X-MEN

登録日:2012/05/06 (日) 00:17:12
更新日:2018/09/17 Mon 17:37:16
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◆X-MEN◆

『X-MEN』はMARVEL社のアメコミ作品。
1963年の誕生以来、現在まで半世紀に渡り刊行が続いているヒーローコミックである。
尚“X”メンとは未知なる因子を持つ人々の意である。

……当初はファンタスティック4(FF)やスパイダーマンに比べると、特に目立った部分の無い凡庸な作品であったのだが、1975年のリニューアルに伴い、メンバーを再編。
より個性的で国際色豊かなメンバーになると共にコミック界全般の変化もあり、物語も全般的にアクションや社会性を意識したドラマに移行。
80年代に入り、ジョン・バーンがメインアーティストに就任すると、その淡々としながらもリアリティのある描写に人気が集まり、コミック界でも注目を集める人気作品へと成長した。

その後、日本でのアメコミ人気の火付け役ともなったジム・リーがメインアーティストに就任。
90年代に入ると、一気に関連タイトルが増やされる等、黄金期を迎えると共にMARVELは疎か、コミック界全体の中心タイトルへと成長する事になる(※ミュータントやチーム系コミックを増やした原因でもある)。

特に91年に創刊された、63年から続く『UNCANNY X-MEN』に続くメインタイトル誌『X-MEN』の創刊号はジム・リーの冴え渡るアートもあり850万部と云う破格の売り上げを記録。
この記録は現在も破られておらず、また『X-MEN』関連タイトルがアメコミでの売り上げNo.1の実績を持つ事は変わっていない。

90年代のアメコミ業界は全体的に好景気であり、特に『X-MEN』では過去のクロスオーバー企画を遥かに越える『エイジ・オブ・アポカリプス』の成功や、約30年に及び飽和したMARVELコミックスの世界観をリセットし『X-MEN』以外のヒーローを生まれ変わらせる(リボーン)為の大クロスオーバー『オンスロート』の中心タイトルになる等、絶頂期を迎える(90年代は日本でも邦訳コミックやゲーム、フィギュアが人気となり紹介される機会も多かった)。

……その後は、日本でのブームが去るのに合わせた様に本国での盛り上がりもやや下火となったが、00年からは実写映画版が公開。
新作アニメやゲームも発売される等『X-MEN』の戦いは相変わらず続いている様である。

映画化権を20世紀FOXが所有しているため、ディズニーのMCUにX-MENのキャラは登場できない。「原作でアベンジャーズのメンバーになっていた」ことから、例外としてスカーレット・ウィッチとクイックシルバーは登場している。


【概要】

MARVEL世界に於ける、新人類であるミュータント(ホモ・スペリオール=超人類)の未来の為にプロフェッサーXの組織したミュータントヒーローチーム『X-MEN』が、自らのスーパーパワーを悪用する悪のミュータントや、ミュータントを恐れる人類の迫害と戦う物語。
因みに当初のX-MENはプロフェッサーXが新世代ミュータントの保護と教育を目的に創設した「恵まれし子らの学園」の生徒達と云う扱いだった(第二期以降は変化)。

米国社会に根付くデリケートな問題である人種差別問題と重なるテーマであり、チームは洒落にならないレベルの迫害に常に晒されている。
『X-MEN』は疎かMARVEL世界でも最大級の事件の一つである『オンスロート』の関連クロスオーバーも、発端となったのはチームが保護しようとしたミュータントの少年を暴徒達に殺された事がきっかけだった。

特別な事情も無く、神に匹敵するスーパーパワーを得たミュータントへの畏れによる迫害は根深く、米国議会で密かにホロコースト(民族浄化)が決定されたりもしている。
その為、基本的に英雄と見なされているFFや政府公認のヒーローチームであるアベンジャーズらに比べてX-MENへの風当たりは強く、一般的にはテロリスト集団として見なされている。

……その厳しい環境の中で理想を挫かれたX-MENメンバーが悪堕ちする事も珍しくないが、そうした複雑な展開こそが持ち味となっている部分とも言えるであろう。

X-MENのテーマがリアルになって以降は、共にミュータントの救済を掲げながらも真逆のアプローチを取るプロフェッサーXとマグニートーの対立が世界観の基盤となっていたが、近年ではサイクロップスとウルヴァリンの対立がクローズアップされている。


尚、歴史が長い作品であるだけに単純では済まない矛盾や、展開への賛否両論を常に抱えているのも特徴。
別の作家が同一の作品をバトンタッチし歴史を引き継ぐと云うアメコミ特有の問題点であるとは云え、根強いファンからすら苦言を呈される場合も少なくない。


【主要登場人物】

プロフェッサーX
本名:チャールズ・エグゼビア
史上最強のテレパスにして人類とミュータントの共存を目指す理想家。


サイクロップス
本名:スコット・サマーズ
X-MENのリーダー。
初代の5人のメンバーの1人で、在籍時には常にチームリーダーを勤めている。
太陽光線を吸収し、眼球からアダマンチウムをも貫く破壊光線オプティック・ブラストを放つ。


