死刑執行中脱獄進行中

登録日:2010/10/04(月) 20:21:16
更新日:2023/02/08 Wed 15:23:49
所要時間:約 2 分で読めます




『死刑』!

オレは無実だあーーッ。

無実なんだァーーーーッ。



スーパージャンプ1995年新年2号に掲載された荒木飛呂彦の読み切り作品。
荒木先生曰く"サスペンスを追求する"という挑戦。

ジョジョの連載中に掲載されたが、ジョジョは休載していない。

荒木先生の初代担当がスーパージャンプの副編集長になった時に依頼されて描いた。
過去に描いた変人偏屈列伝も初代担当に頼まれたため。

青年誌っぽくグロテスクな描写が多いが、普段のジョジョと変わらない。

本作と同名タイトルで短編集を出している。



◆登場人物

●囚人27号
死刑判決を受け牢獄に入れられ、ひたすら無実を訴えている金髪の男。
しかしそれは罪人の形式のようなもので、実際は女をテレビのブラウン管に脳ミソをぶちまけて殺した。

嘘をつくかもしれないが嘘をつかれるのは大嫌い。
そのため自分の金を盗んだ20歳(本当は17歳)の女が金を知らないと嘘を言ったために灰皿で16発殴った後に殺害した。

金を盗んだ事は彼も子供の時に母親の財布からくすねていたため許していた。


以下ネタバレ注意。










彼が入った牢獄内は窓が無いことを除けば設備は高級マンション並み。

なのだが、それは罠が無数に仕掛けられた処刑室で既に死刑は執行されており、彼は何度も死ぬ寸前まで追い込まれる。

最終的に外への穴ができるが、そこから出ようとすれば上からギロチンが落ちてくると推測し、脱獄はしなかった。
その後、穴から覗く外の世界を眺めて50年が過ぎたが、まだ彼は脱獄を諦めていなかった。

登場人物は最初の裁判のシーンを除けば彼しかいない。



◆死刑執行の内容

●デカい蜂の巣が近くにある電燈のスイッチ

●骨にバネ細工がされている魚のフライ

●座るとすぐに壊れ、脚が刃となり突き刺さる椅子

●柔らかい壁に隠されたひき肉ミンチマシーン

●もがけばもがくほど釘が衣服に引っ掛かり釘穴から酸が出る床

●座ると絡まるように伸び、ネズミが干し肉を引っ張り作動する仕掛けで電流が流れるソファのバネ


こんな手間暇かけないで普通に処刑すればいいじゃんとか言ってはならない。






項目を見てから50年……。

オレはずっと携帯から項目を見ている。

いつか追記修正してやる……。

ざまあみろWiki篭りどもめ。

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最終更新:2023年02月08日 15:23