次元の狭間(FF5)

登録日:2011/10/13(木) 01:21:36
更新日:2023/04/22 Sat 12:06:41
所要時間:約 8 分で読めます





※FF5のネタバレを多分に含みます※










FINAL FANTASY Ⅴ』のラストダンジョン

物語の始まる1000年前、暗黒魔導師エヌオーが「無」の力を生み出して世界征服を図り、世界を恐怖のどん底に陥れた。
人々は12の武器を用いてエヌオーを倒したが、「無」の力を消すことはできなかった。
そこで人々は世界を二つに分割し、その狭間に「無」の力を封印した。
それが次元の狭間である。

封印する際、遺跡や洞窟といったダンジョンや多数の魔物を巻きこんでしまい、無秩序な空間が形成されることになった。

そして1000年経った現在、分断されていた二つの世界がエクスデスの手によって統合され、次元の狭間の封印が解かれることに。
さらにその次元の狭間に封じ込められていた太古の魔物達は全てエクスデスの配下となり、光の四戦士達の行く手を悉く遮る。
エクスデスが「無」の力を手に入れるのを防ぐべく、光の四戦士は乗り込むのであった。

設定的に多少の矛盾が生じることがよく言及されるが……そこはシステム重視のFF5なんで見逃してあげよう。

さて、この次元の狭間であるが

素晴らしい

の一言に尽きる。


前述通り「無」の力を封印する際に巻き込んだ様々なものが組み合わさって構成されている無秩序なダンジョンである。
具体的には砂漠→遺跡→町→森→洞窟→図書館→塔→城ときて宇宙空間へと至るのだが……
全く統一性が無く、面白いくらいカオスである。

だ が そ れ が い い

今までのRPGでは、ラストダンジョンと言えばいかにもまがまがしい宮殿や城だったりと、いかにもラストダンジョン然としていた。
しかし次元の狭間はそれらとは一線を画す、砂漠や森といったベーシックマップの組み合わせである。
またその無秩序感が面白くもあり、FF5の設定ともフィットする。

冒険心を上手いことくすぐるダンジョン構成に、どこか恐怖心を刺激するBGM
正統派ラストダンジョンとは全く違った意味で、今なお根強い人気を誇っている。

そしてこのダンジョンを語る上で欠かせないのが、某ロンカ文明最強の戦闘兵器と、宝箱に潜む最速の竜である。

空より現われし、心を持たぬ者…「オメガ」…
それを追って来た者…「しんりゅう
12の武器を持つ勇者達でもかなわない…
しずかに、次元のはざまに、眠らせておくべし…
決して、かたりかける事なかれ

なお、エクスデスにデジョンを食らったギルガメッシュが居たことから、デジョンを唱えれば行けるらしい。
さらに最近だと他作品とも繋がってる様子。
本来の設定としては、あくまでFF5の世界だけで完結するはずなのだが……


上記に町とあるがその町とは蜃気楼の町のことである。
この町は第三世界になるまでいけない町で第一、第二どちらの世界にも存在していない。
つまり次元のはざまに飲み込まれていた不運な町なのだ。
内部の人間の様子や服装から察するに1000年前のエヌオーと12の武器をもった勇者の戦いの時代から変わらず存在していると思われる。
ちなみに次元のはざま内部から入ったときは時間が停止しており主要な設備は利用できない。
この町は第三世界から入る場合フィールドからランダムエンカウントのような形式で入る。
この事から次元のはざまより時折地上に現れることがわかる。
そこから蜃気楼の名がついたのであろう。
なぜこの町だけ地上に姿を現すのか、なぜ次元のはざまにいるときは時間が停止しているのか、なぜバッツたちは止まらず活動できるのか、謎の多いダンジョンである。


