チャージアックス

登録日:2013/09/22 (日) 14:48:03
更新日:2023/11/06 Mon 16:58:35
所要時間:約 33 分で読めます




チャージアックス(Charge Blade)は、『モンスターハンター』シリーズに登場する武器種の1つ。
『モンスターハンター4』(MH4)で初登場。


■もくじ


■概要

通称:チャアク、盾斧

MH3から存在するスラッシュアックスから派生した概念の武器(なので斧モードの一部モーションは共通している)と言えるが、
あちらが「斧と剣を変形して行き来する」のに対し、こちらは「剣と盾が合体して斧になる」というコンセプト。
なので剣モードと斧モードの2つの形態を持つが、スラアクとは
  • 盾がある
  • スラアクは斧が機動力、剣が攻撃力。こっちは剣が機動力、斧が攻撃力。
  • 属性解放は斧モード
などの違いがあり実質的には完全に別物の武器種となっている。

納刀については剣モードと斧モードで異なっており、斧モードの方が分離する手間を挟むせいか遅い。


■剣モード

左手に片手剣よりちょっと長いリーチの剣を、右手にランスガンランスほどの大きな盾を持つ。
モーションは似たものもあるが、少し手数が少ない分威力が高めという感じで概ね統一されている。
また、盾とは言うが実際は斧モードにおける刃なので、ガードすると斬れ味が減ってしまう代わりにガード能力が大剣並み(条件を満たすとランス並)に高い、
(MH4G以降)盾を使う攻撃も存在はするが打撃属性ではないなどの違いがある。
このモードでモンスターを殴ったりガードしたりするとビンにエネルギーを溜めることができる(後述)。

歩く速さは片手剣よりはやや遅く、移動速度強化のない狩猟笛と一緒ぐらい。

■斧モード

盾が真ん中で二つに分かれ、その間に剣をぶっ刺して柄とし、ぶっ刺された盾は半回転して斧の形状になる。
歩く速さは大剣やスラッシュアックスの剣モードと同じ。
ちなみに、斧になる都合上、剣の柄の部分がやたら長いことになっている。

■ガードポイント

合体変形機構と並ぶチャアクの特徴的な部分の一つ。
剣モードのアクションの中にはガード判定(ガードポイント/GP)が組み込まれているものがあり、
そのアクション中に攻撃を受けるとアクションがキャンセルされ、ガードモーションに移行する。
『あ、死んだ』と思ったらハンターがガードしてネコタクがUターンするのはチャアク使いにとってよくあることであり、
まだ慣れていない頃にGPに救われたハンターも少なくないだろう。
通常のガードもあるが、GPで受けるとガード性能が上昇するという特徴もあり*1
うまくGPで受ければ隙無く攻撃を続けられるためGPの活用はチャアク使いの実力の見せ所でもある。
一方でフレンドリーファイアで移行をキャンセルされ、硬直時に攻撃を食らって力尽きるというのもよくあること。
MHXにてガードポイントの仕様が見直され、ガード判定を持ちながら(ランスのガード前進と同じく)ある程度までの威力の攻撃を防ぎつつ行動を出しきるという形になった。
また、他の武器種にも一部の行動にガードポイントが充てられてチャージアックス専用の要素ではなくなった。

当たり前だが盾のない斧モードでは使えず、剣への変形行動時にガードポイントが発生するので咄嗟の時はこれを使わないといけない。

■ビン

スラッシュアックスと同じくビンが内蔵されている。
現時点では、ビンの種類は以下の2種類のみ。

・榴弾ビン
属性解放時に気絶値と固定ダメージを付加。気絶値はモーションによっては非常に高い。

・強属性ビン
属性解放時に属性ダメージを付加。属性値×3~4.5とかなり強烈な効果。

剣モード時に斬りまくるかガードでエネルギーが溜まっていき、
そのエネルギーをビンに「チャージ」することで斧モード時に「属性解放斬り」が使えるようになる。
エネルギーは画面左上に表示されるビンゲージのビン5本分まで溜められる。
剣モード時のエネルギーの溜まり具合はゲージの色で判断でき、黄色ならビン3本分、赤色なら5本分チャージできる。
しかしゲージが赤色の状態で攻撃し続けると、エネルギーがオーバーヒートするという理屈で剣による攻撃が弾かれるようになってしまう。
そのため剣モードは定期的にチャージを行ってエネルギーをビンに変換しながら戦わないといけない。

■特徴まとめ

それなりの機動力とガードを持ちフットワークに優れた剣モードと、鈍足ながらリーチの長さとチャンス時の属性解放斬りがある斧モードと、役割が分かりやすい。
また、チャージアックスで行けばいい、というほど相性の良いモンスターはいないが、チャージアックスでは難しい、というほど相性の悪いモンスターもいない。
スキルや耐性次第でどんなモンスター相手でも立ち回れるこの汎用性こそチャージアックスの最大の利点であり、操作に慣れればどんなクエストにも担いでいける。
しかし、後述の通り作成難度が高い(初期のみ)ことと剣モードでも足が遅いこと、うまく立ち回れないと器用貧乏になってしまうのがウィークポイント。
また技の派生が物凄く多く、管理するゲージの多さや他武器種にはない特殊な操作を覚える必要がありとっつきにくさもある。GPを活かしていったりすると更に操作が複雑になる。
更にやれることの多さはスキル構成の難しさにも繋がっており、積みたいスキルがとにかく多く、プレイスタイルに合わせた取捨選択が重要となっている。

原典となっていたスラッシュアックスは長らく「剣と斧を切り替える武器なのに(剣に)固定した方が強いので切り替える意味がない」と揶揄されていたが、
こちらは武器の仕様上、どちらか一方のモードだけ使っていては性能を発揮できない。
一方で、「超高出力を放つ時だけ斧にして後は常に剣で(定期的にチャージしつつ)立ち回る」事は可能。
「剣と盾を合体して必殺技を放つ」というロマンの塊のような立ち回りではあるが、モンハンのゲームデザイン上かなり有効であるため、
それをせず斧モード主体で立ち回る意義が薄いことはしばしば指摘される。*2

