間がかかるため、その隙を攻撃される可能性が高い。そこでギャザリングによって自らを囮とすることによって仲間を援護する。
ギャザリング中は当然ダメージを受けやすくなるが、発動時は味方の魔法詠唱速度の倍速化、敵に攻撃を加えると少量のHPが回復するといったプラスに働く要素もある。
使用中に敵の攻撃をガードし続けると力が蓄積され、ある程度溜まった状態では『ギャザリングバースト』という技が使える。

●魔法サークル
魔法が発動されると効果範囲に円が描かれる。その中に入ると武器がその属性を得る。
また、エルザの持つ風魔法は他の魔法サークルに当てるとに味方の場合は魔法の効果範囲を拡散、敵の場合は魔法を無効かする効果を持つ。

●テンション技
テンションゲージが溜まると使える。テンションゲージは戦闘中に増えていく。効果はキャラクターによって様々。

●戦闘不能
HPが0になるとダウン状態となり戦闘不能になる。その状態の味方をギャザリング中に接触するとLIFEゲージを消費して復活可能。LIFEゲージがなくなるとこの戦闘中では復活できなくなる。


□その他のシステム
●装備のカスタマイズ
装備品を変えたり色を変更できる。
防具はパーツを取り外してカスタマイズも可能。パーツを取り外しても防御力は下がらない。
染料を入手することによって防具の色を変更することができる。

●注目モード
「SEEK」と表示されているときに注目することによって様々なアイテムなどを入手できる。


□オンラインモード
Wi-Fiを利用して最大6人でプレイが可能。このモードで入手したアイテムは本編中でも使用可能。

●討伐
最大6人で協力し出現するモンスターを討伐する。

●乱闘
ゲーム中に登場するキャラクターから一人選んで個人またはチームに分かれて制限時間内で戦い、戦果によって決められる順位を競う。


□ストーリー

戦乱と大地の荒廃に蝕まれる帝国本土をよそに、
繁栄を謳歌する島、ルリ島。
防衛の要衝として巨大な砲台が鎮座し、
その魔力に誘われてか、日夜魔物が蠢いている。

傭兵である青年エルザは、幼い頃からの兄貴分クォークが率いる
傭兵団と共に、新たな仕事を求めてこの島へやってきた。
新しい雇い主は、島の領主である、アルガナン伯爵。
伯爵の期待にこたえれば、不安定な傭兵稼業を脱し、
出世することも夢ではない。
騎士としての安定した生活に憧れるエルザ達にとって、
今度の仕事はまたとないチャンスだった。

そんな中、島での最初の任務で訪れた洞窟で、
エルザは謎めいた力を手に入れる…。


□登場人物
●主人公とその仲間
女みたいな名前の主人公。ギャザリングの力を得る。
盗賊団の襲撃によって幼い頃に天涯孤独の身となり、一人放浪している最中にクォークと出会い、傭兵になった。
戦闘では剣や風魔法、ボウガンを使用する。

ヒロイン。ルリ島の領主アルガナン家の姫君。
両親とは物心つく前に死別しており、ルリ城の当主で叔父のアルガナン伯爵のもとで閉塞した生活を過ごしていた。
戦闘では光属性の魔法と回復の魔法を使用する。

エルザ達の傭兵団のリーダー。戦いや一人で雇い主との折衝をこなす姿から仲間達からの信頼も厚い。
傭兵であるが故の立場に苦しむがゆえに…
男の大事なところがジャッカルより小さい。

傭兵団のムードメーカー的存在の二刀流剣士。大酒飲み。
彼女が瀕死に陥ったことによってエルザはギャザリングの力を得る。
過去の出来事によって男に不信感を抱いている。

炎を駆使して戦う魔法使い。傭兵団の中では最年少だが実力は高い。
右目の眼帯はかつてある魔導師に人体実験の媒体として自らの体を差し出すことによって得た強大な魔力を封印するためのもの。
そのためか男の大事なところがムルー(モンスターの一種)と呼ばれるほどデカい。

氷を操る魔法使い。斜に構える所や軟派で軽薄そうな所もあるが、芯は強く、頭も切れる軽妙酒脱な色男。
好みの女性と見るや片っ端から口説き始める。
貴族の生まれだが家督を弟に譲って傭兵稼業をやっている。
戦闘では剣や氷魔法を駆使して闘う。
男の大事なところがクォークよりデカい。だがユーリスはもっとデカい。

よく言えば神秘的、悪く言えばどこか抜けたところのある癒しを司る回復魔法使い。それには彼女の育った環境が大きく影響している。
かつて森で神獣に育てられ、育ての親たる神獣を死に至らしめた大地の荒廃の原因を調べている。
人間の限界を超えた恐ろしいほどの食欲を持つ大食らい。そのため傭兵団の財政を悩ませる。物静かでおとなしく、大食いで魔法使いの女性ということでどことなく同じ任天堂キャラの彼女を彷彿させる。
戦闘では森属性の魔法と回復魔法を操る。

●その他の主要人物
  • アルガナン伯爵(CV:石井康嗣)
カナンの叔父でルリ島を代々統治してきたアルガナン家の当主。

多くの武勲を立ててきた元帝国軍の最高司令官。

  • タシャ(CV:高橋広樹)
トリスタ将軍を師と仰ぎ、共に旅する若き剣士。

カナンの婚約者。没落したランバルト家の御曹司。
石田氏の狂った彼の演技はインパクトに残る。
のぞき魔。あとなぜか彼の部屋からカナンの服が出てくる。

人間と対立しているグルグ族の頂点に君臨する絶対王。断じてゲルド族のこの人ではない。




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最終更新:2024年01月08日 13:58