青魔法(FF5)

登録日:2012/06/06 Wed 15:15:00
更新日:2024/03/09 Sat 17:26:28
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青魔法はFINAL FANTASYシリーズに於けるアビリティの一種。
ここではFINAL FANTASY Ⅴでの青魔法について解説する。

青魔道士の固定アビリティで、ジョブレベルを3まで上げると修得可能。
同じく青魔道士の付加アビリティであり、ジョブレベル2で修得する「ラーニング」と併用することによって使えるようになる。

FF5での魔法は一部を除いて魔法屋で購入しなければ習得できないが、青魔法はそれらと違い、青魔道士、もしくはラーニングのアビリティをセットしたキャラクターが対応する敵の特技を受けることによって習得できる。
100種類ものアビリティが存在するFF5の中でも取り分けバラエティに富んでおり、性能のみならず青魔道士のコスチュームも相俟って変態的。
どんなシチュエーションにも対処可能であり、FF5……いや、FFシリーズ屈指の使い勝手の良さを誇るといっても過言ではない。
青魔道士が序盤に手に入ることもあり、最初から最後まで戦術の要としてお世話になった人も多いはず。

ただ覚える技が判りづらく、事前情報なしに全てを習得するのは困難で、また判っていても一度敵の攻撃を受けなければならず、一見何の役にも立たないような魔法が多いため知識がなければ使いづらく、時々失敗することがあるなど、難点もいくつか存在する。初見プレイにはあまり向かないアビリティと言えるだろう。

非常に人気が高く、その性能もさることながら、使わなくてもこれっぽっちも問題ないようなイロモノが多いこともあり一部の変態も好んで使うようだ。
某動画サイトには青魔法以外のほぼすべての行動を禁じてクリアするという制限プレイが投稿され、人気を博した。


【青魔法紹介】
  • しのせんこく
選択した対象単体を30カウント後に死亡させる。
覚えられるのは遅いが、青魔法アビリティ以外で使う機会がある。

  • しのルーレット
敵味方問わずランダムに選出した一体を即死させるギャンブル性の高い技。最終盤まで受けることもできない。

  • アクアブレス
敵全体に無属性ダメージ。名前のせいで水属性だと思われがち。砂漠の敵に効果8倍。
みんなのトラウマその1。
ラーニングしようとして死ぬだけでなく、忘れたころに耐性の付けようがない点で猛威を振るう。

  • レベル5デス
レベルが5の倍数の敵を即死させる。敵パーティ全体に効果がある。
その凶悪さから、恐らく最も有名な青魔法。
条件さえ満たせば即死耐性を無視するため、ラスボスをも即死させる。
くろのしょうげきやレベル2オールドと組み合わせると敵のレベルを調節できるので出番も多い。
ちなみに
Q.レベル5デスがラーニングできません。どうすればいいですか?
A.死ね
という問答の通り、ラーニングする際はしっかり即死効果を受けないとラーニングできない。なのでパーティのレベルをずらすよう調節しないと全滅する。これを知らない初見時、古代図書館で全滅した人は数知れず。みんなのトラウマその2。

  • レベル4グラビガ
レベルが4の倍数の敵に対し、残りHPの1/4の割合ダメージを与える。
時空魔法グラビガと比べるとダメージは小さいが、こちらは全体が対象、必中効果、燃費が良いと、どちらかといえば雑魚戦向け。

  • レベル2オールド
レベルが2の倍数の敵を徐々に老化させる。受けた敵は時間経過と共にレベルが下がっていく。GBA版以降は弱化効果がより強化され、長期戦にも使える。
耐性無視で、くろのしょうげきと組み合わせれば範囲は広い。
徐々に下がるのでレベル系魔法を連発すれば命中する。

  • レベル3フレア
レベルが3の倍数の敵全体に対して無属性魔法ダメージ。
しんりゅうのせいでトラウマを植え付けられた方も多いだろう。
通称ナベアツフレア。レベル系は有効な敵が固まってくることもあるのでその時はチャンスだ。

  • かえるのうた
対象単体をかえる状態にする。かえる状態時にもう一度掛けても元には戻らない。ウォルスの塔が最大の見せ場。

  • ちいさなメロディ
対象単体をこびと状態にする。こびと状態時にもう一度掛けても元には戻らない。かえるのうたと違い覚えられるのが遅すぎる。

  • フラッシュ
敵全体に暗闇状態異常を与える。これを覚えることが敵が単独になった時にパターン変化することもあるよ、というサンプルでもある。

  • タイムスリップ
対象単体に老化+睡眠の状態異常を与える。使う敵が出現範囲狭いので、割とレア。
片方に耐性があると無効化されるのがネックだったが、ピクセルリマスター版ではそれがなくなり使い勝手がよくなった。