■シリーズにおいて

シリーズにおけるアップダウンが特に激しい武器で、強い時はとことん強いが駄目な時はボロボロと差が激しい。
MH4
シリーズ初登場。
しかし性能はさほど強力とは言えず、更に同じく初登場した操虫棍がべらぼうに強かったこともあり、新武器の割には影が薄かった。
MH4G
MH4の反動か非常に優遇され、パッケージを飾ると共に新モーションと多彩なバリエーションを引っさげてきた。
若干上向きに攻撃するパイルバンカーチックな盾アクションと、高出力属性斬りを超える威力の『超高出力属性斬り』が追加され、火力が劇的に向上
斧モードにせずともガードや盾突きから高出力属性斬りを出せるようになって立ち回りも楽になり、使いやすくなった。
「基本は剣でチャンス時にだけ超高出力ぶっぱ」という立ち回りが強力なため採れる戦法の幅が狭まるという指摘がないこともないが、
超高出力自体もマルチプレイに不向きなどのリスクが大きく、属性解放斬りIIの使い勝手が上がったこともありそちらを軸にするプレイヤーも少なくなかった。
総じて、歴代でもっともバランスが良い部類に数えられている。
MHX/MHXX
ガードや盾突きから高出力属性斬り派生を開発が強すぎると判断したようで、まさかの削除。
更に超高出力が意味不明なほどの弱体化を食らい再び厳しい立場に。
一応MH4時点では存在しなかったダラ・アマデュラなどの素材を使う新顔も多数登場し、相対的に作成難度は少し低下した。
超高出力の威力に関してはMHXXではある程度持ち直した。
MHWorld/MHW:I
MHWではガードや盾突きから高出力属性斬りが復活。
更にXXのブレイヴスタイルに存在した超出を打っても属性強化が解除されない仕様がデフォルトになり、威力も戻ったことで超高出力が大きく強化された。
さらに剣強化が追加され、剣モード主体の立ち回りもパワーアップした。
結果として剣主体でビンを貯めて即超出ぶっぱ戦法が強力になり、これが流行った一方で斧モードを主体とした運用が空気化する問題も起きた。
斧モードがあまり使われていないことが憂慮されたのか、超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』で属性廻填斧強化斬りという斧モードを強化する技が新登場。
が、肝心の基礎モーション値が弱体化されており、やれることが増えたというよりはやらなければいけないことが増えたという感じで儀式アクションの増加を嘆く声も多い。
MHRise/MHR:S
優秀な鉄蟲糸技が追加されたものの要の超高出力含む斧モードがまたしても弱体化を食らっており、またまた厳しい立場に。
超出は余りに弱体っぷりに『超低出力属性封印切り』揶揄されてしまうことに。
MHW:Iに引き続き斧強化も登場したが仕様が大幅に変わっており、斧モードを維持するなら効果は事実上永続。しかしながら納刀や剣への変形をすると即効果消滅となった。
火力はまぁそこまで悪くはないが総合的なダメージレートでは覿面に強いとまでは言えず、機動力も防御力も厳しい。
また、カウンターフルチャージや形態変化前進など立ち回りを大きく補強する技が追加されはしているのだが上記の欠点を明確にカバーできるほどではなかった。
極端に強くないとは言えそれでもマシな部類である斧強化をメイン、
つまり最初から最後まで斧で立ち回るのがマシという感じになってしまい、高速化した狩猟シーンについていけないという意見も多かった。
超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』を迎えたアップデートでは超高出力のビン威力と当たり判定が大幅に強化された。
特に属性ビンの強化が著しく、4GやMHWのような超高出力ぶっぱ運用が見事復活を遂げている。
斧のモーション値などは据え置きだが、マスターランクの新鉄蟲糸技2つは斧強化状態と凄まじく相性が良く、
立ち回りと火力を一気に強化したことでこちらも大きくテコ入れされた。
これによって即超出ぶっぱ戦法と斧強化の斧メイン運用に完全に二極化されることになり変形を駆使するという魅力が減ったという意見もあるが、
疾替えによりその2種を同時に運用できるようになったため立ち回りの幅自体は大幅に広がっている。
同作ではアップデートで属性火力のインフレが起こったが、強属性ビンの超高出力で破天荒なダメージを叩き出す、
或いは手数に優れる斧強化で属性を押し付けるとどちらの立ち回りにも強い恩恵がある。


■大まかな派生表


□剣:基本攻撃

  剣:斜め斬り   剣:突進斬り
    ↓        │
  剣:斬り返し←────┘
    ↓
┌→剣:溜め斬り─┐
│   ↓    │
└─剣:回転斬り←┘


  剣:ガード
    │
    ├────────┐
    ↓        ↓
  剣:チャージ   剣:変形斬り
    │
    ├────────┐
    ↓        ↓
  剣:斬り返し   斧:属性解放斬りI


□斧:基本攻撃

  斧:叩きつけ   斧:横斬り
     │       │
     ├───────┘
     ↓
┌─斧:斬り上げ ─┐
│    ↓    │
└→斧:斬り下ろし←┘

 ※どの攻撃からも派生可
  斧:変形斬り

□属性解放斬り

 斧:属性解放斬りI
     ↓
 斧:属性解放斬りII
     ↓
 斧:高出力属性解放斬り
     ↓
 斧:属性強化状態
     ↓
 斧:超高出力属性解放斬り


■各モーションの解説

※ハードに合わせてボタン名は読み替えすること

□剣モード時


〈剣:斜め斬り〉
「X」
始動技。
その場で左上から右下へと斬る。


〈剣:突進斬り〉
「X+A」
始動技。納刀時にXでも出る。
左足→右足とタタッと踏み込みつつ斜め斬り。片手剣でいう突進斬り。


〈剣:斬り返し〉
「X」
斜め斬り・突進斬り・チャージから派生。右下から剣を振り上げる。
コロリンした後にX押してもこれが出る。


〈剣:溜め斬り〉
「A長押し」
剣のどの攻撃からも派生可。始動技でもある剣モードの主力技。
左手を後ろに引きつつ力を溜めた後、振り上げ→凪ぎ払い。光ったところが狙い目。動作終了時にちょっとだけガード判定が出る。
ボタンをすぐ離すと振り上げだけ。
エネルギーが多く溜まる。


