野村哲也

登録日:2011/01/01(土) 00:21:49
更新日:2022/06/07 Tue 01:58:23
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のむら てつや

スクウェア・エニックス所属のゲームイラストレーター、ディレクター。高知県出身。
ファイナルファンタジー(FF)シリーズ等のキャラクター、モンスターデザインで知られる。

概要

1991年に旧スクウェアに入社、初仕事は『FF4』のデバッグ。
その後も人気作品に徐々に関わるようになる。
『FF5』や『FF6』の頃は敵キャラのデザインを担当しており、
モンスターではトンベリやサボテンダー、ボスではギルガメッシュや神々の像(FF6のラスボス)などを生み出している。
この頃の少し意外な仕事としては、高知県出身ということでLIVE A LIVE幕末編に登場するとらわれの男の土佐弁監修がある。

知名度が上がったのは『FF7』で天野喜孝氏に代わりメインキャラクターのデザインを担当、
システムやシナリオ面にも関わってからで、以降はキャラクターデザインも多く担当するようになる。

彼のイラストの特徴としては作品の世界観に合わせた部分もあるが現代的な服装をしたキャラが多く、
特に黒くファスナーが多い服やシルバーアクセサリーを身に付けたキャラクターが目立つ。

初めてメインでイラストを担当したのがよりによって超大作のFF7だったために、それまでの過去作と変わりすぎた作風から当時は賛否両論の意見も。
だがモンスターや召喚獣のデザインは素晴らしく、上記の理由で批判している人からも評価されている。


『キングダム ハーツ』シリーズにはディレクター兼イラストレーターとして関わっている。

イラストのほかアドバイザー役を担当した『ディシディア ファイナルファンタジー』では、
原作再現のためにCERO判定が上がることを承知でティナの幻獣化した姿(獣人なのでエロくはないが全裸)をそのまま実装させたり、
過剰優遇が問題になっていたバルフレアを主人公であるヴァンを差し置いて参戦させる話を止めたりした。
また、FF5のエンディングを「ファリスとレナがバッツを取り合う」という、王道ファンタジーに似つかわしくないラブコメ展開だったものから現在のエンディングに進言して変えさせたり、FF7終盤で「パーティーメンバー以外の仲間全員を殺す」という展開を実装しようとした野島・北瀬両人の暴走を間一髪で食い止めたり、FF零式の隠しエンディングを考案したのも野村であるらしい。

また、FF零式のアルティマニアにて「分かりやすく短いネーミングが好き」と発言している。
実際、KHのソラ・リク、FFのクラウド・スコールなど彼が命名した主役級キャラの名前は単純なものが多い。

「FF7解体新書」でのインタビューにて、「エアリス殺しましょう」と発言したとして、物議を醸したが、実際は編集側の意訳であり、事実とは違うとのこと。
(実際エアリス死亡自体はかなり早い段階で決まっていたらしく、死亡展開に関しても植松伸夫に「あれでよかったのか」と語るぐらいには悩んでいたらしい。)
これに限らず、自他共に認める目立ちたがりのせいで雑誌や書籍でのインタビューが火種になる事もしばしば。
逆に、出所の怪しいソースで叩かれる事もあるので、注意が必要。
尤も、スクエニのスタッフからすると「勝手に架空の人物作って叩いてるだけ」らしく、本人やその周辺はあまり気にしていないようだ。



◆イラスト担当作品
  • FF7、FF8、FF10、FF11、FF13、FF14、FF15、FF零式
  • ディシディアFFシリーズ
  • シアトリズムFF
  • キングダムハーツシリーズ
  • すばらしきこのせかい
  • パラサイト・イヴシリーズ
  • 武蔵伝シリーズ
  • バウンサー
  • ロードオブヴァーミリオン
  • ロードオブアルカナ
  • ガンスリンガーストラトス2
  • パズドラバトルトーナメント
  • ゼノブレイド2


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最終更新:2022年06月07日 01:58