砂漠エリア

タイクーン城跡地の空洞から次元の狭間に突入し、飛空艇から降りた先にあるエリアで、実質的なダンジョンの入り口。
次元の狭間が外からだとどういう場所かわからないのもあって脈絡もなく突然砂漠あるいは海岸に出るという意外性で早くもプレイヤーに驚きを与えてくれる。
一マップしか無いうえに非常に短いエリアだが、進路上を流砂が交互に走っており、その流砂に乗って先に進む。
次のエリアに入る前にボスさん達が現れて挨拶してくれる。

遺跡エリア

砂漠エリアから先にあるロンカ遺跡内部と同じ作りのエリア。
取り立てて特筆することはない。

森林エリア

遺跡エリアから蜃気楼の町を経由して行けるムーアの大森林と同じ感じのエリア。
鬱蒼と生い茂る葉で視界が狭まっているのに加えて太い大木があちこちに屹立しているため進みにくい。
ボスはカロフィステリ。

洞窟エリア

上から細い滝がいくつも流れ落ちている薄暗い断崖のようなエリア。
ここの中腹あたりにあの悪名高いオメガがうろついている。
何故か最終地点は狭い書庫のようになっている。
ボスはアパンダ。

塔エリア

アパンダを倒した後に残っている本を開いたまま書庫を出ることで行けるようになるエリア
天空に浮かぶ回廊のような場所で、道がとぎれとぎれになっているが実は透明な床でつながっておりそのまま歩いて進むことができる。

次元城

空中にそびえる巨大な城。
小部屋が多く、制覇にするには次元の狭間の中で最も時間がかかる。
存在するボスも全エリア中最多(そのほとんどが牢屋で集中待機しているのはなぜなのだろうか)
突破する上で撃破必須のボスはカタストロフィー、ハリカルナッソス、ツインタニア。
アポカリョープスとアルテ・ロイテの群れは無視しても可

ラストフロア

次元城の上空にある祭壇からワープしていける宇宙空間に水晶状の大地に浮かぶ神秘的なエリア。
ギルガメッシュがエクスデス城からふっとばされた所もここだったりする。
途中の宝箱の一つに神竜が隠れており、さらにラスボス前のセーブポイントの上にネクロフォビアが待ち構えている。


封印されていた魔物達

メリュジーヌ

エクスデスからの刺客第一号。
人間に近い女性型モンスターだが、ムダに高い露出で男性プレイヤーの股間をモジモジさせた。

ストーカー

4体に分身して襲い掛かってくる全裸の変態。

フォーボス、トライトン、ネレゲイド

怒ったような顔のでっかい頭にパンツ一丁の小さな身体というギャグマンガっぽい姿の三人組だぶい。
描写からしておそらく緑のフォーボスがリーダーなんだと思われるぶい。

リバイアサンにしゅんころされた赤いやつ

えっ、あいつ?
あぁ、良い奴だったよな…多分。

カロフィステリ

大きな珠を抱えた肌色の悪いお姉さん。
メリュジーヌほどではないが露出度高め。

アパンダ

お前の命は、すでに尽きている!…イフリートこわいよー

アルテ・ロイテ/ジュラエイビス

城の牢屋でわらわら彷徨いている謎のおじいさん達。
金の針を刺すとそれがツボに入って元気になっちゃたりする。
倒すとジュラエイビスに変化する。

アポカリョープス

他のボスの方々と共に牢屋で待ってる青魔法使い。

カタストロフィー

地震攻撃を得意とする、というかそれしか使えない一つ目。
別に「このロリコンどもめ!」などとは言わない。

ハリカルナッソス

えらく回りくどい策を取ってくる次元城の女王様。
カエル好きのキス魔。

ツインタニア

ギガフレアをぶっぱしてくるメタボな怪物。

ネクロフォビア

戦闘力は高いのに弱点だらけの紙体質なためバリアという4つのオマケを付けている。
こいつとの戦いまでギルガメッシュを生かしておくと…?


アニヲタの集いの管理人…「冥殿」…
それを追って来た者…「自治厨」…
12の串を持つアニヲタ達でもかなわない…
速やかに項目の追記・修正をするべし…
決して荒らすことなかれ……

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最終更新:2023年04月22日 12:06