〈剣:回転斬り〉
「X」
Xのフィニッシュ技。または溜め斬りの派生。
右回転しつつ凪ぎ払う。範囲が左に広い。
右足で一歩踏み込むため、ちょっと前に出る。
終わり際にガード判定(GP)。地味に便利。


〈剣:ガード〉
「R」
右手の盾で前方をガード。
ガード性能は片手剣と大剣の間らしい。
これでモンスターの攻撃を防いだ後、変形斬りに持っていくとカッコいい。


〈剣:チャージ〉
「R+A」
盾を後ろに回し、盾に剣をぶっ刺して溜まったエネルギーをチャージする必須行動。所要時間は約2秒。はじかれからも派生可。地味に便利。
画面左上に表示される瓶ゲージの色が黄色なら瓶3本、赤なら5本分のエネルギーが溜まる。
これをやらないとなんやかんやでエネルギーがオーバーし、剣での攻撃時に弾かれてしまう。また、斧モード時の属性解放斬りに必要となる。
逆にエネルギーが溜まっていない時に使うと盛大に隙を晒す上に全くチャージされない。コマンドミスには注意。
(Ver.10以降のMHRiseではチャージミス時に溜めを行うとチャージミスモーションなしで溜めに移行できるようになった)

侍が鞘に刀を納める時に穴を見ないのと同じように、こっちも実にスマートに盾の穴にぶっ刺す。何気にスゴい。


〈剣:変形斬り〉
「R+X,キックボタン」
納刀時にR+A+Xでも出る。剣のどの攻撃からも派生可。
剣を盾にぶっ刺しつつ右に回転、回転中に盾が半回転して斧の形状になり、右足で一歩踏み込みつつ「 ど っ せ い 」する。出始めにちょっとだけGPあり。
盾がガードした場合は剣モードのまま。回転する際に火花が出る。


〈剣:反撃重視変形斬り〉
MHRiseにおける変形斬りとの入れ替え技。
変形モーションが長くなる代わりにGP受付時間が伸び、さらにGPで受けた場合に(超)高出力派生を行うと威力が上がる効果が追加される。
威力UPもだが剣→斧変形よりも後述の斧→剣変形のGPが非常に使いやすくなるのが最大の利点。
ただ変形速度はもうそれはそれは遅くなるので、通常の変形斬りとは好みで使い分ける形になる。


〈剣:盾突き〉
「剣状態のアクション中にX+A」
MH4Gからの追加アクション。
名前から片手剣の盾攻撃の系譜だと思いそうだが、実際は内蔵しているビンを使って斧モード時の鞘をぶつけるパイルバンカー的な攻撃。
出が早く、上方に向けて攻撃できる。属性の蓄積にもってこいでMPSもなかなかの万能な技。
また、MHX/MHXX以外は盾突きの後にもう一度同じボタンを押すと(超)高出力属性斬りに派生する。
MHX/MHXXは同じ操作で直接属性強化回転斬りに派生。


〈剣:高圧属性斬り〉
「チャージ後、X長押ししてタイミングよく離す」
MHWからの追加アクション。通称剣強化。
属性強化(盾強化)時にチャージ時にさらに溜めることで剣にエネルギーを纏わせつつ斬りつけ、一定時間剣強化状態にする。
剣強化状態では斧と同じように剣の攻撃でもビンの追加効果が発動するようになり、更にはじかれ無効効果が付く。
オーバーヒートによる強制弾かれもスルーできるため、剣モードでずっと戦うことも可能になる。


(剣:高圧廻填斬り)
MHRiseにおける高圧属性斬りとの入れ替え技。
MHW:Iで追加された属性廻填斧強化斬りと同じような技で、一定時間斧強化状態にする。
斧強化状態はあちらとだいたい同じだが、時間経過のビン消費がなくなった上にビン爆発を当てるとビンが1本増えるようになり、
攻撃を当てている限りは斧強化をずっと維持できるようになった。
……のは良いのだが、剣への変形や納刀で即座に斧強化が即終了するというデメリットが追加されたせいで、斧強化の立ち回りが絶望的に厳しくなってしまった。
MHR:Sでも基本的な部分は同じだが、即妙の構えやエアダッシュの追加で立ち回りがグッと楽になり、使いやすさが相当上がっている。
ちなみに強化状態でもモーションはさほど変わらなかったMHW:I時代と比べると、ヒット時に強烈なヒットストップがかかるようになっており、
追撃というよりはガリガリとモンスターを削るような多段ヒット感が増している。


〈剣:ビン追撃【撃針】〉
MHR:Sにおけるビン追撃との入れ替え技。
ここでいうビン追撃とは盾突きと剣強化状態の攻撃におけるビン爆発のこと。
通常のビン追撃は対象となる攻撃ヒット時にそのままダメージとビン効果を与えるが、
撃針は攻撃ヒット時に不活性のビン効果を付与し、斧攻撃を当てることで一気に爆発させるという効果に変化する。
斧モードと合わせることが必須になるが、通常のビン追撃よりも威力とスタン値が上で、更に追撃1つに付き盾強化時間が延長されるというメリットがある。


□斧モード時


〈斧:叩きつけ〉
「移動しつつX」
始動技。
右に回転しつつ、一歩前に出てどっせい。
打点は高いが斬り上げよりは劣る。
斧モードでは基本的にこの技を多用することになるだろう。


〈斧:横斬り〉
「回避後にX」
始動技。コロリンからしか出せない。
コロリンした後、横に斬る。叩きつけより前に出るため、モンスターとの距離をつめる時にでも。
スラアクの横斬りとモーションは同じ。


〈斧:斬り上げ〉
「X」
始動技。また、叩きつけ・横斬りからの派生。
右下から「 そ ぉ い 」。大剣の斬り上げと同じく、ハンターに当たるとふっ飛ばす。
スラアクの斬り上げとモーションは(ry


〈斧:斬り下ろし〉
「X」
斬り上げから派生。
斬り上げたところからぶった斬る。
スラアクの(ry


〈斧:変形斬り〉
「R,キックボタン」
高出力属性解放斬りを除く斧のどの攻撃からも派生可。
斧部分を半回転させて盾に戻しつつ右に回転、盾から剣を抜刀して凪ぎ払う。右に一歩出るのは剣の方と同じ。
変形後に回転斬りと同じGPあり。