  • つきのふえ
味方全体をバーサク状態にする。敵が使ってもこちらがバーサク状態になる。
な ぜ だ !
ある意味ではトラウマ候補生。

  • デスクロー
対象単体を瀕死+麻痺状態にする。命中率自体は低いが決まれば一気に無力化できる。
ボスの中には耐性がないのも結構いるので使いどころは多い。特に「とらえる」との組み合わせに向いている。

  • エアロ
対象に小ダメージの風属性魔法。白魔法ではなく青なので、探す努力が必要。
多くの者が最初に覚える青魔法その1。

  • エアロラ
対象に中ダメージの風属性魔法。球体のようなエフェクトでスイカを思い出す。

  • エアロガ
対象に大ダメージの風属性魔法。テールスクリュー。
少し威力が物足りないが覚えられる時期には「エアナイフ」を併用できる為、それで補える。

  • かえんほうしゃ
対象単体に中ダメージの炎属性魔法。燃費の良さで勝負する珍しいタイプ。

  • ゴブリンパンチ
対象単体に「たたかう」と同程度のダメージ。
多くの者が最初に覚える青魔法その2。
物理攻撃力依存で後列攻撃可、魔法扱いでリフレクに反射されないと何気に優秀。
術者と対象のレベルが一致していれば与ダメージ8倍+防御力無視。
あくまで物理攻撃力の数値に依存するので、数値はいいが実性能が変な「ブラッドソード」「エクスカリパー」を装備させるとなかなかのダメージを叩き出す。
マニアが使えば強いだけでなく適当に使っても強いのが大きなセールスポイント。

  • くろのしょうげき
対象単体のレベルを半減する。
これだけでも充分だが、レベル5デスとのコンボが凶悪。小数点以下は切り捨てなのでレベル2オールドとの相性も良い。

  • ガードオファ
対象単体の防御力半減。重ね掛け可。
ただ同効果で成功率が高いものも多いので、制限がない場合は地味かも。

  • ゆうごう
術者が死亡する代わりに対象のHPとMPを全回復させる。
アビリティ次第ではエーテルをケチって相互回復も可能。

  • マインドブラスト
対象単体にダメージ+麻痺。習得は最後になりがちだが、有効対象の多さと取り回しの良さで活躍する。
のうみそをすいとられた!
元ネタはD&Dに登場する邪悪な種族イリシッド、通称「マインドフレア」の即死攻撃。

  • きゅうけつ
対象単体に術者の(最大HP−残りHP)÷2のダメージを与え、術者のHPに変換する。アンデッド系に対して使用すると逆にHPを吸収される。
自分自身に使用するとダメージなしで回復。多くの者が最初に覚える青魔法その3。
アドバンスでは大幅に強化され猛威を振るった。

  • マジックハンマー
対象単体の残りMPを半減。
見た目は完全にピコハン。魔法で一癖強い手を使う相手にどうぞ。

  • マイティガード
味方全体にプロテス+シェル+レビテトの効果。
燃費は悪いが強敵に対しては有効、そして習得難易度も最強クラス。
確実に覚えたければ、カーウェン湖(あるいは近くの河口)へ「あやつる」や混乱手段を持参してGO。

術者が死亡する代わりに対象単体に術者の残りHPをダメージとして与える。
アポカリョープス最大の誤算。

  • ????
対象単体に術者の最大HP−残りHPのダメージを与える。
こちらが使うと微妙だが敵に使われると痛い。後の作品ではリベンジブラストというカッコイイ名前が付けられた。
また、FF9ではパンプキンヘッドという同性質の青魔法も登場した。
機種によっては必中なので、確実なダメージ源として役に立つ。

  • はりせんぼん
対象単体に1000の固定ダメージ。序盤でこの威力は知ってると強い。
リフレク・シェル・プロテスで守りが固い相手を倒す時なんかに。

  • ホワイトウインド
味方全体を術者の残りHP分回復。
リフレクトリング・ボーンメイル装備時にも回復することが可能。
FF5最高の回復魔法で、これだけのために青魔法をセットしてもいいくらい使える。

対象単体に、対象の残りHPの3/4の割合ダメージ。
どこから発射するのだろうか…
戦力差がある時の攻撃手段として有益。ちょっと命中精度は低め。


  • ついきしゅうせい
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最終更新:2024年03月09日 17:26