ウルヴァリン
通称:ローガン
一番人気の小さいオッサン。
第二期からの中心メンバー。
MARVEL屈指の公式メアリー。実際、実写映画版では彼が実質上主人公となっている。
超回復能力が特徴だったが、近年は身体能力もチートレベル。
サイクとのライバル関係が新たな対立軸に移行中。


ジーン・グレイ(サマーズ)
赤毛のヒロイン。
初代メンバーの1人。
サイクの恋人(妻)だが、ウルヴィー始め横恋慕され率が高く物語に常に混乱を起こす(編集部の所為だけど)。
……現在は死亡中。
最強レベルのテレパスで、ゲームにも登場したフェニックスは彼女の記憶をコピーした宇宙生命体である。


ストーム
本名:オロロ・マンロー
アメコミ史上最高の黒人ヒロインとも称えられる第二期以降の中心メンバーでリーダー格の1人。
気象現象を操る。


◆ビースト
本名:ヘンリー・マッコイ
X-MENの頭脳。
天才的な頭脳と野獣の外見を持つ。
初代メンバーの1人。


◆エンジェル/アークエンジェル
本名:ウォーレン・ワージントンV世
初代メンバーの1人。
元々は背中に白い翼を持つだけのミュータントだったが、
アポカリプスに改造されホースメンの一員・アークエンジェルとなり肌が青くなり凶暴化した(現在は元に戻った)。


アイスマン
本名:ロバート・ドレイク
初代メンバーの中では最年少。
冷気を操り、自らの肉体をも氷片に出来る。サイクロップスを兄のように慕っている。


◆ガンビット
本名:レミー・ルポー
元盗賊のケイジャン(フランス系移民)。
手にした物体に破壊エネルギーを込める事が出来る他、ズバ抜けた身体能力と棒術と甘い言葉が武器。


◆ジュビリー
本名:ジュビレーション・リー
両親を殺され孤児院を脱走したホームレス中学生(アメリカ育ちの韓国人)。
ストレスが具現化し、両腕からエネルギーボルトを放つ。
お前のような13歳がいるか。


◆ローグ
X-MENの中心メンバー。
肌に直接摂取した相手のパワーを奪う能力を持ち、スーパーヒロイン、ミズ・マーベルの意識とパワーを永久的に自分の物にしている*1


ケーブル
本名:ネイサン・サマーズ
30世紀の未来よりやって来た傭兵。
サイクとジーンのクローン、マデリーンの子供が成長した姿であり、地上最強のミュータントの一人。


◆ビショップ
可能性の未来の一つからやって来た。
凡るエネルギーを吸収する能力を持つ。
ウルヴィーやケーブルにも劣らない戦士。


◆サイロック
本名:エリザベス・ブラドック
ハイレグ姿がエロい女ニンジャ。
元来はただのテレパスであったが、女忍者カンノンとの接触により精神が逆転した。


◆ハボック
本名:アレックス・サマーズ
生き別れていたサイクの弟。
宇宙線を吸収し、強力なプラズマウェーブを放つ。
悪堕ち、洗脳された際の強さや凶暴さや生き生きした活躍に定評がある。


◆ポラリス
本名:ローナ・デイン
磁力を操る美女だが、情緒不安定気味。


◆バンシー
本名:ショーン・キャシディ
第二期メンバー。
超音波を操るエージェント。


ホワイトクイーン
本名:エマ・フロスト
白いスーツがまぶしいヘル・ファイヤー・クラブ出身の元・ヴィラン。
いろいろあって現在はX-MENに参加。
ヴィラン時代から教育熱心で、ジーン亡き後のスコットと熱愛しかけてたが、失敗に終わる。


◆キャノンボール
本名:サミュエル・ガスリー
全身をフォースフィールドに包んで飛行する人間弾丸。



■悪役(ヴィラン)

マグニートー
本名:エリック・マグナス・レーンシャー
磁界王と呼ばれる最強のミュータントの一人。


アポカリプス
本名:エン・サバー・ヌール
5千年前のエジプトに誕生した魔神。
適者生存を掲げる。


Mr.シニスター
本名:ナサニエル・エセックス
アポカリプスに転生させられた異端の遺伝子学者。
究極のミュータント創造を目指す。


◆ダークフェニックス
悪堕ちしたフェニックス。
無限に近い力を持つ。
愛するサイクと仲間達の為に自滅を選んだ。


◆センチネル
オリバー・トラスクらが創り上げた対ミュータント抹殺用ロボット。


オンスロート
本名:チャールズ・エグゼビア/エリック・マグナス・レーンシャー
エグゼビアの傷ついた心が彼の中に宿っていたマグニートーの悪心と合体して生まれた史上最強の破壊神。
最強のテレパシーと最強のマグネティックパワーを併せ持つ。




追記修正は遺伝子の運命に打ち勝ってから。

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