〈斧:反撃重視変形斬り〉
MHRiseにおける変形斬りとの入れ替え技。
GPで受けた場合の仕様は剣→斧と同じだが、こちらは元の変形に比べるとモーションの変化が大きく、変形より先にGPが発生するようになる。
斧状態でとっさに出せるガード技として優秀だが、斧強化状態が切れてしまうのがデメリット。


〈斧:属性解放斬りI〉
「A」
始動技。斬り下ろし・チャージから派生できる。
モーションは横斬りと同じ。瓶にエネルギーが溜まった状態なら属性解放、当たったところに小爆発を起こす。
距離を詰めながら出せるのが便利。


〈斧:属性解放斬りII〉
「A,X+A」
属性解放斬りI・叩きつけ・斬り上げ・横斬りから派生。MH4のみX+Aでいきなり出すこともできる。
斧を大きく2回ぶん回す。横の範囲が広い。瓶にエネルギーが溜まった状態なら属性解放、当たったところに爆発を起こす斧モードの主力技の一つ。
動作終了時に若干後退し、その時に大きな隙ができてしまう。

その範囲はかの「大迷惑回転斬り」を彷彿とさせる。マルチで使う際は細心の注意が必要。
因みに作品ごとにモーション値の変動が最も激しい技である。
特にMHR:Sでは斧強化状態で解放Ⅱ→即妙の構え→解放Ⅱ→即妙の構えとループさせる即妙ループが定点高火力コンボとして猛威を振るっている。


〈斧:高出力属性解放斬り〉
「A,X+A」
属性解放斬りI・叩きつけから派生。叩きつけの場合はX+A。MH4GからはX+Aで直接出せるようになった。
斧を背後に回した後、エネルギーを全開。渾身の縦斬りを繰り出す。
瓶にエネルギーが溜まった状態なら属性解放、当たったところに大爆発を3回起こす斧モードの主力技の一つ。
ちなみに、爆発の位置は固定なので、モンスターが動いたりすると爆発から逃れてしまうこともあるが、頭に吸われることもある。
動作終了後は自動的に剣モードに移行。隙が大きい。

叩きつけからなら横に範囲が広くなり過ぎずに済むため、マルチでも安心。
榴弾ビンならこれを数回当てればスタン状態にできる。気絶値はかなり高く、ブラキディオスなんかは面白いぐらいに気絶する。


〈斧:属性強化状態 〉
「高出力属性解放斬り開始直後にR」
MH4Gからの追加アクション。通称盾強化。
チャージされたビンを全て消費することで、斧モード時の攻撃力やガード性能がUPする。
この状態になると斧が黄色または赤くなる。
MHXでは盾突きから派生する黄色の属性強化と高出力属性解放斬りから派生する赤の属性強化の二種に別れる(後者の方が性能が高い)。
強化状態は時間経過とともに解除されるので、継続させるには攻撃してビンを溜め続ける必要がある(解除までは結構緩やかなので焦る必要はない)。
チャアクの火力と立ち回り性能を大きく引き上げてくれる強化だがそれが故に所謂「儀式」の1つとなってしまっている。

〈斧:超高出力属性解放斬り〉
「属性強化状態で高出力属性解放斬り」
MH4Gからの追加アクション。
属性強化状態により更に強力になった高出力属性解放斬り。カメラが一瞬引かれる演出がある。
高出力属性解放斬りよりも攻撃力・範囲・爆発が強化されている。また、属性に応じた色の爆発が叩きつけた直後に発生する。(攻撃判定アリ)
空前絶後の超火力技で、単一の技で与えられるダメージとしては全武器中でも最強クラス。
特に強属性ビンの火力はもはや狂ってるとしか言いようがないレベル。
ただし、攻撃中の隙が更に大きくなっているので、相手がスタンしている時や罠にかかっている状態で使用するのが好ましい。
ちなみに超高出力のコマンド入力後にハンターの向きと逆方向にキー入力することで通常の高出力属性解放斬りが出せるという小ネタがある。
前述の通りシリーズでも威力のバラツキが凄まじい。やっぱり調整が難しいのだろうか。

(斧:属性廻填斧強化斬り)
「高出力属性解放斬り開始直後にL2」
MHW:Iからの追加アクション。通称斧強化。
斧を振り上げて斧強化状態にする技。
斧強化状態になるとビンが無くなるまで斧の攻撃時に斧が高速回転して追加ダメージが入るようになる。誰が呼んだかピザカッター。
斧強化状態はでは斧の攻撃力がかなり上昇するため、超出ぶっぱマシーンと化していたMHWの斧状態に革命を齎した。
欠点は時間経過でもビンを消費してしまうようになることと追撃1発ごとに切れ味を消費するため切れ味の消耗がものすごく激しくなること。
前者に関しては剣に戻してチャージを挟めば何とかなるが後者はカバーする手段が欲しいところ。


■スタイルごとの変化

  • ギルドスタイル
概ねMH4Gと同じ操作方法。
盾突きからの溜め2連斬りにより、地上でのゲージ回収能力がトップクラスに高いのが長所。
特に明確な欠点はないが、ストライカーの方が強みを見出しやすいと言われがちでやや不遇。

  • ストライカースタイル
盾突きが使えないMH4に近い操作方法。
突進斬りにガードポイントが付与されていたり、さりげなくこのスタイルだけ斧モードの属性強化状態の強化倍率が高かったりと、
狩技以外でもギルドより優遇されている面もある。

  • エリアルスタイル
地上で溜め2連が使えない代わりに空中でジャンプ斬り払いが使え、この行動が最もゲージを溜めやすい。
しかし、必ずエア回避からの踏み付けを挟まなければならない関係上、ゲージ効率は全スタイル中最も悪い部類。
溜め2連以外の地上での立ち回りは意外と他のスタイルと同じで、特に斧モードについては削除された行動はない。
空中で高出力属性開放斬りが使えるのが最大の長所で、モーションが早い上に威力も優秀。
とにかくこれをいかにぶち込めるかがエリアルチャージアックスの決め手と言える。

