エーヴェル(FE)

登録日:2012/05/10(木) 01:51:16
更新日:2024/02/22 Thu 05:31:29
所要時間:約 3 分で読めます







出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS



マンスター地方のフィアナ村の領主。年齢は35歳くらい。レンスター城から落ち延びたリーフ達の素性を知りながらも、3年間匿っていた。
マリータの義母であり、幼くして親を失ったリーフやナンナ、そしてフィアナ村の若者にとっては母親代わりの存在とも言える。
レジスタンス「フィアナ義勇軍」を率いており、かつて紫竜山の山賊だったダグダを更生させたことからリーダーとしての素質に恵まれている。

ある時、帝国軍がフィアナ村を襲撃し、レイドリックがマリータとナンナを捕えてしまう。
彼女達を救うために挙兵したリーフを支え、共に戦っていくことになる。

○初期値と成長率
ソードマスター LV12
HP-28(30)
力-9(15)
魔力-4(10)
技-18(15)
速さ-20(10)
運-10(25)
守備-7(5)
体格-8(5)
移動-8(1)
武器LV-剣A
スキル-連続
再行動-10%
指揮-3%
追撃必殺係数-1

性能としては、始めから上級職であることからシリーズ定番の「お助けユニット」と言える。
今作の難易度は極めて高いため、エーヴェルの力なしではクリアできない場面も多いだろう。
また、序盤のあるイベント(後述)までは無敵で、「当たると死亡する攻撃」を確実に回避するというチートっぷり。
てゆーかそうしなければやっていけないレベル。
指揮☆もあるため、序盤の攻略にはとても便利である。
ただし捕獲はされてしまうので一応注意。死なないからといって丸腰で壁にしようものならあっさり捕まってしまう。万一捕虜扱いにされてしまった場合も5章で再登場するが。
また、高レベルの上級職の上成長率もご覧の通りダグダ並の壊滅ぶりで、聖戦士の書も満足に無い状況なのでステータスの伸びは期待できない。徹底的な乱数調整を以てしても3~4ピン出来れば御の字である。

余談だが、「最初から上級職」「お助けユニット」「女性」という点ではティアマトの大先輩とも言える。



以下ネタバレ










マンスター城に辿り着いたリーフ達だったが、ナンナを人質に取られて投降。
そのためリーフ(と、ついでにリフィス)は地下牢獄に入れられる。

レイドリックの要求を呑み、中央闘技場でナンナと再会するエーヴェルだったが、今度は多数の強力な剣闘士と…そして「暗黒の剣」に支配されたマリータと戦う羽目になる。
剣闘士やマリータの猛攻から逃げ切り、脱獄してきたリーフ達と合流しようとした寸前、ロプトの司祭ベルドの暗黒魔法「ストーン」により、エーヴェルは石像になってしまう。
リーフ達は何もできないまま、己の不甲斐なさに涙を呑んで城から脱出せざるを得なくなる…。


エーヴェル、僕は必ず戻って来る!もっともっと強くなって必ずここに戻って来る!

だから…、だから…


プレイヤーもきっと、リーフと同じ気持ちだったろう。


そして24章外伝。遂にエーヴェル救出のチャンスが巡ってくる。
マンフロイの孫娘サラが持つ「キアの杖」は、石化を解く力を持つ。それを使えば、エーヴェルはきっと…。

ロプトの精鋭ダークマージの猛攻や凶悪な罠を必死で耐えながら、石像が安置されている場所へ向かったリーフ達。
サラがキアの杖を振った瞬間、エーヴェルは石化から解き放たれた。

ここでエーヴェルは復帰するが、流石にこの段階ではかなり貧弱としか言いようがなく既に他のユニットが育っているため使い辛い。
例の無敵モードもなくなっているため、二軍入りは避けられないだろう。
ドーピングアイテムをつぎこむ、聖戦士の書をたっぷり持たせるなど愛を注ごうにも残るは終章だけなのでその意義も極めて薄い。

しかし外伝クリア後の彼女との会話シーンはかなりボリューミーで、該当キャラが全員生存加入している場合は下手したらエンディングよりも賑やかになる。
外伝の凶悪な難易度を乗り越えた達成感に浸るには十分なイベントである。



以下、更にネタバレ?