  • ブシドースタイル
盾突きからの簡易属性強化回転斬りができなくなっている。
他の部分は大体ギルドと同じ。
剣モードではジャストガード、斧モードではジャスト回避を使い分けられるのが他スタイルのブシドーと比べた場合の大きな違い。
とにかく剣モードの守りが硬いのが最大の長所であり、ジャストガードから即座に赤属性強化に繋げられるのが優秀。
また溜め2連の溜めている部分に地味にガードポイントが付いており、他スタイルで狙われやすい隙を潰している。
ブシドーの一般的なイメージの「スタイリッシュさ」はあまりなく、
剣モードで確実にエネルギーを溜めつつ、斧モードで一気呵成に攻める堅実なスタイルである。

  • ブレイヴスタイル
とにかく溜め2連や変形斬りといった主軸の技が納刀継続からしか出ないのが致命的で、基本の立ち回りは激変せざるを得ない。
その代わりブレイヴ状態になった後のパワーアップは劇的で、エネルギー回収効率が大幅に改善するだけでなく、特殊な青い属性強化状態になる。
この青い属性強化は超高出力属性開放斬りを使っても解除されないため、ガンガン使ってもパワーダウンせずに立ち回れる。
また属性開放斬りIIIが解禁され、IIとIIIのをループさせてラッシュをかけることも可能。
総じて、通常時の貧弱さとブレイヴ時の強さが両極端なスタイルであり、いかにブレイヴゲージを維持するかがカギになる。
なお、納刀キャンセルからの回転斬りのブレイヴゲージ回収効率が優秀なため、ビンと異なりブレイヴゲージの管理は割と楽な方。

  • レンキンスタイル
剣モードでは溜め2連のチャージがオートになり、最適なタイミングで勝手に出してくれるようになったのが最大の長所。
逆にチャージ成功から直接属性開放斬りに繋げられなくなっているのが欠点で、属性強化に少し手間取るようになっている。
また盾突きの代わりに簡易属性強化回転斬りが出てしまうのは長所とも欠点とも言い難いが、他スタイルとは全く異なる点なので注意。
斧モードでは属性開放斬りからの切り上げ派生ができなくなっているのと、超高出力属性開放斬りができなくなっていることが大きな違い。
特に超高出力属性開放斬りが使えないため、ここぞという時のパワーは見劣りしがち。狩技3枠で補おう。
レンキンゲージが溜まりやすい行動は高出力属性開放斬り。隙が大きい上に使うためのステップが多く、レンキンゲージ溜めは苦手な方。
レンキンアイテムに頼る立ち回りは難しいかもしれない。

■鉄蟲糸技

  • 形態変化前進
翔蟲を使って前方に移動しつつ斧に変形する。
1ゲージでゲージ回復は早く、モーション中はハイパーアーマー付きと使い勝手に優れており、なにより派生で(超)高出力を出せることが最大の特徴。
相手の技をいなしつつ急接近しながら大技を叩き込めれば爽快。
強制斧変形ではあるが変形斬り派生があるので剣モードにスムーズに戻すことも出来る。
斧強化の機動力維持にも一役買っているので斧運用でも重要な技だったが、
Rise:Sで登場したエアダッシュが何かと便利なため斧強化ではそっちが中心に使われている。
一方でこちらは超高出力ぶっぱ型のビルドで有効活用されているようだ。素早く移動しつつ即超高出力を出せるのは魅力。

  • カウンターフルチャージ
翔虫を纏いつつ数秒間盾を構える。1ゲージで回復は中くらい。通称CFC。
構え中に攻撃を受けると技名の通りビンが最大までチャージされ、更にここから高圧属性斬りや超高出力へ派生が出来る。
シンプルながらガード時ののけぞりが一切なく、どんな弱い攻撃でもビンを即座にフルチャージし、
モンスター攻撃後の後隙に大技を叩き込めるとチャアクの立ち回りを支える超便利技。
とりあえず開幕の咆哮をCFCで受けて盾強化にするだけでも全然違う。斧強化メインでも開幕速攻で盾強化できるので片方の書に仕込んでいる人は多いだろう。

  • アックスホッパー
CFCとの入れ替え技。
上に伸ばした翔蟲と斧を地面に叩きつけた反動の合わせ技で大ジャンプする技。1ゲージで回復はCFCと同じぐらい。
ジャンプ中は独自の派生が存在し、中でも空中超高出力解放斬りが非常に強力。
通常の超出よりも斬撃部分の威力が高く、飛び上がりを挟むおかげで敵の攻撃をかわしながら超出をブチ込むことが出来る。
欠点としては無敵やアーマーが無いため考えなしに使うと潰されやすいこと、何より超便利技のCFCを捨てなければならないということ。
MHR:Sでは疾替えシステムによりCFCと同時に持ち込むことが可能になり評価を上げた一方で即妙の構えという新たなライバルが出現することになった。
超高出力メインで行くならCFCと併用できるので気兼ねなく使える。

  • エアダッシュ
MHR:Sで追加された形態変化前進との入れ替え技。
斧を振り回しつつ翔蟲を使ってジャンプし、空中の追加入力で斧からビンを爆発させた反動で大きく移動する技。
ジャンプ部分がアーマー付きでかつ攻撃としても優秀、ビン爆発も威力が高く移動距離も大きい、
ゲージ回復が形態変化前進以上に速いと複数の利点を兼ね備えた新たな便利技。
ビン爆発がやや癖のある挙動なため要練習だが、斧強化状態で飛び上がり部分を雑に振っているだけでもだいぶ強い。
ぶっちゃけ斧強化メインなら普段はこれを連発していき、隙が出来たら後述の即妙ループとするだけでも十分すぎるほど強力。
超高出力に即座に移行できる派生がないことが唯一の欠点であり、超高出力メインのビルドでは使われないこともある。

  • 即妙の構え
MHR:Sで追加されたCFCとの入れ替え技。
剣と斧を合体させ、素早くガードモーションを取る……だけ。1ゲージで回復はCFCより早い。
発表された当時はあまりの地味さから「CFCあるのにこれいる?」「開発はGPの存在を知らないのか」「微妙の構え」とボロクソに言われていた。
しかし、いざ運用してみると斧強化を維持しつつ素早くガードできる、CFCより後隙が少なくゲージも軽いので気軽に出しやすい、派生先がCFCと全く異なる、
ガード性能と相性が良い、即妙ループで火力貢献が出来る等々CFCと見事に差別化されており、チャアク使いはこぞって手のひら高圧廻填斬りすることになった。誰が呼んだか絶妙の構え。


■相性のいいスキル

相性の良いスキルが非常に多い。裏を返せば付けたいスキルがとても多く、今日もチャアク使いはスキル構成に悩まされている。

〈砲術師→砲術王→砲術マスター〉
榴弾ビンの威力を上げる。


〈○属性攻撃強化〉
こちらは強属性ビンの威力向上。


〈切れ味レベル+ or 業物〉
属性解放斬りの切れ味消費が激しいのでケアに。


〈耳栓→高級耳栓〉
属性解放斬りのチャンスを増やす。


〈風圧【小】無効→風圧【大】無効〉
こちらも属性解放斬りのチャンスメイク。単純に生存確率の向上にも繋がる。


〈回避性能〉
片手剣・スラアクと理由は大体同じ。


〈回避距離〉
鈍足の斧モードのお供に。


〈心眼〉
武器性能も合間って弾かれる場面が多いので、あると便利。
斧モードへの移行の際の振り下ろしが弾かれなくなるのも地味にありがたい。


〈納刀〉
生存確率の上昇。
斧モードで一撃離脱を繰り返す時にでも。


〈ガード強化〉
こちらも生存確率の上昇。
ガードできる攻撃の幅を増やしておくと、攻撃中に不意を突かれてもガード判定で命拾いすることが増える。


〈ガード性能〉
盾のガード性能は片手剣と同レベルなので、これがあると相手に貼り付いて攻撃する際に便利。
MH4GやMHX以降のガードポイントの仕様上攻防一体のスキル。
斧強化メインで即妙の構えを使う場合、受けても斧強化が切れない攻撃が増やせるという点でも重要度の高いスキル。


■作中での扱い

MH4時点では最終強化が12種。このうち無属性と毒属性のものは未登場。
MH4Gでは種類が大幅に増え、無属性と毒属性も登場している。
MHXでも種類が増えたが、二つ名持ちモンスターの武器に関しては操虫棍共々4種類しかなく、不遇気味である。
MHXXで再び大幅に増加。二つ名武器も増えた。

武器毎に見ていくと優秀なものも多い。中でもスタンを起こせる榴弾ビン付きのものは、砲術系スキルとの相性の良さが発見されて注目されている。
強属性ビンもスタンを狙いづらいグラビモスや、超大型のダレン・モーラン(等)に使える。

だが、やたら作成難易度が高いものが多く、中には最終強化までにレア素材が4つも必要になるものも……



■盾斧の一部の例

注意
攻撃力の表記が作品によって異なるが、以下では混在して記載している。
390より小さい場合は武器倍率そのものを表示するMHX/MHXXやMHRiseでの表記、
それより大きい場合は係数3.6を掛けて表示するMH4/MH4GやMHWorldでの表記となる。後者の場合属性値にも10.0の係数が掛かる。

□無属性

《榴弾ビン》

〈ブラックフルガード〉
精鋭討伐隊盾斧の最終強化の一つ。

攻撃力は低めだが、防御+20とスロット3つのおまけが付く。斬れ味レベル+1で若干の白ゲージが出現。

作成可能になる時期は、配信クエストなしなら上位★5。
レア素材を特に必要としないため作りやすい。

しかし、他の最終強化の盾斧と比べると劣る点が多い。こいつはそいつらまでの繋ぎとして使うことになるだろう。
ちなみに、覚醒で麻痺属性が追加される。


〈叛逆盾斧ガルレギオン〉
MH4Gで登場したセルレギオス素材のチャージアックス。

攻撃力1044と高く、会心率も15%ある。
またセルレギオス素材の特徴として、回避行動を行うことで斬れ味が若干回復する特性を持つ。

斬れ味ゲージも紫まであるが、回避行動で斬れ味回復前提のため、ゲージ自体は非常に短いのが難点。

レア素材を必要とし、最終強化するにはG級の高難度クエストをクリアする必要があるが、この前段階でも割と強いのでそこで止めてもOK。


〈角王盾斧ジオブロス〉
MH4Gで登場したディアブロス素材のチャージアックス。

会心率-20%と低いのだが、生産武器2位の攻撃力1152が最大の魅力。
匠で短めながら紫ゲージも出る為、スキルによる補助さえ行えば榴弾チャアク最強の一振りになれる。

MHXXでも素材元の再登場に合わせて復活。
やはり最高クラスの攻撃力370に会心率-20%と圧倒的な火力を持つ。
その上前作での弱点の斬れ味が素で白ゲージ30匠+2で紫ゲージ40と大幅改善された。
今作では強力な属性チャアクが少ないこともあり、大多数のチャアクを喰ってしまう凄まじい大業物になっている。
また、二つ名モンスター鏖魔ディアブロスの素材を用いる鏖盾斧コーローンも登場。
会心率-10%に斬れ味と引き換えに狩技ゲージブーストを得ている。

〈真名ネペトヘウト〉
MHXXに登場するアトラル・カ素材を使用した盾斧。

攻撃力は330とトップクラスで、斬れ味も紫まであり、防御力+60される特性も持ち、さらには空きスロットも3つと、汎用性の高さで群を抜いている。

同じモンスターで作られる防具とも相性が良いので一式で愛用していたり、各属性の盾斧が最終までいっていないのでとりあえず汎用性重視で使っていたり、
G級モンスターに対抗するための防御力を求めて担いでいたりとハンターによって理由は違えど、とりあえずこれを担いでいる盾斧ハンターは結構多い。
元々この「真名」シリーズはどの武器も汎用性が高いので、部屋に入ったらみんな金色の武器を担いでいたなんてことも結構ある。
ただし榴弾の威力という点では、上記のジオブロスに逆立ちしても敵わない事には留意したいところ。



《強属性ビン》

未登場……ってか存在しない。


□火属性

《榴弾ビン》

〈烈日斧ヘルメスイクサ〉
精鋭討伐隊盾斧の最終強化の一つ。
リオレウス希少種の素材を使用した盾斧。

高めの攻撃力に加え会心率15%、榴弾ビン付きの常で属性値は控えめだが、斬れ味ゲージは最初から白があり、斬れ味レベル+1で更に白が伸びる。

……だが、最終強化までに火竜の逆鱗が一つ、火竜の紅玉が二つ、テオ・テスカトルの炎龍の宝玉が一つと多くのレア素材を要求される。
これの一歩手前の状態でもなかなか強いので、ひとまずそこ止まりにしておいてもあまり問題はない。