エーヴェルは十数年前にイスの海岸で倒れていたところを村人に助けられたが、それ以前の記憶がない。
だがフィンは、彼女がある人物に似ていることに気付く。

ユングヴィの公女・ブリギッド。かつてシグルド達と共に戦ったイチイバルの継承者である。
かのブリギッドにそっくりだとフィンは言うが、エーヴェルは「だとしたら自分には聖痕がある筈」とそれを否定した。

もしエーヴェルを救出しなかった場合、終章に登場する魔戦士スナイパーのフュンフが彼女を模した顔グラになる。
ブリギッドのクラスもスナイパーであるため、ファンの間で「エーヴェル=ブリギッド」説はより濃厚となった。
ちなみに『聖戦の系譜』に登場するフュンフは本作とは異なり、男性である。

更にEDの後日談では竜族との契約「ゲッシュ」*1が消えたことで、約7年後に全ての記憶を取り戻したという。
その時に、生き別れていた子供達と再会を果たせたらしい。

ということは、まさか…?



  • FEH

2019年12月から登場。イラストはミヤジマハル氏。
赤属性の剣・歩行ユニットにあたる。

「想いを集めて 明日へと続く道」では、アスク王国内の未開拓のまま放置されていた土地に目をつけ、
オーシンなどと共に、戦火から逃れた人々などが身を寄せ合う新たな村を新たに作り上げている。
それを指揮したのが彼女だったためか、後から来たロナン曰く「フィアナ村に少し似ている」ようだ。

また、2020年夏の海賊イベントでブリギットが登場するが、CVが同じ岡村明美で共通している事に加え、
同時開催の戦渦の連戦ではボーナスキャラ枠になぜか彼女もピックアップ。
このボーナスキャラ枠は、イベントで登場する超英雄のほかは「イベント初出ボーナスキャラと極めて因縁の深いキャラ」か「ボーナスキャラと同一人物のキャラ」が選ばれるのが恒例であり、「エーヴェル=ブリギッド」説を更に後押しするものになっている。

武器スキルは戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量を-1の『キャンセルの剣+』
Aスキルは周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中自身の攻撃、守備が周囲2マス以内の味方の人数×2+1(最大7)上昇する『攻撃守備の密集3』
Bスキルはターン開始時、敵軍内で最も攻撃が高い敵の攻撃を-7する『攻撃の封印3』

歩行の剣士ではステータスが防御寄り。魔防もやや平均である程度絶えられる。
キャンセルの剣のなどからスキルで物理攻撃への耐久力に優れる。
代わりに速さが中途半端で追撃がやりにくいのと攻撃がやや物足りない。

2023年5月のアップデートで専用武器『義勇軍の正剣』が追加。
敵から攻撃された時、または戦闘開始時、敵のHPが75%以上の時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+4、敵の奥義発動カウント変動量-1
自身が受けた範囲奥義のダメージと戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを30%軽減
威力はキャンセルの剣+の上位互換。条件次第でステータスアップと常にダメージ抑制と耐久力が強化。
特殊錬成は戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、絶対追撃、ダメージ+守備の15%(戦闘前奥義も含む)
自慢の守備を活かして火力を伸ばせるようになり、追撃も改善した。

追記・修正は序盤でエーヴェル無双をした方にお願いします。

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最終更新:2024年02月22日 05:31

*1 書籍『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE』によると、レヴィンはフォルセティと「ゲッシュ」を交わしており、自身のある一部分を竜族に預けた状態であるためED後に自身の中からフォルセティが去っても「ゲッシュ」があるレヴィンは本来のレヴィンとは言えない存在でシレジア王位に戻るわけにいかなかったとの事。エーヴェルの場合は、「ゲッシュ」の代償として竜族に預けていた部分は聖痕と記憶ではないかと思われる。