《強属性ビン》

〈ディア=ヘカテリア〉
リオレイア素材を使用した、精鋭討伐隊盾斧の最終強化の一つ。
デフォルトで長めの青ゲージが特徴。スロットも2つ付いている。
紅玉と地味に出にくい延髄が必要とされるが、作成難易度は低い部類に入る。レウスのものと違って希少種の素材を必要としないのもポイント。

MHXXではこの状態(つまり希少種素材を投入しない)での究極強化がディア=ルテミネヴァとなった。
攻撃力・属性のバランスが良く、斬れ味も匠で伸ばせば十二分。
MHR:Sでも同様だが最終形態がディア=ルテミネヴァ改に。
属性値こそトップではないが火属性二番手に付けており、高い攻撃力を活かして斧強化、属性を活かして超高出力とどちらの運用にもよく馴染む。

□水属性

《榴弾ビン》

〈ヒロイックザンナバル〉
あのナバルデウスの武器がチャージアックスにも登場。

現時点で第二位の攻撃力720と、斬れ味レベル+1で現れる長めの白ゲージが魅力。

事実上最強の榴弾チャージアックスであり、多くの盾斧使い達を支え続けた名品。

ただし、作成難易度が狂っとる。
まず、ナバルデウスの素材を解放するために闘技場でイビルジョー2頭を防具護石なしで同時狩猟というトンデモクエストをクリアする必要があり、
ようやくナバル素材を解放できても、最終強化までにイビルジョーの宝玉が二つ、クシャルダオラの宝玉が一つ、
そして集会所ラスボスのレア素材が一つ必要となる。

MH4Gでは〈海王器ナバルレガリア〉という強化先が追加。
相変わらずの素晴らしい攻撃力を備えるが、切れ味は少し物足りないぐらいになってしまった。
それでもトップクラスの汎用性を持つ超強力な武器であることには変わりないが。

《強属性ビン》

〈豪盾斧【伊邪那美】〉
ダレン・モーランの素材を使った八咫盾斧の最終強化(といっても強化は一回しかないのだが)。

高めの攻撃力にスロット2つが付いているが、斬れ味が+1しても青しかないのが残念。

八咫盾斧の生産時に大地の大地の龍玉、強化時に獄狼竜の昏玉が一つずつ必要になる。

MH4Gでも生産水強属性最高峰として君臨し、超解放で数多のグラビモスを抹殺した。

余談だが、一段階前の八咫盾斧は上位に上がりたてのハンターにとってかなり重宝するチャージアックスとして知られている。
下位で作成できるものとしては攻撃力が高く、この時点では数少ない青ゲージ持ちなため、上位前半攻略のために使っていける強みがある。


〈マキシマムインセクト〉
MH4Gより登場した、アルセルタス、ゲネル・セルタスのチャージアックスの最終強化。

1000(武器倍率280)には届かないも高い攻撃力と水属性値、何より防御力+50が非常に目を引くチャージアックス。
斬れ味も+1すれば紫までいき、虫素材ゆえに素材が集めやすいというのも大きな利点。

G級入りたてのハンターには非常に有用なチャージアックスのひとつではなかろうか。


□氷属性

《榴弾ビン》

〈グランドスターアクス〉
MH4のUSJコラボの配信装備の一つ。

榴弾ビン付きの常で物理面は高め、斬れ味レベル+1で長めの白ゲージが出現する。


〈ダオラ=ゲンム〉
MH4Gより登場した、待望のクシャルダオラのチャージアックスの最終強化。

高い攻撃力とそれなりの氷属性を持ち、斬れ味レベル+1で紫ゲージも出現する。

しかし作成難度は高く、最終強化には『古龍の大宝玉』を必要とする。


《強属性ビン》

〈スクアリーアルマード〉
ザボアザギル素材を使った精鋭討伐隊盾斧の最終強化の一つ。

性能は……悪くない。
ただ、斬れ味は+1しても白ゲージが少し出現するくらいで物足りない。会心率の低さも少し気にかかる。

強化途中でセミレア素材のカワズの殿油が3つ要求されるのが地味に厄介。
まあ、盾斧の中では低めの作成難易度だが。

ちなみに、配信クエストなしではMH4時点で唯一の氷属性盾斧である。


□雷属性

《榴弾ビン》

〈鬼神盾斧【金剛夜叉】〉
MH4Gより登場した金獅子ラージャンのチャアク。

ラージャン武器らしい高い攻撃力が魅力。意外と属性値もギリギリ及第点ぐらいだったりする。
かなり強力な武器だが、同攻撃力・同斬れ味でマイナス会心のないナバルレガリアに汎用性では劣る。
(当たり前だが)雷弱点で物理もよく通るような相手に担ごう。

カリスマ美容師ネコのおかげでソロでもかなり作りやすいのが魅力。
と言っても激昂ラージャンを下せる腕前は必要だが。


〈雷盾斧ヴァンクロム〉
MHXにて登場となったラギアクルスのチャアク。
上記の金剛夜叉に似て高攻撃力低属性だが、マイナス会心がなく何より斬れ味が優秀。

MHXでも雷弱点のモンスターは多く、榴弾の属性武器では最強候補とも。


《強属性ビン》

〈ノブレスオブリージュ〉
精鋭討伐隊盾斧の最終強化の一つ。

強属性ビン付きにしてはかなり高めの攻撃力と15%の会心率を持つ。更にスロット2つ、斬れ味レベル+1で白ゲージも少し出現。
雷属性が弱点の敵も多いので、チャージアックス使いとしては持っておきたいといえる。

問題は作成難易度の高さ。
強化途中でフルフルのレア素材一つ、最終強化であのラージャンのレア素材を二つも要求される。

MH4Gでは〈ディヴァルキューレ〉というさらなる強化段階が追加された。G級とはいえフルフルの素材がメインのため、強化難度は割と低め。
性能も悪くなく、G級入りたてハンターにとっては結構頼りになるチャージアックスのひとつ。

〈ミラアンセスブロウ〉
MH4Gで初登場したミラルーツ素材で作られたチャージアックス。
そこそこの攻撃力1008に高めの雷属性440、斬れ味レベル+1で紫ゲージ40と隙が無い一振り。
スロットが無いことを除けば弱点は無いと言っても過言ではない。

MHXXにて素材元の復活に合わせて再登場。
強化を重ねるとミラアンセスシャデスに名を変える。
攻撃力300、雷属性50、匠+2で紫ゲージ40とMH4Gとほぼ変わらない傾向。
ジオブロスとイクセエンカムが幅を利かせる今作でも強力な一振り。

□龍属性

《榴弾ビン》

〈THEサプレッション〉
あのゴマ油の盾斧フォースofフォールの最終強化。

攻撃力は榴弾ビン付きの中では控えめな数値だが、ゴアシリーズの特徴である高めの会心率25%がそれを補う。
斬れ味も斬れ味レベル+1を付ければ長い白ゲージが出現する。
それと龍属性を持つことも手伝って、チャージアックスの中でトップクラスの汎用性を持つ。メインモンスターの武器はやはり強かった。
これを作ってしまえばかなり潰しが利くので、最優先で作りたい。

難点は作成難易度。
最終強化までに破壊が面倒な触角が多めに要求される上に、別のモンスターのレア素材が下位と上位で一つずつ要求される。まあ、これでもマシな方なのだが。


《強属性ビン》

〈黒龍盾斧〉
黒龍ミラボレアスの素材を使用した盾斧。

THEサプレッションと比べると攻撃力、会心率、斬れ味に劣るが、高い龍属性と強属性ビンで龍属性を弱点とするモンスターにはこちらの方が強い。
また、斬れ味レベル+1を付けると白を通り越して紫ゲージになるため、硬いモンスターを相手取る時には頼りになる。
スロットも一個だけとはいえ存在し、スキル付与にも多少融通が利く…かもしれない。

作成には恐暴竜の宝玉と黒龍の眼が要求される。
要するに作成難易度は高め。ただし一発生産のため、あのモンスターを狩れるレベルであればあっさり作れたりもする。

MH4Gでは属性値にさらに磨きがかかった〈真・黒龍盾斧〉が追加。超解放で4万以上の属性値を叩きだす最強の古龍処刑兵器。
「龍強属性は発掘粘らなくてもいいよ」とまで言われるほど。

なお、MHXXで復活した際は榴弾ビンに変更された。榴弾ビンでもMHXX最強格の龍盾斧となってる。

〈赫醒盾斧ジルバッド〉
MHXXで登場した天彗龍バルファルクの盾斧。
高い属性値が強属性ビンと噛み合う上に斬れ味が優秀。
なんたって白ゲージが250もある。
赤ゲージ以外は紫含め存在しないが、MHXXの紫ゲージ弱体化があって問題視されていない。
とはいえチャージアックスは斬れ味消耗が激しめのため、砥石はちゃんと持って行こう。

余談だが、この武器は発売からしばらくの間、赫醒斧と誤植されていた。剣斧じゃスラッシュアックスだ


□毒属性

《榴弾ビン》

〈ベロボーグサイズ〉
MH4Gでようやく登場した毒属性チャアク。影蜘蛛ネルスキュラの素材から作られる。

攻撃力は低いが会心率が高く、素で紫が40もあるので使いやすい。
初期段階のアラクネスケイルは上位に入ってすぐ作れ、多少白ゲージがあるので非常に頼れる。

低攻撃力が榴弾ビンとかみ合っていないのが唯一の難点。


□麻痺属性

《榴弾ビン》

〈ブラックフルガード(覚醒)〉
覚醒したら麻痺が付くようになった……のだが、属性値が低すぎて麻痺させるのに苦労する始末。

マルチで活躍させようにも……ねぇ?

MH4Gでは〈シュヴァルツスクード〉という強化段階が増えた。

相変わらず属性値は低めだが、超高出力斬りの恩恵か一回くらいは麻痺するレベルにはなった。
単純に武器としてもそれなりに強いので、覚醒なしでもG級開始直後だと使える。


□睡眠属性

《榴弾ビン》

〈チェルノボグサイズ〉
名前でお察しの通り、ネルスキュラの亜種武器。

攻撃力はG級武器としては最低だが、会心率が45%もある。
眠ったモンスターに爆弾で寝起きドッキリしたいならコレ。

余談だが強化前のシュルツシュラーが上述のシュヴァルツスクードと名前、作製時期が被っていてたまにネタにされる。


□爆破属性

《榴弾ビン》

〈伝説Jレガシー(覚醒)〉
配信装備の一つ。

現時点で攻撃力は第一位……なのだが、会心率-25%付き。
斬れ味も+1して青ゲージ止まりなので、盾斧物理最強の座はヒロイックザンナバルなのかもしれない。

覚醒することで爆破属性が付くが、その数値は低い。爆破させるなら後述の黒滅龍盾斧の方が上。

なんとも中途半端な立ち位置に来てしまったものである。


〈砕光の盾斧〉
MH4Gで追加されたブラキディオスのチャージアックスの最終強化。

1008という高い攻撃力とそれなりに高い爆破値を持ち、斬れ味も+1すれば紫まで届く。
見た目もメタリックブルーと暖色系のコントラストが素敵。

しかし最終強化するにはとあるとんでもない状態のブラキディオスを倒さねばならず、超レア素材も要求される。


〈黒滅龍盾斧〉
紅龍ミラボレアスの素材を使用した盾斧。

攻撃力が控えめなのだが、斬れ味レベル+1で今作では貴重な紫ゲージがつく上、何を思ったのかスロットが3つもある汎用性の高さがウリ。

この盾斧は一発生産である。……故に要求される素材の種類は少なくて済むが、素材の量は多い。
作成可能になる時期がかなり遅いのも向かい風。





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最終更新:2023年11月06日 16:58

*1 MHX/XXは性能上昇無し

*2 スラアクが長年「斧」で立ち回ることの意義を問われていたこともあり、チャアクで(本来なら)高火力の斧を振り回したいと思うプレイヤーが出てくるのは当然の流れではある